タイトルを付けたときに違和感が有ったがさっきその違和感の原因がわかったのでタイトル変更!
土曜日の「アテにならない」星空指数が100だったので今日も星空撮りに行くべ、と出撃。
今日は1台のカメラで集中的に撮影しようと思ったので1Ds3の1台のみでレンズは24-85と100Lマクロと50L。
夕方四時に
夕飯を喰ってから出発。
道中空模様を気にしていたが「やっぱり星空指数アテにならねぇ」というような空模様。
一応南の空は視界が開けているが、他の方角は雲がかかって全然ダメ。
現地到着は18時半頃だったがその頃は既に雲が結構出ていて撮影は絶望的。
EF24-85mm F3.5-4.5 USMで撮影
どうも知り合いもこっちに来るってんで「空模様は絶望的よ」とメールを入れて待機。
20時前に連れが到着して撮影をしてみるが一向に晴れる様子無し。
晴れるかどうか待ってみんべーということでだべりながら空を見ていると22時前頃から雲が薄くなってきたので期待出来そうと試写しながら更に待ってみた。
100Lマクロで撮影
するとその後どんどんと雲が晴れてきて22時を過ぎた辺りで東から南の空にかけて視界がクリアになってきた。
EF24-85mm F3.5-4.5 USMで撮影
ISO1000の30秒露光を比較明コンポジットで19枚合成、9,5分露光相当の写真とした
EF24-85mm F3.5-4.5 USMで撮影
ISO1000の30秒露光を比較明コンポジットで67枚合成、33.5分露光相当の写真とした
EF24-85mm F3.5-4.5 USMで撮影
ISO1000の30秒露光をレイヤー(描画モード:スクリーン)3枚重ねの増感処理
画面下1/3の中央付近に見えるもじゃっとした星の塊はプレアデス星団。
その右上のちょっと自重しろと言いたくなるほどの明るい星は木星。
お互い帰らなくて良かったぜヒャッホーウ!!とテンション上がりながら撮影。
なんか24日よりも綺麗に見えね?と思ったが、どうも昼間に別の知り合いが「京都市内の空が澄んでいる」と話をしていたのを思い出して納得。
そんな中、視界を何かが横切った。
どうやら流れ星のようだ。
連れも流れ星を見たようだが、正直流星群の時にしか見えないと思っていただけに感動もひとしお。
くじ運うpのお願いが出来なかったのは残念で仕方がない。
途中でレンズの前玉が霜付きで曇ってしまうトラブルが出たが連れのZippoオイルカイロを借りてなんとか復帰。
その後も撮影をしていたが24時過ぎにまたレンズが曇ってしまい、更に連れもZippoオイルカイロが冷たくなって共にゲームオーバー。
片付けをして駐車場でだべっていたらいつのまにか2時半になっていたのでお開き。
途中、ファミマ・針テラストラックステーションでZZR1400に釣られた元バイク乗りと30分ほどだべって5時頃帰宅。
家に帰る道中で思い出したのだが、またダーク減算用のダーク写真を撮るのを忘れていた。
しかたがないので途中コンビニの駐車場で4枚ほどボディキャップを閉じて撮影。
出来るだけ似たような気温の中でダーク写真を、と思ったが、家に帰ってダークをひいてみると当たり前だが引ききれない部分があった模様。
その後10時頃まで現像・コンポジット作業をやって床についたが起きたのは13時だったw
連れの邪魔にならないかなーと心配だったが(たぶん)そうじゃなかったようで一安心。
5D MkIIでタイマーリモコンいらず(ただのリモートスイッチでおk)の長時間露光連写の方法を教えて上げたら目から鱗だったようで、いろいろと教えて貰った恩返しが出来たな〜。
# ちなみにニコン機では長時間露光の連写数制限があるらしい。
いつもは1人での撮影だが、誰かが居ると結構楽しく撮影出来るのがいいね。
比較明コンポジット用の撮影をするはずがリモコンのボタンをスライドロックし忘れたりといったポカミスはあったが満足できる撮影結果が出て良かった。
あとは良いレンズを買うだけ・・・。
流石にEF24-85mm F3.5-4.5は「使おうと思えるけど使いづらい」レンズだった。
点描写が微妙、フォーカスリングにガタ有りでフォーカスリングを回すと被写体がガタッと動く。
ここらへんは経年劣化と思われるが使いにくい物は使いにくいので早々に買い換えたく・・・。
知り合い曰く「お値段に妥協してSIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPH. MACRO買うなら思い切ってEF24mm F1.4L USM買った方が絶対後悔しない」と背中を蹴られたからなぁ。
あぁ、これが新たな沼の入口ってやつなのね。('A`)
比較明コンポジットについて。
普通、星景撮影はバルブモードによる長時間露光を行うわけだが、そうするとデジカメの場合は明るくなりすぎたり暗くて見えなくなったりと大変な目に逢う。
そこでデジタルの利点を生かし、準長時間露光(30秒前後)の写真を複数重ねてあたかも長時間露光をしたかのように見せる手法を取る。
これが「比較明コンポジット」。
今回はRAWで撮影後、色調整を行いJPEG(最高画質モード)に変換した後、
SiriusCompで合成した。
このソフトはJPEGにしか対応していない(JPEGは非可逆圧縮なので最高画質モードで変換しても多少の画質劣化が発生する。TIFFに対応しれくれると有り難いのだが・・・)が、JPEGに変換したダーク画像があればそれを用いてダーク減算できる優れたソフト。
しかしこの比較明コンポジット、万能というわけでもない。
カメラによっては長時間露光の連写を行うと合成時にどうしても点描画になってしまう場合がある。
1Ds3の場合はノイズリダクションやノイズフィルタをオフ、更にタイムラグの原因かもしれないという噂のピクチャースタイルを「忠実」に設定しても、シャッターが閉じて次にシャッターが上がるまでのタイムラグが0.5秒くらい入ってしまいそれが点描画の原因になってしまうようだ。
一応消す方法はあるにはあるが、まぁ「仕方がない物」としてこのままにしておく。
今回の教訓。
- ヘッドライトは用意しましょう。
- 持ち物表を作りましょう。忘れ物大杉。
- レンズ用のヒーター必須。夜露が降りて何も出来ない。
- 持ち歩く可能性がある物は別途ウエストポーチに入れておこう。
- トランクの蓋は必ず閉じること。※夜露対策
- せっかくスマフォのメモ帳に「今日の教訓」をメモってるんだからちゃんと見ましょう。
いつもながらの人形写真注意。
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