Squid install and configuration  Squid のインストールと設定

Q.これはなんですか？
A.ヤリイカのことです．(違



いや，間違ってはいないのですが．(^^;;;;;;;;



Q.これはなんですか？
A.キャッシュプロキシサーバーです．

1. ファイルをゲットしてくる
   RingServer などに転がってますが，とりあえずファイルに直リン．

   ftp://ring.toyama-ix.net/archives/net/www/squid/squid-2/STABLE/squid-2.4.STABLE1-src.tar.gz

   まずはこれを取ってきましょう．
   FreeBSD に wget をインストールしておくと，

   % wget ftp://ring.toyama-ix.net/archives/net/www/squid/squid-2/STABLE/squid-2.4.STABLE1-src.tar.gz

   
   でゲットできるので凄く楽です．
   
   
   
2. 展開
   とりあえず /usr/src/ にでももっていって展開しましょうか．
   (この下にはソースが展開されているので，ほかのツールなどのソースもここで管理すると good かも)

   % mv squid-2.4.STABLE1-src.tar.gz /usr/src/ % cd /usr/src/ % pwd /usr/src % tar xfvz squid-2.4.STABLE1-src.tar.gz

   
   
3. コンパイル
   まず configure を行うわけですが，このときオプション次第で Squid が出力する Web ベースのエラーメッセージを日本語化できます．

   % cd squid-2.4.STABLE1/ % pwd /usr/src/squid-2.4.STABLE1 % ./configure --enable-err-language=Japanese % make % su # make install

   
   なお，configure のオプションは以下のような物があります．
   各自自分の環境ごとに決めて下さい．

   ---

   • --prefix=PREFIX
     PREFIX にディレクトリを指定することでインストール先ディレクトリを変更できます．
     デフォルトは /usr/local/squid/

   • --enable-useragent-log
     ユーザーが使っているブラウザの種類をロギングします．

   • --enable-referer-log
     リファラーのロギングをします．

     ---

     
     ほかにも各種オプションがありますので，気になる方は

     % ./configure --help

     とするとオプションが一覧表示されます．

   
   
4. Squid 実行用ユーザー作成
   Squid を実行させるユーザーを作成します．
   流儀にならって Squid:Squid を作成しましょう．

   - /etc/passwd
   squid:*:503:503:Squid account:/usr/local/squid:

   - /etc/group
   squid:*:503:

   ログインシェルは空白にしておき，パスワード欄は * にしておきます．
   ホームディレクトリはわざわざ /home/ に作ることもないので，Squid をインストールしたディレクトリを設定しておきます．

5. キャッシュ用ディレクトリを作成する
   ディレクトリはどこでもかまいませんが，Squid が書き込めるパーミッションでないとなりません．
   今回はお手軽インストールなので /var/spool/ の下にディレクトリを掘ることにします．
   なお，業務などで使用する場合は，このディレクトリは頻繁に書き込み読み込みが発生しますので，/ などから離れた HDD に作りましょう．
   できれば HDD をもう 1台用意し，そのパーティションをマウントしてそこへ書き込むようにするのがベターです．

   # mkdir /var/spool/squid # chown squid:squid /var/spool/squid

   
   
6. 設定ファイルをいじる
   設定ファイルは squid.conf になります．
   • http_port
     Squid が使用するポート番号を設定します．
     デフォルトでは 3120 になっているので，これを一般的な 8080 に変更します．

     http_port 8080

     
     
   • cache_dir
     キャッシュ用ディレクトリの位置及びキャッシュサイズなどを設定します．
     今回はキャッシュ容量を 100MB に設定します．
     今回はキャッシュ容量とディレクトリ位置を設定する以外は触る必要はないでしょう．

     # cache_dir ファイルタイプ ディレクトリ サイズ 1階層目のディレクトリ数 2階層目のディレクトリ数 cache_dir ufs /var/spool/squid 100 16 256

     
     
   • *_log
     各種ログの保存ファイル名を指定します．
     
     
   • acl
     アクセス制御用リストです．
     (acl = Access Client List)
     ここで指定されるリストは，http_access で指定しない限りは有効にならないことに注意が必要です．
     今回は LAN 内部の IP アドレスを指定することにします．

     acl clients src 192.168.1.0/255.255.255.0

     
     
   • http_access
     実際にアクセスを制限する箇所です．
     ここで acl 名を使ってアクセス制限をかけます．
     一番最後に全てを弾く設定を入れておくことを忘れないように．

     http_access allow clients http_access deny all

     
     
   • cache_effective_user，cache_effective_group
     Squid を動作させるユーザー ID 及びグループ ID を指定します．
     先に作成した Squid 用アカウントを指定します．

     cache_effective_user squid cache_effective_group squid

     
     
   • logfile_rotate
     ログローテーション時のログ保存数を指定します．
     ログローテーションは squid -k rotate で行うことが出来ます．

     logfile_rotate 14

     
     
7. 起動してみる
   RunCache を叩けと書いてありますが，あれはデーモンモードで起動しないオプションで起動されるので，今回は手動で Squid を叩きます．

   # pwd /usr/local/squid/bin # ./squid -N

   
   まずはデーモンモードでない状態で起動します．
   ここでなにかエラーがあるとプロンプトに戻ってきます．
   もし戻ってきた場合は，/usr/local/squid/logs/cache.log を見てください．

   そのまま戻ってこない状況が続いていれば，今度はブラウザでプロキシの設定をして，Squid 経由で Web を見に行ってみます．
   ブラウザの設定をしたあと，どこか適当なところを見に行き，見に行けるかどうかを見てみます．
   見に行けない場合は http_access の設定が間違っているかも知れないので，acl とともに見直してください．
   cache_access_log の設定をしている場合はそのログを tail -f で表示させておくとアクセスできているか出来ていないかを確認することが出来ます．

   ※tail -f：
   ファイルの最後に達しても終了せず，入力に追加されるデータを待つようにします．
   (from tail(1))

   動作が確認できれば

   
   
8. 自動起動するようにする
   /usr/local/etc/rc.d/ に適当にスクリプトファイルを置き，それを実行させるようにしましょう．
   
   
   
   
9. 
   
10.