チェーンを掃除してもなぜかすぐ汚れる。
そういう人は恐らくスプロケットカバー内にルブの塊、通称「ルブうんこ」が溜まっている可能性が高い。
そこでここをバラして掃除しよう。
スプロケカバーを外すにはクラッチレリーズアッシーを外す必要があるが、その前にアンダーカウルを剥がさないとボルトが1本だけ外せない。
そこでまずはアンダーカウルを外す。
ボルトは赤丸で示した場所に8mmボルトがあるのでそれを外す。
このボルトだが、左下と左上は3/8のソケットが入らないので1/4のソケットを使用すること。
長さはボルト4本のうち2本が同じだけで他は違う長さなので間違わないよう注意。
(右上:68mm / 左上:52mm / 左下:28mm / 右下:52mm)
左上のボルトについてはスピードセンサーケーブルのクランプがついているので忘れないように。
スプロケカバーを外したときはここ(左上)と・・・
ここ(右下)に位置決め用?のスリーブが入っているので無くさないように注意すること。
部品の取り付けは行った手順を逆にすればよいのだが、ここでの注意点。
ボルトは全て初めのうちは手で回せない程度までは手回しすること。
ボルトがねじ込まれる相手は交換の利かないエンジン本体であることをよ〜く念頭に置いて作業をしよう。
ネジ緩み剤が塗られているボルトに関しても手で回せないことはないので、回しきれないまで回して固定。
この時、変な感触があれば即座に緩めてもう一度やり直すこと。
スピードセンサーは接近センサーでありスプロケの固定ナットとは接していないのでそのまま取り付けて良い。
スプロケカバーはチューブを2本だけ中に通すようになっている。
左の写真の★で示したクランプで固定されている2本のチューブがスプロケカバーの中を通るようになっているので、組み付ける際はスプロケカバーの左側の切り書きの部分に通すように。