ホイール
ふと、ホイールのカタログ等を見ていると今までと表記が変わっている。
「インセット」という表記があるのだが、早い話が今までの「オフセット」の事。
国際基準に合わせたようだが、単位は mm のままのようだ。
プラスの「オフセット」は「インセット」でマイナスの「オフセット」は「アウトセット」。
±0の「オフセット」は「ゼロセット」という呼び名になっている。
最近はマイナスの「オフセット」や±0の「オフセット」は見ないねぇ。
事実上、「オフセット」は「インセット」と置き換えのような感じです。
他に記載されている5穴とか4穴はボルトを入れるというかナットを掛ける数なのだが・・・
PCD というのがあって100とか114.3とか表記してある。
これは、ボルトを入れる穴の中心点を結んで出来る円の直径を mm で表している。
この数値が合わないとホイールを装着出来ません。
リム幅というのも分かりにくい。
その名の通りのリムの幅だが・・・7J とか表記されても何とかならんかと思う。
そもそも、この J というのはインチと同じ。
早い話が、25.4mm である。
JJ はリム形状の違いだから、数値を気にすれば良い。
ただ、タイヤの幅とリムの幅は違う。
タイヤメーカーの標準リム幅を基準にしてタイヤの幅を選択という方向。
インチアップでワイドにするとか、いわゆるツライチにする場合は計算する必要があります。
例えば、GGA の場合だと7J でインセット55が標準。
7.5J にすると1/2インチ幅が広くなる。
中心線からなので、中心線を基準としてインとアウトに広がった分の1/2広がる事になる。
つまり、広がるのは12.7mm だから、1/2である6.35mm がインとアウトに出る。
6.35mm 広がって、イン側が干渉すると困るから6.35mm 外側に出す。
約7mm 出すとして7.5J ならインセット48でイン側は干渉しない。
が、外側には6.35mm +7mm の13.35mm 出る事になる。
フェンダーから出なければ問題ないが、出るようなら違法になる。
そういった場合は、イン側にまだ入る余地があるかどうかとか計算しないとならない。
単純にインセットのみの違いなら、インセット48だと7mm 外側に出るという計算になります。
ただ、これは理論上の事なので、タイヤの形状等でも変わりますからご注意を。
ディーラーとかショップに聞くのが一番手っ取り早いんですがね。