シンナー臭の排気、及び将来エアブラシを買った際の塗装ブース用として排気ファンを自作してみた。
ファンの取り付け場所は、吹き返しを考慮して "押し込み型" (ファンが排気パイプより前にあり、パイプに対して空気を押し込む形になる) ではなく "吸い込み型" (ファンがパイプの最後部にあり、パイプから空気を吸い込む形になる) にしてみた。
こんな感じで。
ファンは小型冷蔵庫サイズの鯖を解体したときにぶんどった 12cm ファンを 3連。
これをこないだ交換して排気予定の ATX 電源で駆動する予定。
ファンは他にあまりがまだ 3つ有るので、もし吸引力が足りなければ 6連にする予定。
ただし、窓に挟むタイプにしたいので縦に並べなければならないが、縦に並べて上手く吸引できるかがビミョー。
吸引効率を考えれば、3x3 の正方形に並べた方が効率がいいような気もするが・・・。
囲いは段ボールを利用して作成。ファンに対してほぼきっちり作ってあるが、隙間から吸い込んでしまう空気に対しては無防備。
隙間テープを使おうと思ったが、そうするとファンの固定が大変なのであきらめた。('A`)
中にはこうして
つっかえ棒を敷き、ファンユニットがファンの厚み以上は奥に入り込まないように対応。
更に、ファンが外れないようにプラ板でストッパーを作成。
ファンを連結しているストッパーも、丁度良い金具を探しきれなかったのでプラ板で自作。
で、組み上がったところで早速実験。
線香の煙がなければたばこの煙もなかったので、アナの前にティッシュをかざして手を放してみた。
うはwwwすげー勢いで吸い込まれたwwwwwwwww
まだダクトを付けていないので何とも言えないが、この調子ならまずまずかな・・・。
これでダメなら 6連にするか、トイレ用ダクトファン (\2,380) を使うか。
ちなみにこの形だが、うちの部屋の窓の上に更に小窓があり、そこに丁度 12cm ファンが 3個入るサイズになっている (超偶然)。
そこで、この小窓にファンを付けて換気扇代わりにしてみようかと思った次第。
ただし、箱を付けてしまったのでファンが小窓のサッシ内に入らない予感。
どうするべ・・・。
ストッパーでも作るか?
この工作も手段と目的が逆転しているような気がする。
ファンの位置について。
吸い込み型が押し込み型に対して優れている点としては、吹き返しが無くなること。
"吹き返し" とは、ファンが風をパイプに送るとき、パイプを接続している箱やパイプそのものに風が当たってそれが折り帰ってくる現象のこと。
ファンを壁に当てると風が壁の方向に向かっているのに、手前の方向に風が帰ってくるのと同じ原理で、風が障害物に当たって吹き返しが発生する。
こうなると、外に破棄するはずのエアブラシの塗料粉や揮発成分が家の中に折り帰ってきてしまい意味のないことになる。
吸い込み式になると勢いのある風 (ファンのすぐ後ろ) は外界で解放されているので、吹き返しが起こることもない。
この穴明けのためだけに電動ハンドドリルを購入。
六角チャックを持つ DIY 用簡易ドリルで、木材ならφ10mm、鉄板ならφ6.5mmまで対応しているセット品・特価 \2,400 のものだが、軽作業にしか使わないのでこれで必要にして十分。
というよりも、家の中で片手で気軽に使えるドリルが欲しかったのでこれ以上の大きさは不要。
アルミダクトφ100mm とフードキャップを買ってきて取り付け。
フードキャップはアルミダクトを付けるための樹脂製アダプタで、枠を取り外せばアルミダクトをワンタッチで取り付けられるので非常に楽。
まずはファンを小窓に取り付け。
外側から段ボールの箱がほぼギリギリで入った。
ここに買ってきたアルミダクトを取り付けて
こうなるw
これで電源を入れてたばこの煙を当ててみたところ、面白いように吸う吸うwwwww
そこでティッシュの短冊をぶら下げてみたところ
かなり吸ってる。
動画 (DivX AVI 7.7MB)を撮ってみたので興味のある方は御覧下さい。
塗装ブースをメーカー品で買うと、安くても \8,800 くらい。
しかし、今回自分で作ってみたところ、アルミダクト \780 とフードキャップ \518 だけ。
これであとはフロントの塗装ブース部を作成するだけ。
うーん、できあがりが楽しみ♪
やっぱり手段が目的になってる・・・。
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