Exif data to Thumbnail script "Exif2HTML"
 Exif データ→サムネイル化スクリプト "Exif2HTML"
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最終更新日:2004/07/05 13:12

■概要

デジカメデータ内に存在する Exif 情報を HTML にサムネイル化するスクリプトです.
Exif 内のサムネイルを使ってサムネイル化するため,ターミナルの表示速度によっては作成が異様に速いです.
# 処理中のファイル名を表示しないようにいじれば,どのターミナルにおいても速いです.
# 結局,最終的なネックは画面表示,特に Windows の DOS 窓のようです.

おまけ機能でコメントを埋め込む機能を持たせました (Exif 準拠).

一応中途半端に Windows 対応.(w


■インストール方法

さくら:Windows の中の人も大変だ.
うにゅう:中の人など居ない!!

■ for UNIX 系ユーザー

パスの通っている適当なディレクトリにコピーして chmod 755 exif2html.pl で終わり.
exif2html.pl の 1行目の perl パスが違う場合は変更が必要.
ファイル名は変更可能.場合によっては mv exif2html.pl exif2html としてもかまわない.

■ for Windows ユーザー

Perl が簡単には使えない (?) ので,前準備が必要です.

  1. まだ Perl をインスコしてない人はインスコする
    Active Perl がお勧め.
    http://www.activestate.com/

    ダウンロード.

    1. ActiveState のトップページから「Downloads」をクリックします.
      トップページ

    2. ActivePerl | Download now の Download now をクリック
      トップページ

    3. おもむろに Next をクリック (ぉぃ
      トップページ

    4. ActivePerl 5.6.1 build 635 Windows MSI 8.6MB をダウンロード
      トップページ

    インスコ.
    適当に進めば済むが,ファイルの選択の所では以下のようにしよう.
    ドライブパスは適当で・・・.

    インスコ選択メニュー

    インスコが終わったら確認してみる.

    C:\>perl
    print "Hello world!\n";
    ^D ←CTRL+D を押してリターン
    Hello world!

    C:\>

    こうなれば OK.
    「コマンドまたはファイル名が違います。」とつれないことを言われたら,パスが通っているか,もしくはインスコが正常に終わったかをチェキチェキチェキーーー!

  2. バッチファイルを作っておく (と便利)
    - exif2html.bat (サムネイル作成用)
    perl c:\tools\exif2html.pl %1 %2 %3 %4 %5

    - exif2html_cmt.bat (コメント入力用)
    perl c:\tools\exif2html.pl -c %1 %2 %3 %4 %5

  3. コマンドライン支援ツールのインストール (をすると便利)
  4. DOS窓オープナー
    URL: http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/util/se142893.html

    サムネイル作成の時,カレントディレクトリに移動しておく必要があるため.
    これをインスコしてファイルを右クリックして「送る」にある「DOS 窓オープナー」のショートカットに放り込むと,そのファイルのカレントディレクトリに移動した状態で DOS 窓が開く.

  5. SendTo に exif2html_cmt.bat を登録しておく
    コメント入力の際に必要.

■設定 (Perl スクリプト)

圧縮ファイルを展開して必要な環境を整えたら,Perl スクリプトを直接さわって設定を行います.

### テンプレートリスト
テンプレート検索用のディレクトリを配列変数形式で記述します.
@TABLE_TEMPLATE_DIR = ('DIR1', 'DIR2', ...);
という形で記述してゆきます.
複数登録しておくことで,一番はじめに見つけたテンプレートを使用することが出来ます.

Windows と UNIX 系の両方で使用している人,特に Samba などでホームディレクトリ直下に exif2html を置いている人などは,Windows のパスも使用可能です.
その場合は,W:/dir1/dir2 というように,"\""/" に変更して記述してください.
Windows 用のパス名と UNIX 系用のパス名の両方を書くことにより,Windows 使用時は Windows から見たドライブを検索するようになります.

### サムネイルディレクトリ
サムネイル画像を作成するディレクトリを指定します.
デフォルトはカレントディレクトリの thumbnail ディレクトリです.

### テーブル作成時の横またがり数
サムネイル表示するときのテーブルを何列表示にするかを設定します.
余り多くしすぎると横スクロールするハメになりますので注意.


■設定 (サムネイルテンプレート)

サムネイルテンプレートは合計 4種類有り,以下のようになっています.

table_head.html
全体テーブルのテーブル直前までのテンプレートです.

table_body.html
サムネイルテーブルです.
一番重要なのはこのファイルです.
テンプレート内で使用可能な特殊タグは << と >> で囲まれたものです.
どのタグがどのタグ名に対応しているかは,付属のテンプレートを参照してください.

table_b-body.html
Exif 破損時のサムネイルテーブルです.
Exif が破損していたときはこのテンプレートを使用します.

table_foot.html
全体テーブルのテーブル直後からのテンプレートです.


■使い方 (共通)

いくつかのオプションを使用し,ファイル名は複数の指定が可能です.

exif2html [-c"コメント"] [-D] [-e] [file ...]

オプションを指定せずファイル名のみ指定した場合は,サムネイルを作成します.

-e Exif フィールドを別ファイルに出力します.
出力ファイル名は "入力ファイル名" + ".exif" となります.
これは,画像を編集した後に Exif 情報をその画像に戻したい場合に使用します.

使用例) by UNIX 系
% cp infile.jpg.exif tmp.jpg
% cat infile.jpg >> tmp.jpg
% mv tmp.jpg infile.jpg

【!!注意!!】
この機能は現在テスト中です.
万が一のためにマスターとなるファイルのバックアップは必ず置いておいてください.

-c"コメント" 画像ファイル内に Exif 型式でコメントを埋め込みます.
# 埋め込み場所は Tag No. 0x9286 "UserComment"
Exif 情報を持ったファイルにのみ適用可能です.

コメントの長さはメーカーごとに違いますが,長すぎる場合はエラーを出すようにしています.
改行は使用できません.

コメントを指定したときはサムネイルの作成は行われません.

出力ファイル名は今のところ "REWRITE-元のファイル名" 固定です.

-c オプションのみでコメントを記述しない場合,プロンプトを表示してコメント入力を促します.
改行するとコメント入力が終了します.

-D デバッグモードになります.
複数の詳細情報が出ますが中途半端です.

使用例)
  • コメントを埋め込む.
    % exif2html -c"コメント" IMG_00001.JPG

    % exif2html -c IMG_00002.jpg
    >Please input comment.
    > ←コメント入力汁!と言ってます.

  • サムネイルを作成する
    % exif2html *.JPG
    % exif2html IMG_00001.JPG
    % exif2html IMG_00001.JPG IMG-00002.jpg

  • ■注意事項

    ■ for ALL ユーザー

    • サムネイルはカレントディレクトリに出力されるので,サムネイルを出力したいと思うディレクトリに移動してからスクリプトを実行してください.
      ※コメント入力されたファイルの出力先はこの限りではなく,対象のファイルをフルパスで指定することにより,対象のファイルと同じディレクトリにコメントの埋め込まれたファイルが出力されます.

    ■ for UNIX 系ユーザー

    • 日本語の出力文字コードが SJIS となっています.
      これは Windows でも使えるようにとの苦肉の策です.
      STDERR も SJIS なんで,
      % exif2html | & nkf
      もしくは
      $ exif2html | nkf 2>&1
      とでもしてください.

    ■ for Windows 系ユーザー


    ■変更履歴

    変更履歴書くのも楽じゃないな。
              ∧_∧
        ∧_∧  (´<_`; ) (ほとんど抜けてるくせに・・・。)
       ( ´_ゝ`) /   ⌒i
       /   \     | |
      /    / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
    __(__ニつ/  FMV  / .| .|____
        \/____/ (u ⊃

    2004/07/05 Rev-1.4.0
    • GPS 情報出力及び mapion へのリンクに対応。
    2004/06/09 Rev-1.3.1
    • Canon Exif で WB をマニュアル設定にした時の数値表示がおかしかったのを修正.
    • スクリプト本体のヘルプ表示にオプション類の説明を追加.
    2004/01/18 Rev-1.3.0
    • Exif 情報を別ファイルに出力する機能を追加.
    2004/01/18 Rev-1.2.0
    • 一部メッセージの EUC エンコード化.
      (UNIX 系の EUC コード仕様の人達が幸せに慣れたはず)
    • テンプレートファイルが見つからなかったときのエラー処理追加.
    2004/01/14 Rev-1.0.0
    • E-20 用と 10D 用を一体化,"Exif2HTML" という名前に変更.
      (それまでは機種名が付いていた・・・)
    2004/01/??
    • Canon 系 MakerNote の読み込みに目処が付いたので作成開始.
      この時は E-20 用と 10D 用が別だった.
    2003/11/??
    • Canon EOS 10D 用に作成に取りかかるも,MakerNote で挫折・中止.
    2002/??/??
    • OLYMPUS E-20 用に作成




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