先日の宣言通りプリメインアンプ買いました。
畳みます。
低音は多少は自重したい、中高音が綺麗なのが良い、内部の作りに多少コストがかかってるのが良い、というわけでDENON PMA-600NEとMarantz PM6007を比べた結果Marantz PM6007になった。
初めは予算もうちょっと増やしてMarantz Stereo 70sかARCAM A5…と思っていたが、前者はそろそろ買うか、と値段を再確認したら値上げ(8.8万円→11万円)、後者はお取り寄せ商品で10日くらいかかると出ばなをくじかれた。
更に「やっぱり予算増やすと今後の活動に制限が出るな…」というわけで予定通り予算を6万円までに制限。
PM6007の低音の量を聞いてみるとPMA-600NEにしても良かったかな?と思ったが、PMA-600NEは内部の作りがPM6007よりも多少プアだったので無しにした。
DALI OBERON 1との相性は結構良いと聞いていたので今回もやっぱり無視聴特攻で購入したが、結果的には
特定の問題以外は結構満足のいく結果となった。
良いところ:
- 中高音がきれい
音の分離感は良く音場もそこそこでヴォーカルの定位も良い。上位グレードと比べると物足りないだろうがこの価格帯では必要十分。
- 中身の作りが良い
真っ先に目につくのはトロイダルコアトランス採用という点。デジタル回路がシールドボックスに封入されているのはPMA-600NE同じだが、基板全体の作りはPM6007の方が理路整然としていて綺麗にまとまっている(ケーブルであっちこっち飛んでいない)。ちなみにデジタル回路のシールドボックスはPM6007だとMarantzの銘板がねじ止めされているが、PMA-600NEは何もなくてネジ穴が空しい…。ここらへんはコストダウンがてきめんに効いているのか商品価格はPMA-600NEの方が安い。
- 比較的安価でありながら必要な機能は揃っている
入力はアナログx3、デジタルx3 (光x2、同軸x1)と必要十分ではないだろうか。特に光が2つあるのは非常に良い。HiFiオーディオをうたっているのでデジタル回路が少ないのは好感が持てる。
- 背が低めなので圧迫感が薄い
実際に置いてみたところ結構印象が変わる。上にDAPやイヤホンを並べるので背が低いのも助かる。逆に言うと大きい(背が高い)ゆえの満足感みたいなものはもの足りないだろう。
悪いところ:
- 入力感度が良(?)すぎる
今回の懸念点1/3号。
さんざんっぱらGoogle Geminiを使って計算していたが、やっぱり当初の懸念通りTEAC UD-505のラインアウトをFixed 0dbにすると深夜帯のニアフィールドリスニングではオーバー目だった。日中で普通の人が1m以上の距離で使うならばおおよそ問題ない入力感度ではあるのだろうが、こと極小空間ではValiable -25db くらいしたい、というかしている。
- ギャングエラーが割とひどい
今回の懸念点2/3号。
懸念点1/3号と関係するが、Fixed 0dbで入力するとボリュームを少し上げただけで音量が結構上がってしまう。一応微調整はできるが今度はギャングエラーとの戦いになり、具体的に言えば8時の位置を超えないとギャングエラーが解消しない。しかもギャングエラーが解消するボリューム位置はとても深夜では使えるようなものではなく、我が家の日中時間帯でも使いづらい音量だった(分譲マンションで同居はお互いに譲り合いの精神が必要)。
- デジタル入力でボリュームを絞り切れない
今回の懸念点番外(3/3)。
懸念点2/3号と関係するが、常用したい微小ボリューム域でギャングエラーが発生するので絞り切れない(絞るとギャングエラー発生)。入力レベル的にはTEAC UD-505のFixed 0dbと同じだがこちらは当然ながらFixed限定なので外部入力機器側での対処が不可能。一応PCと繋ぐ場合に限定すればPC側の出力を下げれば入力レベルを下げられるので問題はないが、仮にCDプレイヤーなどを光接続すると困ったことになる。
- 低音が物足りない
DALI OBERON 1はキャビネットの容量的に低音が低めだが、Marantz特有のすっきりした音作りのせいで更に低い結果となっている。(苦笑 仕方が無いので低音が足りないときはBASSを多少盛って利用中ではあるが、ずんどこされるよりはマシか。
- DACチップが旭化成ではなくESSに置き換わっていた
一応「変えました」というアナウンスを商品説明で行っているのは良いことだが、旭化成の時は「AK4490EQ使ってます!」って言ってるのにESSになったらDACチップメーカーの名前さえ公開してないのはどういうこと?変わっていることはあらかじめ承知の上で買っているがアナウンスの仕方にもやっとする。
懸念点についてはそもそも使い方が間違っているというのはまぁ納得せざるを得ないわけではあるが、一般的な評価の「低ボリュームの使い勝手が良い」「ギャングエラーは発生し辛い」という評価については、少なくとも深夜帯のニアフィールドリスニングには全く当てはまらないので参考にもならないことは十二分に注意が必要であろう。
これらの懸念点については、現時点ではTEAC UD-505のライン出力をValiable -25dbで使用する、光入力は今のところPCでしか使わないのでPC側で出力を絞る(ただしビットパーフェクトでなくなる)ことで回避・かつ基本的にはUD-505経由の出力(たまにESSの音を聞いてみたい)なので大きな問題ではない。
音そのものについては満足していて、今まで自分が所有して聴いたどのスピーカー・アンプペアよりも「良い」と思う音を出している。
文句があるとすれば「なんでもっと早くこのスピーカーとアンプを買わなかったんだよ数年前の方が安かったぞ」と自分自身に苦言を申したい。(笑)
└ G兄
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