2009/07/09
ソフトウェア補正前提のレンズ作り
マイクロフォーサーズはレンズの小ささが目をひくが、「こんなにちっちゃくて(色々と)大丈夫なの?」と思う人が居るかもしれない。
そこでちょっとばかしテスト。

マイクロフォーサーズのボディはレンズの歪み補正をソフトウェア的に行っているが、それをあえて外してみたのがこちらの画像。

ショッキングな事実は次のページでっ!

注意:液晶テレビとカメラの角度が微妙にずれてるので台形歪みは気にしないでください。

使用レンズ:M.ZD 14-42mm F3.5-5.6

14mm側 左:補正無し 右:補正有り(ボディ内補正)
14mm側 補正無し 14mm側 補正有り(ボディ内補正)

40mm側 左:補正無し 右:補正有り(ボディ内補正)
補正無し 補正有り(ボディ内補正)

補正無しは酷すぎる・・・w
これは M.ZD に限らずパナソニックの LUMIX G VARIO でも同じ仕様で、7-14mm も補正無しだと酷い樽型歪みになっていた

どうもマイクロフォーサーズのレンズというのは、レンズを小さくするが故に歪みを補正しきれないので、それならソフトウェアで補正してやろうという魂胆なのかもしれない。
逆にソフトウェア処理が高性能だからこそ、ここまでちっちゃなレンズを作ることが出来るのかも。
# 単焦点はどうなんだろう?ライカやフォクトレンダーはM/VMマウントレンズがちっちゃいけど。

歪みは癖のない樽・糸巻き型歪みなので SILKYPIX でも簡単に補正できる。
# オリンパスマスター2で E-P1 の RAW ファイルを読み込むと自動的に歪み補正されます。

知人曰く「これが陣笠歪みだったら発狂するな・・・」と。
確かに、あの歪み方なら補正しても「こっちを立てればあっちがたたず」で泥沼にはまりそうな予感・・・。((((;゚Д゚))))

逆に、癖のない歪みにしておけばソフトウェアで簡単に補正できるので、無駄にレンズだけで歪みを完全に取ってしまうよりも、あえて癖のない歪みに押さえてレンズを小さく作り、歪み補正はソフトウェアに任せて全体をコンパクトにしようという逆転?の発想のような気がする。
というのは上の価格.comのスレッドでもスレ主が言われていることですが。

ちなみに、LUMIX G VARIO 7-14mm F4 (300g) をレンズだけで歪み補正をやってしまうと ZD 7-14mm F4 (950g) になってしまう。(笑)



この歪み補正無しの写真、LUMIX G VARIO 7-14mm の場合はレンズに通電せずに撮影しているが、SILKYPIX で E-P1 の RAW ファイルを読み込むとなぜか歪み補正の画像が出てくる。orz
そのため今回は普通にレンズを着けた状態で撮影し、ボディ内の画像処理エンジンによる歪み補正を適用した JPEG と比べることにした。
オリンパスマスター2だと歪み補正が効いているので、たぶん現像ソフトの仕様だろう。
# DMC-G1/GH1 の RAW ファイルを SILKYPIX で読み込むと歪み補正されてるらしいのよね・・・。差別だっ!!ヽ(`Д´)ノ

  • 窓枠:むぅ、補正が入らないとカメラ付き携帯並(+α?)になっちゃうんですねぇ・・・。
    端っこの残念っぷりとか。
    まぁ私の携帯じゃこれ以下なんですが。
    アナクロ人間としてはソフトの発達でハードがこじんまりになっちゃうのはちょっと寂しいですけど、実際の出来という意味ではソフト補正としっかりしたハードでどのくらい違うもんなんでしょ。
  • G兄:ものにもよるのでぶっちゃけなんとも言えないです。
    仮にZD 7-14とVARIO 7-14を比べた場合はVARIOの方がはしっこが残念なことになる。
    そりゃ引き延ばすことになっちゃうからね。
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備忘録
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  • ニンバス チヌーク
  • OCB-1 ST II
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