ハードウェアを用意せず FreeBSD の環境構築を
VMware を手に入れてからというもの、VMware であらかたの環境を構築してからリプレースするという手順を取ったり、
それで動作チェックを行って実マシンで影響を出さないようになど様々に利用している。
「FreeBSD をちょっと触ってみたいけど実機を用意するのはメドイ」という人にも非常にお勧めできる。
前準備
FreeBSD をインストールする前に、VMware Player で FreeBSD をインストールする仮想マシンを用意しなければならない。
- まずはディスクイメージの作成
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QEMU の qemu-img.exe を利用してディスクイメージを作成する。
C:\>mkdir VMware
C:\>cd VMware
C:\VMware>qemu-img create -f vmdk ad0.vmdk 10G
- 設定ファイルの作成
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VMX ファイルのサンプルを参考に *.vmx というファイル名で作成する。
拡張子が .vmx であれば何でも良い。
- VMX ファイルを実行する
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VMX をダブルクリックすると VMware Player が自動的にそれを読み込んで実行するので、仮想ディスクドライブなどを認識しているかを確認する。
OS のインストール
OS のインストールは実機にインストールするのと全く変わりなく行える。
DAEMON Tools を Host OS にインストールしておけば、DAEMON Tools でマウントした ISO イメージを仮想マシンで使用することも可能。
カーネルの再構築
カーネルコンフィギュレーションファイルのサンプルを元に設定を行い、カーネルの再構築を行う。
以下注意点。
- VMware での NIC デバイス名は lnc。
- "kernel: calcru: negative runtime of 〜" は /etc/sysctl.conf に "kern.timecounter.hardware=i8254" と記述することでマシになる模様。
その他