液晶モニタに関する調査メモ。
液晶パネルの駆動方式は3種類に大別出来るらしい。
TN (Twisted Nematic)・VA (Virtical Alignment)・IPS (In-Place-Switching) という。
コスト順で TN → VA → IPS で画質順に IPS → VA → TN となっている模様。
TN のメリットは駆動電圧とコストが低い。
デメリットは視野角による色変化や輝度変化が大きい。
で、中間調の応答速度を改善するオーバードライブを搭載しているようだ。
VA は、かなり純粋な黒を表現出来てコントラスト比を高くしやすい。
デメリットは視野角による色変化や輝度変化が大きい。
視野角特性を改善するためにマルチドメインというのを使っているみたい。
中間調の応答速度を改善するオーバードライブを搭載しているようだ。
デメリット的には VA と同様だが、改善策がとられているみたいね。
IPS は視野角による輝度変化や色変化が少ない。
しかし、コントラスト比・輝度・応答速度を高くする事が難しい。
だが、階調全域で応答速度のバラツキが少ないという特徴もある。
最大色数は1677万色が基準となるが・・・
この数字は RGB 各色8ビット階調で表現できる最大色数である。
RGB の3色が8ビット=256階調だから256*256*256=16,777,216色となる。
通常の PC 環境では、この色数をフルカラーという。
液晶パネルの表面処理も種類がある。
グレアパネルは光沢パネル。
ノングレアパネルは、映り込みを抑えた処理がされている。
グレアパネルは黒が引き締まりコントラストが高く色の見栄えが良いが映り込みが激しい。
室内灯の反射があると文書の閲覧時などに集中しにくい。
また、傷が付きやすいためパネルを拭く際も注意が必要となる。
ノングレアパネルは逆の特性。
映り込みを極力抑えている。
色は地味だが目が疲れにくく掃除が楽等のメリットがある。
画像のクオリティを重視するならグレアパネル。
書類作成や Web 巡回等の文字がメインならばノングレアパネル。
こんな選択が良さそう。
あと、DVI (Digital Visual Interface) 入力にも種類がある。
DVI-I と DVI-D の2種類。
DVI-I は29Pin だが DVI-D は24Pin となる。
向かって右側の - 部分のところにも端子があるのが DVI-I になる。
DVI-I はデジタルとアナログの両方を扱えるから変換コネクタで D-sub に変換可能。
大抵の GPU は DVI-I を採用しているそうな。
それと、アスペクト比を固定出来る機能。
これは奨励解像度より低い場合にどのように対処するかというもの。
ノーマル(1:1)・拡大(アスペクト比固定)・フルスクリーン(全画面)の3モード。
ノーマル(1:1) は DOT by DOT で中央に表示されて範囲外のところは黒い。
拡大(アスペクト比固定)はアスペクト比を保持したまま拡大する。
表示されない範囲(両端)は黒く・・・ワイドテレビで4:3画面を見るような感じ。
フルスクリーン(全画面)は範囲外のところを引っ張って拡大する感じ。
ゆがんだ感じになるので個人的には好きではない。
ノーマル(1:1) モード搭載が個人的に必須条件になると言える。
余談だが・・・このアスペクト比固定モードだが、テレビにある場合もある。
雷Gさんの
報告によると BRAVIA では1:1表示が出来るそうな。
これにより、PC とテレビを接続して動画はテレビで閲覧という事も可能になる。
ワイヤレスキーボードとかあると便利そうですな。
PC とテレビの接続も考えておくと良いカモしれません。
間違いがありましたらツッコミお願いします。m(_ _)m