Cyrix 6x86MX-PR200+GP が 1枚余っていたので,「これは利用するしかない!!」と思い,早速実行.
しかし,なぜか FDD が読めなくなるわ CD-ROM ドライブでエラーが出るわ,不安定でしょっちゅう止まるわで大変でした.
(結局電圧を公称値 2.9V より 2.8V に下げて解決)
できるだけ強力な空冷ファン
今回はアルファ社のクーラー「S1560ー30W」に 60mm 大型ファンを装着したものを採用.
(しかしこれでも FDD の不具合は治らず)
P55C-ECO-R2
AMD K6,K6-2 や Cyrix を PC-98 に搭載できるようにする魔法の下駄.
入手先は超級電脳ほか,東京は秋葉原の東京パーツショップでどうぞ.
MELCO MTSA-M1T 付属の Cyrix 用キャッシュコントローラーに毎黒仮節渡万氏作成の 6x86MX パッチを当てた物
Windows NT を利用している人は不要です.
ピアノ線
強度と加工性を考えると #20(0.85〜0.9mm)の物がいいでしょう.(DIY ショップで \100 ほど)
これはヒートシンクを固定するために使います.
折り曲げは各自の利用するヒートシンクによって変わってきますので,前回のように図は載せません.
1. 下駄の電圧及び倍率設定
6x86MX のコア電圧は 2.9V なので,J5 の 1-2 にジャンパを刺しましょう.
倍率はそれぞれによって違うので,各自そのように設定して下さい.
6x86MX はオーバークロック耐性が低すぎるので,オーバークロック設定にするともれなく起動しません.ピポもならないですから.(汗)
2. CPU ユニットの組み上げ
まず,静電スポンジに ECO-R2 を付けたままで CPU を ECO-R2 に刺します.
この ECO-R2 ,CPU の刺し具合がかなり堅いので,思い切って「グッ」と行って下さい (あまりにも力を入れすぎて Pin を折らないようにお気を付けを).
CPU を下駄に刺したら,今度はヒートシンクをどうにかして固定します.
今回は下駄のソケット下にピン群の隙間があることから,そこに釣り糸を通してヒートシンクを縛り上げました.
これは横置きのデスクトップだから許される行為であって,タワー型のヒトは絶対やめておきましょう.(^^;;;
ヒートシンクは,6x86MX の場合は出来るだけ ALPHA のヒートシンククーラーを使うようにしましょう.
6x86MX は発熱が異常に多く,最悪の場合は FDD の読み書きが出来なくなる場合もあります.
3. ソケットに取り付け
CPU ユニットをマザーボードに取り付けます.
このとき,Pin の切り欠きの向きに注意して下さい.
まぁ,向きが悪かったら入る物も入らないのでわかりますが (強引に入れても刺さりません).
装着が完了したら,下駄への電源供給用コードを忘れずに刺しましょう.
これを刺さないとピポりません.(^^;
4. キャッシュコントローラーはどうする?
MELCO MTSA-M1T を持っている方はそれの流用が可能です.ただし自己責任にてお願いします.
Windows NT 4.0 の場合はキャッシュコントローラーは使えません (CONFIG.sys を読まないため) し,必要ないようです (こちらの環境での未確認済み).
これで余った M2 も報われますね.(汗)
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