ZZ-R400 を購入して 2回目の車検 (1回目は購入時のショップによる車検) 受けてきますた。
ユーザー車検についてはぐぐる先生に聞くと
ものすごくヒットするので、詳しくはそちらを参照のこと。
ここでは予約の仕方とかそういう
共通の情報の扱いは中途半端です。
250cc 以上は車検が必要
250cc 以上は車検が必要と道交法で決まっております。
で、車検を受けるとなると普通はショップに出しますが、ショップに出すと 6万くらいかかっちゃうわけ。
そこで費用節約のため今回は「ユーザー車検」なるものを受けてきますた。
ユーザー車検を受けると自分で車検を通さなければならないが、その代わり代行手数料などが全く必要ないのでかなりの費用節約になります。
節約できた分はバイクのメンテナンスにつぎ込んであげましょう。
個人的には 400cc という中途半端なところで切らず、400cc 以上が対象にしてくれればいいのにと思うことしきり。
車検前に行っておくこと
- 自賠責の更新
- 車検が切れた後に自賠責が切れる、という保険期間になっているので、車検の前に自賠責を更新する。
更新は、現在適用されている自賠責の保険期間終了日時が未来の日付でも、更新の際にはソレを考えて開始日時と終了日時が設定されるので、保険期間終了前に必ず更新しに行くこと。
更新する場所だが、残念ながらコンビニでは更新できないのでバイク屋で更新して貰おう。
なお、現在適用されている自賠責保険証書は期限が切れるまで大切に保存しておかなければならないので注意。
- 車検の予約
- 車検を受ける前に予約が必要なので、次のいずれかの方法で予約を行う。
この予約システムはどちらも 24時間機械受付なのでいつ予約を行ってもかまわない。
なお、予約は翌日から 2週間先までとなってるので注意。
予約システムの電話番号は四輪と二輪で共通。
- バイクのチェック
- 日常整備を極普通に行っているならば特にやる事は何もなく、しいて行うとすれば各部の最終点検くらい。
消耗品は消耗してくればそれに合わせて交換すればよいし、あまり交換しないものは逆に車検を区切りに交換をしても良い。
冷却水はこの最もたる例で、2年に 1度のサイクルで交換する場合は車検前か後に交換することで区切りをつける人も多いという。
- 必要書類の準備
- 次の書類を準備しておくこと。
- 車検証
- 現在適用中の自動車損害賠償責任保険証明書
- 更新した自動車損害賠償責任保険証明書
- 軽自動車税納税証明書 (継続検査用)
- 定期点検記録簿
「車検証」は前回の車検で取得した車検証のこと。
書類提出時に一緒に提出を求められる。
「軽自動車税納税証明書 (継続検査用)」は「軽自動車税 納税通知書兼領収証書」の右側にくっついている縦長の帯のこと。
有効期限が最新のもの (車検日より未来の日付になっているもの) を用意すること。
なお、これを亡くしてしまった場合は市役所で再発行が可能なので、車検までに再発行して貰うこと。
「自動車損害賠償責任保険証明書」はいわゆる「自賠責」の証明書。
これは現在使用中の自賠責証明書と、車検前に更新する証明書の 2枚が必要になるので注意。
「定期点検記録簿」は自分で自作するか、バイクに同梱されている整備手帳を使用する。
うちの ZZR には中古購入のためか整備手帳が入ってなかったので、Web 上で定期点検記録簿を探して印刷、それを使用したが、内容がわかっているのであれば Excel などで自作しても良い。
定期点検記録簿の詳細内容について。
こいつは「車検後点検です。」といえば記録簿は必要ないらしいが、基本的に記録簿は 1年間保存の義務有り。
で、「後点検」と言ったときに「じゃぁ前回の出して。」と言われる可能性もあるらしい。
どうせ付けなきゃダメだし、記録簿の通りに点検したら見落としもなくなるので、「付けるのマンドクセ('A`)」は言わずに記録簿片手に愛車の周りをぐるぐる回ろう。
ちなみに、購入時に車検を受けた場合は記録簿があるはずだが、ショップから納車されるときはチェックの入った記録簿は付いてこない (みたい)。
この場合は、キニ(゚д゚)ナルならショップに「ないんですか?」と質問してみるか、自分で定期的に記録簿にチェックを入れよう。
その記録簿だが、今回は KLX250 についてきた記録簿を使った。
記録簿そのものは必要事項が記述されていれば自作でもよく、Web にはそういった自作記録簿が上がっているところもある。
赤文字 | :注意事項など |
緑枠 | :ZZ-R400では未対応 |
赤枠 | :排出ガス規制車で必要 |
なお、バッテリーの比重点検及び量の点検の項目がある場合、メンテナンスフリーのバッテリーであれば「/」で良い。
必要事項を記述し終えたら車検入れの袋にでも詰めておく。
他の書類も全て同じ袋に詰めておくと良いだろう。
諸経費は?
車検にかかる費用は以下の通り。
- 自賠責 \20,150
- 自動車検査登録印紙代金 \1,465
- 自動車重量税印紙代金 \5,000
これに光軸検査で落ちた場合は \1,400 くらい。
メンテナンス費用は別途計算すること。
いざ陸運へ!
夜が明けて車検当日。
に予約はしているはずなので必要な書類を持って陸運支局に行くわけだが、この時
クリップ付きバインダーがあると現地でもらう書類一式を留めておくのに非常に便利。
受付から車検証交付までは支局によって作法が微妙に違う場合が多い。
今回は大阪府寝屋川市にある
近畿運輸局大阪運輸支局に行ってきたので、ここでの行動をとりあげる事にする。
写真撮っときゃよかったなぁ・・・。_| ̄|○
- 申請書類購入
- まずは書類を買わなくてはならない。
ということで売店 (A号館) で購入する。
入り口を入るとすぐに購入窓口になるので、「継続車検なんですが。」と申し出よう。
するとまとまった書類を渡されるのでお金を払おう。
今回は書類一式及び印紙代で \1,465 だった。
印紙は既に書類に張り付けられているのであわてないように。
ちなみに「新規」と「継続」の違いだが、車検の必要なバイクを購入すると購入時に車検は受けているので、購入後初めての車検だと「継続検査」となる。
これが、廃車したバイクを復活させる場合は「新規」となるので注意。
廃車したバイクを復活させたい場合は、受付で「廃車したバイクの車検を受けたいんですが」と尋ねればお答えを頂けると思う。
購入したらその本横にある受付で重量税と印紙を買う。
こちらも印紙は既に貼り付けられており、お値段 \5,000。
- 書類への必要事項記入と提出
- 書類を購入したら、今度は B号館 2F がユーザー車検受付になっているので 2F に上がろう。
入り口を入ると右手に記入所があるので、そこで手本を参考に記入を行う。
OCR 読み取りをする紙 1枚だけは鉛筆書きなので注意が必要。
なお、書類への記載は全て手本通りに書けばよく、手本で指定されていない箇所への記入は行わなくとも良い。
記入が終わったら反対側の受付所に提出するわけだが、記入漏れがあると受付の中の人が懇切丁寧に教えてくれるので心配することは無い。
OK を貰えば書類を持って今度は検査ラインへ GO!
この時クリップ付きバインダーが役に立つのであった方が間違いなく便利。
今回持っていって無かったので風に飛ばされそうになるわカバンの中に入れないとダメだわで大変だった・・・。
- コース入場
- 検査コースの前に行くと、先に居た人が目視検査を受けている。
というわけでこちらは停車してラインが空くのを待つわけだが、入り口に検査方法の看板が立っているのでこれを熟読。
すると奥からお呼びがかかったのでエンジンスタートして入場。
どうやら人が少なくて検査官がつきっきりでテスト受けられた。
熟読して暗記する必要無かったのか。_| ̄|○
今回は暇だったからつき合ってくれたのかもしれないが、忙しい日は暗記しなければならないかもしれないので注意。
ちなみにグローブとヘルメットは必要ないので、ライン出口の机の上に検査官自らが置いてくれた。
サービスいいな・・・w
- 灯火類の検査
- まず初めに灯火類の検査。
左右ウインカーの確認とヘッドライトの Hi/Lo 確認、ブレーキランプの検査。
これは検査官の指示に従う。
ちなみにここでホーンの検査も行われるが、今回は検査官が忘れており光軸検査の前に「ぷっ( ´,_ゝ`)」
と鳴らして OK となった。(笑)
- スピードメーター検査
- 検査官に案内されながらタイヤの位置を合わせる。
すると大きな振動と共にローラーがせり出してきた。
どうやらこのローラーが回るみたいだが、タイヤの左右が結構フリー。
「そこのフットスイッチを踏むとローラーが回り出すので、40km/h を越えたら離してください。」
と言われたので踏んでみると、ゆっくりとローラーが回りだした。
と同時にフロントタイヤが蛇行運転開始。(汁
「しっかりハンドルを固定してくださいね。」
と注意されたのでしっかり固定しながら 40km/h を待つ。
結構緩やかにスピードが上がっていくので見過ごす事はないが、きちんとメーターを目視していよう。
40km/h に達したら足を離す。
すると上の方にある電光掲示板に
スピードメーター 「○」
が表示された。
- ブレーキ検査
- 次はブレーキ検査だが、これが一番びびっていた。
というのも、「結構なスピードでローラーが回っている状況でフルロックをするほどのブレーキングを必要とする」と勝手に思いこんでいたので、
「フルロックしてもバイクが変な挙動しないのだろうか((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」
とめっさビビっていた。
で、恐怖のブレーキ検査。
タイヤが固定されて機械が動くような感じがした。
ちょっと間をおいて「はいブレーキ。」と言われた。
ブレーキをかけた。
??????
そして今度は後輪を検査すべく少し前進。
タイヤが固定されて機械が動くような感じがした。
ちょっと間をおいて「はいブレーキ。」と言われた。
ブレーキをかけた。
????????????
もしかしてこれだけ?(・∀・;;;
「結構なスピードでローラーが回っている状況」はただの思いこみだったようだ。_| ̄|○
実際はゆるやかにタイヤが回るようで、普通にブレーキをかければ検査は終了する。
- 光軸検査
- 今度は光軸検査。
またもや検査官に先導されて位置合わせを行う。
すると右側から派手な音を響かせて光軸検査マシーン (w) が出てきた。
ヘッドライトを Hi にして検査終了を待つ。
15秒ほどすると電光掲示板に
「○」
が。
え?あれだけいじくり倒して調整もいいかげんなのに OK なの?(・∀・;;;
正直これは信じられなかったが、検査マシーンが OK と判断してるなら、いい加減な調整が丁度 OK の場所だったのだろう。
機械検査はこれにて終了。
次は検査官による目視と打検査となる。
- 検査官による目視・打検査
- 書類ちょーだい、と言われたので言われるがままにカバンの中に入れておいた書類を手渡す。
書類をざっと確認すると、今度は車体番号とエンジン番号をチェック。
それが終わると恐怖の打検査。
そう!ハンマーで愛車を「これでもか!」と親の敵のように殴られまくり、ネジのゆるみなどがないかをチェックされるのだっ!
愛車が大切な人にとってこれほど痛々しい検査はない!!
一部ウソです。
殴られまくるのはウソではないが、打撃力は全くなく「こつこつ」というほど。
で、同時に外見検査もされるわけだが、今回一番の悩みどころだったスイングアームのピボット回りに関しては何も言われなかった。
あれだけ汚くても何も言われないんだなぁ。(・∀・;
ちなみにマフラーの音量検査はなかったです。
ノーマルだからか?
あとタイヤのスリップサインが見えてると NG だそうですので、タイヤの溝がヤバイ人はさっさと交換しましょう。
これでライン検査は全て終了。
検査表に判子をポンポンポンと押して貰って書類を受け取る。
これで車検に無事合格!!
ここでようやっと写真を撮ってないことに気が付き、あわてて写真を 2枚ほど。
検査が終わったら合格の判子を貰った書類一式を持って B号館 1F の右端にある継続車検の車検証配布受付所へ。
ここで最後の受付になる。
手持ちの書類全てを渡すと引き替えに車検証と検査標証 (シール)をもらえる。
これで車検合格だ!!
車検が終わって日が暮れて
日が暮れるほど長くはかからない。
書類購入から終了までざっと 30分ほどだろうか。
このあとはツーリングに行くナリ整備不良と思われる箇所の整備をしたりすると良いだろう。
車検証の配布と同時に検査標証を貼らなければならないわけだが、前回のシールが結構強力に張り付いていて綺麗に剥がせない。
車検切れを起こしていたバイクの車検を受けた、という状態でなければ自宅に帰ってナンバープレートを綺麗にして張り付けた方が良いだろう。
自分の場合はその場で張り付けてしまい、綺麗にしてから張り付けたらよかったと後悔。_| ̄|○