今回はウィスパーの本領発揮、といったイベントであった。
長いので畳もう。
場所は泉南わくわく広場。
丁度関空から数キロ南に下ったところ。
準備中
[地図]
予定ではここから関空ゲートブリッジの橋桁を見に行く予定だったがあいにくの悪天候で南下して海を漕ぐことに。
サザンビーチを横切って少し先まで漕いで戻るというルート取りだったが 6km しか漕げず非常に消化不良であったが、20cmほどの波でカヤックサーフィンできたのでまぁ良しとしよう。
カメラのセッティング中
うねりは結構あった
[地図]
水は綺麗だったんだよね。
[地図]
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その後はレスキュー (再乗艇) 講習が有るということでお邪魔させて頂いたが、これがまたしんどくてカサラノキャンプ以上のハードさ!
なにせ慣れない再乗艇方法 (パドルフロートを使ったり 2:1 対人レスキュー、1:1 対人レスキューなど) を休憩を挟みながら延々とし続けるので最後の方はもうばてばて。
しかしこれを知っておくか否かで下手をすれば生死に関わるので必須科目となっている。
前回のレスキュー講習は怪我で陸から見ていただけだが、見ると実行するではかなり違う。やはり「百聞は一見にしかず」。
ただ、コクピット横からのリエントリー (再乗艇) は嫌と言うほどやってきたし70cmほどのうねりと風の中でもリエントリーできるので、あとは 1発で決められるかどうかといったところ。
(失敗するとそれだけ体力を消耗するので出来るだけ 1発で決める方が良い)
いざ、再乗艇訓練へ
後部再乗艇
パドルフロートエントリー
コックピットサイドエントリー
リエントリーの後はスプレースカートをきちんと閉めましょう
今回はいろいろ得たものが有った。
道具 (パドルフロート+パドル) を使った再乗艇は正直あの程度の波なら道具無しの方が早い。
ただ、波が高い悪条件の中であればパドルフロートで艇を安定させた方がいいのかもしれないので今度練習しておこう。
ミドルブレードパドルの風の影響についてはかなり酷かった。
予備とメインのパドルはどちらもシーカヤックでは普通のサイズ (ナローブレード - ブレードが細い - ではない) を使っているのだが、ローアングルポジションでのパドリングでも風の影響をかなり受けてパドリングし辛かった。
このような強風下ではグリーンランドパドルかナローブレードパドルが威力を発揮しそうなので冬の内に 1本買っておいた方が良さそうだ。
スケッグは今回初めて取り付けてみたが意外と使えそうな感じ。
真っ直ぐ進めそうにもないときには意外と使えそうで、今回スウィープで進路の微調整をすることなく真っ直ぐ進めた。
流石に波を受けて進路が変わったらリーンかけて進路補正はしたが、毎度毎度微調整を加えるほどのものでもなかった。
ただ、スケッグが効き過ぎているのかターンはかなりし辛く、いつもより大きめにリーンを掛ける必要があった。
普段はスケッグ無しでなんとかしたほうがいいものの、有れば意外と何とかなるかもという安心感はある。
それにしても以前とは比べものにならないほど安定して乗れるようになったなぁとこれを書いていて思う次第。
初めてウィスパーに乗ったときはおっかなびっくりで「不安定だ」と書いていたが、
→
フェザークラフトウィスパーの試乗
慣れてしまえば全然そうではなくむしろ乗れば安定する。
乗るときも左右のエアスポンソンの空気量が多 (高) めなので、多少傾いても復元力は高かった。
走り出せば景色は高速で後ろに流れてゆくほどの快適さで、波を越えるにも滑らかにスッと越えて行ける。
よく言われる「シルキーな乗り心地」とはこれのことなのかな、とも。
走破性が良く 8m/s の向かい風でも難なく漕いでいけるから安心感も違う。多少の強風下でも漕げるということはそれだけ「戻ってこれる / 渡れる」ことにも繋がるだろう。
リーンも以前に比べれば深い角度をかけられるようになった。そのおかげで以前よりは小さい回転関係で回れたりその場での回転もやりやすくなった (時々深くしすぎて沈しそうになるが)。
しかしまだまだ「艇に乗らされている」感はある。
もう少し綺麗に操れたらいいなと思いながら漕いでいこう。
先は長いぞ。
いつものごとくちょっとだけ動画。
移動距離:156km
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