AMD K6-2 300MHz を載せる
(P55C-ECO-R2 改使用)
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始めに・・・

やっぱり M2 じゃ役不足です.(をい

用意する物

P55C-ECO-R2 改
P55C-ECO-R2 の高周波音を斬る!! で改造した物を使用します.
なお,この改造を施さないと,かなり苦戦するものと思われます.

AMD K6-2 CPU
今回は旧コアの 333MHz,新コアの 300MHz を手に入れることができたので,どちらとも試してみました.
結果,変わりありません.
オーバークロック耐性については,ベースクロックが 60MHz のために実験のしようがありません.
それでも 60MHz x6 = 360MHz (公称値の 20% 増し) で,ヒートシンクがぬるい程度で動作するところから,もう少し上をねらえるかと思います.

大型空冷ファン
今回はアルファ社の PFS6030A に 60mm 角の大型ファンを取り付けた物を採用.

改造手順

1. CPU ユニットの作成
隙間が 0.5mm 程度になるまで,CPU を圧入します.
どうやら R2 は隙間が無くなるまで圧入できるようで,外すときが大変になります.
そこんとこ考えながら圧入しましょう.(笑)
2. 倍率設定 - 外付けスイッチを付けると便利編
「通常は定格で使いたいけど,時々オーバークロック試してみたいな〜」という方は,倍率設定ジャンパを外付けにしちゃいましょう.
ポンバシやアキバで 2Pin トグルスイッチを買ってきて,スイッチの端子に 2本の線を半田付け,さらにその線の先にコネクタをつけてジャンパピンに刺すわけですが, その端子の長さによってはヒートシンクが邪魔をすることも考えられるので,よく考えてから実行しましょう.(^^;
3. ソケットに装着,ヒートシンク取り付け
アルファ社のヒートシンク装着状態 あとは CPU ユニットを Socket5 に載せてソケットレバーを倒して固定します.
さらに,CPU の突起部にシリコングリスを塗り,ヒートシンクを載せます.
あとは金具で固定するのですが,この金具,たいていの場合,ヒートシンクに添付されている金具だと使い物になりません.
そこで,ピアノ線で適当に試行錯誤して固定金具を作りましょう.
4. 完成
通常とは異なる,究極の起動音,「ピョッ!!」という,なんだかしゃっくりついてるような起動音がすれば,K6-2 化は終了です.
あとは

1. ヒートシンクが過度に熱くならないか
2. FDD がちゃんとアクセス可能か
3. R2 特有の高周波音がしないか

上記のことを確認して下さい.
過度に熱くなる場合は,裏技電圧設定の JP4(1-2) と JP5(1-2) の 1.93V を試してみて下さい.
それでも尚かつ熱い場合は,仕方ないですが 1ランク倍率を下げてみましょう.
オーバークロックで使う場合は裏技設定は必衰です.
なお,1.8V 設定だとメモリチェック後に気絶するので×です.(^^;

4. オマケ
2nd キャッシュに空冷ファン

2nd キャッシュが結構熱くなるみたいなので,50mm 角のファンを直付けしてあげましょう.
50mm 角の薄型ヒートシンクでもいいような気もするのですが,これがまた結構熱いので,ファンの方がいいかもしれません.
2nd キャッシュの場所ですが,フロントパネルを手前にした場合,MB の手前に PCI カードの支えがあります.それを取り払うと,正方形に並んだ,4つの正方形の IC が見えます.それが 2nd キャッシュです.
ファンは手っ取り早く,瞬間接着剤でくっつけてしまえばいいでしょう.
なお,この加工をすると,支柱が取り付けられなくなります.
HDD は HDD ステーに取り付ける2本のネジのみで宙ぶらりんにさせなければなりません.

あとがき

現在は公称値の 20% オーバーである 360MHz で動かしています.
もっと上のオーバークロック実験をしてみたかったのですが,ベースクロックが 60MHz ,さらに 6倍設定までとなっているので,400MHz 稼働実験は残念ながら行えませんでした.



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