冬。
去年はそうでもなかったのだが今年はなんだか結構寒い。
で。
問題はレジン原液の液温。
妙に堅い。おかしいと思って液温を図ってみると15度!!そらあかんわ!!!!
というわけで一念発起してレジンヒーター作成。
どうせ作るなら凝ったことをやってみようということで。
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ヒーター全景。
電源ケーブルはカバーの後ろにスリットを掘って底から逃がしました。
ゴムシーリングは切る訳にはいかなかったのでスリット掘って線を通してから普段通り装着。というわけでそのままパカッと外せるようにはいかなくなった…。
これは将来的にボトムハウジングに穴開けて別電源を通そうと画策。
カバーを外したところ。右側に集約しました。
制御基盤。
L字アングルを2個繋げて足の裏に強力両面テープ貼ってボトムハウジングに接着。これも将来的には穴開けてネジ止めしたい。
制御基盤の下のユニバーサル基板はヒーターターミナル。
最大4つまでコネクタで接続出来るようにした。
夜動かしっぱなしで印刷終了時にヒーターの電源を切るためにリレーを設置。一番上に待避したところでリレーバーを押し込むことで制御基盤の電源ラインをカットしてオフにする。
下駄は段ボール重ねただけのものだが、これも将来的には3Dプリンターで下駄作りたい。
ヒーターと温度プローブ。
今はこの写真とは場所が違って、温度プローブは左上、奥手のヒーターは右上に移設した。その方がケーブルの取り回しとヒーターの取り外し的に都合が良い。
ヒーターと温度プローブは3Dプリンターでホルダーを作成してはめ込んであるので熱伝導両面テープが不要。
熱伝導両面シートが必要かな?と思ったけどアルミバットに触れていればちゃんと温度が上がったので問題なし。
接続図。
ヒーターの威力は絶大で、液温が30度まで上がったので真冬の寒い夜中でも安心して運転していられるし、なにより出てくる出力品の精度が段違い。
冬場に「なんかへんだな?」と思った人はヒーター作りましょう。
部品リスト。
ELEGOO MARS 系用アルミ製レジンタンク(2個セット)
2個セットめっちゃいいですよ!複数のレジン原液を使い分けたいときに掃除する手間が無いので!!
ただしSK本舗の水洗い高靭性レジンは塗料が沈殿して堅くなる(攪拌してもフィルムにこびり付く)ので数日放置するなら一旦ボトルに戻そう。
同社水洗いレジンは数週間放置でもヘラで軽く攪拌するだけで元に戻るので少なくともうちの環境では問題なし。
デジタルサーモスタット XH-W1209
アマゾンで似たようなのが色々あるけど必ずこの方版、かつ「DC 12V」用を買うこと。
たまにAC 100v用があるので注意。
また割と壊れやすいので予備含めて複数買いお勧め。真冬の寒い時期に壊れると操業停止()するので。
DC 12V用PTCヒーター (MAX 80度)
MARS系なら2個で十分。つか 2個で液温 33度まで上げられるのでそれ以上の個数はオーバースペックです。
出力温度が 3種類有るけどこれも 80度で十分です。
ちなみにプラマイの極性はありません。
12V AC アダプター
PTC ヒーター 2個なら 5A 程度でいいです。
将来的にSATURN系のでかいの使う予定でPTCヒーターも4つくらいつけるなら10Aのを買って置いてもいいとは思うけど。
あとはネジやらL字アングルやら買い足して好きなように組んで下さい。
└ G兄
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