2020/09/13
Canon EOS R5買いました
やっと届いたよ Canon EOS R5!!

P1011354.jpg : OLYMPUS E-M5MarkII, OLYMPUS M.12-40mm F2.8, 1/250sec F5.6 ISO-640, 露出補正:0EV

P1011351.jpg : OLYMPUS E-M5MarkII, OLYMPUS M.12-40mm F2.8, 1/250sec F5.6 ISO-640, 露出補正:0EV

以下タイムライン。
  • 7月9日(木) 21時 製品発表@オンライン
  • 7月10日(金) 10時 予約受付開始
  • 7月10日(金) 12時3分 カメラのキタムラ店頭にて予約、EOS Rは店員の嘆願によりこの時点で下取り←これが間違いの元
  • 7月31日(金) 発売開始(一次入荷)…キタムラグループへは一部割り当てながらハズレ
  • 8月6日(木) 二次入荷…キタムラグループへの割り当て無し(ハズレ)
  • 8月21日(金) 三次入荷…同上
  • 9月9日(水) 四次入荷…商品到着
いくらなんでも酷すぎるわ今回。
コロナ禍もあってキヤノンが売れ行きの見積もりを誤ったとは言え、他店の動向を見ているとキタムラへの割当数がかなり悪い。
9月9日(水) はそこそこの割り当てがあったようだがどうもキタムラはこの手の入荷割り当て戦争には弱いご様子で、発売日の出荷数は 1,500台、うちキタムラの割り当てが 100台しか無い、更にその後の二次・三次割り当てで割り当てが一切なかったという時点でお察し。
この戦争に一番強かったのはヨドバシで、その次が東京のマップカメラらしい。
更にキタムラの中での話で言うと、どうも予約開始日より以前に顔見知りの店員に「予約が開始されたら私の分真っ先に予約しておいてね」とフライングをした人がキタムラ予約組の勝ち組だったそうな。
なお、キタムラの予約システムは「オンラインだろうが店頭だろうがオンライン扱いとして扱われるのでわざわざ店頭に行く必要はない」ので安心してご自宅で予約しよう。店頭で受け取りたければ "店頭受け取り" を選べば良し。
# 店頭予約しても店員はキタムラの Web 通販画面で予約するので結果的に同じだった(

9月のシルバーウィークには間に合ったのでまだマシな方だが 7月10日(金) 予約で夜に予約した人の分がまだ届いてないらしく、恐らく 11月が本番ではないかとの悪い噂が立っている。

キタムラに対しては下取り対応も含めて言いたいことは山ほど有るが、ここにそんなことを書いても面白くもなんともないのであえて書かないで置く。
# 下取り額はかなり良かったが、商品いつくるのかわかんねーのに「今すぐ欲しい」とかのたまうのはどうかと思うね。



閑話休題。

物が来たので早速検証。

全体的な UI は EOS R からブラッシュアップされて使い勝手が更に良くなっていた。
EOS R では「ここが使いにくい」「なんでこんなことになってんだ」と地味に苦しい部分もあったが、現状、個人で感じる分ではそれら全てが改善されている。
# 逆に改悪されている部分もあるがそれは後述。

まずは電源レバー。
使いはじめるときに一番始めに動かす場所だろうが、突起が着いたので指の掛かりが非常に良かった。EOS R の突起無しローレット加工でもまぁ問題はなかったが、突起が有った方が確実に電源を ON に出来るのでストレスフリーなのは評価したい。
いやホント、ボディを手に持ってバッテリー入れるまでは「ふーん」だったけど、電源レバーを ON にしようと指をかけたところで「おぉ!」となった。こういう細かい所っておざなりにされそうだけど、ちゃんと改善されるってところが凄く評価高いんだよね。

それと同じくらい良かったのは可動ディスプレの指かけ。
EOS R は下側だったが、アレ、バッテリーグリップ着けると指先入れづらくて開けづらかったんですよ…。
それが EOS R5 だと右側になったのでバッテリーグリップを着けても開けづらいと感じることが無くなった。
地味なところ攻めてくるなぁ。

丸コンは EOS R の時に「なくてもいい」と書いたが、有れば有ったで便利に違いはないなと再認識。
特に一番効果があったのは再生時の画像送り。
EOS R の時は左キーを連打していたが、丸コンだとぐるぐる〜っと回せば延々と画像を送り戻し出来るので楽でした。(

ボタンに関しては EOS R の諸悪の根源でありキヤノンご乱心のマルチファンクションバーが撤去され、そこにジョイスティックが鎮座し、ソレ以外にもボタンがいくつか増えているが、マルチファンクションバーのせいで割を食っていた AF-ON・AE/FEロック・AFフレームボタンが "正しい位置" に配置されて押しやすくなった。
# 今までは無理矢理右肩済みに追いやられて指がつりそうだったし実際つりかけたときもあった。
ボタンの数が増えたのも使いやすさに拍車をかけており、これで「あの機能を割り当てたいけど優先度低いからマイメニューで呼び出すべ」と葛藤しなくても済んだ。
# むしろ余るくらい(

UI の中でも微妙に使いづらかったリアダイヤル (モードダイヤル)。
なんか妙に指の掛かりが良くなったのは気のせいだろうか?
EOS R だと意識的に指をかけないと回しづらかったが、EOS R5 ではそんな意識は不要で指を当てたら自然に回せるような具合になっていた。

EVF は 576万ドットということもあり流石に超高精細!おまけに暗闇での見やすさも EOS R より上がっていて見やすい。
ただ、眼鏡越しだと四隅がちょっとぼやけるのは仕方ないところ。目線を少しずらして覗き込むように見ればくっきり見えるので眼鏡っ子不遇。

手ぶれ補正はどうしてもオリンパスと比べてしまうが、やはりというかオリンパスに比べて粘りが無い。オリンパスは結構無茶な持ち方でも x15 拡大枠でもビターッと食い付いてくれるが、EOS R5 のそれはカメラを普通にかまえても x15 拡大枠が小刻みに揺れる。
それでも手ぶれ補正が内蔵されていない EOS R とは雲泥の差なので悪くは無い。

撮影していて気がつくのはシャッター音の静かさ。
EOS R だと高周波音が結構高めできつい感じなのだが、EOS R5 のそれは低音で「ジャコッ」という感じの音質で凄くマイルド。
先日野外撮影でも使用したが、三脚に EOS R5 を着けて地面に置き、Canon Camera Connect 経由でカメラの真横に立ってシャッターを切ってもシャッターが切れたことがわからず、意識的にシャッター音を聞こうとしてようやっと聞こえるくらいの静かさ。
手持ちでは自分自身だとシャッター音は聞こえるが、ポートレートで被写体の人は確かに音が聞こえないわこれ。

ジョイスティックは現時点では花丸は着けられないながらも、カメラ操作をするには無くてはならないものなので丸、といったところ。
親指からちょっと遠く感じるので、もうちょっと右側に寄ってくれていれば言うこと無しなのだが…。

AF (オートフォーカス) 機能については「動物 AF」が非常に良く出来ていて、犬の目を追うのは元より、ふすまから体の後ろ 1/3 が見えてるくらいの犬にもちゃんと AF 枠が反応していたのはびっくりした。これはかなり捗りますよ。
なによりドールにも反応したのは想定外で、今までは AF 枠を目に合わせてシュート、の繰り返しだったが、動物 AF を使うとドールの目を認識してくれるのでその手間が省けて凄く便利だった。まぁ認識しないときも割とあるのでどっちを使うかは使い手次第ということで。



先に挙げた「改悪」だが、こちらはスマホアプリ "Canon Camera Connect" でカメラと接続時、拡大時の拡大枠がスマホのスワイプでなぜか移動出来なくなっていた。
EOS R では「もうちょっとこっち」という時にスマホのディスプレイをスワイプさせれば拡大したまま拡大した部分を移動出来たが、EOS R5 ではなぜかこれが出来ないので一旦拡大解除してから拡大したいところでタップして枠を移動させ、さらにダブルタップして拡大という面倒臭いことを行っている。

なんでこれ改悪した?



WiFi 接続について。
EOS R5 でやっと 5GHz 帯が利用出来るようになったが、PC と FTP で繋いだ時の速度差は 2.4GHz 帯に比べて約 2倍の違いがあった。
cRAW のみだと 2.5秒くらいで転送が終わるが、JPEG ファイルも一緒に転送すると JPEG ファイルが大きめだと 4.5秒くらいだった。
ただ、電池バカ食いなので常用はお勧め出来ません。(
室内撮りだと電池使えば完全ワイヤレス運用できるが、流石に電池食いすぎるからバッテリーの消耗具合が。
LP-E6NH メタクソ高いし。
# 私は事故責任で ROWA の LP-E6N 互換電池使ってます。
AC-E6N+DR-E6 で AC アダプタ運用は WiFi の利点を殺すので一長一短。



FTP 転送について。
EOS R5 で FTP 転送が使えるようになったが、実際に使って見るとこれがホントに楽で、室内撮影後にメモリカードを取り出してファイルをコピーする必要がないのはホント楽。
デスクトップ PC に FileZilla Server で FTP 鯖を建てて実際に使って見たが、Lightroom で自動取り込みを有効にして FTP のディレクトリを対象にしておくと、撮影したそばから Lightroom で編集できる神運用が出来る。
5GHz 帯だと転送速度も速いので、cRAW 使うなら凄く実用的。

FTP 機能については Canon Camera Connect とは違い、明示的に切断をしないと電源投入時に再接続しに行くので注意。
# ただし電源切ったら WiFi も切れるので常時接続ではない。



今回の買い物での教訓は

下取りは新しいカメラが来てから!

キタムラでは EOS R5 買い換えキャンペーンで下取り額が +10% となっており最大 12万円が 142,800円に増額だったのだが、店員曰く「EOS R5 が来てからでも下取りの査定上限額は保証する (期間経過による下取り額の下落を適用せず予約当日の下取り額を上限とする) が、出来れば今すぐにでも下取りさせて欲しい」と嘆願されたので、E-M5 Mk2 もあるしいくらなんでも 8月中には来るだろう…と思って下取りに差し出したらこのざまである。
# ちなみに自分が使っていた EOS R は綺麗に使っていたので最大額の A ランク。バッテリーグリップも同じく A ランクの 11,600円だったので合計 15.5万で買い取ってもらえた。自分で言うのもなんだが、ホント綺麗に使ってたので。珍しく。E-M5 Mk2 は結構ボロいのにw

下取りの査定額上限を予約日当日に固定してくれるなら、下取り品の引き渡しは商品が来てからにしよう。



バッテリーグリップについて。

正直、わからんでもないがこれ設計したヤツの頭ぶん殴ってやろうかという程のクソ。
いや、フィット感はいいんですよ。
問題は

ボタン配置が違う。

ちょっとくらいなら仕方ないなと思うけど、ぱっと上げるだけで
  • AF-ONボタンがちょっと遠い
  • 拡大ボタンの位置が全く違う
  • ジョイスティックの位置が低すぎる
とかなりクリティカルなクソ仕様。
バッテリーが入るからその部分を避けてできるだけ大きくならずに、という配慮だったのだろうが、これは流石になさ過ぎる。
SONY はむしろ普通のバッテリーグリップよりも背を高くしてボタン配置を縦位置と換わらないように配慮していたのに。
おかげで縦位置で使う時は親指が毎回空振りするのでボタンの位置を目視してから、と結構煩わしい。


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  • 無し
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  • SIGMA 20mm F1.4 EF Art
  • ニンバス チヌーク
  • OCB-1 ST II
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