|;゚д゚) <改造、製作などは自己責任で。

そのままでは乗せられない!
アルテトキオのシームレスオリジナルドール「シーズ」シリーズ。
このシーズシリーズのボディーカラー「スノー」が SD よりも若干赤っぽいものの、体つきと大きさは SD ボディと似た感じで非常にマッチする。
そこで SD ヘッドをパイルダーオンしようとしたのだが、シーズのヘッドとボディはヘッドを貫通する M3 40mm のネジでボディと固定されるため、SD の固定方法とは全く違う。
色々と検証した結果、ほぼ満足のいく固定方法が確立できたのでそれをここにまとめる。
!!注意!!
を扱うので火傷しないように注意!
必要な材料
1mm厚と 0.5mm厚のプラ板
1mm厚は SD ヘッドの首受け、0.5mm厚は大型プラワッシャー自作に使用する。
面倒ならばどちらも 1mm厚で良い。
M3x30mm ホーローネジもしくは寸切りネジ
どうやらホーローネジ M3x30mm というのはちょっと特殊らしいので、それがなければ寸切りネジでも可。
M3x30mm のホーローネジは大阪・日本橋のナニワネジで 5個くらい 1口を 300円で取り寄せした。
M3 ワッシャー (4枚)
プラ板をナットで直接締め込むと割れるので必要。
M3 ナット (4個)
各部品固定用。
5mm厚ウレタンスポンジ
スプリングの変わりの加圧用。
工作開始
今回は火を使うので火傷しないよう注意。

1. ヘッドの首受け作成
ヘッドの首受け SD のヘッドは SD ボディの場合、キャストボディの首がヘッドを支えてくれる。
しかしシリコンボディはそんな強度は全くない (かろうじてフレームの軸だけが受けられる) のでそれをなんとかする必要がある。
今回は SD のキャストボディが有ることを前提に、ヒートプレスでボディ側の首の型取りを行う。
詳しい方法はぐぐってもらうとして、ようは熱したプラ板を SD のボディの首に押しつけて型取りし、それを切ってシーズのボディにネジ止めする。
この時、ヒートプレスする型は切断加工や固定に失敗することがあるので何個か作っておくこと。
また、ヒートプレスするとプラ板が若干薄くなるので割れないように注意。
上手い具合に型取りが出来たらヘッドの首に収まるくらいの大きさに切断して真ん中に 3mm の穴を開けて完成。
2. ホーローネジをボディのねじ穴に固定する
ホーローネジをねじ込んだところ まずは M3x30mm のホーローネジをねじ込んで完全に固定する。
完全に固定したいので出来れば寸切りネジではなくホーローネジを使用する。

3. 首より下のパーツを重ねて固定する
ヘッドの首受け ホーローネジが固定できたらそこに下から順に

ヘッドの首受け → (KIPS) → M3 ワッシャ → M3 ナット

の順番でパーツを乗せていく。
KIPS はお好みで。
M3 ナットの締め具合はそこそこにしないとヘッドの首うけが割れる可能性有り。
4. ヘッドを乗せてから追加のパーツを重ねる
首より上のパーツを乗せる 写真ではナットがもう 1個追加されているが、ヘッドの首の厚さよりも少し低くなるくらいになるよう追加している。

ここからはヘッドを乗せた後の話になるので注意!

ヘッドを乗せたら今度は適当な長さに切ったプラ板を写真のように湾曲させ、真ん中に穴を開けてネジに通す。

最終段階 更にその上から

20mm角くらいに切って 3mm の穴を開けたウレタンスポンジ → 同じ加工を行ったプラ板 → M3 ワッシャ → M3 ナット

の順に乗せる。

頭の固定は一番上のナットの締め込み具合で決まるので、適当に締め込んで加圧する。

最終段階改修版 ウレタンスポンジの変わりにスプリングを使っても良い。
一番上はローレットナットにすると着け外しがしやすいのでマジでお勧め。
完成
眠ミミヘッド on the シーズボディ これで比較的がっちりと SD ヘッドを固定することが出来るようになる。
ただし、SD のような「首と頭の根本での頭の横スイング」は構造上ほぼ出来ないので覚悟する必要がある。
シーズヘッドに至っては首と頭が完全に固定されるので、横スイングは胴体側の首の付け根の稼動関節で横スイングするので若干違和感有り。

前後スイングはかなりマシだが、SD ボディに比べると可動範囲はかなり少なく、特に前へのスイングはヘッドの中で歪めたプラ板がどうやっても干渉するので、首と胴体の付け根の稼動関節で下を向かせる必要有り。