nanayaku さんから GW に作業出来るようにと救援物資が着弾しましたので着手した次第。
目的は Laysya (SOTEC e-note H270TX4) の CPU 交換。
とりあえず分解しないとダメなんですが・・・なかなかと難しいねぇ。
で、分解が終わってから気が付いたんだが・・・手順が違っていた。(^^;
一般的なノートパソコンとは違うっぽいです。
キーボードの上部にあるパネルをスライドさせて外すとキーボードにアクセス出来る。
キーボードを外すと CPU 部分にアクセス出来るという簡単仕様でした。
パームレストは HDD 交換とかでないと外す必要ないみたいです。
このパソコンの特徴は CPU にある。
デスクトップタイプを装着しているんですよね。
FC-PGA ですが、ソケットの仕組みはデスクトップな M/B と違っています。
レバーで動かすヤツではなくスライド式。
取り外す方法は分からないので・・・てきと〜にやると外れました。(ぉぃ
とか記載していると、次回やるときに忘却している可能性がある。
という事で、キッチリ記載しておく事にします。(笑)
ストッパーを外して・・・左へ動かすとロックして右に動かすと外れます。
動かすのは小さめのマイナスドライバーでやりました。
ただ・・・この方法で良いのかは分かりません。(^^;
熱暴走の可能性があるという事で、救援物資のクロックは低めです。
ブツは、Celeron/566MHz(SL46T) と Pentium!!!/600EMHz(SL3XU) の2種類。
この中のどちらかにしてみる事にします。
本来の CPU は Celeron/700MHz なので FSB66MHz な Coppermine です。
パフォーマンスを考えると、出来れば Celeron/566MHz よりは Pentium!!!/600EMHz ですな。
L2の容量と FSB の違いで・・・同等かそれ以上にはなるのではないかと。
まずは発熱量を考慮して、消費電力の比較を intel のサイトで調べる。
Celeron/700MHz(SL4P8):18.3W
Pentium!!!/600EMHz(SL3XU):15.8W
Celeron/566MHz(SL46T):記載はないが SL3W7・SL4NW なら11.9W
SL46T を11.9W と仮定してみると・・・どちらも Celeron/700MHz より行けそうです。
換装時の事を考えると、Celeron/566MHz ならポン付けで行けるハズ。
Pentium!!!/600EMHz は若干の問題点がある。
BIOS 的には Pentium!!!/600EMHz には対応していると思いますが・・・
FSB が100MHz になるという事。
電圧も違いますが、対応 BIOS なら自動調整してくれるでしょう。(たぶん
つまり、FSB100MHz に M/B で設定出来るかどうかです。
あと、メモリの対応問題もありますが、うちのメモリはFSB100MHz に対応しています。
で、FSB に関して色々と調べる。
結論から言うと・・・出来るらしいです。
らしいというのは、H270ではなく H370の情報というところです。
ただ、M/B の雰囲気を見た感じでは同一っぽい。
H270の換装例もあったようですし・・・それならばチャレンジしてみようという方向です。
FSB の変更は CPU ソケットの上にある4連スイッチがそれに該当する模様。
左から PIN1・PIN2・PIN3・PIN4になります。
FSB66MHz:ON・OFF・OFF・OFF
FSB100MHz:ON・ON・ON・OFF
で、当該スイッチを確認してみると、ON・OFF・OFF・OFF になっている。
行けそうですな。
そこで、PIN2・PIN3を ON にして組み込み起動確認。
BIOS で Pentium!!!/600EMHz と認識していますし Win2k 上でも問題なし。
どうやらこの設定は確定みたいです。
あと、気になったのは・・・FSB133の設定があるという点。
FSB133MHz:OFF・OFF・ON・OFF
という記述があるんですよ。
丁度、FSB133MHz な Pentium!!!/1.0GHz が手元にある。
実験しようかと思ったんですが・・・面倒なのでパス。(ぉ
メモリの対応状況が分かりませんし、調べるのが面倒だったので。(^^;
あと、この作業の為に色々調べていて分かったんですが・・・
H370に関しては、Win2k にするとブルーバックが頻繁に出るという症状があるらしい。
それを解決するには M/B 交換という説も。(汗)
H270で調べていたので分かりませんでしたが、同じ M/B の可能性が高いっぽいので同様カモ。
BIOS を弄れば行けるカモしれませんが・・・何とか出来ないものだろうか?
まぁ、しばらくはこのままの構成で行く予定です。
で、Celeron/700MHz から Pentium!!!/600EMHz になった訳なんですが・・・
CPU の動作クロックの数値を見れば落ちているのは確か。
ただ、FSB66MHz から FSB100MHz にアップして、L2も128KB から256KB にアップしている。
個人的には性能はアップしていると思うんですがね。
世間ではこれをパワーアップと呼ぶかどうかは分かりませんが。(^^;