Instlation of XFree86 3.2 for PC-9821Xa/U8W VGA Setting PC-9821Xa/U8WにXFree86 3.2をVGAで使えるようにする |
このテキストはPC-9821Xa/U8Wをメインに使っていた時期に書いています.
多くのWebサイトでビデオカードでのX-Window(以下X)のセットアップ例が報告されているので,ここではあえて「640x480(VGAモードともいう)」でセットアップしてみようと思う.
これは私の使用しているビデオカードが「MGA-II」という,Xではサポートされていないカードなのでセットアップできないことと,他のWebサイトでMGA-II以外のビデオカードによるXのセットアップが報告されているのでそっちを参照してほしいため.
ひとまずROOTでログイン.1.ファイルのインストール
/stand/sysinstallで「Xサーバー」をインストールしていない人はインストールしましょう.2.カーネルソースの確認
インストールされている場合は読み飛ばしてください.# /stand/sysinstall
「メインメニュー」→「C 設定」→「基本ファイルのインストール」→「7 カスタム」→「XFree86」でX-Free86ファイル群の選択メニューまで行く.
・B 基本 :bin,cfg,lib,man,prog を選択. ・S サーバー :SVGA,VGA16 を選択→「PC98」→NEC_480 を選択. ・F フォント :fnts,non を選択 あとはメインメニューまで戻ってファイル群をインストールする.
よく,Xを終了したら「画面が真っ白になっちゃった.(;_;)」とか「画面が崩れる \(x_x)/」とかいうのをよく聞きます.その対策として, カーネルソース内に3.XF86Config設定options "LINE30"
というのを付け足してカーネルをmakeしましょう.普通はデフォルトで使えるようにコメント外してあるけどね.(^^;
おそらくこれで一番苦しむと思います.そこで最低限動くXF86Configを用意しました.4.PATH設定このファイルは640x480/256色という最低限の環境で動くように設定されています.X-MATEには内臓でVGA互換チップが搭載されているので,グラフィックカードが対応していないときでも最低,VGAモードで使用できます.
もしXで対応しているグラフィックカードが手元に無く,それでもXを使ってみたいという方はこの設定ファイルを使用して見てください.ファイル名を XF86Config (大文字小文字に気を付けて!)にして /etc/ にコピーして適当に編集しましょう.
このとき,水平垂直同期周波数だけは必ず設定しておきましょう.でないと,へたすりゃディスプレイがご昇天なされます.あとはデフォルトのままでOk.
自分のホームディレクトリの.loginファイルの setenv PATH に以下の文字列を追加.5.Xサーバーにリンクを張る/usr/X11R6/bin
自分のホームディレクトリは,$HOMEに設定されています.
# echo $HOME
とタイプするとディレクトリ名が表示されます.もしくは
# cd
で自分のホームディレクトリに移動できます.
ここで使用するXサーバーはXF98_NEC480です.しかしはじめから存在しているシンボリックリンク「X」は他のXサーバーにリンクされているので, リンクを張り直さなければなりません.6.X-Window 起動承認!!# cd /usr/X11R6/bin
# rm X
# ln -s XF98_NEC480 Xこれで次回からXと打つだけでXが起動します.
さあ起動です.# xinit
で起動できるはず.何らかのエラーが出た場合は悩んでください.もしくはFreeBSDのメーリングリストで質問してみましょう.質問するときは最低でも
・なにをどうやったか
・エラーメッセージ
・XF86Configファイル
・詳しいハードウェアリストを書きましょう.「動きません.助けてください.(;_;)」だけでは助けられるどころか逆に怒られますよ.
どうもあそこにはなじめなかったので,私はとっとと抜けましたが.(笑)