2016/07/25
OLYMPUS E-M5 Mark2 買ってきたよ
いや、E-M1 Mark2 が今年中の発売無理っぽいし E-P5 が使いづらく E-M1 の予備としてはハードに使えないのでしかたなく・・・。

P7270029.jpg : OLYMPUS TG-3, 1/50sec F3.8 ISO-800, 露出補正:0EV

E-M5 初代から比べれば形は似ているが中身と使い勝手は全く別物。
以下感想を簡単に。
内容的には (記憶を頼りにした) E-M5 との比較が主だが E-M1 とも比べていきたい。
操作系
ユーザーインターフェイスに関してはかなり合格ライン。初代では色々使い勝手が悪かった部分を徹底的につぶしている感じ。

特に初代の非常に押しづらかったボタン類は全て刷新、かなり押しやすくかつ使い勝手が良くなっている。
ただし親指 AF に必要な AEL/AFL ボタンが EVF に近づきすぎているので少し押しづらいが数時間使ったら慣れた
驚いたのは各ボタンのデザインがいくつか異なっており、特に目に付いたのは HDR ボタンと AEL/AFL ボタンで、前者は窪みが有り少し大きめのボタン、後者はなんと円錐状でしかも同心円状のスプラインが切ってあるこだわりよう。
特に後者のボタンは場所的な問題で「狭いけどちょっと高さを出したい」と思ったがためのデザインなのか、斜めから押してもなかなか押しやすいくせに腰砕けしない良デザイン。
# 初代の AEL/AFL ボタンはボディに沿った形状でかつすぐに腰砕けする最悪なボタンだった。

ダイヤルについては初代のカリカリとした感触から若干ソフトになり E-M1 と似たような回し心地に。
また、厚みが増えた上に表面はダイヤカットのローレット加工がされておりグリップ力がアップ。
しかも斜め上からも回しやすくなっている。

シャッターボタンはタクトスイッチのようなボタンだった初代から E-M1 のようなソフトな沈み込みのボタンに改良。
これにより押し込んだときの「カチッ」という微妙なショックでぶれることもなさそう。
(低シャッタースピードだと特に顕著)

操作系を E-M1 と比較してみると流石に E-M1 に分があるが、それでもかなり頑張ってる方で十分にやっていける感じ。

P7270017.jpg : OLYMPUS TG-3, 1/30sec F4.9 ISO-800, 露出補正:0EV

シャッター系
こちらも完全に別物。E-M1 とも違う。
そりゃシャッターユニットがフローティング構造になっているのだからシャッターフィーリングから音まで何もかもが違うのはあたりまえ。
実際にシャッターを切ってみるとシャッター音は他に比べてもの凄く静かでシルキー。
しかもシャッターショックがほとんど無いのでここまでくるとぶれようが無いというか。
今まではシャッターショックだ微ブレだと言われてきたがここまでくるとその心配も無さそう。

シャッター部に関しては完全に E-M5 Mk2 が勝っていると言わざるを得ない。

その他ハードウェア
バリアングル。これを使いたいがために E-M5 Mk2 を買ったと言っても過言ではない。
縦位置撮影の時に変な体勢で覗き込む必要がないので楽すぎるのである。
ただし回転軸付近はちょっと脆弱な感じがするので取扱注意。
回転方向は一方向だけなので回らない方向に無理矢理回さないように!!

EVF 上部のデザインについては AP2 ポートが廃止されたためあの付近の四角い出っ張りが無くなりすっきりしている。
デザイン上は更に OM に近づいた感じ。

EVF そのものは EM-1 や VF-4 と同じ物を使っているが、AF した際に一時的に明度の差の回復速度が遅く (じわーっといった感じ) 違和感がある。
見やすさ的には非常に良いファインダーだ。

グリップは初代だとのっぺりとしていたが、エッジが立って指の掛かりが良くなっている。
これに伴い HLD-6 は流用が出来ないが、単体でも持ちやすさが改善されたのでしかたのないところ。
ちなみに HLD-6 の下半身は HLD-8G に取り付け (流用) 可能である。
# ご丁寧に上半分だけの販売形態もあるので、その気になれば E-M5 と共用も可能。

こちらの E-M1 との比較においては特に比べる場所は無い。

その他
高感度耐性については星撮りできない空模様なのでチェック出来ず。そのうちチェックしたい。
ハイレゾショットは屋内ドール撮影で使ってみたが、なぜか解像感が出なかったので別の場所で試してみたいと思う。
個人的には E-P5 から買い換えて正解だったですよ、このカメラ。
というわけで E-P5 はお役御免でヤフオク行きになるのであった。

全体的に E-M1 と比較するとボタン類の操作系は E-M1 に分があるが、中身的な点から見れば E-M5 Mk2 が勝っている点が多い。
大型グリップと位相差 AF を必要とするなら E-M1、そうでないなら E-M5 Mk2 を、という選択肢になるだろう。

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E-M1用アルカスイス互換L型ブラケット
縦位置撮影で重心が横に来るとバランスが非常に悪いのでこんなものを買ってみた。

NEEWER L型クイックリリースプレートブラケット ハンドグリップ OLYMPUS E-M1用 (AA)

P6210008.jpg : OLYMPUS TG-3, 1/40sec F3.6 ISO-800, 露出補正:+1EV

ボディ底面に付ける L型プレートなのだがプレートはアルカスイス互換なので脱着が簡単で固定も強力。
縦位置はボディ左側のプレートをクランプに固定すれば光軸が三脚の真上に来るのでバランスが悪くなることもない。

P6220019.jpg : OLYMPUS TG-3, 1/40sec F2.8 ISO-640, 露出補正:+0.3EV

……のだが、縦位置撮影状態で使うとここに並んでる端子郡、特にケーブルレリーズが使えなくなるのが難点。
一応隙間を空けるための「足」は売っているのだが、それを付けると光軸が上がってしまい最低地上高が稼げなくなる。
縦位置撮影でケーブルレリーズを使いたい場合は素直に WiFi を使うしかないか。(´・ω・`)

ちなみにこの左側のプレートは取り外しが出来るので不要なときは外しておける。

P6210014.jpg : OLYMPUS TG-3, 1/50sec F3.1 ISO-800, 露出補正:+0.3EV P6210015.jpg : OLYMPUS TG-3, 1/25sec F3.1 ISO-800, 露出補正:+0.3EV

ボディへの固定はネジ 1本で固定。
ブラケットがボディを抱きかかえる形になるのでしっかりネジ止めすれば縦位置でおじぎすることもない。

P6210010.jpg : OLYMPUS TG-3, 1/30sec F3.6 ISO-800, 露出補正:+0.3EV P6210011.jpg : OLYMPUS TG-3, 1/15sec F3.6 ISO-800, 露出補正:+0.3EV

P6210012.jpg : OLYMPUS TG-3, 1/30sec F3.1 ISO-800, 露出補正:+0.3EV P6210013.jpg : OLYMPUS TG-3, 1/25sec F3.1 ISO-800, 露出補正:+0.3EV

値段は安いが強度的にはしっかりした出来なのでお高いブラケットを買うまでもないと思う。

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