タイトルリスト
ストロボと絞りとシャッター速度の関係(2011/04/07 19:10:04)
コンポジット処理(2010/02/22 01:49:58)
増灯(2007/09/29 07:49:27)
茶色(2007/06/01 11:19:43)
トッピとサクラの撮影(2007/05/22 10:57:08)
自作ビッグバウンス(2007/05/16 10:37:54)
AFとコサイン誤差(2007/05/07 08:21:48)
ピント合わせ:その後(2006/09/21 09:57:33)
ピント合わせ(2006/09/20 20:56:36)
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 2011/04/07
ストロボと絞りとシャッター速度の関係
以前から「ストロボの光量はシャッター速度ではなく絞りの開度で」と聞いており実際そうなのだが、何故シャッター速度ではないのかという疑問があった。
また、「ストロボ撮影を行うときは部屋を真っ暗にすべきか否か」という疑問もあったので試してみることにした。

人形写真注意。

まずシャッター速度の話。

「ストロボ撮影時のストロボ光量はシャッター速度ではなく絞り開度が関係する」とよく言われるが、それはどういうことかというのを今回試してみた。
まずは環境光 (部屋の蛍光灯など) の影響を受けないよう、部屋の灯りを消してストロボの光だけで撮影を行ってみる。

【蛍光灯無し】
蛍光灯無し:0.6sec 蛍光灯無し:1/60sec 蛍光灯無し:1/200sec

絞りは一定でシャッター速度のみ変動させており、その変動値は 0.6sec → 1/60sec → 1/200sec となっている。
コレを見て貰うとわかるが、シャッター速度を変動させているにもかかわらず写り方は同じとなっている。

この理由だが、シャッター速度は遅くなればなるほど撮像素子に対して光を当て続けることになる。
しかしストロボは「瞬間光」なので、シャッターが長時間開いていたとしてもストロボ光 (瞬間光) が当たるのは一瞬のことなので、光が消えれば部屋が真っ暗なので実質的にはシャッターが閉じているのと同じ事になる。
つまり、環境光さえ無ければシャッターがバルブモードでずっと開いていようと 1/200 sec だろうと、シャッター速度がシンクロ速度以下であれば露出 (ストロボ光量) はシャッター速度に左右されない。

これがシャッター速度が違うにもかかわらず全て同じ露出になる、つまり「シャッター速度は関係ない」マジック。

次に「部屋を真っ暗にするか否か」。
次の 3枚の写真は環境光である部屋の電気を点けた状態で撮影した物だが、0.6sec では露出オーバーながら 1/60sec 以上では露出が変わっていない。

【蛍光灯有り】
蛍光灯有り:0.6sec 蛍光灯有り:1/60sec 蛍光灯有り:1/200sec

これは、シャッター速度がある程度以上になると環境光は撮像素子に露光される明るさを下回るので、実質ストロボの光だけが露光出来る光となり、上記のように有る程度のシャッター速度以上で一定の露出になる。

ここで「では部屋の電気はつけて置いてもいいの?」という疑問だが、ストロボの光だけで演出を行えるのであれば点けても点けていなくてもどちらでもかまわない。
今回は六畳用シーリングライトを暗くして撮影したが、ある程度の暗さにすればシャッター速度次第で蛍光灯の明るさを殺せるので点けておいても問題はない。
この場合、環境光 (蛍光灯) の影響を排除するため、シャッター速度はシンクロ速度以内の出来る限り早い値に設定する必要がある。
# とりあえずシンクロ速度と同じ値 (1Ds MarkIII の場合は 1/250sec) にセットすればよい。
こうすることでストロボのみの光量調整に集中できるので、少なくともストロボの光のみで撮影を行えるのであれば楽な作業となる。

六畳間だと 1/100、F4.0、ISO 400 で 580EX のズーム位置を 24mm にした状態で 1/16 〜 1/8 出力にして天井の角に斜めにぶっぱなして適正露出となった。
# ISO 100 だと 2段増しになるのでストロボ出力は 1/2 〜 1/4 か。
# あまりフル発光に近い出力で何十発も放ちたくないんでw

ここで問題になってくるのは「環境光も考慮した撮影を行う場合」だが、この場合はまずストロボ無しで背景を含めて適正露出となるようなシャッター速度と絞り値を決定する。
その後、ストロボで影になっている「光で起こしたい部分」を起こすようにストロボの光量を設定する。

ということらしいのだがそこらへんはまだ根気入れて試してないのでまた今度。

なお、外光の入らない部屋撮りの場合は光源・光量が非常に安定しているので、全てをマニュアルモードに設定して前回のセッティングを使えば同じように撮影が可能となる。
一度セッティングを決めてしまえば悩むことなく同じ露出で撮影できるのは時間的にも助かる。



「ストロボの光量」について。

「ストロボの光量を決定するのは何か?」というと、答えは「絞り開度」もしくは「ストロボ出力」となる。
ストロボ出力は当たり前なので説明を省くとして、「絞りの開度」を変えるとどうなるかというのが下の写真。

絞り値 F1.2 絞り値 F4.0 絞り値 F8.0

光の良は絞りの穴の大きさに左右される。
つまり「光が通る穴が大きければ大きいほど撮像素子に当たる光の良が多くなる」ということで、おおざっぱに試すとすれば・・・

ふすまのある部屋を真っ暗にして隣の部屋の電気を点けておく。
そのふすまの開度こそが絞りの開度であり、ふすま (絞り) を全開にすれば真っ暗にした部屋は明るくなるが、ふすまをちょっとだけしか開けなければ部屋はちょっとしか明るくならない。

これが「ストロボ光量は絞りの開度で決まる」原理。
上記の例は隣の部屋の蛍光灯が定常光なのでちょっと違うが、真っ暗にした部屋の明るさが絞りであるふすまの開度でどの程度変わるかという実体験をするには丁度良いと思う。
# 隣の部屋で光らせるのを蛍光灯じゃなくてフル発光できるストロボでもいいんだけどね。(笑)
# その場合は「どの程度の光を感じるか」になる。

他にも ISO 感度でストロボ光量を調節するという手も有る。
ただし背景から被写体から均等に明るさが変わる諸刃の剣。

ISO感度:ISO 100 ISO感度:ISO 400 ISO感度:ISO 1600

ISO 感度は簡単に言うと「光量ブースター」とでも言おうか。
数字が上がるにつれて受けた光に対する感度が上がる、つまり明るく撮れるのだが、これは定常光であろうと瞬間光であろうとも、撮像素子が光を受けたときにゲインアップを行うので掛け率としては同じになる。
つまり瞬間光であるストロボであっても ISO 感度の数字が上がれば上がるほど明るく写る。

シャッター速度とストロボの関係、光量調節、部屋の灯りの有無についてはこんなところで。




追記。
いろいろ実験と調べた結果を頭の中だけに置いておくと忘れそうなので日記にしたわけだが、間違ってるところもあると思うのでそこらへんはつっこみ歓迎。
  • 山銀:大変興味深い参考になる話題です。
    が、私のレベルが低すぎてイマイチ理解出来ない悲しさ。(汗

    こういう実験の時にモデルがいるのは分かりやすいですな。
  • けんけん:同じくレベルが違いすぎて泣いた;;

    ですがモデルがあるとものすごくわかりやすくて為になります!
  • jo:暗い部屋でストロボ撮影で困ることはAF。
    でも明るいとモデリングが確認しにくく…。
    あと、Mモードで決め撃ちしてはまるのが実効F値。
    調子に乗ってどんどん寄っていくと暗くなって現像するときに泣く。
  • G兄:>話題
    自分が頭の中で考えて得たのを適当に日記にしただけなんで・・・。
    結構間違いが入ってるかもしれない。
    >AF
    これなんだけど自分も初めは「真っ暗だからAF使えないだろう」と思ってたらST-E2の赤色補助光がかなり使えるヤツでほぼ暗闇でも真面目に合焦してくれた。
    >実効F値
    言われて改めて考えてみたんだがそれを忘れておった。

    と米書いてるときに震度6強の地震が上の方で。
  • G兄:>モデル
    ただのたばこの箱とかよりはある程度の大きさがあるだけにわかりやすいよね〜。
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 2010/02/22
コンポジット処理
ふたばのカメラ板だかでコンポジット処理に関する話が出ていたので試してみた。

まずは 1/800、F2.0、ISO 3200 に設定して 8連射。
それをレイヤーの「通常」で 8枚重ねてそれぞれを透明度 100%→50%→33%→25%(4枚重ねの場合はここまで)→20%→17%→14%→13% で重ねて統合。
# 100% / 枚数の答えが透明度の設定値。

元画像、4枚重ね、8枚重ねで試したのがコレ。

人形写真注意。

共に等倍・切り出し。

まずは元画像。
激ヤバイ。チョーヤバイ。
master.jpg : OLYMPUS E-3, 25mm F/1.4, 1/800sec F2.0 ISO-3200, 露出補正:0EV

続いて 4枚重ね。
カラーノイズがかなり消えた物のノイジー。
4composit.jpg : OLYMPUS E-3, 25mm F/1.4, 1/800sec F2.0 ISO-3200, 露出補正:0EV

最後に 8枚重ね。
かなり綺麗になった。
8composit.jpg : OLYMPUS E-3, 25mm F/1.4, 1/800sec F2.0 ISO-3200, 露出補正:0EV

コンポジット処理は連射してそれを重ねるので「静物」にしか適用できないのが難点。
「それなら三脚立ててスローシャッターで撮ればいいじゃない」という答えがスレでも出てきたがそこは浪漫なんだよ・・・。

ちなみに連続した星撮影の場合は重ね方を「比較(明)」でどんどん重ねていくだけのようだ。
赤道儀を使った定点観測の場合は上のようにトーナメント方式で重ねていくようだが。



俺メモ
「デジタル星野写真入門12」コンポジットしよう
  • かとまい:E-3、素子小さくて高画素のわりに高感度綺麗だよね。
    うちもやってみたけど、ここまで効果無かったなぁ・・・
  • G兄:サイズの割にはね。
    でも結果が全てなんで・・・。
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 2007/09/27
増灯
150W の工事現場用蛍光灯が点光源なのを以前から気にしていたので、背景に対して平行に直管蛍光灯を当ててみた。
ついでに、天バンできるようにロフトベッドの下にアルミホイルを貼り付けまくった板を設置。

人形写真注意。

まずは直管蛍光灯を背景に。

P1030111s.jpg

そしてベッド裏にはアルミホイルを貼り付けたレフ板を。

P1030113s.jpg

で、撮影結果は以下の通り。

左アマゾンリファー
IMG_3731.JPG

左アマゾンリファー+天バン
IMG_3732.JPG

左アマゾンリファー+天バン+右レフ
IMG_3733.JPG

左アマゾンリファー+天バン+リア直管 (後ろ明るすぎた)
IMG_3734.JPG

左アマゾンリファー+天バン+リア直管+右レフ (後ろ明るすぎた)
IMG_3735.JPG

左アマゾンリファー+リア直管
IMG_3736.JPG

左アマゾンリファー+リアライン+右レフ
IMG_3737.JPG

やはり色合いの違う蛍光灯を使うんじゃなかった。
評価にならん。orz
昼光色の 15W 直管買ってくるべ・・・。
  • 窓枠:兄様邸スタジオ化計画。
    やってる事が既に素人の域を超えてますなぁ。
  • G兄:素人ながらに環境を良くしようという努力と、ソレを作るおもしろさが半分ずつですw
    だれだ、手段と目的が逆転なんて言ってるヤツは。(´・ω・)
  • 窓枠:ノシ(ぉぃ
  • きょーちゃん:ノシ(激同
  • ありちゅん:増やすなら、とことん増やして、肉球5灯(瞳に猫手)
    逆に暗闇キャンドルとかも...
  • G兄:>ノシ
    おまえら・・・w
    >瞳に猫手
    それは魅力的だが流石に無理!!w
  • 窓枠:>流石に無理!!w
    1.瞳に収まるぐらいの猫手状型紙作成。
      (シール推奨)
    2.瞳パーツ(クリア)に貼り付ける。
    3.瞳パーツ塗装。
    4.乾燥させる。
    5.2の型紙をはがす。
    6.顔パーツに埋め込み。

    さて如何でしょうw
  • G兄:それは光の写り込みじゃないから却下w
  • 窓枠:ちょwwwwwwwww
    光の映り込みで猫手ってどんなんwwwww
  • きょーちゃん:>光の映りこみ
    いつ頃からか流行りだした、グラビア写真女性の瞳に、輪型蛍光灯を利用して、瞳に天使の輪を映し出した技ですな。
  • G兄@会社:つリングストロボ
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 2007/06/01
茶色
先日からずっと戦っているのだが、どうも上手いこと茶色が出てくれず黒くなってしまう。
他の人はといと、多少黒っぽいけど自分が撮影した色よりは黒くない。
で、どうやって撮影してるか聞いてみたところ、ストロボとレフを使ってるようなのでこちらも真似てみた。
ちなみに 1人はストロボ+レフ、もう 1人はストロボ天バン+レフ。

人形写真注意。

0.5sec、F5.6、ピクチャースタイル:忠実設定、ホワイトバランス:オート
# ホワイトバランスはあえて固定してません。

まずはウルトラソフトを挟んで直射。

ウルトラソフト経由で直射

ちょっときつい。

背景に 150W 蛍光灯を当ててみた。

ウルトラソフト+背景蛍光灯150W

背景が強すぎた。orz

今度は天バン・・・と言っても半透明プラ板だから半透過かな。

天バン

顔が暗い。
でも光はかなり柔らかい。

顔が暗いのでレフで光をまわす。
真正面ちょっとしたから銀レフ。

天板+レフ

まわしすぎて不自然になってしまった。orz

まわし過ぎたのでちょっと弱めに。
これも真正面ちょっと下から、口元を外して目を主に照らすように。
# 白レフ使ったら意味がないくらい照らしてくれなかった。orz

天板+レフ弱

うーん、最終的にはこれが最適解かなぁ・・・。

で、これを元にオレ色に調整。
ピクチャースタイルを風景、色合い -1、色の濃さ +1、シャープネス +3、クリックホワイトバランスは金髪なぎさの襟のレースから。
普段ならここでコントラスト +1くらいはしてるんだが、そうすると茶色が黒くなってしまうので今回はちょっとあっさり目に。

最終調整品

[フルサイズ (9.5MB/2,912x,368pixels)]

うむ、結構良くなった。
天バンって偉大だ。



ちなみに撮影環境はこんな感じ。

P1020889.JPG

ベッドに刺さってるのは半透明の段プラ。
いや、手元にある白系のでかくてしっかりしたのってこれしかなかったんですよ。
ストロボは 420EX をオフカメラシューにて分離、三脚に取り付けて段プラに向けてそのまま照射。
5D のファインダーにかぶさってるのはバッテリーのプラカバーで、ファインダーからの入光を遮断するために使用。
ストラップがアイピースシャッター代わりなのは知ってるけど、アイピースプロテクタを外すのが面倒だったので。(ぉ
  • ありちゅ:色温度通信出来る、430&580の方が、後の追い込みも楽かも知れませんね。
  • G兄@会社:今は白い部分をピックしてますが、次からはマニュアルホワイトバランスを使おうかと考えてます。
    色温度情報通信機能があると楽かもしれないんですが、まずはマニュアルホワイトバランスでどうにかならないか実験を。
    上手い具合にホワイトバランスが取れる対象物を探すところから始めてるわけですが。orz
    グレーカードが一番無難なのかなぁ。
    色温度が低くならなければいいんだけど。
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 2007/05/22
トッピとサクラの撮影
たちんぼだけではかわいそうなので、ACアダプタも届いたことだし撮ってやりますかということで AC アダプタ突っ込んで電源 ON!


バッテリー残量:無し


・・・いや、あの。バッテリーじゃないんだから。

バッテリーマークが真っ白点滅で「完全放電」を意味する状態になってる。
とりあえずもう一度抜いて刺して電源 ON!

お、いけた。

これでバッテリー残量を気にすることなく撮影に専念できるってもんだ。

で、まずはトッピの撮影を始めたのだが、どうもピントが合わなさすぎる。
そういやさっき電源状態がおかしくなってたけど、あれで壊れたのか?((((;゚Д゚))))と思ったが、以前蝦が「低コントラストの対象物は苦手」と言っていたので、明暗差のあるメリハリのきいた鳥の置物にピントを合わせてシュート。

・・・うん、正解。

人形写真注意。

参考画像:
左が失敗で右が成功。
左は確か向かって左目に AF したような。
右は鳥の置物に AF してます。

4,368x2,912pixels / 7.4MB
01.JPG 02.JPG

というわけでマニュアルフォーカs・・・ってすっげー MF やりにくい。
別エントリーで書くけど、SIGMA 24-70mm F2.8 EX DG ASP. に比べると渋くて重い。
まぁ慣れるしかないねコレは。

IMG_1366.JPG IMG_1372.JPG

サクラにフォーカス 中央にフォーカス、絞り込み トッピにフォーカス

IMG_1386.JPG IMG_1387.JPG

IMG_1397.JPG IMG_1406.JPG IMG_1410.JPG

F4.0 くらいに絞った方がいいな。
目と鼻のフォーカスが違いすぎて。orz
  • じょやん:トッピ分補給しますた!(o^ー')b
    家のはボディが里帰りしてるのでしばらくはこの写真で我慢しよう…(TT)
  • G兄@会社:おや、どうしました?パーティングライン消し?それともエステ?
  • じょやん:あまりにクタクタなのでライン消し&コーティング。
    ふともものラインはありえないほどの段差で、自分でやる気力すら
    起きないような代物ですた…orz
  • G兄:>コーティング
    遊んでるとそこだけ禿げてくるらしいから注意。
    >段差
    そこまで酷いと手の施しようがないかもしれないッスね。
    自分でやったらそこだけ平らになりそうw
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 2007/05/16
自作ビッグバウンス
サイズが 220mm x 270mm という話だったので、たまたま Amazon 箱の底敷きが余っていて丁度いいサイズだったので自作してみた。

P1020834s.jpg P1020839s.jpg

で、これを使って試し撃ち。

人形写真注意。

自作ビッグバウンス ルミクエスト・ウルトラソフト

左が自作のビッグバウンスで、右はルミクエスト・ウルトラソフト。
# 自作ビッグバウンスはトレーシングペーパーを2枚重ね、段ボールにはくしゃくしゃにして伸ばしたアルミホイルを貼り付けています。
うーん、柔らかくなっていると言われればなってるけど微妙だね・・・。
被写体との距離は約 40cm くらいかな。
もうちょっと離れてもいいかもしれないけど部屋の事情でこれが精一杯w

で、自作の方がいいか?と言われると、強度や運搬、収納性能などを考えるととんとん。
# 製作費用なら段ボールと厚紙、トレーシングペーパーにアルミホイルとテープだけなのでそう高くはない。
更に作成する労力を考えると「素直にルミクエスト・ビッグバウンス買いなさい」と言ったところか。
自作だからかもしれないが、光はもうちょっと柔らかくなって欲しいかも。
至近距離はビッグバウンス、ちょっと距離があるならウルトラソフトという使い分けでいくとベストかな?

ちなみにトレーシングペーパーのせいなのかどうかはわからないが、ウルトラソフトに比べて激しく黄色くなるw
サンプルは色温度を調整したけど、実際は自作ビッグバウンスの方が結構黄色い。

ss.JPG

これはレンズがやや上方に来る位置から撮影したもの。

横位置撮影で縦位置風にトリミング。
背景は白布の裏から150W蛍光灯を壁にバウンスさせて半透過。
# 色温度の違う光源を混ぜると危険。(ぉ
雰囲気重視のためホワイトバランス補正はそこそこにしてあります。

ストロボの位置が白蓮から仰角 45度くらいになるので顔に影が落ちているが、酷い落ち方じゃないので助かった。
下からレフ当てるべきだったかな?

縦位置撮影もやってみたけど、ストロボの首を振って簡易レフ板にバウンスさせたりしたが、どうやっても納得行く絵が出てこなかったので断念。
こういうときはオフカメラシューで分離、好きな位置にストロボを手持ちしながらリモートケーブルで撮影か?w
  • じょやん:今後のために…ST-E2で。いつかは多灯!多灯!
  • G兄@会社:>ST-E2
    そ、それも勘弁してください。(汗)
    出費が 3倍・・・。((((;゚Д゚))))
  • ありちゅ:上から一灯のみだと、アゴの下の影が気になりますよね〜
    って事で、ST-E2にて多灯!!ドゾー⊃'ω')⊃
    BBは、被写体より1m以上離してますね。
  • G兄:>多灯
    ((((;゚Д゚))))
    ちなみに大林で420EXが\17kらしい・・・。
    >1m
    金曜日に里で撮影するんで、いろんな距離や角度で試してみます。:)
    オフシュー買おうと思ったらバイクの税金忘れてたけど、ちょいと小細工して・・・。(ぇ
  • うっそ〜ん将軍:仕事が忙しくてくる暇なかったのですが、やっとゆっくりです。

    あ、580EXタンスにしまったまま・・・
  • G兄@会社:仕事乙。
    フラッシュは使い所が限られるので、タンスにしまったままというのもよくあること・・・。
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 2007/05/06
AFとコサイン誤差
三脚に固定して90度左に倒して縦位置撮影モードに。
その後、中央の AF 点で AF した後に三脚穴を横軸 (縦位置になってるため) としてレンズを上下するとピンぼけ
移動量が多いからか?と思って (横位置の時の) 右端の AF 点を使って同じ事をしてもピンぼけ。
しかしずらさないとピントは合っていることからどうやら例のコサイン誤差の模様。
しかたがないので DK-21M 着けて MF。

コサイン誤差を無くすには、横軸を中心とした回転軸で構図を撮り直すのではなく、エレベーターを使って上下に平行移動させて構図を撮り直さないとだめだな。
しかしそうすると対象物の感じ、例えば見下ろしたいのに見下ろせないとかそういうのが出来なくなってしまう・・・。

ちなみになぜこんな事を書いてるかというと、SIGMA 24-70mm F2.8 EX DG ASP. だとこんなに顕著にピンずれが起きなかったから。
んー?なんでだ?

人形写真注意。

IMG_0863.JPG IMG_0896.JPG

IMG_0897.JPG IMG_0918.JPG

IMG_0932.JPG IMG_0939.JPG

IMG_0940.JPG IMG_0949.JPG

フォーカスリングのトルク感が昔のような初動からリニアな感じ、というわけではないので非常に辛い・・・。



蛍光灯下での後ピン、調べてみるとやはりそういう傾向はあるらしい。
そこで蛍光灯下でのピントチェック。

IMG_9909.JPG

150mm の飾りにピントを合わせているのに実際は 140mm 付近にピントが・・・。



着け袖を作ってもらった。

IMG_0958.JPG IMG_0961.JPG

デザイン的に二の腕の露出が欲しいときは、上の方を内側に折りたたみ。
  • ありちゅ:そこで45点AFと...
    MK3、クロスとは言え、19点に減るのが一番の気がかり。
    まあ、そこはライブビューで合わせろと言う事かも知れませんが...
    基本的には、蛍光灯下では後ピンなりますからね。
    うちは、レンズ個体差から選んで使ってます(w
  • G兄:>45点
    それだけあっても実際はもうちょっとはしっこにAF点が欲しいんですよね。
    今の5Dの個数でイイから、もうちょっと幅が広くなって、かつ贅沢を言えばクロスセンサーも・・・。
    中央でフォーカスが暴れないだけに、端っこでもその精度が欲しい。
    >うちは、レンズ個体差から選んで使ってます(w
    一般人には絶対無理な芸当だw
  • 蝦兄:レンズ周辺部の収差がいい感じにコサイン誤差を打ち消してたのかもしれませんな.>SIGMA
    コサイン誤差は平面撮影時に画面の端まで素直にピントが来るレンズほど理論値に近い出方をするので,それだけ今度のレンズは平面特性がきっちりしてるということなのかも.

    もし蛍光灯下での後ピンだけが原因だとしたらSIGMAレンズでも今回のEFでも同じような結果が出るはずなので.
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 2006/09/20
ピント合わせ:その後
先日試した中央を外れたピント具合、EF50mm/F1.4 と EF24-105mm/F4L を親父から借りて試してみた。

人形の目玉写真有り注意。

絞り値は先日と同じ F4 だが、EF24-105mm/F4L は絞り開放で F4、EF50mm/F1.4 は 2段絞って F4 というハンディ付きになる。

この画像は元画像を Photoshop で 2倍にしています。


EF24-105mm/F4L
EF24-105mm/F4L

EF50mm/F1.4
EF50mm/F1.4

写真の左はファインダーの中央で撮影、右は一度目でフォーカスを合わせた後、本来の構図に振って撮影。
# 撮影仕様は先日と同様です。
コレを見てみると、EF50mm/F1.4 は元からちょっとピンぼけしてしまっているが、それを差し引いてもボケ方に差が有りすぎる。
EF24-105mm/F4L は微妙にピントが来てないものの、左右と比べてぼけ方にそれほど違いはない。
# 早い話、中央のピントとその周辺のピントの差がどれくらいあるかってこと。
これを見て結論を出すと、「中央部のフォーカス」と「中央から外れた場所のフォーカス」は

Canon EF24-105mm/F4L > Canon EF50mm/F1.4 >>> SIGMA 24-70mm F2.8 EX DG

になるようだ。
うーん、予想できていただけに結果が同じでちょっとショック。orz
最近多用しているのが 24-70mm の域だから、E-1 買わずに EF24-70mm/F2.8L の中古を買った方がよかったかな?とか一瞬考えた。

だからといって EF50mm/F1.4 が悪いというわけでもなく、フォーカスロック後に構図を変更せず、ちゃんと構図を作ってからピント合わせすると凄くいい絵になる。

Image_0594.JPG

RAW から現像するときはシャープネスのパラメーターを +2 にしているのだが、今回はあえてシャープネスをかけないようにしてみた。
2段絞れるというのはほんとに強力な武器だね。
非可逆圧縮の JPEG だとアレなので、今回も TIFF を用意しました。

TIFF 画像 (30.0MB)



で、SIGMA 24-70mm F2.8 EX DG。
どうも測距点の範囲内だとほぼ綺麗にピントが来るようで。

Image_0619.JPG

TIFF 画像 (30.0MB)

中央から余り離れすぎると眠い写りになるが、人形の写真を撮るということはレンズの端の方まで使う場合もあるからなぁ。
  • 蝦兄:昔から価格に対する描写性能はどのメーカーも50mm/1.4(not1.8)に力を注いでるフシがあるからね.
    色んな意味で「標準」なだけはあるってとこか.
    1.8は優等生の1.4に対して「各メーカーの個性が出るレンズ」と言うイメージがあるかな.

    とりあえずLレンズは凄いなぁ,と言うことがよく分かりましたw
  • G兄:うん、Lレンズ見直した。
    以前おまいさんが
    http://griffonworks.net/nikki/archive/2337.php
    で言っていた通りになったね、レンズの隅っこでの描写性能。
    それを考えると、x1.6 の APS-C サイズってもしかして結構おいしい?
    10D と 30mm F1.4 EX DC HSM を妹の旦那から借りてこようかな。
  • 蝦兄:そう言えばそんなこともいってたっけなぁ(笑)
    APS-Cサイズは美味しいトコ取りとも言えるし,一方でメーカー的には設計で楽ができる(厳しいところを切り捨てられる)と言う面もあるので,そこはやはり元々EOS-1D系のようなフルサイズ機を想定してシビアな条件で作られている分だけLレンズは強いんでしょうね.
  • るり:24-105/4Lは広角側を除けば端の方も十分解像するという話を聞きますので、
    端の方を気にするならこれも選択師に入るかなと思います。
    24-70/2.8とどっちがいいか、あるいは単焦点なのか、
    キヤノンプラザ梅田ならレンズの試写もできるようです。
    どのレンズがいいか試写させてもらうのもあるかなと。
    http://dc.watch.impress.co.jp/cda/other/2006/08/04/4357.html
  • G兄:なるほど、それでああいう絵になったんですな。→24-105
    キヤノンプラザ梅田ではレンズの試写が出来るってのはついこないだ知ったんで試しに行きたいなぁとは思ってたんですが、土曜日はいつも起きると時間がアレゲだったので。(笑)
    部屋の中で使うことを考えるので、単焦点よりかはズームの方が使いやすいですね。
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ピント合わせ
ピントを合わせても、レンズ中央から外れた部分がどうもジャスピンにならない。
サンプルを並べてみた。

目玉写真注意。

以下のような環境で撮影。
左の写真はファインダーの中央に人形の顔を持ってきてフォーカシング。
右の写真は、左の写真のピント位置そのままに、2体の人形をフレーミングした。

20060913_06.JPG 20060913_07.JPG
1/30sec F4.0 焦点距離 48mm

目玉拡大。

この画像は元画像を Photoshop で 2倍にしています。

eye.PNG

右の写真、見るからにピントが合っていない。orz

この時のファインダー中央にある対象物は綺麗にピントが来ている。
これってもしかしてあの噂のコサイン収差ってやつ?
しかし、2体が入る構図を取ってからマニュアルフォーカスで右側の人形の顔にピント合わせても、こんな風にピントが来ないんだよなぁ。
この状態で F5.6 か F8.0 にするとしっかりするんだが、F4.0 でこの状態というのはどうなんだろう。



寝る前に考えていたのだが、もしかして原因はレンズか?
俗に言う「中央は綺麗だけどそこから外れるに従って云々」というアレ。
実は、ジャスピンと思われる箇所から前後にピントを微調節しながら撮りまくったが、どうやってもピントが来てない眠い絵になる。
となると、フォーカスどうこうで片付く問題ではないのでレンズを交換するしかないか。
EF50mm/F1.4 と EF24-105mm/F4L 使ってテストするか・・・。

これで綺麗にピントが来たらある意味泣く。
  • 蝦兄:もしもの場合はレンズごとSCに持ち込んで検査してもらうという手もあるよ.
    最近Canonのアフターケアは昔のNikon並に整ってきてるのでお薦め.
    場合によっては持ち込んだレンズに合わせてセンサーの調整とかもしてくれます.(ただしEFレンズのみ)
  • 蝦兄:あとピントは「面=測距点から等距離の場所」で合うものなので,フォーカス面から前後に少しでも外れた部分はどんなレンズでも少なからずピントがはずれた状態になるね.
    その場合被写界深度の深さはレンズの焦点距離やレンズ構成によって違ってくるので,単純に「Fをいくつにすれば解消できる」と言うのは決まってないです.

    フォーカスを取った測距点でちゃんとピントが出ているようであれば単純にコサイン誤差が出てるだけ,と言う推察もありだと思う.
    あとデジカメって同じレンズでの被写界深度が構造上,銀塩より浅いって聞いたことあるけどそれも絡んでることはないかな?
  • 蝦兄:さらにピント面の話.
    ピントの合う面って風景だと平面のように感じるけど,実はレンズ中央(フィルム面中央だったかも)を中心とする球面なので接写をするときにはカメラマンが想定しているピント面と実際のピント面がずれて感じられる事があります.
    本来はこれがコサイン誤差の原因なんだけど,AFが普及してフォーカスロックが一般化してからはロック→構図移動で生じるピント誤差のことを指すのが一般的になってます.

    なのでもしかするとピントを取った目よりも周辺部ではカメラに近い位置にピントが来ている可能性もありますよ.
    人形の顔の場合は目より手前に構造物があるというと鼻くらいで,あとは奥の方に広がっていく形をしてる分だけ「実際のピント面」から顔の大部分が奥行き方向にずれてしまうので余計に気になるのかも.
  • 蝦兄:む,もしかすると球面と平面の解釈が逆だったかも.
    仕事前にドタバタしながらレスったのでちと怪しいですw
  • G兄@会社:SCに持込は手持ちのレンズで純正がないwので無理ですな・・・。
    下手に EF50mm/F1.4 や EF24-105mm/F4L に調整してしまうと後が大変そう。
    というよりも、中央は (MF/AF に限らず) ほぼ綺麗にピントが来て、そこから外れた場所に対して構図を取った状態で外れた部分を見ながらフォーカシングすると、何をどうやってもピンが来ないので調整云々じゃないかも。
    実際に、ピントが一番来ている (でもピントが来ていない、ピントが甘い) 場所から前後にほんの少しずつマニュアルで調整・撮影を PC コントロールで 3、40枚ほどやってみたが、結果的にはフォーカスがずれるだけでそれ以上にピントが来ることは無かった。(汗)
    このあたりで「コサイン収差ではなくレンズの問題か?」との疑問が。

    >鼻
    あとは唇くらいか。
  • G兄:EF24-105mm/F4L を解放で使ってみた。
    ・・・・・・うん、レンズの性能だわこれ。orz
    半絞り〜1絞りしたらくっきりになりそう。
    次は EF50mm/F1.4 を F4 まで絞って使ってみる。
    解放 F2.8 以上に絞れることになるから比較にはならんけどw
  • 蝦兄:やはりあれかね,銀塩なら問題にならない描写劣化がデジタルと言うことで強く出ちゃったとか.
    中央部の描写が追いつかないレンズって普通はそうそうあるもんじゃないしなぁ.
  • G兄:いや、中央部は必要にして十分な描写なのよ。
    問題はそこから外れた周辺。
    L版プリントするなら問題ないんだけど、用途が Web とかだから縮小してアンシャープかけてもどうもね。
  • 蝦兄:それだと一度壁に新聞紙を貼ってそれに真正面からのアングルで撮ってみると傾向がつかめて良いかも知れないね.
  • G兄:次の日記に書いたけど、Ee-S 付けてやり直したら普通にピント合った。orz
    もうわけわからん。('A`)
    Ee-A であれだけピント合わせても合わなかったのに、なぜ。
  • G兄@会社:前言撤回。
    ピントを合わせられたのは測距点内に入る範囲で、前回のように測距点から外れた範囲にある場所に対してマニュアルフォーカスしてないから合うかどうかはわからないな。
    時間のかかるややこしいテストをやって、さらに長文を書いてると混乱してくるわ・・・。
  • G兄:新聞紙、やってみようかな?と思ったら場所がねーやw
    ただ、新聞紙と確実に平行を出さないとダメだから難しいだろうねぇ。
  • 蝦兄:そんなときこそ水準器っすよ.>水準器
    昔ペンタ部のシューに取り付けるやつとか写真用品店で見かけたっけ.
    あとは三脚についてるやつもあるやね.
    壁面は水準器を押しつけてみて垂直方向が歪んでなければOK.

    場合によっては家の立て付け具合が発覚してショックを受けることもありますw
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備忘録
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  • SIGMA 20mm F1.4 EF Art
  • ニンバス チヌーク
  • OCB-1 ST II
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