2018/04/12
GODOXの製品について
GODOX のストロボ関連の製品具合があまりにもややこしいのでまとめてみた。

畳みます。

ココの内容が間違っている可能性が有るので
最終的には自分で調べて正確な情報を得るか
間違っているかもしれないことを納得して参考にしてください。
ここはあくまで個人的まとめであり
正確な情報を掲載している保証はありません。

Wireless X System シリーズ
GODOX の 2.4GHz 帯電波式ワイヤレスストロボの総称。
X System に対応しているレシーバー・スレーブストロボ (総じて子機) を制御可能。

GODOX のストロボのラインナップについて
DOGOX のストロボは以下のようなラインナップがある。
主要な 3種類を簡単に紹介。
  • TT:AA電池式クリップオン
  • V :ブランド名 "VING"。専用リチウムイオンバッテリー式クリップオン。NEEWER から VB18 という互換電池が出てるらしい。
  • AD:ブランド名 "WITSTRO"。専用リチウムイオンバッテリー式ポータブルモノブロックストロボ
  • Studio:AC電源式モノブロックストロボ

共通事項
  • 親機とスレーブストロボの対応ボディブランド混在は可能 (X System を使う場合は対応ボディブランドは関係なし)。
  • HSS・TTL を使用する際は、送受信機どちらもそれらの機能に対応している場合にのみ該当機能が利用可能。例えば X1T-O で V860IIC を使う場合は TTL と HSS が使えるが、X1T-O で TT600 を使う場合は HSS のみ使用可能。
  • レシーバーの X1R が対応ボディブランド混在 (X1T-O + X1R-C など) で使えるかは不明
  • オンカメラでストロボを使用する場合は HSS 制御や TTL 制御が関係するので、それぞれカメラブランドに合った専用品を利用すること (マウント縛りが発生)。
  • スレーブストロボのブランド混在については、KPI の中の人が X1TCJ+V860IIN (キヤノン用マスター+ニコン用スレーブ) で確認済み。KPI 取り扱い分が専用ファームというわけでもないので共通仕様のはずだし、本国の製品説明にも特に断り書きがない、アマゾンのレビューなどで X System を使うとブランド混在で使えている話が有るので、X System を使う場合はブランド混在と見て良い。
▼トランスミッター (親機)
XT16/XT16S
HSS も TTL も使えない完全マニュアル仕様で X 速度限定の親機。それにより一般的な ISO シューであればどのカメラでも使える利点がある。
XT16 は WITSTRO 用 (AD200 や AD360 など)、XT16S は VING 用 (V8xx系)。

XT32
HSS に対応したが TTL には対応していない親機。そのためカメラブランド別に用意する必要がある。
X1 よりもちょっとだけ安い。
現在はキヤノンとニコン用しか出てない上に技適証明を受けていないため、素直に X1 を選択しよう…というか 1,000円くらいしかかわらないので。

X1
TTL、HSS が使用可能なトランスミッター。
そのためカメラブランドごとに親機を用意する必要がある。
X1 は総称でトランスミッターとレシーバーに別れており、それぞれ X1T (Transmitter = 親機)、X1R (Receiver = 子機) という形式名がある。

X1TCJ / X1TNJ / X1TSJ
KPI 扱いの名称で中身は X1T と全く同じ。KPI の保証とサポートを受けられる。
それぞれキヤノン・ニコン・ソニー用。
X1T-C/N/S/O/F
本国扱いの名称でアマゾンなどで手に入る。KPI 扱いよりは安いが保証は購入店舗次第。
対応ブランド:C = キヤノン / N = ニコン / S = ソニー / O = オリンパス / F = 富士フイルム

X1R については「レシーバー (子機)」の項目で説明。

X-Pro
X1 の上位モデル。
HSS や TTL 機能はそのままに使い勝手が上がっている。
ただしでかい。
▼スレーブストロボ
TT500 系は古すぎる?のと無線電波周波数帯が 443MHz と危険極まりないため割愛。この帯域はアマチュア無線が使用しています。

Studio シリーズは無印は無線電波周波数帯が 433MHz と以下略。ただし無線受信アダプタ用の USB コネクタは実装しているのでそれを使えば安全にワイヤレスで利用可能。
また、一部を除きアマゾンジャパンでは取り扱っていません。

AD360 (無印)
対応ブランド:C = キヤノン / N = ニコン
無線電波制御:無し (XTR16 を付けるとスレーブになる。XTR16Sではないので注意)
TTL:不可
HSS:XTR16+X1/X32経由→可 / オンカメラ→可

  • オンカメラで HSS サポートのためブランド縛り有り (XTR16 を着けると X System でブランド縛り無しのワイヤレス HSS が可能になる)。
  • X System に対応していないシンプル仕様。
  • XTR16 を装着することで X System 対応になり X1/X16/X32 から制御可能になる。
  • 出力制御は HSS 利用時は 1/1 〜 1/8 まで。

AD360II
対応ブランド:C = キヤノン / N = ニコン
無線電波制御:X System 対応 - マスター・スレーブ
TTL:X1経由→可 / オンカメラ→可
HSS:X1経由→可 / オンカメラ→可

  • AD360 の TTL 対応版。
  • X System のレシーバーを標準搭載。
  • 出力制御は HSS 利用時でも 1/1 〜 1/128 までになりました。

TT600/TT600S
対応ブランド:独自信号接点を持っていないため共通 (S はソニー用で MI シュー対応)
無線電波制御:X System 対応 - マスター・スレーブ
TTL:不可
HSS:X1/X32経由→可 / オンカメラ→不可
※技適証明を受けてないため送信機能を使わなくても違法の可能性有り
  • カメラブランドごとの独自信号接点が無く X 接点しか持っていないため、オンカメラだと HSS さえ使えないただのマニュアルストロボ。そのため一般的な ISO シューであればどのカメラでも利用可能。
  • オフカメラで X1/X32 を親機にすると HSS が使えるのでオフカメラで真価を発揮する。Cactus RF60 みたいな位置付け。
  • TTL はストロボが TTL に対応していないため X1 経由でも使えない。
  • 技適証明を受けていればワイヤレス最安だが残念ながら技適証明を受けてないので国内で使用すると違法の可能性が有る。 今は技適取得済みの個体が売られてます。(2021/8/31)
  • アマゾンで TARION TR600 というものが売っているが、実はこれ Godox TT600 の OEM であり互換品、というか名前が違うだけの "そのもの"。もちろん X System で使える上に安売りしているときがあるので、急ぎでないならば TR600 を買うのも良い。 残念ながらもう売ってません。(2021/8/31)

TT680N
対応ブランド:ニコン
無線電波制御:無し
TTL:オンカメラ→可
HSS:オンカメラ→可

  • X System 未対応なので注意。
  • アマゾンでも買えないので詳しいことは割愛。

TT685C/N/S/O/F
対応ブランド:C = キヤノン / N = ニコン / S = ソニー / O = オリンパス / F = 富士フイルム
無線電波制御:X System 対応 - マスター・スレーブ
TTL:X1経由→可 / オンカメラ→可
HSS:X1/X32経由→可 / オンカメラ→可

  • 技適証明を受けているため合法的に利用出来る TT 系唯一のスレーブストロボ。

V850
対応ブランド:独自信号接点を持っていないため共通
無線電波制御:無し (XTR16S を付けるとスレーブになる)
TTL:不可
HSS:XTR16S+X1/X32経由→可 / オンカメラ→不可

  • 対応ブランドについては TT600 と同じ仕様。
  • X System に対応していないシンプル仕様。
  • XTR16S を装着することで X System 対応になり X1/X16/X32 から制御可能になる。

V850II
無線電波制御:X System 対応 - マスター・スレーブ
TTL:不可
HSS:X1/X32経由→可 / オンカメラ→不可

  • V850 の X System 対応版。

V860C/N
対応ブランド:C = キヤノン / N = ニコン
無線電波制御:無し (XTR16S を付けるとスレーブになる)
TTL:不可
HSS:XTR16S+X1/X32経由→可 / オンカメラ→不可

  • V850 の TTL 対応版。
  • 本国ではカタログ落ちで情報なし。

V860IIC/N/S/O/F
対応ブランド:C = キヤノン / N = ニコン / S = ソニー / O = オリンパス / F = 富士フイルム
無線電波制御:X System 対応 - マスター・スレーブ
TTL:X1経由→可 / オンカメラ→可
HSS:X1経由→可 / オンカメラ→可

  • V850II の TTL 対応版。

V1C/N/S/O/F
対応ブランド:C = キヤノン / N = ニコン / S = ソニー / O = オリンパス / F = 富士フイルム
無線電波制御:X System 対応 - マスター・スレーブ
TTL:X1経由→可 / オンカメラ→可
HSS:X1経由→可 / オンカメラ→可

  • 2019年5月発売の新製品。
  • V860II のヘッドを丸形に変更したもの、と言えば簡単か。
  • いわゆる Pr○f○t○ A1 のパクリ実際怒られてる
  • ヘッドに半円形ディフューザーやフィルターを着けてそのまま使うポートレート・スタジオ撮影用ストロボという位置付け。そのためソフトボックスに入れることは考慮されていない、というか入りません

DPII 系
対応ブランド:モノブロックタイプのため無し
無線電波制御:X System 対応 - スレーブ
TTL:不可
HSS:不可
出力調整:1/16まで
ファン:無し
出力:300/400/600/800/1000Ws

  • 残念ながらアマゾンで取り扱い無し。

QTII 系
対応ブランド:モノブロックタイプのため無し
無線電波制御:X System 対応 - スレーブ
TTL:不可
HSS:
出力調整:シンクロ 1/128 まで・HSS 1/16まで
ファン:有り
出力:400/600/1200Ws
その他:マルチ発光対応

  • モデル内唯一の HSS 対応でしかも出力調整が 1/128 まで対応。
  • マルチ発光も可能。
  • ファンも内蔵してるのでたぶんお高い。
  • 残念ながらアマゾンで取り扱い無し。

SKII 系
対応ブランド:モノブロックタイプのため無し
無線電波制御:X System 対応 - スレーブ
TTL:不可
HSS:不可
出力調整:1/16まで
ファン:無し
出力:300/400Ws

  • 軽量かつ低出力メインのモデル。
  • アマゾンで取り扱い有り。

QSII 系
対応ブランド:モノブロックタイプのため無し
無線電波制御:X System 対応 - スレーブ
TTL:不可
HSS:不可
出力調整:1/32まで
ファン:無し
出力:400Ws から

  • 出力調整が 1/32 まで出来るモデル。
  • 残念ながらアマゾンで取り扱い無し。

GSII 系
対応ブランド:モノブロックタイプのため無し
無線電波制御:X System 対応 - スレーブ
TTL:不可
HSS:不可
出力調整:1/32まで
ファン:無し
出力:200/300/400Ws

  • 出力調整が 1/32 まで出来るモデル。
  • QSII との違いがわからん…。
  • 残念ながらアマゾンで取り扱い無し。

▼レシーバー (子機)
XTR16S
V850 (無印) 及び V860 (無印) を X System 化するためのレシーバー。親機に X1/X32 を使えば HSS や TTL が利用可能になるが、親機と受信側ストロボの仕様により異なる。
電源はストロボ本体の専用インターフェイスからのバスパワー。

XTR16
AD360 (無印) などを を X System 化するためのレシーバー。親機に X1/X32 を使えば HSS や TTL が利用可能になるが、親機と受信側ストロボの仕様により異なる。
電源はストロボ本体の専用インターフェイスからのバスパワー。

X1R
カメラブランド純正ストロボを X System 化するためのレシーバー。
カメラブランド対応のサードパーティストロボ (Nissin など) もプロトコルは互換性があるはず (でないとサードパーティストロボで HSS や TTL が使えない) なので制御出来る可能性は有る。
カメラブランド純正ストロボを持ってない人には無用となる。
送信機能が無いため技適証明を受けていなくても国内で合法的に使える。

X1RCJ / X1RNJ / X1RSJ
KPI 扱いの名称で中身は X1R-* と全く同じ。KPI の保証とサポートを受けられる。
それぞれキヤノン・ニコン・ソニー用。
X1R-C/N/S
本国扱いの名称でアマゾンなどで手に入る。KPI 扱いよりは安いが保証は購入店舗次第。
対応ブランド:C = キヤノン / N = ニコン / S = ソニー

現在、日本国内で合法的に利用出来る親機と子機は以下のラインナップとなる。
GODOX 本国の製品カタログを元に技適証明取得済み検索にヒットする製品を挙げているが、最終的には「技適シール」が張られた製品を購入するように
  • X1T-* (本国扱い) / X1T*J (KPI扱い)
  • X1R-* (本国扱い) / C1T*J (KPI扱い)
  • XT16 (本国扱い / KPI扱い)
  • X Pro (本国扱い / KPI扱い)
  • V850II (本国扱い)
  • V860II* (本国扱い / KPI扱い)
  • TT685II* (本国扱い)
  • TT350C/N/S/F/O (本国扱い) / TT350C/N/S/F (KPI扱い)
  • AD360II-C/N (本国扱い / KPI扱い)
# この表を見る限り、V系と TT系は種類が多いにもかかわらず V系は V860II、TT系は TT350 と TT685 と利用出来るストロボが意外と少ない。
「本国扱い」の製品はアマゾンで「技適取得済み」などと書かれている商品を購入するように。
なお、送信機能が無い器機 (X1R や AD200、XTR 系など) は技適証明を受ける必要がないので合法的な利用が可能。

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