PC-98x1のCバススロットを増やす バナー

なぜこんなことを?

NEC PC-9801BXは,私の家ではプロキシサーバーとなっているのだが,これにファイルサーバーの役目も引き受けてもらおうと思った.
しかし,内蔵IDEは270MB.ファイルサーバー領域に出来るようなHDD容量はない.そこでWyvernに付いている1GBのSCSIをCerberus側に
持ってくることにする.しかしCバススロットの空きはもう無い(1スロットは予約済み).
そこで,裏板を見てみるとどうやら4スロット入る領域があるのでそこに1スロット増やすことにする.

この改造は,4スロットに増やすことが可能な機種と不可能な機種がある.判断としては,

「リアパネルを切り落として4スロット分のCバスユニットを収める空間がある機種」

に限る.

用意するもの

4スロットあるCバススロットユニット
日本橋の「サイクルショップ アルキ」で\250で売ってます.もう無いかもしれない.
もしなかった場合は,BXのCバススロットのスロット板と似たような板(RXあたりが同じ)を装備しているPCから持ってきても可.

金ノコ
裏板に1スロット分のスペースを確保するのに使用.
改造手順

1.ひとまず天板を開けてリアパネルを外す
裏板を外した状態 それらしきネジをゆるめてリアパネルを外す.

2.Cバススロットユニットを外す前準備
邪魔になる物をすべて外した結果 Cバススロットユニットを外すために邪魔になる物はすべて外す
BXではIDE-HDD,電源が邪魔になった.

3.Cバススロットコネクタ板の交換
外した状態 組み立てた状態

Cバススロットフレームのネジ穴などが違うと思うので一応交換しておく.
Cバススロットコネクタ板は4本のネジで固定されているので,そのネジを外し,持ってきたものと交換する.

4.Cバススロットユニットを元の位置に収める
装着した状態 収めた後のバックビュー

マザーボード側のネジ穴が少しずれる場合は,マザーボードに乗っかる足を少し折り曲げてやる.
ただし慎重に折り曲げないと「ふにっ」と折れるので注意すること.
他のネジ穴もずれることがあるので,Cバスカードを差すときに力の掛かり具合の問題ある場所のみを固定しても可.
その場合,あまったネジはなくさないように
あとは外したパーツを元に戻す.

5.リアパネルの加工
ここで「金ノコ発動承認!」

切り落とす場所(赤斜線部) 切りにくいとは思うが,左写真の様に切り落とす.
切り落とすのが面倒な場合はリアパネルを外したまま運用すればいいのだが,電源用空冷ファンにコードが絡まったり, 虫が入って来たりするかもしれないのであまりやらないほうがいいだろう.

Finish.リアパネルと天板の取り付け
さて.あとは天板とリアパネルを取り付けて完成だ!

これで晴れて4スロットとなったわけですが,うちでは4スロットどころか2スロットしか使ってないので,リアパネルを加工しないでそのままパネルを装着してます.
リアパネルの加工は必要に迫られたときにします.(^^;
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