Get the Dump Data from Geko201
 Geko201 からダンプ情報を取得する

    G7toWin は現在未対応   
G7toWin は哀しいかな,現在 Geko201 には未対応でダンプ情報を取得できません.
A.00.161 (2004.1.13リリース) で対応したようです.
そこで,GPSTrans を使い,Cygwin 環境のコマンドラインベースでダンプ情報をゲットしようと言う試みです.
# FreeBSD や Linux よりは敷居は低いでしょう.
# ちなみに私は FreeBSD にも入れてみました.

ディスプレイダンプと電圧取得機能を追加、 FreeBSDでのコンパイルを通るようにする小パッチ」は,既に ARAI 様が作成されてらっしゃるので,ここでは Cygwin で使えるようにちょっとだけ変更してみようとおもいます.
ちなみにこのパッチは,「ディスプレイダンプと電圧取得機能を追加、 FreeBSDでのコンパイルを通るようにする小パッチ」を当てたソースに対して当てるパッチです.

Cygwin でのコンパイルを通るようにする小パッチ (3.3KB)
*1:ファイル名がめちゃくちゃ長いので,適当に短くしてください.
*2:このパッチは GPStrans 0.39 + gpstrans+dispvol.diff (GPStrans 0.39用) です.

    Cygwin で何をインストールすれば?   
このあたりを参考にして Cygwin のシステムと必要な物をインストールします.
この時,標準ではほぼ「ツカエネーよウワアアアアアン!!ヽ(`Д´)ノ」なインストールセッティングなので,パッケージの選択メニューで次のように選択します.

ラジオボタン:Curr (現在最新の物)
Archive:Install
Devel:Install
Utils:Install

このようにしないと,ライブラリはおろか gcc や make までもインストールされません.

    パッチ当てとコンパイル   
手順をおって説明します.

  1. パッチを当てる
    まずはパッチです.
    gpstrans-0.39.tar.gz を展開してると思われるので,gpstrans-0.39 を展開したディレクトリに入ります.
    パッチはディレクトリの中に入れておきます.

    ~/ % cd gpstrans-0.39/
    ~/gpstrans-0.39/ % patch -p1 < gpstrans+dispvol.diff
    ~/gpstrans-0.39/ % patch -p1 < gpstrans-0.39_cygwin_after_gpstrans+dispvol.diff.patch

    これでパッチが当たりました.

  2. コンパイルする
    あとは make を実行するだけです.

    ~/gpstrans-0.39/ % make

    WARNING が山のように出ますが,これはソース内で // が 1行コメントマークとして使われているためで,実害はありません.
    実行ファイルは src 内に gpstrans.exe としてできあがりますので,/usr/local/bin/ にでもコピーしておきましょう.

  3. 適当に使ってみる
    Geko201 の電源を入れ,ディスプレイダンプを取ってみます.

    ~/ % gpstrans -dd FILENAME.bmp

    ディスプレイダンプは白黒 BMP として出力されるので,適当にファイル名を付けて保存します.
    L0 of 100 が L100 of 100 になってファイルが出力されていれば,コンパイルは成功です.

    こんな事するよりも・・・   
Cygwin でダンプを取ることが目的という人であれば止めはしませんが,Windows でダンプを取ることが目的の人は,素直に G7toWin を使用するか,imr様の GarCapture を使用した方がはるかに楽ですのでそちらをお勧めします.
# GarCapture は JAPAN 仕様なのですよー.


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