アイテム情報
  
    記念すべき (?) 第 1回は、キャンプツーリングでいつも使用している MOTOFIZZ の "フィールドシートバッグ" のインプレッション及び荷物のつめ方をお送りいたします。(・∀・)
    
  どんなバッグ?
  
    
      - 可変式
      - このバッグ、通常は 37L とちょっと心細いが、両サイドにある拡張用ジッパーを解放すると、なんと 58L にまで拡張できる。
 流石にここまで拡張できると 37L でギチギチに詰めた荷物もスカスカ。
 今回の中身は夏用装備で着替えが 4着 (3泊4日+予備 1着) という構成だが、37L でギチギチの場合はあえてそのままにしておく方が良い。
 というのも、スカスカだと荷物がカバンの中で暴れてぐちゃぐちゃになってしまうし、カバンを持って歩くときもカバンが歪んで持ちにくくなるため。
 
 拡張作業は両サイドの拡張用ジッパーを 1週半ほどぐるりと開けるだけで横に伸びる。
 伸びる量はたいしたことないかもしれないが、これで +21L になるのだから驚き。
 
- レインカバー
      - キャンプツーリングで一番心配なのが雨。
 このバッグはその雨対策も考えられており、専用の大きなレインカバーが付いてくる。
 サイズはもちろん 58L モードをすっぽり覆える大きさだが、流石に 37L モードでこのレインカバーをかけるとスカスカ。(笑)
 しかし、口の部分にはゴムひもと固定具が装備されているので、しっかり縛っておけば風で飛んでいくようなことはないだろう。
 
 なお、キャンプ場での小技として、バッグをテント前室に置けない場合は折り畳み椅子の上にバッグを置き、そのバッグにレインカバーをかけておく。
 すると夜露や雨に濡れずに済むので前室が狭い月光壱型を使っているユーザーも安心。
 
- バイクへの固定方法
      - 後部座席への積載は、少なくとも後部座席が広い ZZR400 なら全く問題なし。
 
 固定は四隅にあるバックルで固定するが、これだとブレーキング時にバッグが前へずれてくる。
 それを抑えるために、付属の長いベルトをナンバー灯もしくはナンバープレートに固定用のバーを取り付けてそこにひっかける。
 
 自分の場合はナンバー灯に引っかけているが、そのまま引っかけるとナンバー灯がナンバーを照らさないので、引っかける部分だけベルトを縦に半分に折ってナンバーを照らすようにしている。
 こうすることでバッグが前にずれることはなんとか抑えられるが、それでもやっぱりずれてくるので時々うしろからバッグのハンドルを持って引っ張ってやる。
 
 左右へのずれはバッグ底面が滑り止め加工されており、またバックル付きベルトでの固定もしっかり出来るので、雑に走ってもずれるようなことはない。
 それよりも問題は前にずれやすいこと。
 気が付くとかなり前にずれてきて座る場所が無くなる。(笑)
 
- 装備
      - 両サイドに小物を入れておけるミニポケットがあるが、左側は分離式になっている。
 貴重品を入れておいて移動するときはこれだけ分離して持ち歩く、という技法が取れるので結構便利。
 
 また、右側にはボトルホルダーが付いているので、ツーリング中に水分補給をしたい時はここに飲み物を刺しておこう。
 
 外カバーにはマットをくくりつけるバックル付きベルトがあるので、ここに銀マットを取り付ける。
 上手いこと考えてある。
 
 外カバー上部にはゴムネットがあるので、ここに何かを挟んでおくことが可能。
 自分の場合は暑くなったときのジャケットホルダーとして使っているが使い方は色々。
 
 外カバーを上げて中カバーを見てみると、ここには巾着口をした大きな入れ物がある。
 ここには途中で食料を買い込んでその買った物を入れておくスペースとして使われるが、無造作に入れてあとは紐を引っ張って固定具で紐をワンタッチで固定できるので凄く楽。
 
 
 両サイドはフルオープンできる仕様で、これはジッパーを底面を残して開けることで両サイドを開くことが出来る。
 この両サイドオープンも上手いこと考えられていて、蓋が水平位置で止まるようにベルトが縫いつけられている。
 蓋を開けた際、軽い物を置くテーブルにもなり、開けた拍子に中の荷物がこぼれても下に落ちないのが利点。
 
 
- 中はどう?
      - バッグの中は月光壱型テントがそのまま丁度すっぽりと入る大きさで、前後にバックル付きベルトが渡してあるので、テントとシュラフを底に置いてベルトで軽く縛ると暴れない。
 前後の壁の部分には型くずれ防止のプラスチックの板が張ってあるが、丁度ポケット型になっているのでそこにゴミ袋を数枚入れておくと場所を取らない。
 大きさ的には月光壱型がすっぽり丁度良いサイズに収まる幅。
 ホントに計ったようにぴったりです。
 
    
    こうして見ていくと欠点という欠点は無いんだが、今まで使っていても不便に思ったことはないから欠点は無いんだろうなぁと。
    
    
    ちなみにこのバッグ、上位モデル (?) に
キャンピングシートバッグ2という物があり、容量はなんと更に上の 59←→75L。
    正直でかすぎwww
    フィールドシートバッグを買うときにキャンピングシートバッグと悩んでいたが、58L を持てあましている現状ではフィールドシートバッグでよかったと思っている。
  
 
    
パッキング方法
  
    恐らく、キャンプツーリング初心者で無くとも一番苦労するのがパッキング。
    ここではこのバッグに対してどのようにパッキングすればスマートに、かつ楽に物をしまえるかを解説しよう。
    
    まずは荷物についてだが、荷物は大別すれば 
"いつも持っていく量が変わる物と変わらない物" に分けられる。
    持っていく物が
変わる代表的な物としては、着替えなどの
衣類。
    この衣類は長期ツーリングになればなるほど量が増えるが、問題なのは量よりも
体積。
    布製品という事もあって量が増えると半端じゃなくスペースをとる。
    上手いこと圧縮しても 4日分を持っていくだけで相当な苦労になる。
    
    そこで、どうすればこの衣類を減らせるかを考えてみると、一番簡単なのは 
"持っていかない"。
    しかし、ただ持っていかないだけでは着替えられないので、着替えは出先のコインランドリーなどで洗って着替えるという手段を取る。
    夏の四国カルストツーリングに行ったときに一度だけ実践してみたが、普通に洗って普通に乾かせば普通に着替えになるので、ある程度の枚数以上になる場合はコインランドリーを使うというのが一番お手軽。
    
    ただし、コインランドリーが何処にでもあるとは限らないので注意が必要。
    可能であれば、宿泊予定のキャンプ場に問い合わせをしてコインランドリーがあるかどうかを聞いておく、もしくは洗濯のタイミングに合わせてコインランドリーのある宿に泊まるなどすればよい。
    
    
    
    持っていく物が
変わらない物はテントなどの装備品。
    これはどうあがいても必要な物は必要であって減らせないので諦めるしかない。
    ただし、減らそうと思えばいくつか減らせたり小さくする事が出来るアイテムもある。
    
    
      - バーナーやガス、鍋類などの "食事系アイテム"
      - 飯は食い処で済ましてしまえば場所をとるこれらのアイテムは持っていく必要がない。
 
 
 出先で自作コーヒーを飲みたいのであれば、それこそ "イワタニカセットガス Jr. バーナー" などの小さなガスボンベ式バーナーで十分だし、鍋も必要ないのでそれだけスペースを広げることが可能。
 
- タオル系
      - これは "小さくできるもの" に分類される。
 過去の経験上、タオル生地はなるだけ薄い物を選択することで、折り畳んでもコンパクトになる。
 逆に、ふわふわしすぎている物を選択すると畳んでもふわふわ生地のせいでかなり大きくなってしまい、スペースを余分にとってしまう。
    
    減らせない物は小さくしたり、あえて持っていかず代用できる物は代用するという意気込みを持つと、案外なんとかなったりする。
  
バッグの中身はこうなってます