# これは Samba のメインの設定ファイルのです。ここで列挙されているオプショ # ンを理解するためには、smb.conf(5) のマニュアルページを読む必要がありま # す。Samba には多くの (というより、非常に多くの!) 設定可能なオプション # があり、その多くはこの例には現れていません。 # ; (セミコロン) および # (ハッシュ) で始まるすべての行はコメントであり、 # 無視されます。この例では # はコメントに、; は有効化してもよいだろうオ # プションを示します。 # 注意: このファイルを修正した場合は、必ず「testparm」コマンドを用いて、 # 基本的な文法エラーがないかどうかチェックする必要があるでしょう。 #======================= 全体的な設定 ================================== [global] # workgroup = NT ドメイン名、またはワークグループ名 workgroup = grfnwrks # server string は、NT の解説フィールドと同等 server string = Samba Server # このオプションはセキュリティ上重要です。この設定によって、ローカルネッ # トワークにおけるマシンからの接続を制限することが可能です。以下の例では # 2 つのクラス C のネットワークと「ループバック」インターフェースからの # 接続に限って許可するという制限を行なっています。この文法についてのより # 多くの例については、smb.conf のマニュアルページを参照してください。 ; hosts allow = 192.168.1. 192.168.2. 127. hosts allow = 192.168.1. # もしプリンタのリストを、個々に設定するのではなく、自動的にプリンタの # リストを読み込む場合は、これを設定する必要があります。 load printers = no # 接続しているマシンごとに独立したログを残すことを指定します。 log file = /usr/local/samba/var/log.%m # ログファイルのサイズに上限をもうけています。 max log size = 50 # ほとんどの場合、このオプションを設定することで、より良い性能を得ること # ができるでしょう。詳しくは Speed.txt やマニュアルページを参照してくだ # さい。 socket options = TCP_NODELAY # Preferred Master は Samba に、起動時にローカルブラウザ選出に参加するよ # うに指示し、かつ選出過程において非常に高いチャンスを与えます。 preferred master = yes # DNS Proxy - Samba に対して、NetBIOS ネームを DNS 経由で解決するかどう # かを指定する。1.9.17 でのシステム初期値は yes であるが、1.9.18 で no # に変更された。 dns proxy = no # 日本語ユーザ用 client code page=932 coding system=cap #============================ 共有の定義 ============================== [homes] comment = Home Directories browseable = no writable = yes # 注意: もし BSD スタイルの印刷システムを使用している場合は、個々のプリ # ンタの定義を行なう必要はありません。 [printers] comment = All Printers path = /usr/spool/samba browseable = no # public = yes と定義すると、ゲストアカウントで印刷が可能となります。 guest ok = no writable = no printable = yes # 全ユーザでファイルを共有するにはこれが便利です。 ;[tmp] ; comment = Tempolary space ; path = /tmp ; read only = no ; public = yes # 誰からでもアクセスが可能なディレクトリで、「staff」グループ以外のユー # ザからは読み出し専用のディレクトリ。 ;[public] ; comment = Public Stuff ; path = /home/samba ; public = yes ; writable = yes ; printable = no ; write list = @staff # その他の例 # # # ユーザ fred のみから使用可能な個人用プリンタ。スプールデータは fred の # ホームディレクトリに置かれます。どこに置かれようが、スプールディレクト # リには fred が書き込み権限を持っていなければならないということに注意。 ;[fredsprn] ; comment = Fred's Printer ; valid users = fred ; path = /homes/fred ; printer = freds_printer ; public = no ; writable = no ; printable = yes # ユーザ fred のみから使用可能な個人ディレクトリ。このディレクトリに # fred が書き込み権限を持っていなければならないということに注意。 ;[fredsdir] ; comment = Fred's Service ; path = /usr/somewhere/private ; valid users = fred ; public = no ; writable = yes ; printable = no # 接続するマシンによって異なるディレクトリをサービスする。 # これは接続してくるマシンによって、設定を個別に用意することを可能とする。 # 同様に %U オプションで個々のユーザ名にしたがう同様の処理が可能となる。 # %m は接続してくるマシン名に置換される。 ;[pchome] ; comment = PC Directories ; path = /usr/pc/%m ; public = no ; writable = yes # すべてのユーザが読み込み・書き込み可能な、パブリックなディレクトリ。こ # のディレクトリに作成されたすべてのファイルはデフォルトユーザによって所 # 有されるということに注意。したがって、誰のファイルであっても、自由にア # クセスや消去が可能。当然のことだが、このディレクトリはデフォルトユーザ # によって書き込みが可能でなければならない。もちろん、他のユーザをここに # 指定することも可能である。その場合は、すべてのファイルはそのユーザによっ # て所有されることになる。 [public] path = /usr/win public = yes only guest = yes writable = yes printable = no # 日付: 1998 年 6 月 7 日 # 訳者: 細川 達己 hosokawa@jp.FreeBSD.org # 対象バージョン: 1.9.18p8