今回の日記に写真はないのであしからず。
カヤックを始めて 2ヶ月半、既に 2艇を渡り歩き 3艇目に手を着けたという過去に例を見ない状況となっているが反省はしていない。
さて、1艇目は「インフレータブル・シングル艇」(エアフレーム1:売却済み)、2艇目は「フォールディング・タンデム艇」(アルピナ2 430EX) を選択したので 3艇目は「フォールディング・シングル艇」を買おうと決意したまでは良いが、問題はどこのメーカーの艇を買うか。
条件は
- 直進性!直進性!回転性は二の次!
- 全長が長いこと。
- デザイン
2艇目のアルピナ2 430EX の回転性が良すぎて真っ直ぐ進めるのも大変だったので、回転性はアルピナ2 430EX に任せて次の艇は中・長距離を漕ぐのが楽な直進性が良い艇に、というわけ。
内容はこちら
→
フォールディングカヤック試乗会 in マキノ
にほぼ書いてしまったのだが、最終的にはクルーソー 460 とウィスパーの一騎打ちとなった。
しばらく悩んでいたが、憧れだったキヤノンのフラッグシップ機 EOS-1Ds MarkIII 及びそれに関連する全ての EF マウント機材を全て手放すという、ある意味「暴挙」に及んだので後悔の無い買い物をしたいということや、船体デザインの美しさ、そして今ちょっと無理をすれば「あの憧れの」(といってもまだカヤック始めて 2ヶ月半だが) フェザークラフト艇が手に入れられる、ということもあり、今回はフェザークラフト ウィスパーにした。
そこで、先日の試乗ではウィスパーの感じをいまいち掴めなかったので、滋賀県は海津にある Granstream にお邪魔し、購入前提で試乗艇を借りて 17km ほど漕いできた。
→
フェザークラフトウィスパーの試乗
結果は上々だったので、試乗の帰りその足で Granstream のお宅にて購入相談と発注。
いつもならだいたい「えいや!」で決めてしまうが (ZZR1400 なんかも試乗せずいきなり指名買いでえいや!だった)、今回は念入りな調査と試乗 (しかもウィスパーは 2回も) を行い、更に Web で乗り手のインプレ記事などを読みあさり、万全を期して購入と相成った今までに例を見ない買い方であった。
さて、ここで今度はもう 1つの悩みが。
ウィスパーはラダー付きの XP とラダー無しの無印がある。
元祖はラダー無しの無印で、フェザークラフト社・社長のダグさん曰く「ウィスパーはラダーなんぞいらねぇ!」(意訳)ってことで着けなかったらしい。
しかし「ウィスパーにラダー着けてよ!」というあまりの要望の多さに「しゃーねーなー」(意訳)と折れて誕生したのがウィスパー XP。
そしてこのラダーだが、無印ウィスパーには着けられない。
もう一度言う。
このラダーだが、
無印ウィスパーには着けられない。
つまりここで「ラダーを着ける気があるのか無いのか」という英断を下さねばならないのだ。
これには正直まいった。
というのも、デザイン上は元祖無印ウィスパーが美しいのだが、海を漕ぐことを考えるとラダーは必要なのでは?という疑問が出てくる。
そこで、Granstream にウィスパーを試乗しに行った帰りに Granstream のお宅で Oさんと話をさせてもらった結果、「有った方が楽だけど経験さえ積めばなんとかなる。無くて何ともならないわけじゃない。」ということ。
ラダーがあると漕ぎに集中出来るため楽を出来る (ケツや頭を振られてもラダーで進路を固定出来るため全力でフォワードストロークできる) のだが、ラダーが無ければちょくちょく進路補正をしなければならないため楽が出来ないだけのことらしく、ラダーがあってもどうにもならないときはマジでどうにもならないという。
続けて「バウとスターンを合わせた全体の造形が気に入っているなら無印ウィスパーを選んだ方が良いでしょうね。そのかわりラダーが無いなら無いなりに鍛錬すればいいんですよ。」(意訳)という非常に納得できるアドバイスも。
個人的には心の中での選択肢はラダー無しのウィスパーしかなかった。あのシュッと反り上がったバウとスターン、そして余計な物が無い美しさ。いわゆる「造形美」である。Granstream のお宅の前でも無印ウィスパーを目の前にして綺麗な造形だなとしきりに思っていた。正に「惚れた」。
しかし荒れる海や強風下だとラダーは有った方がいいんじゃないか・・・、という心配が常々有ったが、Oさんのアドバイスも有り、当初考えていた無印ウィスパーに決定。決定をくだしたのは自分なのだからあとはどうにでもなれ感。(笑)
ちなみにラダーを否定しているわけではないので念のため。
ラダー付きの艇は「カッコイイ!」部類に入る。しかし今回は「美しい」艇が欲しかったのであえてラダーは着けなかったのだ。正直、カサラノのように反り上がったスターンにラダーを着けられればここまで悩む必要は無いんですよ。
オプションとしては、両ハッチの素材は Granstream オリジナルで既にダブルコーテッドになっているのでそのまま。
スターンハッチは L サイズにアップグレード。これで荷物を入れやすくなる。
シーソックは Oさんと検討の結果、かなり長持ちする上にノーマルシーソックを何度か買い換えるよりは安いし、イマノウチに「アップグレード」すれば後々ダブルコーテッドシーソックに買い換えるよりも断然安い、ということでダブルコーテッドに変更。このシーソック、ペダルと足の裏に挟まれて摩擦が発生するので結構痛みやすいのだが、ダブルコーテッドだとこの痛みがかなり低減されるので浸水もなかなか起こらないということ。
スプレースカートはノーマルのままとした。
デッキセンター補強はお値段的にかなりヤバイ (4.4万円追加) ので無しにしたが、デッキストリップのない試乗艇を見るとすっきりして格好良かったのでこれはこれで良い。
ここで計算してみると、なぜか始めに計算していたよりも 1.5万円ほど安かったので、ここぞとばかりに LT デッキバッグも追加で発注。
納期は恐らく 7月下旬から 8月上旬。
8月2日のカサラノキャンプには間に合って欲しいなぁと思いながら日々 納品マダー?(チンチン している。
最終的には軽自動車の中古を買えるくらいのお値段になってしまったが、後悔の無い買い物になるかは・・・。
└ G兄
└ G兄
└ G兄
└ G兄
└ G兄
└ G兄
└ G兄
└ G兄
└ 山銀
└ G兄