星景・星野写真を撮影するときのカメラの露出セッティングを考えてみる。
露出値は論理値なので実際はこれよりもオーバー・アンダーになる可能性は十分あり得る。
星野写真を撮る場合は星の動きを止める必要があるのでシャッタースピード (SS) に注意する。
出来れば 135規格画角 24mm で 20秒までとしたいが、余裕を持って 10秒や 15秒で撮影するセッティングとなるようにしたい。
まずは基準を決める。
基準値(最近の撮影時のセッティング)
F3.5 / ISO 1000 / 30秒
基準値からISO感度をきりの良い数字に(基準値から±0EV)
F3.2 / ISO 800 / 30秒
F値をきりの良い数字に(基準値から+1/3EV) = 新基準値
F2.8 / ISO 800 / 30秒
新基準値を元に E-3 での星景・星野写真セッティングを考えてみる。
使用するレンズは例えば ZD14-54mm F2.8-3.5。
E-3 は高感度がてんでダメなので ISO 800
未満 としたい。
撮影後は必ずダーク減算用のダーク写真を撮っておこう。
ISO 感度上、どうしても比較明コンポジット撮影用の写真となってしまう。
F2.8 / ISO 640 / 40秒
F2.8 / ISO 500 / 50秒
F2.8 / ISO 400 / 60秒
(おまけ) 星野写真を撮る場合。たぶんノイズが。
F2.8 / ISO 1600 / 15秒
1Ds3 で星野写真を撮るため、新基準値を元に SS を 20秒以下にしたときのセッティングを考えてみる。
※Canon EF24mm F2.8 開放値
F2.8 / ISO 1250 / 20秒
F2.8 / ISO 1600 / 15秒
F2.0 / ISO 800 / 15秒
F2.0 / ISO 1000 / 13秒
F2.0 / ISO 1250 / 10秒
※SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPH. 開放値
F1.8 / ISO 640 / 15秒
F1.8 / ISO 800 / 13秒
F1.8 / ISO 1000 / 10秒
※Canon EF24mm F1.4L II USM 開放値
F1.4 / ISO 400 / 15秒
F1.4 / ISO 500 / 13秒
F1.4 / ISO 640 / 10秒
番外編。
Canon EF24-105mm F4L IS USM ワイ端開放+高感度耐性の良いボディ(EOS 5D MarkIIなど)で星野撮影を行う場合。
F4.0 / ISO 3200 / 15秒
番外編 その2。
SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPH. HSM をワイ端解放で星野撮影を行う場合。
F4.5 / ISO 3200 / 20秒
F4.5 / ISO 1600 / 40秒
F4.5 / ISO 800 / 80秒
F4.5 / ISO 640 / 100秒
参考:ISO感度とF値とシャッタースピード
ISO | 100 125 160 200 250 320 400 500 640 800 1000 1250 1600 2000 2500 3200 |
F | 1.0 1.1 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.5 2.8 3.2 2.5 4.0 4.5 5.0 5.6 |
SS(1秒以上) | 240 200 160 120 100 80 60 50 40 30 25 20 15 13 10 8 6 5 4 3.2 2.5 2 1.6 1.3 1 |
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