Bluetooth で PC 経由で Web 散歩

Windows をゲートウェイにして,Bluetooth を使って Web 散歩する方法.

使用機材:

PEGA-MSB1 及び GW-BH01U は既に使えるようにセットアップが済んでいるものとする.
※GW-BH01U 導入は,Ver-1.08 ドライバをセットアップでインストール → 再起動 → USB モジュールつっこむ → 再起動で全て認識する.
  同胞の Ver-1.0 では仮想 COM ポートが腐っているので事実上使えない.

ドライバ類のインストール

  1. GW-BH01U のドライバを PC にインストールする
    ドライバは必ず最新版 (2002/09/26 の時点では V.1.0.8.JP.03-P) をインストールすること.
    さもなくば Bluetooth Hotsync が行えない.

  2. PEGA-MSB1 のドライバを CLIE にインストールする
    CD-ROM のセットアップでインストールツールにインストール後,Hotsync で CLIE にインストールする.

各端末の設定

  1. Bluetooth Suite@GW-BH01U の設定
    Bluetooth Suite を起動し,CLIE に PEGA-MSB1 を取り付け,CLIE の電源を入れた状態で Bluetooth Suite で「デバイス検索」を行う.
    検索は「検索」タブの中のウィンドウを右クリックすると,「デバイス検索」があるのでソレをクリックする.

  2. 仮想 COM ポート確認
    Bluetooth Suite で Bluetooth 仮想シリアルポートを確認しておく.
    確認は Bluetooth Suite を起動し,各種設定タブ → Bluetooth シリアルポート:確認ボタンを押して「SERIAL」と書かれているポート番号を記憶しておく.

    Bluetooth Suite 画面

    Bluetooth Suite COM ポート確認画面

  3. MPPP の設定
    COM ポートの設定で先ほど確認した COM ポートを指定.
    また,フルスピードが使えるので,端末の設定を「Windows CE」にして 115,200bps を使うことも可能.
    あとは OK 押してメイン画面に戻ると,MPPP のメインウィンドウの PC と Palm が ? で繋がれて Connection disabled と出ているはず.
    ここで File をクリックして Connect が選択できないようになっているかを確認.

    MPPP 設定画面

  4. CLIE の設定
    まずは MPPP 用に接続タイプを新規で作っておいた方がいいので,「環境設定」→「接続」→「新規...」ボタンを押して作成開始.

    ◆「環境設定」→「接続」→「新規...」ボタン
    接続名:任意の名前
    接続先:▼ PC
    媒体:▼ Bluetooth
    デバイス:▼ [タップして選択]

    初めのうちはデバイスが「タップして選択」となっているので,Bluetooth MS モジュールをつっこんでそれをタップする.
    すると「1台の Bluetooth デバイスを検出しました」と出た後に,「探索結果」で探索されたデバイスが表示される.
    表示名は PC のネットワーク名になる.
    ここで OK を押すとそのデバイスが使用されるようになる.
    もし探索で拾えない場合は,しつこく探索すればそのうち見つかる.

    これが終わったら同じ編集ウィンドウ内にある「詳細...」ボタンを押して詳細ウィンドウを出して設定.

    ◆「環境設定」→「接続」→「新規...」ボタン→「詳細...」ボタン
    速度:▼ 115,200 bps
    フロー制御:▼ 自動

    今度は「環境設定」→「ネットワーク」の設定.

    ◆「環境設定」→「ネットワーク」
    Menu で「新規」をタップして新しく作成する.
    サービス名:任意
    ユーザー名:なし
    パスワード:なし
    接続:先ほど「接続」で作った接続名

    ◆「環境設定」→「ネットワーク」→「詳細...」ボタン
    接続タイプ:▼ PPP
    切断までの時間:▼ なし
    クエリー DNS:□にチェックを入れる
    IP アドレス:「□自動」にチェックを入れる
    *1:「スクリプト...」はすべて削除して「▼ 終了:」のみにしておく.
    *2:「クエリー DNS」「IP アドレス」を自動にすることにより,MPPP 鯖の IP アドレスと DNS を Palm が使うようになる.

    これでおもむろに「接続」ボタンを押してみると接続を行う.
    MPPP のメインウィンドウを見ていると Connection disabled から PPP link is active に変わるのがわかるのでそれを確認.
    Palm 側でも「完了」と 1秒くらい出て接続が完了する.

    あとは適当にネットワークソフトで外に出てゆけば OK.

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