Instration for sendmail - Dialup spec.
sendmailのインストール - ダイアルアップユーザー向け
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○FreeBSD 経由でメールを出そう!
沢山のメールを出そうとすると結構時間がかかります.
メインマシンではあまり長い時間メール送信に時間をとってられないので,ここはひとつ FreeBSD にメール送信を肩代わりしてもらいましょう.
○sendmail の設定なんだけど・・・
送信先アドレスが変わるだけなので,詳しいことはこちらに書いてます.
サンプルファイルは中身が違うので,新しい物をあげておきます.
プロバイダ向け sendmail 設定ファイル(sendmail.def)
CF を取ってきて,sendmail.def の中身を各自の環境に合わせて変更し,
で sendmail.cf を作って /etc/ にコピーします.
で,あとは sendmail の再起動と行きたいのですが,これではローカルアドレスがバレバレです.
というわけで,さらに sendmail.cf を直接書き換えます.
HReceived: $?sfrom $s $.$?_($?s$|from $.$_) $.by $j ($v/$Z)$?r with $r$. id $i$?u for $u$.; $b
H?M?Message-Id: <$t.$i@$j>
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をコメントアウトしておきます.
しかし,この処置を施してもローカルドメイン名が出てしまう場合もあります.
Received: from beast.griffonworks.or.jp (ppp0050.os.xaxon.ne.jp [203.141.98.50])
by mail2.os.xaxon.ne.jp (8.9.1a/3.7W) with ESMTP id RAA20683
for ; Thu, 13 May 1999 17:14:06 +0900 (JST)
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この場合は仕方がないのですが,プロバイダのドメイン名も一緒に記述されるので大丈夫でしょう.
○送ったものは受け取ろう - fetchmail 編
「メールを使えるようにする for PROXY97」では popclient を説明していたのですが,これは既にメンテナンスが終了したようなので fetchmail に変更します.
Q.fetchmailってなんですか?
A.POPサーバーからメールを取ってくるだけのツールです.
別途 MUA (Mail User Agent:俗称「メーラー」) が必要です.
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パッケージで fetchmail-4.5.0.tgz を導入します.
インストールが完了したら,ホームディレクトリに .fetchmailrc を新規作成します.
.fetchmailrc
defaults
no mimedecode
no rewrite
mda "/usr/libexec/mail.local %s"
# これを入れないとゲットしたメールが闇へ葬り去られる.(泣)
poll mail.box.ne.jp protocol auto
username xxxxxxxx
password xxxxxxxx
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メールサーバーのアドレス(紫の部分)と username ,password の xxxxxxxx を各自の設定に書き直して下さい.
書き直したら .fetchmailrc のパーミッションを変更します.
これを怠ると fetchmail を起動した際に「パーミッションが違います」とのことでエラーが出ます.
そりゃそうです..fetchmailrc にはパスワードが平文で記述されてしまいます.
新規作成当初のパーミッションでは他のユーザーも .fetchmailrc を見ることができるので,とってもデンジャラスです.(汗)
そういうわけで .fetchmailrc のパーミッションを「作成したユーザーのみが読み書きできる」という 600 に設定します.
あとは fetchmail を実行すれば,指定したメールボックスからメールをダウンロードしますが,初めのうちは念のため -k オプションを付けて実行しましょう.
このスイッチは,メールボックスからメールをダウンロードした後もメールを削除しないというスイッチです.
私はこれを怠ったうえ,上の「闇へ葬り去らない設定」を有効にしていなかったがためにメールを闇へ葬り去ってしまいました.(対消滅)
これで指定メールボックスからメールをダウンロードできます.
成功したら -k スイッチはいらないでしょうから,付けずに実行してもかまいません.
☆ fetchmail の便利な使い方 - その1
いちいち FreeBSD にログオンしてメールをダウンロードするのもアレですから,ここは自動でメールをダウンロードするようにしてみましょう.
(Windows ユーザーなんかそうだね)
とすれば,fetchmail はデーモンで動き,指定した時間間隔(ここでは300秒)ごとにメールボックスからメールをダウンロードするようになります.
常駐解除は
です.
☆ fetchmail の便利な使い方 - その2
最近は「メールアカウント無料サービスでもう1個メールアカウントを持っている」,「会社(学校)とプライベートのメールアドレスを持っている」というのが増えてきたために,メールアカウントを複数持っている人達がたくさん居ます.
fetchmail は複数のメールアカウントにも対応しているので,そのように設定してみましょう.
defaults
no mimedecode
no rewrite
mda "/usr/libexec/mail.local %s"
poll mail001.box.ne.jp protocol auto
username xxxxxxxx
password xxxxxxxx
poll mail002.box.co.jp protocol auto
username xxxxxxxx
password xxxxxxxx
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早い話が,メールボックスごとに poll セクション以下を増やしていけばいいだけです.
あとは fetchmail を実行すれば順ごとにメールをダウンロードします.
☆ fetchmail の便利な使い方 - その3 New! [05/13]
家庭内ノコとなるユーザーのメールをまとめてダウンロードする場合は,上記のままだと特定のユーザーのみに送られてしまいます.
以下のように設定すると,各ユーザー事にメールを振り分けてくれます.
defaults
no mimedecode
no rewrite
mda "/usr/libexec/mail.local %s"
poll mail001.box.ne.jp protocol auto
username xxxxxxxx
password xxxxxxxx
is cerberus
poll mail002.box.co.jp protocol auto
username xxxxxxxx
password xxxxxxxx
is wyvern
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is キーワードの後ろに FreeBSD に登録されている任意のユーザー名を記述すると,そのユーザーのメールボックスにメールが届きます.
上記の場合だと wyvern の FreeBSD アカウントを持ったユーザーには mail001.box.ne.jp のメールボックスからダウンロードしてきたメールが入り,cerberus の FreeBSD アカウントを持ったユーザーには mail002.box.co.jp のメールボックスからダウンロードしてきたメールが入ります.
○Windowsで処理したい
まぁ,しかたのないことですね.(笑)
qpopper-2.41b1 をインストールすればWindowsであろうがMacintoshであろうが,POP3をサポートしていればメールの受信が可能です.
インストールした後は,/etc/inetd.conf の設定をしておきましょう.
#pop3 stream tcp nowait root /usr/local/libexec/popper popper
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という行があるので,これのコメントマーク(#)を外して pop3 が機能するようにします.
あとは再起動すれば作業は完了です.
クライアントマシンの設定もやっちゃいましょう.
クライアントの「 POP3 サーバー」という項目に qpopper が動いているマシンの IP アドレスもしくはホスト名(FQDN 形式でも可)を指定すればクライアントマシンのメーラーで受信できます.
また,クライアントのメーラーの「 SMTP サーバー」に sendmail が動いているマシンの IP アドレスもしくはホスト名(FQDN 形式でも可)を指定すると,メールの送信が FreeBSD 経由でできます.
送受信プロセスは簡単に説明すると以下のようになっています.
[ 受信 ]
プロバイダのメールサーバー → FreeBSD のディスクにスプール → ユーザーが受信
[ 送信 ]
ユーザーが送信 → FreeBSDのディスクに一旦スプール → 一定時間後に自動送信(現状の sendmail.cf ではすぐに送信されます) → プロバイダのメールサーバー
これでメールの送受信に関する設定は完了です.
おつかれ〜.(^^)/
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