さぁ四国カルストへ! - 素晴らしい自然の造形美をご堪能あれ
日本三大カルスト (山口県・秋吉台、福岡県・平尾台) の1つである高知県・四国カルスト。
長期休日ともなると複数のライダーが訪れる、標高 1,300m から見下ろすカルスト大地にあなたも行ってみませんか?

しかし

という人も多いと思われますので、バイクを変更 (オン車とオフ車) して 2回ほど行ってみた結果をここに記録としてまとめます。
四国カルストへ行きたいと願っている人の参考になれば幸いです。

コース取り - のんびりまたーり下道ツーリングマジお勧め
いろいろなコースがありますが、私が大阪に住んでいるということもありますので、そこからのコース取りを考えてみます。

大きく分けると「高速道路でワープ編」と「下道とことこ編」、そして「高速でワープしながら途中下車編」です。
お勧めは「高速でワープしながら途中下車編」ですね。
この理由はまた後ほど。

なお、道中の写真などは一切ありません。
撮ってこいと言われても、距離が距離なのでかなり澄(´д`;

高速道路でワープ編
一番早くたどり着けるルートです。
ただし途中に何の面白みもありません。
「四国カルストを見に行ければそれでよい」という人もしくは、哀しいかな時間にせっぱ詰まっている人にお勧め。

ルートは阪神高速から阪神高速神戸線へ、そのまま明石海峡大橋を渡って淡路島へ。
神戸淡路鳴門道で淡路島を縦断し、鳴門大橋を渡って「鳴門」で高速を降り、R11 へ。

国道11号線を南下し、徳島道の「徳島」で高速に再度乗る。
あとは徳島道→高知道経由で高知道「須崎東」(終着点) まで。
須崎東を降りたら R56 なので、そのまま道なりに R197 方面へ。

しばらく行くと道の駅があるが、この付近が結構ややこしいので R197 を見失わないように注意。
左図のように非常にややこしくなってます。

ちなみにこの交差点、帰りのルートで時間帯によっては死ぬほど渋滞してるので注意が必要。
R56 から R197 に入る信号があるのだが、この部分で非常に渋滞するので、その手前の車 1台がやっとの道があるので、その道をエスケープした方がよさそう。
# 信号から十数メートル手前に有り。一方通行じゃないです。


そのまま R197 を西へかなり進みます。
すると R439 で上に上れるのですが、ここは道が荒れていてしかも細いので、大型バスも通れる大型林道「幹線林道」を使います。
R439 から 6kmほど離れたところに幹線林道の入り口があるのでそこまで走りましょう。

幹線林道の入り口は幹線林道側にアーチがかかっているので、R197 からだとそのまま通り過ぎてしまいますので注意しましょう。
幹線林道位置口手前数十メートル手前にガススタ (ENEOS) があるので、ガスの残りが心配な方はここで給油をお勧めします。
ちなみに、頂上までは幹線林道入り口からなんと 20kmあるので覚悟してください。

あとはこの幹線林道を頂上まで延々と走れば四国カルスト台地に到着です。

ここで疑問に思われる方がおられると思いますが、四国に上陸してから何故、高松道→高知道のルートを使わないのか。
それは料金にあります。
高松道 (鳴門 IC) → 高知道 (須崎東 IC) のルートだと \4,200 かかりますが、徳島道 (徳島 IC) → 高知道 (須崎東 IC) のルートだと \3,550 になります。
料金にしてみれば 650円ですが、KLX だとこれだけで 180km (\107/L の 30km/L で計算) 走れてしまうので悩むところです。

なお、四国の高速道路は高速道路ではなく自動車専用道路です。
速度制限が 70km/h 制限ですので捕食されないよう気を付けましょう。
# 経験者語る。・゚・(ノД`)・゚・

下道とことこ編
オフ車 (Kawasaki KLX250) を使用して 14時間かかりました。

大阪からだと海を越えないとだめなので、途中はフェリーと橋を使います。
更に、下道を走るということは「なるだけ交通費を浮かす」という事だと思われるので、橋の利用も必要最低限に抑えます。

全部説明すると無駄なので要所だけ説明。

本州から淡路島へは、明石港から「たこフェリー」が出向しているのでこれを使います。
ちなみにこのたこフェリー、24h 運行で中型バイク (750ccまで) だと人間合わせて \940 です。
垂水から淡路(SA)までだと \1,850 なので結構リーズナブル。

淡路島に上陸したら、R28 をひたすら南下。
50km ほど走ったら「福良口」交差点が見えるので、ここを右折。
「うずしおライン」と呼ばれるこの県道25号線を更に 7.5km ほど走ると淡路島南 IC に着くので、ここからは高速を少しだけ。
でないと四国に上陸できません。
ちなみに、福良口交差点から淡路島南 IC までがちょっとややこしいので、もし道に迷いそうならかなり手前の「洲本」IC で高速に乗ってしまうのも手です。
料金にすると、鳴門北で降りるので淡路島南 IC から乗って \900、洲本 IC から乗って \1,550 となります。

橋を渡ったら「鳴門北」IC で降ります。
料金所を過ぎたら右左折できるT字路に出るので、ここを右折して県道11号線に出ます。
そのまま道なりに進んで小鳴門橋を渡って180度ターンをかますと県道42号線に出るので、それを右折。
すると R28 に出るのでそれを R11 に出るまでひたすら道なりに。
ただし、R28 から R11 へは効果に上がる必要があるので、道路標識を参考に R11 に乗ってください。
# 180度ターンの交差点から R11 の交差点まで 8.2km

R11 に出たらひたすら R192 を目指します。
# R11 から R192 交差点となる「徳島本通り一丁目」交差点まで 7.3km
なお、吉野川大橋付近は時間帯によってはかなり混雑するので、やれるならすり抜けして行きましょう。

R192 に入ったらひたすら 76kmほど西へ走ります。
初めのうちは市街地を走るので信号が多いですが、西へ進むに従って信号の数も減り、かなりの距離を無停止で進むことも可能です。
R32 へはいつの間にか突入しています。
途中には道の駅「貞光ゆうゆう館」(48.5km) もあります。

吉野川を横断する池田大橋を過ぎたら、今回の道中の一番のお勧め、大歩危小歩危渓谷を走り抜けます。
秋には紅葉がものすごく綺麗で渋滞しそうですが・・・。
高速を使ってワープする人も、行きだけでも是非ここを使いましょう。
なぜ「行きだけでも」かというと、行きの時は (余所見はダメだが) 左側に川を眺めながら走ることも可能で、途中に停車できる場所が有りさえすれば簡単に止まれるからです。
これが逆方向からだと、停車しても道路を横断しなければならないし、川も見えにくいです。
# 南国市街地まで 71km

R32 を南国市街地まで道なりに走り続けると、左右に分かれる交差点に出るのでこれを右へ。
6.5km ほど進むと R56 へのバイパス (?) となるルートにはいることが出来る交差点「中宝永町」を左折。
鏡川大橋を渡って更にまっすぐ進むといつの間にか R56 に入っているので、これを更に延々と道なりに進みます。

交差点から 34.5km ほど道なりに走ると、高知道「須崎東」IC にたどり着くので、あとは「高速道路でワープ編」を参考にしてください。

なお、このコース、現地まで直線距離で一番近いルートというほかにも、実は高速道路にエスケープしやすいルートでもあります。
R192 からは徳島道が側を通っているので入りやすく、R32 は高知道「大豊」IC からが側を通っています。
ちなみに、R192 と R32 の交差点から大豊 IC までは、信号の数もそれほど多くはなく、大歩危小歩危渓谷を走ることの出来る快走ルートなので問題有りませんというかあのルートは走らないともったいなさ過ぎます。

高速でワープしながら途中下道編
基本は「高速」のルートですが、高速を途中下道します。

徳島道「井川池田」IC で降りて R32 に入ります。
すると、5km ほど走ったところで吉野川を横断する池田大橋を渡ります。
あとはそのまま大歩危小歩危渓谷を走り抜けて高知道「大豊」IC へ。
なお、もうちょっとだけ進むと、日本一の大杉「杉の大スギ」を見ることが出来るので、ちょっとだけ足を伸ばしてみても良いと思われます。
# 閲覧料 \200

ただ、大豊 IC で高速に乗ると 12km ほどのトンネルをくぐらなければならないので、それならば次の南国 IC まで走って新鮮な空気を吸っていた方がよいと思います。
12km のトンネルは冬だと暖かいから良いものの、それ以外は死ねます。

早く辿り着けて、かつ安く上げる方法ってある?
早く、かつ楽にたどり着こうとすれば高速道路を使用すればよいのですが、そうすると料金がかさみます。
しかし、料金がかさみすぎると財布に痛い。
そこで、下道を上手く利用してみます。

まず、出発する時刻は早朝早くにしましょう。
そうすることで下道を走る車の量が日中とは全く違うので、他の車の速度に合わせることなく私のペースで走ることが出来ます。
私はこれで行きの阪神高速代を浮かしてます。
# 寝屋川市から明石港まで 2時間くらいで着けます。

問題は明石海峡大橋を渡るか、それともフェリーを使うかですが、これは時間と料金を天秤に掛けて判断してください。
私なら値段を取ってフェリーで渡ります。

淡路島に入ってからもこの手が利用できます。
早朝の淡路島は車がほとんど走っておらず、信号の数も市街地以外は少ないのでそこそこのペースで走ることが出来ます。
四国に入ってからは既に日が昇って出勤時間帯になっていると思われるので、できるだけ高速を利用した方がよいでしょう。
特に、R11 から R192 に入る所付近で渋滞が予想されるので、その前にさっさと徳島 IC から高速に乗った方が精神衛生上にも良いです。
これは南国市街地でも似たようなことが予想されるので、南国 IC からも高速を利用した方がよさげです。

あとはそれほど渋滞するほどの部分もないので、上下どちらを使用するかはお任せします。

旅費 - 予備費をお忘れなく
旅費はバイクと人によりそれぞれですが、あちらには林道もありますのでオフ車で行くことを想定してみます。
というかオン車 (ZZ-R) のデータは取り忘れ・・・。_| ̄|○
といっても変わるのはガス代の部分だけですが。

◆条件

種類金額備考
ガス代\3,766 
飲食費\5,322 
フェリー代\1,880片道 \940 (固定費用)
キャンプサイト代 (2日分)\1,0501泊 \525 (固定費用)
風呂代 (2日分)\1,0501泊 \525 (固定費用)
土産\1,050
-
その他\2,60電池代

固定費用となっているところはどうあがいても節約できない部分ですので、節約するとすれば飯代とガス代で稼ぐしか有りません。

四国カルスト周辺の環境 - なにもない
四国カルスト周辺は「ど田舎」というか「マジで何もない」です。
その何もない様をここでご説明いたします。

気温が低地と全く違う
特に 5月のゴールデンウィーク期間中は山の下でも結構寒いです。
防寒対策を忘れずに!
私の場合、荷物になるのを覚悟で冬用と 3シーズンのジャケットを持って行ったが大正解。
3日前 (2004/04/27) に雪が降ったというこの天狗高原、真夜中は寒さで目が醒めたほど。
夜のために冬用の装備を。
ちなみに私は冬用テントとシュラフを持っていないので冬用ジャケットを着て寝たが、足がかなり寒かった・・・。

周りにはなにもない!
24H 営業当たり前という固定概念は窓から投げ捨ててください。
良くて 22時まで営業しているヤマザキショップは、幹線林道入り口から 5km 離れた所です。

ガススタの全てを把握しておく事!
バイクの命の水(?)、ガソリン。
このガソリンを売っているガススタは意外と少ないです。
各ベースキャンプ地から近い場所 2つをご紹介します。

天狗荘キャンプ場をベースキャンプにする場合
幹線林道入り口から数 10m 離れた所に有り (ENEOS)。
営業時間などの詳細不明。

ライダースイン雲の上をベースキャンプにする場合
そこから 1km ほど下った所にガススタ有り。
平日 19時まで。土 (?) 日祭日は 17時まで。

飯食い処も意外と少ない
あると言えば、下界2カ所、山の上2カ所。
ただし、下界にある「雲の上のレストラン」を除き、「ご飯物品切れ」という、一般では想像もつかないイベントが発生する確率が非常に高い。
少なくとも「雲の上の温泉」の食い処は、18時くらいにはすでに麺類しか残っていない。

雲の上のレストラン
詳細不明

「雲の上の温泉」の食い処
18時には飯類は売り切れ。
時々バイキングもやってるみたいだが、レパートリーは少な目。
平均価格:650〜700円
営業は19時くらいまで。

カルストの食い処 (名称失念)
営業は17時まで。
『「雲の上の温泉」の食い処』と同じくご飯物は早々に売り切れるそうなので注意。
その他詳細不明。

天狗荘のレストラン
営業時間不明。
天狗荘キャンプ場に泊まる時は、自炊しない人は夕飯も一緒に頼んでおこう。
# キャンプ場には自炊場有り。
たぶん普通のご飯だと思うが、豪勢で高いメシ (\3k〜\4k) を出される可能性もあるので時前に要確認。

天狗荘キャンプ場に泊まる場合は夕飯も一緒に頼めば良いが、値段次第では『「雲の上の温泉」の食い処』か『カルストの食い処』で食べる事となる。
しかしここは早めに入らないとご飯物が無くなる諸刃の剣。

ご飯物を食べたい人は、早め (少なくとも 17時まで) に夕飯を完了し、そのあと雲の上の温泉か天狗荘の風呂へ。
あとはヤマザキショップで少々買い込んだ夜食物で食いつなぎましょう。

天狗荘までが遠い
めっさ遠い。(´д`;
どれくらい遠いかというと、幹線林道入り口から天狗荘まで 20km もあります。

天狗荘キャンプ場をベースキャンプ地にする場合、ベースキャンプまでの距離が遠いと次に問題になるのはガソリン。
登って下ってガススタまで余裕のある量の確保を。
一番良いのは、下界でガスを入れて登ったら、翌朝までは下りない事。
# ZZ-Rでは問題無いが、KLX250だと命取りにもなりかねない。
また、道中は完全に闇なので、心配な人は暗くなるまでに登ろう。

装備 - 低地とは気温がまるで違う
ベースキャンプ地を "天狗荘キャンプ場" にするか "ライダースイン雲の上" にするかで変わってきます。
大きく変わるのは「テントを持参するかしないか」ですが、帰りにぶらりとキャンプ場に寄ることが少しでも予想されるならばテントを持参した方がよいでしょう。

キャンプ場、ライダースイン共に荷物はその場に置きっぱなしに出来ます。
ライダースインはきちんとした鍵付きの部屋になりますので問題は全くありません。
キャンプ場の方は、テントをはり、その中に荷物を入れておいてテントのファスナーを小型の南京錠で鍵をかけておけば問題は無いと思われます。
# 自分はそうやって身軽な行動を実践しましたが、激しく楽です。
# 天狗荘の中の人にも聞いてみましたが、やはり皆さん荷物は放置プレイで出かけられるようです。
# 自己責任になりますが・・・。

以降は、ベースキャンプ地ごとに説明をします。

天狗荘キャンプ場でテントを張る場合
5月のゴールデンウィーク期間を対象に動くのであれば、冬用のシュラフとテントを用意してください。
2004年4月27日には雪が降ったという話で、天狗荘の高度 1,300m がどれほど寒いかが想像いただけると思います。
# 四国だから暖かいという常識 (?) は通用しません。

もし夏用テントと3シーズンシュラフしか持っていない場合は、特に足下の寒さ対策を行ってください。
夜、寒さで目が覚めます。

ライダースイン雲の上で宿泊する場合
鍵付きの宿泊施設になりますが、施設の壁が薄く、床もフローリングなので、5月の夜は寒いです。
また、部屋がテントよりも広くなってしまうため、室温がテントより低くなり、結果としてはテントよりも寒くなります。
5月に行くならこちらも防寒対策を忘れずに。
なお、ライダースインではシュラフか布団、毛布の貸し出しを行ってますので、装備に関しては着替えだけですみます。
また、コインランドリーを配備しているので、予定外の長期滞在になる場合はここで洗濯をすることも可能です。
宿泊延長は別途相談で、もし無理であればどこかでキャンプを。
その他の必要装備品についてはリストを作ってみましたので、こちらをご覧下さい。
一応、共通して必要になる物のみをリストアップしていますので、これに各個人で必要な物を追加してください。
# 自分の場合はこれに更にデジカメ類と GPS 類が加わります。

[ 持ち物リスト (共通品) ]

日程 - 余裕を持った予定を
実際に走ったわけではないのでわかりませんが、大阪からの話をすると、朝かなり早くに出て高速道を使用すれば、計算上は1泊2日で帰って来れます。

しかし、距離がそこそこ有るので、できれば 1日目は移動日、2日目は散策日、3日目は移動日とする 2泊3日が良いと思われます。
私は余裕を見て 2泊3日で組んでます。

なお、散策場所は四国カルスト以外に四万十川源流もありますのでこちらも散策対象に入ります。

注意事項 - 何が起こってもまずはもちつけ
最後に、四国カルストに行く際の注意事項をまとめます。

  • 寒暖差に注意
    山の上と下では気温が全然違います。
    また、「四国=暖かい」という概念は通用しません。
    夏はどうだかわかりませんが、5月のゴールデンウィーク時期は冬用ジャケットを着ないと凍えます。

  • ガス欠に注意
    日中は容易に見つかりますが、場所柄、そう夜遅くまで開いてません。
    通常より早めに給油を。

  • 食糧確保は前もって済ませておくこと
    コンビニ系統の店が少ないので食料などは手に入りにくいです。
    カルスト付近に入るまでに必要な物はそろえておきましょう。

  • それでは良い旅を!