|;゚д゚) <改造、製作などは自己責任で。
エレベーターポールの高さ調整が難しい (面倒)?
前回のスタンドは安い値段でできるが、ベースの厚みが足りないわエレベーターポールの高さ調節用ネジがもげそうだわで、見た目不安だったりちょっと面倒だったりする。
DD であれば重量はたかがしれているが、うちには最近 SD もやって来たので前回のサドルスタンドでは力不足になる可能性が非常に高い。
そこで、今回はベースをもう少し厚くして水平方向への耐性を増やすと共に、スタンドの高さ調節をもうちょっと簡単にしてみようと思う。
どうやって簡単にする?
これは結構簡単に解決する。
ボークスから SD 用スタンドが出ているが、コレのストッパーがかなり頻繁に壊れる (折れる) ようで、天使の住処ではストッパーを常備(?)・別売している模様。
このストッパーを流用すればかなり簡単に高さ調節が行える。
必要な材料
- ボークス・MSD 用ドールスタンドの上下ストッパー (スタンドストッパー)
- MSD 用ドールスタンドで使用されているストッパー。
ストッパー単体で別売りされているので、買いに行くのであれば念のために最寄りの天使の住処に問い合わせをして在庫を確認してからにしよう。
灰色と透明の 2種類有るが、単体売りされているのは透明の物だけになる。
なお、SD 用は今回の用途には太すぎるので MSD 用を選択すること。
- サドル用の棒
- ドールを直接支持する棒 (ポール) になる。
中空である必要はない、というよりも中空だと強度的な問題があるので使うべきではない。
今回はエレベーター用パイプがφ4mm、厚み 0.5mm なので、4mm - ( 0.5 x 2 ) の内径 3mm となるためφ3mm を使用する。
コレに関してはエレベーター用パイプの内径に合わせて選択すること。
- エレベーター用のパイプ
- ベースパイプに突き刺し、高さ調節を担うパイプ。
ベースパイプよりも長くなり、重量がそこそこ加わるので今回はφ4mm、厚み 0.5mm の真鍮パイプを使用した。
- ベース固定用のパイプ
- ベースに突き刺す、SD を支えられるような太さのパイプを選択する。
今回はスタンドストッパーがどうやらφ10mm のパイプを必要とするようなのでそれを選択しようと思ったが、φ10mm のパイプが入らなかったのでφ8mm を選択した。
中にエレベーターパイプが通るので、必ず中空のパイプを使用すること。
材質は真鍮もしくはステンレスが頑丈で最適なのだが、加工のしやすさと値段で今回はアルミを選択。
直径が大きくなることでアルミでも耐えられるだろうと思われる。
- ベース
- 今回は厚みと見栄えを考えて、綺麗に加工してある板を採用した。
素材はアガチスを使った物で、八角形や楕円、四角形をしたものがある。
ホームセンターの木材売り場で加工済みの 15mm 厚があれば自分の気に入ったデザインの物でよい。
ただし、ドールを立たせる面積が必要になるので、最低限 150x150mm のエリアを確保できる大きさにすること。
- 熱収縮チューブ
- サドルと素体が直接触れると素体が傷つくため、サドルが素体に触れる部分に取り付けて傷を防ぐ。
また、傷防止の他にも化学反応防止の意味合いもある。
電材屋や大きめのホームセンターの電材コーナーなどで売っているので適当な物を買ってこよう。
今回はサドル用の棒の太さ、及び色移りの危険性を考慮に入れて、φ4mm、厚み 0.2mm の透明な熱収縮チューブを使用した。
色つきは色移りの可能性が無いとは言い切れないので、直接ボディに触れる部分にはなるだけ使わないようにすること。
- ゴム板
- スタンドストッパーの内径がφ10mm だが、なぜかφ10mm のパイプが入らないのでφ8mm を使用することになるが、そうすると 2mm 足りなくなってスカスカになるので、今回は 1mm 厚のゴム板を噛ませることにする。
ゴム板には糊付きとそうでない物があるが、糊付きだと結構面倒なことになるので糊無しの方がよい。
なお、φ10mm のパイプを使えるならばそれはそれで一向にかまわない。
参考に、今回の材料一式と値段を記載しておく。
ベースはスタンド 2個分を買っているが、1本のパイプから最低でもスタンド 4つ分の材料が取れるので、気合いのある人はベースを 4つ買ってきて 4つ作ってしまうのも良い。
ゴム板 (糊無し) 1mm厚 x 100mm x 100mm | \128 |
アガチス材 飾り台 (八角形) 15mm厚 x 150mm x 150mm | \628 |
アガチス材 飾り台 (長方形) 15mm厚 x 150mm x 210mm | \418 |
アルミ棒 φ3mm x 1m | \268 |
アルミパイプ φ8mm x 0.5mm厚 x 1m | \268 |
真鍮パイプ φ4mm x 0.5mm厚 x 1m | \288 |
熱収縮チューブ φ4mm x 0.2mm厚 x 1m | \100 |
ボークス・MSD 用ドールスタンドの上下ストッパー | \262 |
合計 | \2,360 |
一見すると結構高く付くように思えるが、1本のパイプから最低でも 4つ分のパイプ・ポールが取れるので、1つあたりで換算すると \1,153 となりボークス純正を買うときの 1/4 で済む。
部品加工と組み立て
実際に使ってみてどうよ?
前回のスタンド (Ver-1.0) よりもっとイイ(・∀・)!!
Ver-1.0 はドールが揺れるとそれにつられてポールも一緒に揺れてしまうため、いつか折れるんじゃないかと不安だった。
また、見た目が華奢な上にエレベーターポールの調整が結構面倒だ (ベースポールの厚みが薄いのでネジを緩めるとすぐポロッと外れる) ったが、今回の Ver-2.0 はベースポールが太いので多少揺れたところでびくともせず、見た目もしっかりしており、エレベーターの調整はストッパー 1つで固定できるので非常に便利で楽。
また、エレベーターパイプをアルミから同サイズの真鍮にしたことで曲がり耐性にも強くなっており、サイズアップしたベースポールと合わせるとかなりの剛性アップになっているようだ。
工作の難しさは Ver-1.0 よりも多少上がってしまったが、ホームセンターが木材・金属加工をしてくれるなら全て解決する。
値段に関しても Ver-1.0 と比べると多少コストアップにはなっているが、全体の剛性を稼ぐには多少の投資が必要だ。
特に、SD を支持するには Ver-1.0 では力不足所か役に立たない可能性もあるからだ。
今後の改善点としては、まずはエレベーターポールをφ4mm から φ5mmにしたい。
φ4mm では半固定といったところで、ちょっと力を加えるとするすると簡単に伸び縮みしてしまう。
また、更に強度を上げるためにもベースポールとエレベーターポールをステンレス製にして、ベースポールはφ10mm にしたいところ。
ステンレスが難しい場合はベースポールを真鍮に置き換えるだけでも良いと思われる。
ベースポールはすっぽ抜け防止のためにベースにネジ止め出来ればよいのだが、パイプの内側にタップを切ることが出来ないのでどうすればよいかを考えている最中。
おまけ
部屋が広くなったので撮影場所に困らなくなりますた!!(・∀・)