■インストールしている PalmWare
- IrSwitch
Hotsync デバイス (シリアル/赤外線) を切り替えるための DA.
このアーカイブ内に入っている残り 2つの DA のほうが個人的にはよく使う.
フリーウェア.
PalmOS のアップグレードだが,アップグレードする必要性はほとんどない.■結局・・・
以下にアップグレード内容を上げて説明する.
逆に,アップグレードすることによる欠点の方が目立つ.
- 通貨単位ユーロの追加
一般人は使いません.
- Palm 側 Hotsync の拡張
デフォルトで赤外線をサポートするようになったが,irenhanc を入れれば無問題.
また,1つのボタンで赤外線とシリアルを切り替えて使うが,これは IrSwitch を入れれば無問題.
- PC 側 Hotsync Manager の拡張
速度が速くなっていて複数の COM ポートを使えるようになっているが,上位バージョンの Hotsync を使っていると思われるので無問題.
- 新しい通信方式の追加
つまりは通信の方法を複数覚えておけるということ.
PalmOS 3.0/3.1 ではモデムのみ.
赤外線で携帯電話と繋ぐという人は嬉しいかもしれない.
- ログインスクリプトの拡張
使う人居るの?
- ショートカットのバグ修正
リセットするたびにショートカットが変わっていたらしいが,これも使わない人は無問題.
(http://www.muchy.com/review/palmos33update_3.html より抜粋)
詳しくは http://kfn.ksp.or.jp/~gauche/PalmTweaks/WorkPadJ2E.html を参照.
- 日本語の取り扱いに一部問題有り
日本語を使う身としてはこれは深刻.
すくなくともフリー版の J-OS ですまそうという人は,日本語のインライン入力が出来ないことを妥協できるかどうかが判断の分かれ目.
- PalmOS 3.1J に簡単に戻せない
POSE で ROM のバックアップを取り,POSE 用ヘッダを削っているバックアップ ROM ファイルを持っていても,フラッシュに書き込むときに「Timeout error」と言われて書き込めない場合があるというか書き込めない.
3.1J → 3.1J を書き込もうとすると上手く書き込めたが,3.3E → 3.1J にしようとするとエラーが出て元に戻せない.
3.3E にアップグレードする人は,後戻りが出来ないことを肝に銘じた方がいいでしょう.
- 一部 PalmWare の互換性
アップグレードすればいいことです.
- WorkPad 版 PalmDesktop は英語版 PalmOS では使えない
WorkPad のみを使っている人は深刻です.
- メモ帳のスクロールが遅くなる
問題視する人は居ますか?
また,各 OS へのアップグレードをしたときの状況を簡単に説明すると・・・.
- PalmOS 3.3E
元に戻すために,POSE (PalmOS Emulator) で Palm から読み出した ROM ファイル,しかも改造品 (?) が必要.
ROM ファイルのどこを改造するかは http://kfn.ksp.or.jp/~gauche/PalmTweaks/WorkPadE2J.html を参照.http://www.palm.com/support/33upgrade/
から PalmOS330_ENG_PalmIIIx.exe を拾ってくる.
アップグレードの場合はこれを実行すれば OK.
ダウングレード,つまり元に戻す場合は,(PalmIIIx|PalmIII|PalmV|WorkPad30x).exe を拾ってきて,片っ端から POSE で DL した ROM を書き込んでみる.
うまくいけばどれかの実行ファイルで書き戻すことが出来る.
もちろん,書き戻すときは Advance モードで,だ.
- PalmOS 4.0E
間違いなく死にます.
電源が入りません.
っつーか死にました.
現在は液晶部品取りのバックアップとして保管中.(ぉぃ
個人的には PalmOS 3.1 でも十分と思っている.■参考リンク
日本語がまともに使えるのが日本語版の取り柄であり,それを壊してまで英語版 PalmOS 3.3 + J-OS の環境に移りたいと思わせるアップデート内容が含まれないので,無理してまで 3.3 に移行する必要もないだろう.