Dollfie Dream Sweet Dream Custom

というわけではないが、白蓮スウィートドリーム化に向けて、まずは DD ヘッドで眠り目化カスタムの実験。
DD ヘッドのパテ盛りによる眠り目化カスタムはぐぐってみた限りでは見つからないらしく、もしかしたらかなり珍しい方？

パテ

WAVE パテには 3種類有るが、今回は食いつきが良いとされているグレード S を使用。
ただ、グレード S は色が白いため、少し肌色の "ウェーブ・エポキシパテ(軽量タイプ)" を使った方がよいかもしれない。
なお、グレード S ではないミリプットは食いつきが悪いのでお勧めできない。

造形村 GK サーフェイサー 肌色 Ver.

パテ盛りの境界を埋めるためサーフェイサーを吹かなければならいが、普通の灰色サフだとあまりにもアレゲなので造形村の肌色サフを使用することにする。
この肌色サフだが、注意点としては DD の肌色とは全く違う色になってしまうということ。
もし完全に DD 普通肌と色を合わせるのであれば、Mr.カラーの塗料を混ぜて色を合わせる必要がある。

なお、肌色の白さ順に並べると以下のようになる。

DD 白肌 ＞ SD 白肌 ＞ 肌サフ ＞ SD 普通肌 ＞ DD 普通肌

切削道具

#240〜#320、#800〜#1000 のスポンジペーパー及びメラミンスポンジ、カッターナイフを用意する。
他にもリューターがあると便利だが強制ではない。

メイク用品

下地がラッカー系のサフなので、メイクに使用する塗料は必然的にアクリル塗料 (田宮カラーやリキテックスなど) となる。
Mr.カラーを使用するともれなく下地のサフを侵すので注意。

他にも色々あるが、主な物はこれくらいで。
ちなみにヘッドは、目の大きな DD 3番ヘッドを使用した。

1. ヘッドの油分を取り除く

パテは油分が大敵なので、中性洗剤で洗って油分を落としておく。

2. パテを盛る部分を荒らす

食い付きを良くするため、パテを盛る部分を #240 くらいのヤスリで軽く荒らす。

3. ドールアイを固定する

瞼の裏の形を出さなければならないので、ドールアイを固定しておく。
注意点としては、アイにパテがくっついてしまわないようサランラップでドールアイをコーティングし、グルーで固定する。
瞳パテで固定するとパテ盛りしている最中に取れてしまう。

4. パテを盛り削る

やっと本番。
自分の瞼を参考に (笑) モリモリと盛っていく。
全部埋めてしまうとドールアイが見えなくなり、あとで溝を掘るのも大変なので、あらかじめ溝を確保しておく。
ある程度盛って成形したら、そのまま数時間放置して硬化させる。

硬化していることが確認できたら、ヘッドから剥がれないように気をつけながら紙ヤスリやカッターナイフで凹凸が無くなるよう削りを入れる。
万が一剥がれてしまったら瞬間接着剤でくっつけても良いかもしれない。
削りの仕上げはメラミンスポンジで。

二重のラインは埋める方が自然だが、どうしても埋められない場合はサフで無理矢理埋めたりそのままにしてメイクで誤魔化しても良い。

5. サフを吹く

きちんと仕上げが出来たら、肌色サフを吹いてパテの色と境界を覆い隠す。
サフは 25〜30cm の距離で吹くと書かれているが、この距離で吹くとサフの粒子が対象物に届く前に空気中乾燥してしまい、対象物の表面がだまだまになってしまう。
そこで、距離を 15cm くらいの近距離にし、垂れる直前のちょっと厚めに吹く。
こうすることで表面がだまだまにならず、また、斑点状にならず綺麗に吹ける。
サフを吹いたら #800〜#1000 のスポンジペーパーで磨いて表面の凹凸を無くし、その後またサフを吹く。
この「拭いては削り」を数回繰り返すことでパテの境界が見えないようにする。

削る際の注意点としては、削りすぎて下地が見えてしまうことがないよう気をつけること。
上の写真では鼻の頭、左側の下地が見えてしまっている。
こうなると普通は吹き直しになるが、面倒であれば皿に肌サフを吹いて筆でペタペタと塗れば良い。
ただし、筆でこすると元のサフが禿げてしまうので、上からポンポンと乗せる感じで塗る。
修正した後は軽くヤスっておくと良い。

6. メイクする

コーティングは好きずきで。
メイクは必ずアクリル系塗料で行うこと。
さもなくば肌サフを侵してしまい初めからやり直しとなる。

・・・あぁ、まゆ毛が濃い。
それに瞼の磨きが足らず微妙に凸凹している。

7. 完成

まゆ毛の描き方は人それぞれだが、眉尻を下げて少し直線的にすると眠っているような穏やかな顔になるのでお勧め。
画像は 6 の写真より前のまゆ毛だが、このまゆ毛は丸くしてしまったので失敗。orz