Use to Network printer by Samba Sambaを使ってネットワークプリンタを使う FreeBSD Banner


■マシンは増殖しても・・・

家の中にはマシンが数台在るのにプリンタは1台だけ.

これはマシンを何台も持っているご家庭にはよくある光景です.(笑)
しかし,各パソコンにプリンタを配置してやるには問題があるし,1台のプリンタを使い回すには無理があります.

というわけで,Samba も入れたことだし,これを使ってネットワークプリンタを建ててみようというわけです.

■設定ファイルの書き換え

以下の設定ファイルを書き換えます.

/usr/local/etc/smb.conf - Samba の設定ファイル.samba(7)
/etc/printcap - lpd(8) の設定ファイル
/etc/rc.conf - 起動時に読み込まれるファイル.rc.conf(5)
1. smb.conf
プリンタを使えるように宣言する必要があります.
以下の設定を書き加えて下さい.


[grobal]
   printcap name = /etc/printcap
      # ↑lpd(8) が使用する設定ファイルの場所を記述
   load printers = yes

[printers]
   comment = Network Printer
      # ↑この値はなんでもかまわない
   path = /usr/spool
      # ↑Windows のプリンタスプールはばかでかいので
      #   別の場所にスプールディレクトリを作ること
   browseable = no
   public = yes
      # ↑ゲストユーザーからの印刷を許可しない場合は no にする
   guest ok = no
   writable = no
   printable = yes
2. printcap
以下のサンプルをそのまま張り付ければとりあえずOk.
書き換え箇所はパープルの部分.
改行の最後に「¥」が付いているがこれは必ず記述すること最終行には記述しないこと.
プリンタ名と lp の間にある文字はパイプ(|)です.


bjc600j|Canon BJC-600J:\
   # ↑プリンタ名|コメント(プリンタ名とコメント間はパイプ記号)
        :sh:\
        :mx#0:\
   # ↑スプーラサイズを無制限に.
        :lp=/dev/lpt0:\
   # ↑出力デバイス名.通常はデフォルトで OK
        :sd=/var/spool/samba:\
   # ↑スプールディレクトリ.ディレクトリのパーミッションを 1777 に設定.
        :lf=/var/log/lpd-errs:
3. rc.conf

以下の設定を書き加えて下さい.


lpd_enable="YES"        # Run the line printer daemon.
   # 値を YES にする.

4. ディレクトリ作成

スプールディレクトリを作成します.
デフォルト指定の /var/spool/output/lpd/ では容量が足りなくなるおそれがあるので,今回は /usr/spool/ をいうディレクトリを作成します.
(Windows のプリンタスプールはヘタすれば10数MBを超えるため)

# mkdir /usr/soopl/
# chmod 1777 /usr/spool/
# chown nobody:nobody /usr/spool/


あとは,FreeBSD を再起動後,Exploder で Samba サーバーを見てみればプリンタが見えるはずです.
あとは Windows にプリンタドライバを入れてネットワークプリンタを使うように設定すれば完了です.

FreeBSD ローカルでプリンタが使えるかどうか心配な人は,

# cat FILE > /dev/lpd0

適当なファイルを /dev/lpd0 に出力すれば,プリンタが動き出します.


←戻る Made with Original Machine "MIRAGE" Go to ASUS Web Page
Made by HyperEdit for Windows Go to HyperEdit Web Page