以前使っていたのはSHOEI X-8RS。
こいつがかなりやれてきたので買い換えを決意したのだが、メットを脱ぎ着せずにコンビニに入ったりちょっとした休憩でメットを脱がずに茶を飲んだりしたいということで、システムヘルメットのマルチテックを選択した。
重量はX-8RSに比べると結構重い。
慣れるとそうでもないが、初めの頃はその重量にかなり違和感を持つ。
また、違和感は顎の周りにもあった。
X-8RSでは顎の前付近までインナーで覆われていたのだが、いわゆる「ジェットヘルメット+チンガード」という構造になるのでインナーは頬の部分までしか無い。
しかもチンガードが跳ね上げ式という構造なので顎の付近に余裕があり、長らくフルフェイスを使っていた身としては落ち着かない。
伏せて前方を見るときはメット開口部の上の方が結構邪魔でX-8RSよりも見辛い。
たぶんメットが重いので前にずれてきちゃうのが問題かと思われる。
防風については、チンカーテンが無い状態でベンチレーターを全閉しても顎から風を巻き込み耳まで風が回り込む。
逆に言えば夏場はチンカーテンがないと涼しいかもしれない、と言える。
チンカーテンを取り付けたときに関しては「
マルチテックにチンカーテン取り付け」を御覧頂きたい。
風切り音はどうもシールドの立て付けが悪いのか右上の方でぴゅ〜〜〜っという音がする。
音のするところをぎゅっと押してやると音が無くなるので現状維持。
下手にベースを触るとシールドゴムを痛めそうで・・・。
その他の風切り音についてはX-8RSと似たような感じだ。
システムヘルメットは凹凸が多いので風切り音がうっとうしいかな?と思ったがそうでもなくて安心。
跳ね上げ式のチンガードについては「便利」の一言。
毎朝のコンビニもメットを脱がずに入れるのでタイムロスがほとんど無い。
雨の日でも濡れたメットを雨が降る中何処に置こうかと悩むこともない。
チンガードの耐久性については先日身をもって経験してしまったのだが、原チャリで←コナーを曲がったときに運悪く滑ってしまい、チンガードの左側を少し削ってしまった。
後ほどチェックしてみたが、歪みや割れは無く問題なし。
低速で小さな傷程度の衝撃だったので参考にはならないかもしれないが、こういう事例もあるよということで。
耳の圧迫については、イヤーポケットがかなり深いので逆に違和感有り。
少なくとも押さえつけられることは全くないので、耳を押さえつけられて辛いという人にはお勧めできる。
しかもこのイヤーポケット、B+COM Bluetoothレシーバーに使われるスピーカーが測ったようにぴったり入る。
B+COM Bluetoothレシーバーに付属しているスポンジシートの厚手と薄手のスポンジを両方重ねてイヤーポケットに放り込み、そこにスピーカーを放り込むとマジックテープ無しでも固定される。
こうすると耳の逃げ場が無くなるが、イヤーポケット自体が深めなので言うほど圧迫はされない。
個人的には、伏せたときの前方視界確保が難しいのと重い点を除けば非常に満足のいくヘルメット。
ツーリング・通勤ぐライダーには間違いなくお勧め。
2010年11月14日追記。
チンカーテンを着けた状態でベンチレーターを全閉するとコンタクトレンズが乾かないくらい風は入ってこない。
しかしベンチレーターを全開にすると耳や顔に風が当たり涼しくなり、コンタクトレンズも乾いてしまうほどに風が入ってくる。
ベンチレーター、結構優秀の模様。
└ G兄
└ G兄
└ G兄
└ G兄
└ G兄
└ G兄
└ G兄
└ G兄
└ 山銀
└ G兄