意図しない直線が引かれる貴方へ
 タッチパネルの修正
バナー

  先に書いておきます

個体差で使用している液晶保護シートが悪影響を与えることがあります.
# 現に自分の TH55 は PDA 工房のおまけシートでダメでしたが,無事な人も居ます.

この場合,液晶保護シートを変えてみることをお勧めします.
張り付ける場合はへら状の物であまり強く押さないようにしましょう.

  それはある日突然に

TH55 を使っていると,ある日こんな事になりました.

中央へ集まる線達

この中央に向かって突き進む線は意図した直線ではなく,タッチパネルの暴走の結果です.
クリクラの TH55 板を見ていると,同症状が発生している人が少なからず居る模様.
そこで,この症状に関しての状況と修復方法をまとめてみました.

  準備するもの

  • 粘着タイプのガムテープ (荷造り用の紙テープは絶対に使ってはならない)

準備するものはたったこれだけです.

  症状

  • Graffiti 入力中に突き出た線が引かれる
  • DECUMA 手書き入力使用時に突き出た線が引かれる
  • 手書きメモで中央部に向かって線が引かれる
症状を確認するには,手書きメモで延々と線を書いてみることです.
これが一番確実.

  修復作業

以下の作業を行ってみます.

  1. 保護シートの確認
    まずは液晶の枠に保護シートが潜り込んでないかを確認してください.
    潜り込んでると誤認識するそうです.

  2. 液晶保護シートを剥がしてみる
    もし潜り込んでいないなら,一度剥がしてみます.
    これで治った人も居るので,その場合は保護シートを張るのは諦めましょう.

  3. 最終手段
    まずは TH55 の電源を切ります.
    そして液晶面に対して斜め方向くらいに光を当ててみます.
    すると,油をまいたかのように中央部が虹色に輝いて見える部分があります.
    この大きさを覚えておきます.
    実はこれ,液晶のタッチパネルに表面がくっついてしまっている部分です.
    このせいでタッチパネルが暴走するみたいです.

    次に,できれば液晶に張ってある保護シートを剥がします.
    剥がさなくても大丈夫だとは思われますが,ガムテープを保護シートに付けるのが嫌な人は外した方がよいでしょう.
    # 自分は剥がしてみてどうなるかという確認を行ったので剥がしました.

    ここでガムテープの登場です.
    ガムテープを小さく切断し,液晶表面に軽く当てて粘着力で液晶表面を引っ張ります.
    余り大きく張り付けてしまうと今度は剥がれなくなってしまうので,「ぴたぴたぴたぴた」と軽く何回も付け剥がしを行います.

    有る程度付け剥がしを行ったら,もう一度光に当てて中央部の虹の出方を確認.
    そこそこ収まったら一度「手書きメモ」を使用して中央部に線が集まらないかを確認します.
    がしがしと線を書いて行き,中央部に線が集まらなければ作業は完了です.

  もしかして液晶表面はヤワ?

これで治るとは思いますが,液晶表面に圧力を加えるとまた元の木阿弥になってしまうと思います.
なのでハードカバーは付けたままの方が良いかと思われます.


←戻る