ハスラーが9年目の車検で17.8万キロになったのでここらで思い切って普通自動車に乗り換えた。
車種はトヨタ ヤリスクロス。
ほんとはスバル クロストレックを前提にXVの高年式・過走行の中古も検討…と思っていたが、クロトレは予算不足と燃費・消耗品(特にタイヤ)の点から見て養えないと判断。XVはまた10年乗るのに過走行(5万キロ越え)の中古は大丈夫か?ということでどちらも選択肢の範囲外に。
そこでトヨタ カローラクロスはどうだ?と思ったら四駆はハイブリッドのE-fourになって値段爆上がりにつき予算不足。更に消耗品(主にタイヤ)の以下同文。
燃費はハイブリッドなので優秀なんだけどね。
というところでもう2年くらい待って前金増やすか?と思っていたらダチからヤリスクロスを紹介されて検討。
- 車中泊可能か?
実際にレンタカーで確認したところ、助手席を一番前まで移動して背を立て、助手席と後部座席の間の谷間(後部座席の足場)を塞げば身長174cmであれば手のひら2枚分の隙間が開く程度で十分。後部座席の背もたれが少し斜めになるので体が若干「く」の字になるがこれも許容範囲。むしろハスラーより幅が広くなって寝がえりが楽に打てるようになるので何ら問題はない。リアメンバーの出っ張りが邪魔になるかな?と思ったが全然問題なかった。
- 燃費は?
WLTCモードで郊外だと18km/Lはハスラーよりちょっと悪い程度なので許容範囲。
- 消耗品、特にタイヤ代は?
205/65R16なので一般的サイズで価格もリーズナブル。下手すると1年で溝がなくなるので割と死活問題。
- 四駆の仕様は?
ガソリンモデルだとメカ四駆で割とマジ仕様(電子制御のAWD)。特にABSユニットを使ったブレーキ式LSD()による対角スタックから脱出できるのはありがたい。
- カヤック載せられる?
車体全長が4.2mのため、4.7mのFeathercraft Wisperは 4.2m x 1.1 = 4.62m だからギリギリ乗らないけどしかたないかな、思っていたら、なんと積載許容全長が2022年の法改正で車体全長の1.1倍から1.2倍に増量。これにより積載許容全長が5.16mになるので載せられるようになった。この長さだと一般的なカヤックの長さの範疇に収まるので問題はない。
- 予算は?
流石にハイブリッド四駆(E-four)だとカローラクロスが見えてくる値段になるので選択肢的にどうよってなるが、ガソリンモデルで見ると少し予算オーバー程度でなんとかなりそう。
ここでダチが某所に遊びに来るタイミングでヤリスクロスのガソリン四駆モデルを借りてきてくれた(遊びに来るときはたまにレンタカー借りてくる)のでちょっと拝借して150km試走してみたところ、流石に車体の大きさ的な見切りは悪いが十二分に運転しやすい車だったので問題は何も無くなった。
モデルについてはGのガソリン四駆モデルに決まり。
これにLEDライトオプションとサイドバイザー、寒冷地仕様、下回り防さび塗装を付けてこみこみ275万でした。
LEDライトについて。
Gはもともとハロゲン仕様だが夜走る機会が多くハロゲンは心もとない、ということでLEDヘッドライトのオプションに変更だが、Z以上はDRL(デイライト)とウインカー・リアランプがLEDでかっこいいよなーあれも追加オプションで更に高くつくのかなーと思ってたら、なんとヘッドライトをLEDオプションに変更するとDRL・ウインカー・リアランプがまとめてLEDに変更となる。これで7万円はめちゃくちゃリーズナブルなのでGグレードを選ぶ人はマジでおすすめ。
ただし冬は発熱量の関係で雪が付着するのでなんとかしましょう。といってもどうやら最近の気候ではハロゲンでも雪は溶け切らないらしい。
寒冷地仕様について。
ハンドルヒーターとシートヒーター、後部座席へのエアコン温風ダクトを増設しようとすると寒冷地仕様にするしかなかった。
といっても冬場に寒冷地はよく行くので寒冷地仕様は願ったり叶ったり。
契約は2024年1月のマイナーモデルチェンジ版で契約。
しかし前金と車検の関係もあって納車は6月末と先の長い話。
そんなこんなで車できましたよ前金よろしく、と思ったらなんとトヨタがヤリスクロスを含めた数車種で型式認定の不正をやらかして一時製造停止に。
うちの個体はどうなるかと思っていたがどうやらギリギリ出荷に間に合ったようで一安心。
なおこの騒ぎ、7月いっぱい製造停止だと思ったら8月いっぱいも停止になったようで阿鼻叫喚。
特にライズが先発で不正問題やらかしてヤリスクロスに変更した人が影響を受けた最悪なパターンがあってもう目も当てられない。
ちなみに不正の内容は「車内に置いた荷物の転がり・移動防止対策の試験として使用する荷物の形状が少し変わった(角ばった形から角が丸い形に変更)が、それを更新していなかった」という、一般から見れば至極しょうもない内容で運輸省仕事しろ案件。
トヨタに恨みでもあるんだろうか。
納車後はレーダー探知機の取り付けやアクセサリー電源ターミナルの増設、ボディとガラスのコーティングなどを追加。
ボディコーティングってすごいね…。ボディの上にたまった雨水が踊るほど撥水能力すごいわ…。
2千キロほど乗ってみて。
まずやらかしたのは「左手のシフトノブ空振り」と「左足の幻のパーキングブレーキ踏み込み」www
シフトノブはハスラーがフロントパネルだったのに対し、ヤリスクロスはフロアシフトなのでスカるスカるw
パーキングブレーキは電動になったので物理ペダルがない。
最近は慣れてきたが忘れるころにスカしてるんだよねぇ。
レーダー式ACC(クルーズコントロール)は改良前に比べてとてもスムーズになった。
改良前のACCは低速渋滞時に追従がへたくそでガックンガックンしていて人間が操作する方がスムーズだったが、改良後は60プリウス(いわゆるハンマーヘッドシャークデザインのICBMプリウス)のTSS(Toyota Safety Sense)システムを受け継いだためACCの動作も更新。
60プリウスのACCが非常に優秀だったのでいいなぁと思っていたが同じシステムになったようでとてもよかった。
ヒューマンインターフェイスについてはハンドルのテレスコピック調整機能が腕にやさしい。ハスラーではハンドルが少し遠くてスペーサー入れたいと思っていただけに。
前席はエラが立っているのでタイトコーナーでも体が割としっかりホールドされていて筋肉痛にならないのはうれしい。
燃費はエアコンなしだと郊外走行で20km/Lをマークできたので春秋は燃費が伸びそう。
ただし街中は一気に10km/Lまで下がったので絶望する(
キックダウン時にCVTが少し暴れ気味なのを除けばトルクフルかつコンパクトな車体で結構乗りやすい車と思う。
そりゃ売れるわ…。
悪い意味での第二のプリウスにならないといいんだけど。
一番問題だったのは Android Auto が TORQUE G06 で不具合を起こすこと。
※解決済み
これは改良前ヤリスクロスで試したら問題なかっただけにショック。これが使えないと Google Map を DA (ディスプレイオーディオ) で使えない…。
TYPE-C to C ケーブルで繋いでみるとスマホ側で AA が認識と失敗を繰り返して運が良ければつながる、という、これ製品として大丈夫かレベルの不具合。
Galaxy だと問題ないので Galaxy を AA 端末にして TORQUE G06 でテザリングによるデータ中継する (ただし電話は車で使用できない) か、もしくはワイヤレス AA 端末 (Ottocast A2AIR) 繋ぐ (ただし TORQUE G06 をテザリング AP として使用することができない) か?と思ったが、ヤリスクロスを勧めてくれたダチ曰く「ネゴシエーション失敗してるっぽいから TYPE-C→A 変換で TYPE-A にしてからもう一度 TYPE-C に戻すのはどう?」というアドバイスに従って TYPE-C→A の OTG 変換コネクタを試したところ問題解決。
どうやら DA とスマホでホスト権限の奪い合いをしていた模様で、OTG 変換コネクタを使ってスマホをホストとして固定することでこの喧嘩をやめさせた形になる。
やっぱり京セラのスマホは細かいところで信用が無さすぎる。
なおダチ曰く「その話を聞いて車を勧めた方としてはかなり責任を感じたので調べまくった」だそうな。頭の下がる勢いである。
あ、そうそう、任意保険は(車両保険なしで)なんとハスラーより4千円くらい安かったのはびっくりだ。(笑
ハスラー、そんだけ多くの人が乗ってて多くの事故があったんだろうなぁ。
後日談。
スペアタイヤのオプション付け忘れた。
これ、MOP (メーカーオプション) なので後付けできないやつだ…。orz
一応発泡スチロールのトレイを外せば車体に穴は開いてるので、スペアタイヤの固定金具をどこからか調達できれば後付け可能かもしれない。
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