GARMIN の GPS に限らず,GPS ハードによっては現在まで移動してきた航跡を記録するようになっている物があります.
記録は一定間隔ごとに座標と時間,高度などを記録しますが,この記録された座標の集まりをトラックログといいます.
トラックログは,いいよ出荷時設定は ON になっているので,電源を入れて GPS 衛星が捕捉できると,
そこからトラックログの取得が始まります.
トラックログ取得タイミングは,いいよ出荷時は Auto - Medium に設定されています.
他にも距離単位や時間単位での設定も可能です.
設定は Menu → Tracks → Setup で行います.
Menu → Tracks を選択すると,トラック関係の操作と設定を行うことが出来ます.
- MEM USED
- 現在のトラックログが使用しているメモリ使用割合を表示しています.
100% になると,その後のトラックログは WRAP WHEN FULL
で指定した動作で記録されます.
もしデータロガーを持っているなら,トラックログをデータロガーに保存してから現在のトラックログをクリアしてください.
- PAN TRACK
- トラックログのグラフィック描画画面を表示し,カーソルを用いてルートスクロールを行うことが出来ます.
- SAVE
-
[ 注意!! ]
トラックログを保存すると、500ポイント以上のトラックログは 500ポイントに間引きされ、トラックログを地図で表示したときなどに死にたいくらい哀しいことになります。
特別な理由がない限りはこの機能は使用してはいけません。
現在のトラックログを Geko201 内に保存します.
トラックログは GPS を捕まえたその時点から Geko 内のメモリ上に保存してゆきますが,
この SAVE は,溜まっているトラックログを後から呼び出すために別の場所に保存することを指します.
保存されたトラックログは,後から読み込んだり,ソレを元にルートナビを行うことも出来ます.
保存した後のメモリ上に残っている現行トラックログはクリアしてもかまいません.
なお,セーブを行うと時刻情報が消えるというのが定説ですが,Geko201 に関しては時刻情報は消えません.
ただし,保存した際に約 500ポイントに間引かれるので注意が必要です.
# このおかげで山道走ったトラックログもカクカクの直線に・・・.(泣)
もし「トラックログが満杯だYO!」という場合は、別途データロガーを使用してトラックログを待避するのが一番です。
Topic:
- データロガー
-
データを保存する専用のハードウェア。
ここではトラックログやウェイポイントなどを保存するためのハードウェアを指す。
たとえば Palm や PocketPC など。
詳しくは「Geko201 with Palm」を参照いただきたい。
- SETUP
- トラックログ系の設定を行います.
詳しくは「トラックログの設定」で説明しています.
トラックログ関連の設定は,Menu → Tracks → Setup で行うことが出来ます.
以下がその説明です.
- Record Interval
- 取得間隔の種類を設定.
Auto | Geko201 が時間と距離を見計らって適当な間隔で取得. 取得タイミングは Highest 〜 Lowest の 5段階. |
Time | 指定時間間隔で取得. 取得タイミングは 00:00:01 〜. |
Distance | 指定距離間隔で取得. 取得タイミングは 0.1m (10cm) 〜 99999.9m (約 100km). |
- Resolution
- Record Interval で使用される取得間隔の設定を行います.
Record Interval の設定によって設定項目が変化します.
Auto 時 | Highest, High, Medium, Low, Lowest |
Time 時 | 時分秒で細かく設定可能. (例:1時間ごと,30分ごと,1秒ごと,1時間半ごとなど) |
Distance 時 | 0.1m 〜 99999.9m で 0.1m 単位 |
- Wrap When Full
- トラックログの上限を超えた場合,その後のトラックログは現状のトラックログに上書きするかの設定を行います.
YES | 古いデータから順に上書き |
NO | あふれたトラックログは取得しない. (保存できないトラックログは破棄される) |
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