PG 結線
AQUA が電源交換をしてから一発起動0% になった模様です。
PG 結線の必要性が出て来たみたいね。
どういった手法を用いるかだが・・・その前に PG 結線とその関連事項について説明しよう。
PC-98所有経験がないと何の事やら分からないと思いますので。
その中でも Socket8限定なんですが。(^^;
AQUA の構成を例に説明しよう。
このマシンは Tualatin Celeron/1.4GHz を FSB66MHz*14=933MHz 駆動させている。
Tualatin Celeron は FC-PGA2なので当然の事ながら Socket8には付きません。
そこでいわゆるゲタを使う。
PowerLeap PL-PRO/II で Socket8を PPGA に変換する。
PPGA だと PPGA 互換のピンアサインを持った Coppermine コアの CPU が限界。
そこで、PPGA を FC-PGA か FC-PGA2に変換する必要がある。
PowerLeap Neo-S370を使って Coppermine コアの CPU を搭載。
PowerLeap PL-370/T を使って Tualatin コアの CPU を搭載。
というのが一般的な手法。
うちは Tualatin コアなので PL-370/T を使っています。
但し、そのままだと CPU 交換が面倒だし CPU クーラーの装着に困る。
そこでその上に ZIF Socket を取り付けている。
つまり、PL-PRO/II + PL-370/T + ZIF Socket の3段構成。
今回問題となっているのは、その中の PL-PRO/II です。
PL-Pro/II の出力電圧が安定する前に M/B へ電源が供給されると起動出来ない。
これが先人の方々が出した結論でして、現在の AQUA の症状です。
で、それを解決するには電源投入後にリセットスイッチを押します。
ただ、これだとスマートではない。
そこで解決策として出たのが PG 結線という手法。
PL-Pro/II 搭載 US 3004CW チップの6番ピンを VRM のPG に接続します。
まぁ、VRM の PG でなくても良いのですが。
文字にするとそうなるが・・・位置関係がどうなるか。
US 3004CW チップの6番ピンは文字に向かって手前側を左から数えて6番目。
VRM のピンは M/B 正面から見て左列の手前から9番目。
ここを接続すれば OK という事になりますな。
ただ、リセットスイッチが9番と10番を使っているので何とか両立したい。
分岐させるのが一番簡単かな?
他の場所だと更に難易度が上がりますので。(汗)
それと US 3004CW チップの6番ピン取り出しをどうするか。
このチップは足の間隔が結構狭いんですよね。
あと、単に半田付けしただけだと取り回しに困りそう。
取り回し中に外れるとか内部を弄った時に外れるとかすると困る。
汎用基板にジャンパピン立てておくのが使い勝手が良さそうやねぇ。
そこから接続すれば良いだけですので。
問題は・・・私にこの作業が出来るかどうかだ。(^^;
あと、この内容に間違いがあるよという場合は指摘してやってください。m(_ _)m