初代 Xt に WinChip2 を載せる バナー



■その後の K6-2

MIRAGE (互換機) に刺さっていた旧コアを P55C-ECO-R2A で使ってみたところ,なんとちゃんとピポって NT ログオンが見える手前まで行きました.(それ以降はなにをやってもそこで止まる.(ぉ
そこでウィナーズサークルさんから WinChip2 240MHz 旧ロゴをお借りして起動してみたところ,なんと起動してしまいました.(飼わなきゃダメじゃん(笑)
そこで,個体差はあるものの,WinChip2 搭載術をここでご紹介します.

■用意するもの

  • WinChip2 240MHz
    240MHz は超レアで,何処へ行ってもありません.見付けたら借金してでも飼いましょう.(まぢまぢ

  • 薄型 CPU クーラー
    薄型でないとひどい目に逢います.(激汗)

  • 釣り糸
    CPU クーラーを固定するためのものです.最近の CPU クーラーは Socket7 専用のようで,Socket5 に対応したモノはほとんどありません.

  • テスタ
    電圧調整の際に使います.デジタルテスタの方が微妙な電圧を見ることが出来るので便利です.

  • ■手順説明

    0. 釣り糸な人は CPU クーラーを縛り付ける

    CPU にシリコングリスを塗った後に CPU クーラーを載せ,しばらくぐりぐりした後に釣り糸で縛ってやります.
    縛る向きはどっちでもかまいません.

    1. ソケットへ CPU を装着
    WinChip2 の場合,下駄経由などの小細工が必要なく,ソケットへ直付け可能です.
    飼ってきたら有無を言わせずソケットへ載せてあげましょう.
    2. 電圧を調整する
    ここがかなりのポイントで,ここさえクリアすれば勝ったも同然です.

    まず,適当にデバイス電力供給コネクタ (通称 電源コネクタ) をひっつかまえて,そこへおもむろにテスタの電極を突っ込みます.
    黄・黒ペアで 12V赤・黒ペアで 5V です.黒は 2本ありますが,それぞれ隣り合ったものがペアになっているのでお間違えなく.

    本体の電源を入れるとテスタの針が現在出力されている電圧を指します.
    Xt 初代の電源にはフロントパネル側から見て左と右に 1個ずつボリュームがあります (電源の穴を覗いてみよう).
    これは,右側が 5V 系,左が 12V / 3.3V 系の電圧調整用ボリュームで,共に右回しで電圧が上がります.

    ここでは Windows などの重いものを起動せずに,HDD 起動メニューを表示させておきましょう.
    表示できない方は MS-DOS を起動させてもかまいません.

    どちらから電圧調整をしてもいいのですが,まぁとりあえず 12V 側の電源コネクタ端子にテスタ棒を突っ込み,テスタの針を見ながら左側のボリュームを回して下さい.
    すると電圧が微妙に上下するので,12V までの電圧におさえるように電圧調整を行って下さい.

    5V 側も同じように,5V 側の電源コネクタ端子にテスタ棒を突っ込み,テスタの針を見ながら,今度は右側のボリュームを回して下さい.
    すると電圧が微妙に上下するので,5V までの電圧におさえるように電圧調整を行って下さい.

    電圧は 5V / 12V を越えてはなりません.

    3. 起動と電圧調整
    電圧調整が終わったらリセットをして Windows 等を起動してみましょう.

    NT4.0 の場合,電圧が低いと KNI : Parity Error が発生する場合がありますので,この場合は 12V / 3.3V 側,つまり左側のボリュームをホンの少しだけ右に回します.
    これで再起動してもまだ出る場合は,またホンの少しだけ右に回します.
    回す量は,回すときの引っかかりが取れる感じがする程度だけ回していきます.

    これを数回繰り返すと起動しますが,これは起動時の CPU にかかる電圧が下限の部分なので,気持ちの分だけ右に回しておきます.

    これで載せ換えは完了です.



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