このままだとまだ使いやすいとは言いにくいので、いくつか機能を加えてみようかと思う。
バッジ取り付け
どこかで見た「SD バッジの有効活用」を実践してみるテスト。
このバッジ、バッジに針が着いているのでブスっと刺せるのだが、そのまま刺すだけだとすっぽ抜けるので両面テープで固定したい。
しかし、バッジの裏が凸型になっているので、そのまま着けると接着面を稼げない。

そこで、まずは左図のように凸部に当たる両面テープをくりぬいて凸部を回避する。

青い半透明の部分が両面テープ。
普通の薄い両面テープを使用した。

と同時に、箱側の凸部が当たる部分をちょっと彫り込む。
彫り込む深さは凸部が埋まればそれでよいので 2mm くらいでよい。
木工用ドリルを使うと、彫り込む面が平面になり、センターが出せるので楽。
ただし、バッジ側の針がセンターが出てないので意味はない。

こうしてこのようなエンブレムになる。
内蓋作成
写真準備中。
人形固定用スポンジ作成
箱の中で人形がガスガス動くのを防止するため、スポンジを使ってそれを抑制してみる試み。
材料費は 498円なり。

今回使用する製品名「バラエティスポンジ スポンジブロック 250」。
かなりでかいので残り 1/3 が在庫不良となる。

それを、このように胴体用と足用に切り抜いて使用する。
胴体用は胴体に適当に合うように丸く切り取り、足用はそのまま直線で切る。
切り込みの深さと幅は、人形が中でぐらつかない程度にきつめで。
あとは頭と足の裏にも適度な厚みに切断したスポンジを挟んでおくと、上下方向にずれなくて良い。
ベルト固定金具増設
ケースを強固に固定するため、固定用アイを取り付けることにする。
ステンレス製アイプレート (呼び 6mm) 4個 | \1,248 (@\312) |
爪付きナット M5 10個入り 2セット | \200 (@\100) |
アルミサッシ用ステンレス製ビス M5x16mm 10個入り 2セット | \200 (@\100) |
|
合計 | \1,648 |
アイプレートは呼び (
呼び径) 6mm となっているので 5mm のネジを使用する。
ビスは「アルミサッシ用」と指定しているが、これは皿ネジの皿の部分がアイプレートのねじ穴の受け皿径と同じで収まりが良かったためであり、収まりが除ければ何でも良い。
ネジ及びアイプレートの素材は、外部に露出するのでステンレス製の方がよい。
爪付きナットは内側に隠れること、及びステンレス製がなかったので普通の鉄製?を使用した。

取り付けたアイ。
穴を開ける際には、穴がアイの穴とずれないように気をつけること。

爪付きナットを打ち込むため、6.5φの穴を開けた。
ちなみに爪付きナットの種類によって入れることの出来る穴の大きさがまちまちなので、とりあえず外径を計ってみること。
この爪付きナット (10個パック) は 7φの穴の方が良かったようで結構きつかった。orz

取り付け完了。
ベルト作成
ゴム紐だとどんなに引っ張ってもやっぱり伸び縮みするので、伸び縮みのしないナイロンベルトを使用して固定用ベルトを作ってみた。
普通ならばバックルを使うところだが、それでは面白くないので今回はバックルを使わず
カラビナで引っかける物にしてみた。
ナイロンベルト 20mm x 3m | \750 (@\250) |
ラダーロック (2本コキ) 20mm 4個 | \192 (@\48) |
ステンレス D リング 20mm 4個 | \352 (@\88) |
|
合計 | \1,294 |
なお、ナイロンベルトの端はライターなどで火あぶりにして軽く溶かしておく。
こうすることでベルトの端がほつれてこず見た目が良くなる。

固定ベルトは合計 4組作成し、それぞれを 2分割する。
まずは長さ調節ベルトにひっぱられる短いベルトを作成。
あまり長くしすぎるのもなんなので、そこそこ短くすればよい。
片方に D リング、片方にラダーロックを通し、糸で縫い付ける。
糸は手縫い用の綿糸ではなく、ミシンなどで使われるナイロン糸を使用する。
綿糸はナイロン糸より太くても強度が無く、比較的簡単にちぎれてしまうので使用しないこと。
ナイロン糸がミシン糸のような細い物しか手に入らない場合は、何度か往復して縫い付けると良い。
ミシンを使用するならば、4往復くらいすればかなりの強度を稼ぐことが可能。
なお、糸の種類がわからなくなったら、火で軽くあぶってみるとすぐわかる。
ナイロンの場合は細いプラスチックを燃やしたときのようにチリチリになるが、綿糸は紙のような燃え方になる。

長さ調節側ベルトは、片方をこのようにわっかにする。
ただ単にわっかにするのではなく、シートバッグなどで良く行われているように 1回ねじって縫い付けてみた。
こうすると引っかけるときに引っかかりが良くなるようで。
ちなみにこちら側の縫い方は、四角を描くように 4周ほど縫ってみた。
この方が直線・往復縫いよりも強度が出る。
あとは D リングにカラビナを取り付け、トランクボックスのアイプレートにひっかけて長さ調節ベルトを左右均等にひっぱればボックスを簡単に固定できる。
D リングを荷掛けフックに引っかけるのであれば、こういう使い方もある。

ベルトは左図のように、アイプレートにベルトを通した後、ベルトのわっかにベルトの反対側の先を通してひっぱるだけ。
こうするとわっかにベルトを固定することが出来る。

カラビナを使う場合は、100円ショップで使っているカラビナで恐らく十分だろうと思うが、不安な人はしっかりした山岳用カラビナを使用しても一向にかまわない。

カラビナは D リング側に取り付ける。

このようにするとロープの取り外しが非常に楽。
しかもプラスチックバックルよりも強度が高いので安心できる。
ただし、カラビナが箱と接触するような場合は箱に傷が付いたりへこんだりするので、そこらへんは各自自由にすること。