|;゚д゚) <改造、製作などは自己責任で。

針金を入れることでしっぽに表情が!
「しっぽ」というのはですね、動物の感情をホントによく表現する重要なデバイスなんですよ。
人形といえどもその感情を表現してみたい、しかしそうすると何らかの手段でしっぽの形を保たなければならない、どうすればいい?

そこで「針金」。

細い被覆針金を内蔵してしっぽに表情を持たせるのだ。
それによりケモノっ娘な人形は更にかわいさを増すであろう。



「ボアウィッグの作り方」というのはよく見るが、「針金入りしっぽの作り方」というのはググってみても全然見つからない。
そこで、メモ代わりにコンテンツとして残しておこうと思いこのページを作成する。
必要な材料
フェイクファー
あのふわふわとした肌触りの良いアレ。
手芸用品店などでメーター単位で打ってるので、好きな幅のファーを探してこよう。
今回使ったファーは幅 5cm。

糸と針
ミシンを使うほどのものでもない工作なので、適当な針と糸があれば十分。

被覆針金
ボディに傷が付くのを防止するため、太さ 1.6mm ほどのビニールでコーティングされた針金を使用する。
工作開始
工作は下図のように進めていく。

工作手順

1. ファーの切断
ファーを好きな長さで切断する。
切断するときは [1] 上図のように裏の生地のみをはさみの先で切断する。
間違っても表のファーごと切断しないこと。
何故ダメかは実際やってみればわかります。

2. わっかにして縫う
縦折りにしてはしっこを "かがりぬい" で縫っていく。
縫う場所は [3] の赤線を参照。
本当は中表 (服などの "裏 (中)" になる面が表になっている状態で縫うこと) で縫うのが基本というか綺麗に見せる縫い方なのだが、今回の場合はどうやっても中表には縫えなかったので、外表にしてかがり縫いで縫っている。
ファーだからこそ出来る縫い方なのかもしれない。

3. 針金の加工と縫い付け
被覆針金を曲げてそれを中に突っ込む。
中に入る先端は突き破ることの無いよう丸く曲げ、出る方はスカートなどに突っ込めるよう眺めに曲げておく。
かぶせるだけだと抜けてしまうので、中の針金を [3] 拡大図のように表から糸で適当に止めてやる。

4. 人形に取り付ける
針金の片方 (長く折り曲げた方) をスカートのウエストなどに突っ込んで固定。
その他
針金入りしっぽ 完成すると左画像のようになる。

しっぽ拡大 拡大してみた。
外表で縫っているが縫い目はわかるだろうか?

縫い目 実はここを縫っている。
しっぽの先から付け根にかけてねじれているが、ファーで上手い具合に隠してやると案外目立たない。