2013/02/17
2ヶ月悩んで決めました
OM-D と比べて流石に主さは違うが体積が似たような物になってしまうので買うたやめた音頭を踊っていたが、先日親父の OM-D を買いに行くついでに店頭で値段を見てみたら週末特価で48,800円、しかも裏技?の下取りで3,000円引きと総計が4.5万をちょっと超えていた。
そこで「下 3桁消してくれたら買うよ即決するよ」って振ってみたら OK が出たのでお買い上げ〜。

触ってみた感じなんぞは次のページで。

XZ-2.jpg : OLYMPUS E-M5, Panasonic LEICA D SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH., 1/200sec F2.0 ISO-320, 露出補正:0EV

まずは見た目。高級感の有るマット塗装で満足感は非常に高い。さわり心地もツルツルではなくざらっとした感じ。軍幹部はアルミのヘアライン処理仕上げでこちらも高級感に一役買っている。全体的には角張っていてソリッド感が有り、塗装の仕上げと相まってかなりカッコイイ。ぶっちゃけデザインで買ってしまったというのも理由の 1つ。他のカメラってなんでツルツルなんでしょうね。

持ってみた感じはかなり良いがそこはコンデジ、全体的に小さめなので男の手には余る。女性の手には丁度いいくらいでは無いだろうか。標準仕様でグリップが付いているのでホールド感は悪くない。試しにこのグリップを外してみたが絶対につけておいた方がいい。無いと引っかかる場所が無くてうっかり落としそうだ。しかし重量に関しては流石にここまで大きいとやはりというかずっしり重い。ミラーレスに比べれば 200g 以上は軽いのだがコンデジという部類で考えるとやっぱり重い。試しにポケットに入れてみたが生地の薄い上着だとポケットが伸びてだらしないことになりそうなのでネックストラップで首から吊った方が良いだろう。ちょっと無理すれば「ポッケにイン」する事も可能だが個人的にはあまりやりたくないかな・・・。(笑)

ちょっと細かい所に目を落としてみる。

こいつの「キモ」である「ハイブリッドコントロールリング」。指を掛けてみると大型リングでかつギザギザが刻んであるので非常に回しやすい。クリック感の有る「デジタルコントロール」モードの時のクリックは間隔が大きくかなりカチッとしている。個人的にはこの感触はかなり良い。セレクタダイヤルとしても使うのでこのくらいの間隔でカチカチしてくれた方が項目の選択はやりやすいだろう。細かいピッチでカリカリだとたぶん回しすぎて大変だと思う。「ちゃんとクリック感がある」というのは大事なことだ。

このリングは切り替えレバーでハードウェア的にクリックが外れてクリック無しの回転リング、「アナログコントロール」モードにもなる。この切り替えレバー、ちゃんと考えられているのかホールドした状態で薬指を動かすとカチッと切り替えできる。ハードウェア/ソフトウェア UI 的には何かと叩かれるオリンパスだがこのあたりは珍しくよく考えられていて好印象だ。

リングには数種類の機能が割り当てられているが、「アナログコントロール」の時は恐らく MF リングとして使う人が多いと思うので自分もそうしている、というかそうしないとこのリングの意味が無い。アナログコントロールモードでマニュアルフォーカスをしたときの感触は一言で言うと「非常に良い」。レンズ単体のフォーカスリングを回しているかのような感触で、レバー式フォーカサーのような「行き過ぎる」感じは全く無い。止まる所でちゃんと止まり動き始めでちゃんと動き始める。電子フォーカスだがすっと動いてぴたっと止まるのは流石。設定でリングを動かしたときに拡大モードになる設定もあるので使い勝手は非常に良い。これにズーム機能を割り当てることも出来るが、ズームレバーは別にあるのでフォーカス固定でも良かったのでは?と思うがそこはそれ、カスタマイズ出来ることに越した事は無い。

ズームレバーはボディ一体型レンズのズームを 1.0倍から 4.0倍まで動かすレバーだが、ちゃんと 0.1倍刻みでちゃんとズームできるのは有り難い。廉価版のコンデジではこのあたりをおろそかにしているのか適当な動きでしかズームできない物が多い。出来れば 35mm判換算でステップズーム (28→35→50→70→85→90→100→112mm など、特定の焦点距離にズーム位置を動作させる機能をこう呼称する) があれば完璧だったのだがなぜ導入しなかった・・・。

設定に関しては PEN/OM-D 系を踏襲したメニュー表示となっており、それらも使っている人は違和感が無い。また、スーパーコンパネと LV コンパネも同じく踏襲されているのでシームレスに行き来できる。LV/スーパーコンパネは OM-D と同じようにタッチもしくはリアダイヤルで項目を選択してからハイブリッドコントロールリングで項目内容を切り替える方法となる。項目選択がタッチで選べるのは直感的操作ができて楽だ。ただ、設定メニューに関してはタッチ操作が聞かないのは残念だがあの画面でタッチが使えてもどうよ?って感じだから使えなくてもいいか。

フラッシュのポップアップはインタビューでもあったように「シュッ→にゅ〜」といった感じで安っぽい「がちゃん!」という動きでは無いのがカッコイイ。こういう細かい所もよく考えられてる。光量はあのサイズにしては結構大光量なので、数名の記念撮影程度なら内蔵で十分だろう。代わりに FL-600R を載せてみたがもの凄くバランスが悪いので正直オススメはしない・・・。(笑) FL-600R を載せて使うなら右手はボディの右側を掴み、左手はボディを持つのでは無くフラッシュ本体を鷲づかみしてフラッシュの重量をサポートした方が楽に持てる。

この内蔵フラッシュはストロボ光を利用した RC モードもサポートしており、FL-R 系を 3ch までワイヤレス発光出来るので多灯ライティングが可能となっている。3ch なので例えば 3本用意してそれぞれの光量を調整できることになる。ただ、内蔵フラッシュが RC モードでも普通にフラッシュ光として働くので、被写体前面への光は消すことが出来ない。この光を消したい場合はニコン SG-3IR を切った貼ったで取り付けるしか今のところ手段は無いと思われる。自分は張り付けが面倒だと思ったので箱を作って被せ式にしてみたが具合はかなり良い。

・・・と、思いつくだけ褒めてみたが悪いところもある。

まずはコンデジ特有のスタイルでズーム倍率表示が「倍」表示しかされない。XZ-2 以外のハイエンドコンデジは 35mm判換算しているのになぜ XZ-2 だけ・・・。これはファームウェアの修正でなんとかして欲しい。計算すれば 1.0倍が 35mm 判換算 24mm 相当なので 50mm 付近だと 1.8倍とかわかるけどすげー面倒くさい。

それに伴いステップズームが無いのも結構なマイナス評価。35mm判換算に縛られるのもどうかと思ったが、35mm判換算故の画角という物が有るのでこれは是非着けて欲しかった。

他にも箇条書きで列挙すると色々出てくる。
  • AF 点のダイレクト選択が無い (AF 点の位置変更は背面ダイヤルの「左」を押してからでないと変更できない)。
  • USB 系がやっぱりオリジナルコネクタなのでボディ内充電なのに気軽に充電できない。専用ケーブルが必要だというのは地味にストレス。
  • PENPAL が未対応とかわけのわからない仕様。FlashAir を使えばいいじゃないという話もあるが無線 LAN をインターネット接続に利用している最中は切り替えが面倒くさい。
  • タッチフォーカスの AF 点移動が中途半端。タッチフォーカスで AF 点を移動してから 1回目の AF はタッチした AF 点で出来るが、2回目は AF セレクタで選択された AF 点が優先されるので、タッチで指定した AF 点でシャッターボタン半押し AF のやり直しが出来ない。
と、細かい所を上げていけばまだまだ不満が出てきそうだが、ハードウェアと画質的には十分満足できる。

使い勝手的には Panasonic LUMIX DMC-LX7 の方がいいかもしれない (ステップズームが有ったり 35mm判換算のズーム倍率が出たり AF 点はスモール AF 点なども選べたり流石家電屋) が、機械的な出来の良さでは XZ-2 に軍配が上がる。

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備忘録
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  • Canon RF50mm F1.2L USM
  • SIGMA 20mm F1.4 EF Art
  • ニンバス チヌーク
  • OCB-1 ST II
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