タイトルリスト
 2017/09/01
Cactus V6IIの注意書き
訳したので置いておく。

ちょっと長いので畳みます。

Cactus V6 II is not compatible with Cactus V6 on firmware version 1.1xxx. Update to the latest firmware (version 2.1.001) on the V6 and the V6 II will be backward-compatible under camera’s x-sync speed;
V6II は V6 ファームウェア 1.1xxx では互換性が有りません。最新版のファームウェア (バージョン 2.1.001) にアップデートすることにより X速度 (=シンクロ速度) 内であれば下位互換となります。
※ファームウェアを最新版にしたらシンクロ速度 (X速度) であれば V6 を親に、V6II を子にして利用可能。

Cactus V6 (RX) does not support Normal HSS when triggered by the V6 II;
V6 (RX モード) は V6II での HSS をサポートしません。
※親機が V6II であっても子機が V6 ならば HSS は使えない。ワイヤレスで HSS を使いたいなら子機も V6II が必要。

Cactus V6 (RX) supports Power Sync by updating to the latest firmware (version 2.1.001) when triggered by the V6 II;
V6 (RX mode) は最新版のファームにアップデート (バージョン 2.1.001) することにより V6II をトリガーとしたパワーシンク発光をサポートします。

Cactus RF60 (RX) supports Normal HSS and Power Sync by updating to new firmware (version 200 and onwards) when triggered by the V6 II;
RF60 (RX モード) はファームウェアを最新版 (バージョン 200 以上) にすることで V6II をトリガーとした HSS とパワーシンク発光をサポートします。

Cactus V6 II does not work with any other flash trigger model including Cactus V4, V2s or V2;
V6II は V4、V2s、V2 を含む他の親機からは利用できません。

Cactus V6 II does not transmit TTL information wirelessly;
V6II はワイヤレスで TTL を利用できません。
※マニュアル調光専用です。

Cactus V6 II is not compatible with flashes or strobes with reversed polarity connectors;
V6II は逆極性 (プラスマイナスが逆) のストロボは使えません。
※普通は X接点がプラス、シューの足の横がマイナス。

Cactus V6 II is compatible with practically all cameras that come with either (1) a standard ISO hot shoe, or (2) a female sync port connection;
V6II は ISO 標準ホットシューまたはメス型 PC 端子 (シンクロ端子) のいずれかを持ったカメラに対応しています。

Cactus V6 II is compatible with the Wireless Flash Transceiver V5 and Laser Trigger LV5 for basic flash triggering and shutter release.
V6II は送信機 V5 及びレーザートリガー送信機 LV5 と互換性が有り、フラッシュの発光及びシャッタートリガーが利用可能です。
※V6II を V5 や LV5 の子機で使える。ただしフラッシュの発光とシャッタートリガーのみ。

Camera(s) tested that does not support high-speed sync modes on the Cactus V6 II:
  - Fujifilm X-E2 / XE2S(Updated: July 18, 2016)
  - Fujifilm X100T (Updated: September 7, 2016)
  - Fujifilm X-M1 (Updated: September 7, 2017)
V6II では以下のカメラで HSS が利用できません。
富士フイルム X-E2、X100T、X-M1

Cactus V6 II is compatible with the Olympus O-MD E-M1. However, some copies of the E-M1 come with a thicker-than-usual metal hot shoe spring plate which has to be removed when working with the V6 II. Check out how to remove the spring plate in this discussion forum thread. (Updated: August 5, 2016)
V6II は OLYMPUS E-M1 で利用可能です。しかし E-M1 の一部には通常より厚いホットシュー固定スプリングが着いているので V6II を利用するときはそれを外す必要がある。詳しくはディスカッションフォーラムのスレッドでこのプレートを取り外す方法を確認してください。
※外さなくていい場合も有る。
※http://www.cactus-image.com/community/discussion/926/olympus-e-m1-compatibility-with-the-cactus-v6-ii

Cactus V6 II is compatible with the Panasonic Lumix DMC-GX8. However, due to special timing requirements by the camera it only supports HSS up to 1/4,000s. (Updated: September 1, 2016)
V6II は Panasonic Lumix DMC-GX8 で利用可能です。しかし、カメラのタイミングが特殊なため、HSS は 1/4000秒までしか対応してません。
※GX8 で HSS を使うなら 1/4000秒までに限る。

  - NO COMMENT -
TrackBack URL:[]
 2017/08/15
電波式ワイヤレス多灯の選び方
電波式ワイヤレスストロボはいくつかのメーカーが対応しているが、その中でも
  • カメラボディメーカー以外のもの
  • 当方が興味のあるメーカー
  • 技適認証済み
な品を挙げてみようと思う。

凄く長いので畳みます。

まずお琴割りお断りしておくが、Cactus を使用しているため Cactus 目線の評価になっているが、「だから Cactus は最高なのだ!(アライさん」ではなく、各社それぞれ設計思想というものがあるので一概に何処が良いとは言えない。自分の目的に合ったものを選ぶようにすること。

また、最終的な機能の内容については「これ!」と決めたら対応・仕様内容を熟読すること。意外と罠があったりする。本記事を鵜呑みにはしないように。



現時点では
  • Cactus V6/V6II/RF60/RF60X
  • Nissin Air1/AirR/Di700A/i60A
  • GODOX X1/V860系/AD360系など
がメジャーどころか。

各メーカーの特徴を 1行で書くと
  • クロスブランドが売りな Cactus。
  • TTL 多灯が手軽に出来るのが売りなニッシン。
  • 自社のストロボが変態的個性的なのが GODOX。
になると思う。
「クロスブランド」とは「1つの親機または子機が複数のボディブランド (メーカー)・ストロボブランド (メーカー) に対応している」こと。
# これは現時点では Cactus のみなのでクロスブランドで使う場合は Cactus しか選択肢がない。



▼各メーカー比較表

それぞれを比較しやすくするために表にしてみた。

機能↓Cactus
V6
Cactus
V6II
Nissin
Air1
Nissin
Air10s
GODOX
X1
ボディ側クロスブランド対応
※親機が1つだけで全てのマウントに対応

※親機が1つだけで全てのマウントに対応
※V6IISのみ櫛形端子の関係でSONY限定
×
※ブランドごとに必要
×
※ブランドごとに必要
ストロボ側クロスブランド対応
※1つの親機・子機で複数のマウントに対応
×
※ブランドごとに必要
※ボディ側純正メーカーのストロボに限られる
×
※ブランドごとに必要
※ボディ側純正メーカーのストロボに限られる
TTL対応 ×
※X-TTLファームウェアで対応
調光ステップ TTL: 無し
M: 1/3EVステップ
TTL: 無し(X-TTLファームで1/3EVステップ)
M: 1/3EVステップ
TTL: 1/2EVステップ
M: 1EVステップ
TTL: 1/3EVステップ
M: 1/3EVステップ
※i60Aのみ。Di700A・AirRの場合はAir1と同一仕様
TTL: 1/3EVステップ
M: 1/3EVステップ
HSS・FP対応 ×
※V6IIが親機の場合のみ
※HSS未対応の富士フイルムボディで対応機種であればクロスブランドでHSSが利用可能

※HSS未対応の富士フイルムボディで対応機種であればHSSが利用可能
後幕シンクロ
※ストロボ側で遅延タイマーを設定することにより実現
コマンダーのメーカー純正ストロボの有無
※RF60(廃番)、RF60X

※同社 Di700、i60などNAS対応ストロボ

※同社 V860、AD180などXシステム対応ストロボ
サポート 国内代理店有り(ImageVision)。
日本語マニュアル有り。
ただし香港HarvestOneに直接問い合わせた方が詳しい。
ファームアップデートの案内は本国の方が早い。
安心国内サポート、というか国内メーカー。 国内代理店有り(KPI)。
日本語マニュアル有り。

▼各メーカーの特徴

各メーカーの特徴を挙げてみよう。
Cactus
クロスブランドが最大の売り。

他のコマンダーに比べて対応ブランド数が多く、1つの V6/V6II で複数のボディ(マスター/親機)・ストロボ(スレーブ/子機)ブランドに対応したクロスブランドとなっている。
また、親機は子機にもなるので購入の際は迷うことがなく、複数のボディ・ストロボブランド持ちの人にはお財布的に優しい仕様。
ただし子機が親機と同じということは値段も親機と同じなので、子機を複数買うと地味に辛い

対応ボディブランドはなんと SIGMA にも対応しており、対応ストロボブランドはボディブランド純正ストロボだけでなく、GODOX やニッシン、メッツなどストロボ専門メーカーのストロボも対応リストに入っているものに関してはスレーブとしてメーカー混在で使える。
プロファイルエディタでプロファイルを自作すれば対応リストに無いストロボも使えるようだがハードルが高い。
# そもそもプロファイルエディタの使い方がよくわからない。

標準仕様では TTL が使えないが、X-TTL ファームウェアを焼けば V6II が対応している様々なストロボをクロスブランド状態で TTL が使えるようになる (例えばキヤノンボディでニコンのストロボが TTL で使える)。頭おかしい
ただし親機側はボディブランド限定になるものの、ファームを焼き直せば元のボディ側クロスブランド対応に戻すことも可能。
問題は X-TTL ファームは 2017年8月末現在、富士フイルム・シグマ・ソニー用のファームしか用意されていないこと。

HSSが使えない富士フイルムのカメラでも ForceHSS により HSS が可能なチート機能を持つ上に、クロスブランドで HSS が使えるのも強力な利点。

なお、V6 無印 (2型ではない) は先進機能が無いので、違いがわからない人は若干安くて手が出そうになるが手を出さないように。
HSS とか X-TTL とかデジタル制御なストロボ (顕著な例ではオリンパス FL-600R) が使えません。

複数のボディ・ストロボブランドを使っていてマニュアル調光メインの人に最適。
# X-TTL により TTL も利用可能だが未評価ゆえの評価。



Cactus のストロボについては、V6/V6II で制御できる Cactus 純正ストロボは RF60 (廃番) と RF60X のみ。
このストロボはストロボ単体で V6II の子機になる (レシーバー内蔵) ことで真価を発揮 (HSS や X-TTL ファームで TTL が利用可能) する。
ボディ側と通信を行う信号端子が無く X接点のみのため、クリップオン状態で使うならばただのマニュアルストロボなので、ある意味クロスブランド。(笑)

Nissin
手軽に TTL 多灯が出来るのが売りのようだ。
なんといっても安心の国内メーカー・国内サポート。そしてワイヤレスでも TTL が利用できるため、マニュアル調光にとっつきにくい人向けの製品だと思う。

ボディ側対応ブランドは国内のメジャーなブランドに対応しているが、Cactus V6/V6II のようにクロスブランドではなくブランドごとに親機が必要になる。
また、親機・子機が別れている (子機は V6II に比べて安い!)。

TTL 多灯が前提なため TTL 機能は網羅しているものの、マニュアル機能についてはおまけ程度 (中の人曰く「コストの問題」) で、Air1 はなんと調光ステップが 1EV と大雑把すぎる。
また、TTL の調光ステップも 1/2EV 単位と他のメーカーと比べると調光幅が荒い。
こちらについては Air10s という上位バージョンが発表され、調光ステップは TTL・マニュアル共に 1/3EV 単位で最小出力がなんと 1/256!
……なのだが、これは i60A のみであり、Di700A や AirR の場合は相変わらず Air1 と同じ調光ステップなので要注意
そして延期に延期を重ねて未だ未発売 (2017年8月末現在)。
Air10s が出たら本番です!か?
こちらの制限についてはどうも Di700A と AirR そのものの仕様のようで、Di700A と AirR の仕様をよく見ると調光ステップが 1EV と書いてある。i60A は 1/3EV ステップなのでスレーブ側の問題だろう。

HSS が使えない富士フイルムのカメラでも HSS 可能対応リストに掲載されているボディであれば HSS が可能なチート機能を持っているのは Cactus と同じで富士フイルムユーザーにっこり。

子機となる AirR を使うと手持ちのボディブランドの純正ストロボをスレーブとして利用できるため無駄は無い。
……が、制御出来る条件がとても微妙。
具体的には、親機のブランドと同じブランド (ニコンならニコン純正ストロボ) でないと制御出来ないというブランド混在が不可能な仕様なので気をつけよう。
しかも子機もボディブランドごとに用意する必要がある
Air R FAQ → 「1つのAir1から、ニコン・キヤノン・ソニー用など他のメーカー用のAirRを装着したストロボも制御できますか?」
Air R 製品紹介
ちなみに 2017年8月末現在、AirR はメジャーな 3社しか対応していないので、弱小 マイナー それ以外のブランド利用者は注意が必要。
# まさかフルサイズセンサーのボディを出してるメーカーしか対応してない?と思ったけどペンタックスも K-1 があるじゃないですかやだー!!

TTL 多灯を目的とし、ボディ・ストロボブランドが限定してる人 (要は純正が高すぎてサードパーティの同等品が欲しい人) にお勧め。
複数ボディ・ストロボブランドを使ってる人が買うと場合によってはコスト高になる



Nissin 純正ストロボをスレーブとして使う際は若干注意が必要で、NAS 対応か否かによって使い勝手が異なる。

Nissin 純正ストロボ本体が NAS 対応であれば、親機と子機の対応ブランドが混在状態 (例えば親がキヤノン用、子がニコン用) でも AirR 無しで制御可能なクロスブランド仕様となっている (NAS 対応 Nissin 純正ストロボはレシーバー内蔵)。
もしストロボを 1本も持っていない状態で導入するなら、ストロボも NAS 対応の Nissin 純正ストロボで揃えると後々楽になれる。

しかし、Nissin 純正ストロボでも NAS 未対応のストロボについては AirR を使わなければならないため、対応ブランドを揃える必要がある (混在不可) ので注意。

NAS に対応した Nissin 純正ストロボならクロスブランドと覚えておけば良いだろう。

GODOX
GODOX 純正の変態的なストロボをワイヤレスで使うならこいつしかない。
というかストロボが個性的な奴らばかりなんですけど!!
# V860 については Cactus のクロスブランドで使えるが、AD360 などのちょっと普通の道から外れた個性的なストロボは V6II が対応していない。

対応するボディとストロボメーカーは絶望的でキヤノンとニコンだけ。(笑)
一応 X1R (子機。ちなみに親機は X1T) も有るが、対応ストロボブランドの説明がないためどうなってるのか不明。
# 本国側の GODOX の Web サイトではフォーサーズ用やペンタックス用の親機が掲載されており、また日本のアマゾンでも販売はされているが、技適を取得していないので個人輸入して国内で使うと違法です

しかし GODOX 純正の周辺アクセサリーに目をうつすと、スレーブ側にはクリップオン型の V860 やポータブルモノブロックとも言える AD360、バッテリー式の高出力モノブロック AD600 など変わり種のストロボが電波式ワイヤレスでフルコントロール出来る。
これらの GODOX 純正ストロボをワイヤレスで利用することが前提ならこれしかないが、2017年8月末現在、国内で使うならキヤノンとニコンでしか使えないのが辛み。

▼結局どこがおすすめ?

「ごたくはいいからお勧めを教えろ!」と言われそうだが、いくつかの条件が出てくるのでちょっとややこしい。

まず、手持ちのストロボを生かすかそれともゼロから始めるかで選択肢が若干変わってくる。

ゼロから始めるならぶっちゃけどこでもいい。
そのメーカーのコンセプトにしたがって自分に合うメーカーのワイヤレスシステムを選ぼう。
具体的には
  • 複数のボディメーカー持ちなら親機が 1つだけで済む Cactus 一択。ストロボは RF60X を買ってください。ただし TTL が使えません。※2017年8月末現在
  • GODOX の変態ストロボシステム群を使いたいなら GODOX。でも GODOX のストロボを使いたいなんて考える変態がストロボを持ってないはずがない。しかもこんな記事を読んでるはずがない。
  • TTL 前提ならニッシン。ストロボは将来性を考えてかならず i60A を買ってください。腕が上がって将来 Air10s に買い換えたら幸せになれます。
しかし手持ちのストロボを持っていて、そのストロボも有効活用したいというならば条件がちょっと変わってくる。

まず、どのメーカーを選択するにしろ、ワイヤレスで使用するストロボを増やすならそのメーカー純正のストロボを買うべき
(Cactus なら RF60X、GODOX なら AD など、ニッシンなら NAS 搭載のストロボなど)
わざわざカメラメーカーのストロボを買ってレシーバーで変換する必要は無い。
# そんなことやってるとメタクソ高くつきます。
「手持ちのストロボを生かす」というのは、今持ってるカメラメーカー純正のストロボを有効活用する、という程度なのが前提。
むしろ今持ってるカメラメーカー純正のストロボはクリップオン限定で使用すると決めるならば選択肢が広がります
# そう考えた方がホント楽。

閑話休題。

ボディもしくはストロボをクロスブランド状態で使うことが前提なら Cactus 一択。
親機を複数のボディで使い回せるので親機購入のコスパは最高ランク。でも子機が親機と同じで値段が高いのがネック。
ただし原則マニュアル調光。だって X-TTL ファームがまさかの富士とシグマ、ソニーしか出てないもの…。※2017年8月末現在

それ以外であれば、TTL を使いたい前提でキヤノンかニコン持ちならば GODOX、それ以外ならニッシンで良いだろう。
GODOX は親機の値段が他に比べて安いのはともかくとして、子機は技適が不要なため技適を受けていない海外仕様を使えるので更に安い
# ただし KPI の国内保証は受けられないので値段とのトレードオフとなる。
ただ、GODOX は TTL がなんか微妙って話をちらほら見かけるので、そこらへんの心配が有るなら間違いなくニッシン



2017年8月末現在の親機・子機販売/対応状況。

Cactus
X-TTL 対応は富士フイルム・シグマ (V6II)、ソニー (V6IIs) のみ。

Nissin
Air1 (親機) はキヤノン・ニコン・ソニー・フォーサーズ・富士フイルム用が販売中。
対応表

Air10s (親機) は全ブランド未発売 (発売延期中)。2017年10月発売予定。

AirR (子機) はキヤノン・ニコン・ソニー用が販売中。
対応表

GODOX
X1 の親機及び子機はキヤノンとニコンのみ。

  • G兄:Air10sについて重要な記載を追加しました。
  • G兄:V6/V6IIの後幕シンクロの記載を修正しました。
    他、文章を見やすくしたりしました。
  • G兄:▼結局どこがおすすめ? をちょっと詳しくしました。
TrackBack URL:[]
 2016/12/05
V6IIを子機にしてOLYMPUS FL-600Rを使う
CACTUS V6II と OLYMPUS FL-600R を組み合わせたときのまとめ。

結論としては
V6II が 2個有ればとりあえず無線制御で事足りる使い勝手になった。
となりました。
いやー、FL-600R が V6II になっても使えないらしかった (フル発光しか出来ない(!)) が、ようやっとなんとか使えるレベルにはなったようで。

(更新:2017/08/30 11:30)
  • ファームウェア、特に V6 は最新版 (V2.1.001 以上) を使用すること。V6II も何らかの修正が比較的頻繁に入っているので要チェック。
  • V6II でワイヤレス機能の全て (光量変更とストロボズーム変更及び FL-600R の調光など) を使用するなら親機も V6II を使用しなければならない (V6II が最低 2個必要)。
  • 単に発光させるだけ(発光トリガーだけ)なら親機は V6 でも OK。ただしその場合は発光量変更などはストロボ本体側で設定する必要がある (ワイヤレスでの操作は出来ない)。っていうかそれなら子機も V6 でいいし。
  • V6 は V6II の子機にも使えるが V6 は FL-600R に対応してないので発光 (発光トリガー) しか出来ない (ワイヤレスでの光量変更も無理)。
  • ワイヤレス機能使用時の発光量は V6II の SYNC MODE 設定に関わらず (HSS OFF であろうと) FP モードの光量となり、M モードでの発光量ではない。特にストロボ本来 (M モード) のフル発光を使用する場合は、残念ながらストロボを TTL-A から M モードに変更して手動設定する必要がある。
    ファームウェア V1.1.006 で試すと TTL-A でほぼ M モードでのフル発光量を得られた (厳密には TTL-A の 1/1 ≒ M の 1/2)。
    FL-600R で光量補正が出来るので、+0.7EV ほどすればほぼ 1/1 での発光量になる。
    ちなみにマイナス補正しても -0.3EV 〜 -0.7EV 程度が限界。
  • RX で FL-600R を自動認識しなくなったら FLASH PROFILE 設定でプロファイルを固定化する必要有り。TTL 信号を使って調光しているのでプロファイルが一致しないと制御出来ない。
    FL-600R を使う時は FLASH PROFILE 設定でプロファイルを固定化しておかないとなぜか 3連写するので固定化しておこう。
    (AUTO の意味無し)
使用している用語を少しだけ整理しておく。
調光
ストロボを駆動する機器がストロボの光量を特定の制御信号 (V6 系では TTL 信号) を利用し増減すること。ここでは V6 系が行う。
光量変更
ストロボを駆動する機器でストロボの出力値を設定すること。ここでは (マニュアルストロボなので) 人間が行う。
ここらへんの意味を取り違えると大変なことになる。

結論以外は折りたたんであるので気になる人はそっち見てください。
RF60 とかの話も混ぜてあります。
↓以下余談(?)↓



V6II を買ったら試してみたかったこと 2つめ。

こっちはあまり期待していなかったものの、V6II で FL-600R が使えると記載があったので念のためファームウェアの更新履歴を確認してからチャレンジ。
どうやら V6II の V1.1.006 で修正されたようなので試してみた。

結論から言うと、フルスペックで使うなら親機と子機は両方とも V6II が必須。
ストロボ本体側で光量変更をする面倒臭い方法でいいなら親機は V6 でも可。
# というかそもそもそれでいいなら V6II でなくとも V6 でいい。



今回は V6 と V6II 混在で FL-600R を子機にするとどうなるかといった検証。
まずは何も考えずに V6 を親機 (TX)、V6II を子機 (RX) にして FL-600R が光るかどうか試してみた。
するとチャンネル設定をしているのに無視されて全チャンネルで光る。
これはおかしいと思い CACTUS の Web サイトを見てみると、V6 のファームウェアが V2.1.001 で V6II に対応という地味な罠があったので早速更新。
するとチャンネル別に制御出来た。

V6 のファームウェアもアップデートしよう!



まずは V6(TX) と V6II(RX) から。
V6 を親機 にすると光量変更やストロボズーム変更はストロボに反映される (実際にストロボのズーム機構が動く) のだが、実際の調光に関しては動きがおかしく、V6(TX) のテストボタンを押すと設定した光量で発光するが、カメラのシャッター連動でオンカメラの V6(TX) がストロボを発光させるとなぜかフル発光のみになる。
V6II(RX) の FLASH PROFILE を AUTO から OLYMPUS(M43) / FL-600R にしても同様だった。

そこでサポートに英語でメールしてみると「親機も V6II でないとだめよ〜」との事だったので早速 V6II をもう1個獲得。(白目
結果はサポートの言うとおりカメラのシャッター連動でオンカメラの V6II(TX) から発光させても正しく調光された。



フル発光が妙に暗いので検証してみたところ、どうも FL-600R で言う FP モードでの光量になっているようだ。
特に顕著にわかるのがフル発光で、M モードに比べると明らかに暗い (というかフル発光時の ボッ という音がしない)。
V6II は FL-600R の状態が TTL-A モードの時にワイヤレス機能を利用できる (V6 系は TTL 信号を使って調光制御している) ので、試しに M モードに設定して出力を 1/1 にしてからカメラのシャッター連動で光らせてみたら本来のフル発光量で発光した。
V6II の SYNC MODE が影響しているのかと思い HSS OFF にしてみたが、それでも光量は変わらず暗いままだったので、ストロボ本来のフル発光量を使用したい場合は一時的に FL-600R を M モードで使用し、FL-600R 本体側で光量調整を行うしかないようだ。
# 夜間撮影で絞りを絞り込んだ撮影の時は特にフルスペックのフル発光量が欲しくなる場合がある。ISO 上げれば解決だがオリ機にそれを求めるのは酷。

この発光量については現在サポートに問い合わせているのでまた後日。
サポートから返信が来た。要約すると
V6II は TTL 信号を使ってストロボの出力制御を行っている。
TTL モードのフルパワーはストロボのマニュアルモードのそれよりも劣る。

V6II は特定のフラッシュのプロファイルを持ってるから、それを設定するとより正確な制御が出来るので試して欲しい。
ということで、TTL 信号を使ってストロボの調光をしている現状ではこの暗さは仕様ということになる。
ただ、シャッター速度が HSS の領域でもストロボ光は同期しているのでどう見ても HSS モードで発光しているようにしか思えないのだが…。


改めてテストしてみるとなんか TTL-A モードのフル発光がやけに明るい。
M モードとの比較で試してみると、どうやら M の 1/2 相当の発光量になっているようだ。
# 充電音も同じ音になる。
FL-600R で光量補正をプラマイできるので、+0.7EV にするとほぼほぼ M の 1/1/相当になる。
# +1.0EV 以上にしても変わらないのでこれが最大出力の模様。
ちなみにマイナス側は -0.7EV が下限のようだ。

個体差の可能性も否めないので、発光量が気になる人は事前に確認しておいた方がいいだろう。
でも
FL-600R を V6II で使う場合、シンクロ速度内での最大光量は HSS モードの最大発光量
と覚悟しておくと気が楽かもしれない。



検証中に RX で使用しているとなぜかストロボを自動認識しなくなった。
ストロボを認識しないことにはワイヤレス調光機能が使えないので、しかたなく FLASH PROFILE でストロボを固定化。

# V6 系はストロボの TTL 信号を利用して調光しているため、プロファイルが一致しないと制御出来ない。

FL-600R を V6II(RX) の AUTO モードで使うとなぜか3連写になるので、FLASH PROFILE で FL-600R に固定した方が良い。
なんやねんこれ…。

ちなみに RF60 とペアで HSS を使用する場合はカメラも認識する必要があるが、CAMERA PROFILE / FLASH PROFILE が AUTO だと V6II の起動手順が カメラ→V6II となる上に起動にちょっと時間がかかる。
もしカメラやストロボが同一メーカーや同一種であれば、プロファイル設定で固定化すると (識別プロセスが簡略化されるので) 良い。
# 複数メーカーのカメラで使い回ししてるならこの限りではない。



検証途中で気がついたのだが、FL-600R をどうしても利用しなければならない、もしくは金銭的な事情で V6II の 2倍のお値段 (V6II は 1.3万円) がする RF60 (2.7万円) が買えない、ということでなければ、ぶっちゃけ V6II を 2個買うよりも V6II と RF60 を買った方が使い勝手的なストレスは無くなる。

というのも、RF60 だとシンクロ速度内での発光量はストロボ本来の発光量なので出力に余裕がある上に、HSS の領域に入ると自動的に HSS モードで動作する利点がある。

それに比べ、V6II(RX)+FL-600R の発光量は現時点では常時 HSS モードのために暗いため、ISO を上げてがんばるとか絶対に絞り込みませんといった努力をするのであれば V6II を子機にして FL-600R を使うのもやぶさかではない…。

V6II(RX)+FL-600R で TTL-A にして出力補正 +0.7EV すれば本来の出力となったが、HSS の領域で使おうとすると FL-600R を FP TTL-A にモード変更しなければならずシームレスに利用できない。
最大出力を諦めればシンクロ速度領域でも FP TTL-A にしておけばシンクロ速度 〜 HSS 領域間でもシームレスに利用できる。
# FL-600R を FP TTL-A に設定するとシンクロ速度内でも最大出力は HSS での最大光量に落ちる。

もし初めて V6 系を導入する、かつストロボは V6 系の FLASH PROFILE に含まれているストロボを持っているのであれば、自分の使い方に応じて買い方を考えた方が良いだろう。
# 将来的な RF60 との連携及び HSS の有無、財布的な問題など。

  - NO COMMENT -
TrackBack URL:[]
 2016/12/04
CACTUS V6の手持ち無線リモコン化
ちょっとやりたいことがあったので Harvest One 社の CACTUS V6II を買ってみた。

やりたかったことというのは「V6 を光量・照射角を変更するだけの手持ちリモコン化とその検証」。
CACTUS V6 で CACTUS RF60 の光量変更 (発光量の指定。人間が行う) のみを行い、RF60 の調光 (実際のストロボ光量の制御。機械が行う) 制御は CACTUS V6II に任せるというもの。
この手法は、始めに構図をきちんと決めてピント合わせをしておけば、あとはカメラの WiFi コントロールと組み合わせると完全にその場から動かずにストロボの光量変更とカメラの露出制御が行える利点がある。

どういう環境かというと
  • 被写体とカメラが比較的離れている、もしくは距離的には近いが (迂回する必要があるため) カメラにたどり着くまでの道のりが長い。
  • ストロボの位置が離れている、もしくはストロボに近寄ることが出来ない。
  • その場から動けない。
という条件が重なったときに効果を発揮する。

例えばこのシーン。

模式図

これはカメラの位置は数 m 以内にあるのだが、目の前は堀になっているため迂回するのに 15m ほど歩かなければならない。
ストロボは背中の方向 5m くらい先にあるが、光量変更のために立ってしゃがんでを繰り返していると膝が死ぬ。
しかも被写体に太陽光の直射が当たらないようにするため被写体の近くに居る必要があり、ストロボの近くに居座るわけにも行かない。
……という状況の場合、その場で (つまりこのシーンではしゃがんだまま) ストロボの光量変更が出来れば、あとはカメラのコントロールに関しては WiFi コントロールで制御可能なので効率が劇的に上がるというわけ。

目下問題は
  1. V6II は HSS 対応だが V6 から RF60 に光量変更の信号を投げたときに RF60 の HSS がどういう扱いになるか、つまり「HSS 未対応の V6 から光量変更の信号を受け取ったから HSS は使えない」と RF60 が誤認?する可能性が有る。最悪の場合、この手法で HSS が使えない。
  2. V6 で光量変更後、カメラに乗せた V6II がカメラのシャッター連動で発光信号を送る際に V6II が現在保持している発光量を元に RF60 を調光しないかどうか (V6 で光量変更を行うと V6II そのものの光量値は変わらず RF60 の光量値が変わる、のはあたりまえ)。
2 に関しては RF60 側で光量変更をすると V6 の光量値を無視してストロボ側で指定した光量値で調光するので問題ないと踏んでいた。
# つまりシャッター及びテストボタンによる発光指示は純粋に発光指示のみを行い、発光量は事前に子機に送信済みの光量値で発光 (調光) する。

問題は 1 で、V6 が飛ばした光量変更の指示が単に光量変更の指示のみであれば問題ない。
しかし他の設定やペアリング中の親機の情報まで飛ばしているとなるとどういう動きになるか全く予想が付かない。
最悪の場合は RF60 が「V6 から指示が飛んできたから親機は V6!HSS 使えないね!」と認識すると、HSS の使える V6II を買った意味がなくなる。
しかし、RF60 で照射角 (ストロボズーム値)を変更してから V6 で光量変更しても親機が保持している照射角は送信されない (V6 で照射角変更モードにチェンジしたときに初めて RF60 の照射角が変わる) から淡い期待は持っていた。

実際に試すと、V6 で照射角や光量変更を行った後にシャッター連動でオンカメラの V6II でストロボを発光させてみると、(V6II の光量値や照射角を無視して) V6 で指定した光量値や照射角で、しかも HSS で発光 (調光) してくれた。
どうやら送信される項目は発光指示も含めて全て項目ごとに独立して送信されるため、特定の項目を変更しても他の設定値は影響を受けない。
また、発光時の調光などの設定値は送信側の設定値に関係なく、受信側で最後に受信もしくは変更した値で発光されるようだ。

というわけで、V6 を光量変更と照射角変更のリモコンとして使うことが出来る。

2017.9.5 追記。

RF60 のファームを 2.05 にアップデートすると手持ちリモコン出来なくなった。
どうやら発光指示を出した V6/V6II の補正値を RF60 に都度送っている模様。
というわけでうちの RF60 は 2.04 に戻しました。

  - NO COMMENT -
TrackBack URL:[]
 2016/01/11
cactus RF60でFP(HSS)発光をしてみるテスト
ちょっと時間が出来たので以前から気になっていた cactus RF60 でハイスピードシンクロ (HSS) の検証をしてみた。
HSS は残念ながら cactus V6 や RF60 単体では使用できないのでカメラ純正ストロボの光スレーブとして光らせる必要がある。
# マスターストロボの HSS 発光に共感するので「HSS 共感モード」。

今回は E-M1 に FL-LM2 を着けて FL-600R を RC 制御しながら cactus RF60 を HSS で光らせることが出来るかという検証。
結果的には V6 で RF60 の調光をしながら E-M1 で FL-600R の調光が出来てなおかつ RF60 を HSS で光らせることが出来た
つまりストロボの所まで歩いて行く必要が無いということ。
FL-600R と RF60 の発光同期も取れているようで光ることに関しては問題無さそう。

RF60 の設定は
  • 動作モード:電波スレーブ (Sモード)+HSS 設定
  • 光スレーブ設定:S1
  • 遅延タイマー:93ms
で V6 からの調光制御を受けつつ光スレーブで HSS が使用できる。

比較画像.jpg : OLYMPUS E-M1, OLYMPUS M.12-40mm F2.8, 1/8000sec F2.8 ISO-200, 露出補正:0EV

左上から 3段目一番左までが RF60 の遅延タイマーをそれぞれの時間に設定して HSS 共感モードで光らせたもの。
これを見ると 93ms で発光量が最大になってるので恐らくこのあたりが適正値。

最下段 2枚目と 3枚目は FL-600R ときちんと発光同期が取れているかの確認。
93ms では同期が取れているが 95ms では幕切れを起こしており、93ms では両方とも同じように発光しているので問題無し。
# 上の方がちょっと暗いけど光が届いてないだけ。FL-600R も同じように暗いので問題無し。

ただし欠点がいくつかあり
  • 光スレーブのため光が届かないような場所にスレーブのストロボを配置 (具体的にはソフトボックスの裏など) したり屋外で光の回り込みがしづらい場所だと光らない。
  • 遅延タイマーと光スレーブ S1 モードの設定はずっと覚えたままなのでいざ V6 だけで電波制御をしようとすると設定を都度元に戻す必要がある。ただし遅延タイマーのゼロリセットは OK ボタンを長押しにすることで 0ms になる。
と若干面倒。

HSS をどうしても使わなければならない時以外は使わない方が良さそうだ。使い勝手が悪い


  - NO COMMENT -
TrackBack URL:[]
0
QRコード
携帯サイト試験運用
http://griffonworks.net/nikki/cgi-bin/k.cgi
1行板

備忘録
  • 無し
物欲リスト
  • SMDV SPEEDBOX-60 (コメットストロボ扱い)
  • cactus V6II
    まさか2個も買うとはね…フフ怖
  • ZD 35-100/F2
  • cactus RF60 (3本目)
  • ZD 50mm Macro
  • TG-TRACKER
  • ニンバス チヌーク
  • M.ZD ED 7-14mm F2.8
ツーリング ドライブ兼野外撮影予定リスト