Instlation of samba sambaのインストール FreeBSD Banner


○sambaってなに?

UNIX上で動くファイルサーバー&プリンタサーバーです.
これを使うと,Windowsのファイルサーバーを作れたりします.
私はsambaでプリンタを共有させていないので,プリンタサーバーの構築は割合します.

Packages を使った方が楽なのですが,これだと設定ファイルをどこに置いていいのやらわからないので(*1),今回は自分でコンパイルしてみましょう.

(*1):調べてみるとどうやら /usr/local/etc/ のようだ.


○パッケージからインストールする

ファイル名は samba-1.9.18.8 になります.
これを pkg_add でインストールします.


○設定ファイルを作る

設定ファイルは,コンパイルした人はデフォルトでは /usr/local/samba/lib/ に,パッケージでインストールした人は /usr/local/etc/ に以下のファイルを置きます.

smb.conf
サンプルファイル
  smb.conf
手っ取り早くとは言っても,ちゃんと中身を見て該当箇所を貴方のマシン用に編集して下さいね.
パラメーターの意味を書いているのでわかると思います.

あとは samba を起動させるだけですが,もしルーターの DNS 機能を使っているヒトは,DNS に localhost アドレスを FQDN 形式で記述しておきましょう.
でないとルーターが勝手にダイアルアップしてしまいます.


○動作テスト

sambaが理用できるかどうか確認しましょう.

# /usr/local/samba/bin/smbclient -L lmhostsで指定したホスト名またはドメイン名(FQDN)

例)
# /usr/local/samba/bin/smbclient -L mirage
# /usr/local/samba/bin/smbclient -L mirage.grfnwrks.or.jp

私の環境だと以下のようになります.
# smbclient -L mirage
Added interface ip=192.168.1.5 bcast=192.168.1.255 nmask=255.255.255.0
getlmhostsent: group flag in lmhosts ignored (obsolete)
getlmhostsent: group flag in lmhosts ignored (obsolete)
Server time is Fri Aug 14 07:36:22 1998
Timezone is UTC+9.0
Domain=[GRFNWRKS] OS=[Unix] Server=[Samba 1.9.18p8]
security=share

Server=[MIRAGE] User=[root] Workgroup=[GRFNWRKS] Domain=[GRFNWRKS]

        Sharename      Type      Comment
        ---------      ----      -------
        IPC$           IPC       IPC Service (Samba Server)
        public         Disk      
        root           Disk      Home Directories


This machine has a browse list:

        Server               Comment
        ---------            -------
        MIRAGE               Samba Server
        PC-9801BX            PC-9801BX


This machine has a workgroup list:

        Workgroup            Master
        ---------            -------
        GRFNWRKS             PC-9801BX
#

もしここでWorkgroup名とDomain名が違っていればsmb.confhosts ファイルを確認して下さい.


○クライアントから見てみる

クライアントマシンにもsambaサーバーが使っているものと同じ hosts ファイルを使って下さい.Windowsでは \windows\ にコピーして下さい.
コピーが完了したらとりあえずWindowsを再起動して下さい.hosts ファイルはIPアドレスとホスト名の関連が必要な時に参照されるようですが念のためです.
再起動後にネットワークコンピューターをダブルクリックしてネットワークをみてみて下さい.
もし,何らかのエラーと思われることがあったら「身近に起こったFreeBSDの疑問」をみて下さい.
また,sambaの圧縮ファイルに付属のFAQを見ることをお勧めします.


○samba関連リンク

SAMBA(日本語版)
http://samba.bento.ad.jp/


○番外編

samba のマニュアルは当然英語で書かれているのでわかりづらいですね.
そこで,このマニュアルを日本語化してみましょう.
※日本語マニュアルが読める環境を前提に説明します.
まだマニュアルの日本語化を行なっていない人は「マニュアルを日本語化する」を御覧下さい.

必要なファイルは samba-1.9.18p8.man-j-0.14.tar.gz (バージョンナンバーが違っても構いません)です.
もし上記のリンクでダウンロードできなかった場合は,「○samba関連リンク」(すぐ上ですね(^^;)のSAMBA(日本語版)のページの下の方に日本語マニュアルの圧縮ファイルリンクがありますので,そこから適当なものを拾ってきて下さい.

拾ってきたら展開です.さきほどsambaのソースを展開したディレクトリ /usr/src/samba-1.9.18p8.man-j-0.14.tar.gz を移して展開すると,ディレクトリを作成してその中に展開されます.

# tar xvfz samba-1.9.18p8.man-j-0.14.tar.gz

doc 以下はsambaに附属しているマニュアルなどを日本語化したものです.
また,man 以下は日本語版マニュアルの無圧縮ファイルです.

無圧縮なままではアレなので圧縮して jman でちゃんと読めるようにしましょう.
早い話が各ディレクトリ内にあるファイルを gzip で圧縮すればいいわけです.
各ディレクトリ内で

# gzip *

とすれば各ファイルを個別に圧縮してくれます.あとはそのファイルを該当ディレクトリ(デフォルトでは /usr/local/man/ja/manX に日本語マニュアルが格納される.Xは各セクションの数字)にコピーすれば jman で読むことができます.
とりあえず

# jman smbd

とでもしてみてください.
うまくいっていれば日本語でマニュアルが読めるでしょう.もし「そんなセクションはないよ」とそっぽを向かれたら,圧縮ファイルが該当ディレクトリに入っていないので,もう一度確かめて下さい.


←戻る Made with Original Machine "MIRAGE" Go to ASUS Web Page
Made by Mule for X11 & FreeBSD Go to FreeBSD Project Japan Web Page