「DALIのスピーカーで馬鹿売れしたヤツ」と聞いたらいてもたってもいられないので、程度の良いのを中古で買って聴き比べしてみた。
畳みます。
DALI ZENSOR 1。
第一印象は、全体的に少し明るめの音。ただし明るすぎるわけではなく、この明るさはむしろ好み。音工房Z Z703-FF125WKほど高解像・シャッキリ方向には振れておらず、Z703-FF125WKのように
人人人人人人人人人人
< ごきげん!!!! >
VVVVVVVVVV
というより「ご機嫌♪」くらいの聴きやすさがある。
打撃音や金属系の音は立ち上がりがシャッキリしており、楽器もくっきりしている。一方、高域は刺々しくない。星街すいせいのプレイリストでは、歌声が明るく、楽器も明瞭で、ネットミュージック系との相性がかなり良いと感じた。
低音は、当初開放された作業台に置いた際にはかなりスカスカに感じ、BASSを相当持ち上げたほどだった。しかしPCデスク上、後壁まで約10cmの環境へ移すと印象が激変。低音の量感が大幅に増え、しっかり低音が出る。ヴォーカルの存在感も増したが、それ以上に低音の変化が大きかった。
「Stellar Stellar」の冒頭で音が一気にワッと来るところや、「竈門炭治郎のうた」の音の洪水のような部分もしっかり描ける。したがって、設置場所次第では低音の量も必要十分。一方で、後方が大きく開放された場所では低域がかなり痩せるため、設置環境への影響は思った以上に大きかった。
音場は十分広い。ただし、広がり方の自然さやふんわり感はOBERON 1の方が上。ZENSOR 1も当時の製品として不足を感じるようなものではなく、OBERON 1と比較して初めて差が分かる程度。
OBERON 1とのキャラクター差は明確だが、方向性そのものは近い。OBERON 1を乱暴に表現すると、
「重圧・濃厚・しっとり・くっきり」
なのに対し、ZENSOR 1はもう少し明るく、すっきりしている。その代わり、OBERON 1ほどの重さや濃さはないので、比較すると少し音が軽く感じる。
ただし、この違いが非常に良かった。OBERON 1と同じ傾向を持ちながら、確かに少し明るい。しかも変わりすぎない。 そのため、OBERON 1から切り替えても違和感が少なく、長時間聴いていてかなり満足できた。
キャラクター違いの比較ということでもう1本のZであるZ701-Modena(v5)を聴いたあとOBERON 1へ戻したことで、自分が重視しているのは、個々の音やヴォーカルが突出することではなく、「ヴォーカルを含むすべての音が出る物体の一体感」だと気付いた。ZENSOR 1にもそのDALIらしいまとまりがあり、自分の好みに合っていた。
最終的には、親父用として渡すことも考えたものの、親父の好みはZ703-FF125WKに近い明瞭な方向であり、自分はDALIの一体感のある方向が好みだと判明。そこでZENSOR 1は自分用へ出戻りとなった。
└ G兄
└ G兄
└ G兄
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