タイトルリスト
 2015/05/11
スズキ ハスラーに試乗(?)してみた
ゴールデンウィークに 556km ほどスズキ ハスラーをレンタカーで試乗してみた。
借りたところはトヨタレンタカー 東生駒店。
トヨタレンタカー奈良の枠で軽自動車も扱っており、丁度ハスラーがレンタカーとして貸出可能になったそうなので借りてみたってわけ。
グレードは G で HID オプション付きの NA 二駆。

走った経路は枚方市内の R168 → R163 → 阪奈国道で奈良市内へ → R24 → R169 → R309 で海岸沿い → R42 → 串本のさきっちょ 1周 → R42 → 南紀田辺 IC → 大東鶴見 IC → R1 バイパス → 生活道路で自宅 → R163 の清滝峠経由で東生駒のレンタカー会社、の山あり谷あり高速有りワインディング有りと、かなり多岐にわたった道路事情のためインプレッションには最適だ。



最近の軽で NA はどこまでやれるのか?という興味があったが、まず「ターボか NA か?」という疑問に関しては
一般道を追い越し無しに走り、高速もずっと走行車線を走るのであれば全く問題無い。
と感じたほどのなかなかの健闘具合。

流石に R163 の清滝峠上りでペースが速いときの追い越しなどは辛いが、それ以外は全く問題無し。
というのも、副変速機のロー側で 6,000rpm (レブリミット) だと 80km/h くらいまでしか出ないが、副変速機のハイ側で更に追い越しをしようとアクセルを少し緩めてハイ側に変速し、そこから加速しようと少し踏み込むとすぐにロー側に切り替わってしまうのでそれ以上加速が出来ない。
ターボ仕様だと恐らく変速制御でハイ側で踏み込んでも変速せず更に加速出来るのだろうが、NA ではそうもいかない変速制御のようだ。
そのため、流れの速度によっては簡単に追い越しできたりできなかったりと様々だが、追い越しを余り考えなければ問題無い。

高速では余裕で 100km/h を維持できたので少なくとも走行車線を走っていて邪魔に思われる事は無いが、ひとたび追い越し車線に飛び出ると起伏の状態によっては邪魔になってしまう場合も有る。
一応追い越し車線で 120km/h は出せることを確認しているが、それも平地の場合。上りになるとやはりちょっとしんどかったので先を見ながら追い越し車線に入るか否かを考えながら走る方が良いだろう。



発進時のもたつきは言われる通りかなりもたつくが、一般国道で信号が青になってからのスタートであれば全く問題はない。
むしろ問題が有るとすれば対向車がある右折の時にさっと渡れなかったり、左折の立ち上がりが予想以上にもたついてイラッとしたりなど、ここぞという時にきびきびと動かないのがストレス。

この症状は副変速機が燃費を稼ぐためにかなり早い段階でハイ側に切り替わってしまい立ち上がりが悪くなるためのようだ。
これについてはシフトレバーに S モードボタンが有り、それを押すことで副変速機の変速タイミングを任意で決められる (ON にするとロー固定)。
S モードの時の出足はそうでない時に比べて雲泥の差だ。もたつきが気になる人は是非利用しよう。
ただ、S モード OFF のアクセル制御になれてしまうと ON にしたらがっくん発進になるので要注意。



ブレーキングについては効き始めのストロークがかなり長く、今までの車と同じようにブレーキするとたぶん衝突する、というか頭ではわかっていたが実際やってみると思った以上にストロークが長く、レンタカー会社の駐車場から出た先のブレーキングでちょっと危なかった。
具体的には踏み込んでからパッドがディスクに当たるまでは似たようなものだが、そこから実際に制動が効き始めるまでのストロークがかなり長い。
初めて乗る人は「いつもよりかなり多めに踏み込む」方が良いだろう。
ただ、制動力に関してはこのクラスの自動車をきちんと止めることが出来る力があるので、しっかり踏み込めばちゃんと止まります。

スピードコントロールも意外と行いやすくて問題無し。
踏んだ感じはなんか安っぽいがそこはそれ。



アイドリングストップについては正直言って鬱陶しいの一言に尽きる。
というかメーカー各社はなぜ N に入れてサイド引いてブレーキペダルから足を離したらエンジンスタートするんだよクソが!!N になっててサイドも引いてるんだからエンジン止まっとけよ!!!

ブレーキペダルを踏みっぱなしにしないとアイストが効き続けないのはどのメーカーでも共通のようなので仕方が無いとして、13km/h 以下でエンジンが止まるというのはちょっと勘弁して欲しい。その間単に空走してるだけなのでブレーキをアイストが効く範囲内で緩めても進まず、かといってそれ以上緩めるとアイストがオフになってエンジン始動、そのあとブレーキを強めに踏むとエンジンが止まると非常に鬱陶しい。ここらへんの制御は速度ゼロかつブレーキを強く踏み込んだ時点でエンジンを切るようにしてほしかったところだ。
また、Dio110 の AGC スターターによるアイドリングストップと始動を日常使用しているため、再始動にもたつきを感じられてストレスになる。
かといってアイドリングストップしないとなんか勿体ない・・・というわけで S モードボタンを使用してこのあたりを自分なりに改善した。

まず、両方に同じ条件だがブレーキを踏みっぱなしにした状態で・・・
  • S モードを ON にしているとアイストは効かない。
  • アイスト中に S モードを ON にするとアイストが解除 (再始動) される。
これを逆手に取り、再始動のタイムラグや一時的なアイスト解除を簡単に行うことが出来る。

タイムラグ解決については、再始動したいちょっと前 (例えば信号が青になる直前など) に S モード ON にするとエンジンが再始動するのでアクセルオンしたいタイミングで発進できる。この時出足をゆっくりしたいなら S モードを OFF にして出足をマイルドにするが、タイミングとしては
S モード ON → アイスト解除 (再始動) → ブレーキから足を放すと同時に S モード OFF → アクセルオン
でゆったりした出足を実現できる。

また、停止直前のアイストについては
停止の少し前、13km/h になる前で S モード ON (アイスト抑制) → 止まる直前に S モード OFF (アイスト許可) → フルブレーキ
とするとギリギリまでエンジンのトルクを活かしたまま停止とアイストができる。

S モード ON でアイストが OFF になるという利点については、例えば右折待ちの時に S モードを ON にしておけば、完全停車中もアイストが抑制され、ここぞというタイミングで発進できるため非常にありがたい (副変速機がロー側固定で出足が軽いという利点も有る)。特に大都市の主要道路では切れ目無く対向車が来るため、ちょっとしたスキにさっと出なければ渡れるものも渡れない。

ハンドル右下のアイストボタンを押せばアイストの ON/OFF が出来るが、いちいち手探りでないと分かりづらいボタンを押す、かつトグル制御なので「普段はアイスト使いたいからいちいちオフにするのもちょっと」という時にこの技はかなり使える、というか使えた。
この仕様にしてくれたスズキは偉い!
ただ、アイストの制御だけはもうちょっとマシにしてください

単にアクセル踏んでブレーキ踏むだけの操作に比べれば煩雑だろうが、日常からシフトレバーをガチャガチャやってる上に思考しながら運転できるのでこれはこれで楽しい。



HID の明るさについてはかなり良い。
真夜中に R169 の山間部を走ったが不安になることは全くなかった。
HID オプション付きだとオートライト機能も有るので、昼間のトンネル突入時などに勝手にライトが光ってくれるので楽。
また、電源オフにするとヘッドライトもオフになるので日常はもうずっと AUTO にしておいたほうがいいんじゃない?的な。



乗り心地については 1人乗車でしか試していないが、硬くもあり柔らかくもあり。
細かいバンプはかなり拾ってしまうがそれなりのバンプはそれなりにいなす。しかし大きなうねりとなると収まりがつかないが、こちらについては中低速では問題無いが高速域で顕著。

「硬い」については恐らくちまたで言われている空気圧 2.5 が影響しているようで、小さなギャップをごつごつと拾う。
これについてはタイヤの空気圧を 2.3 くらいに落とせばマシになるようだが、燃費も若干悪くなるのでどちらを重視するかによる。なお、タイヤの空気圧を下げる以外に解決策は無い模様。

「柔らかい」については大きな連続したうねりに乗るとリアがぼよんぼよんして落ち着かない。ちまたで言われている「リアサスの減衰が弱い」というのが原因だろう。この現象については特に後ろ足が顕著、というか前足については全く分からなかった。
中速域ではあまり影響は無いが、敏感な人だとぼよんぼよんしたところで酔う可能性がある (実際酔ってる人も居る)。
問題は高速域で、例えば高速道路のカーブでこのぼよんぼよんが発生した場合、速度によっては明後日の方にすっ飛んでいきそうな感じがする。
というのも、長周期振動がびしっと収まってくれれば良いのだが、それが収まらず結構長い間振動する。車体が一旦沈み込んで伸び上がるところで普通はそのままスッと落ち着くのだが、そのまま減衰無く伸び続けようとするため、荷重が抜けてグリップを失い外側に飛んでいきそうな感じがする。
速度で言うと 100km/h までは特に問題は感じられなかったが、120km/h で曲がってみるとこれがもう生きた心地がしないので、出来れば 100km/h までで抑えたいところ。

このふわふわ感だが、後ろ足を KYB の NEW SR SPECIAL for ハスラー (水色) に交換すると劇的に改善するとのこと。
お値段も1.3万円くらいと安いので、ふわふわ感に困っているならば交換を考えた方が良さそうだ。
# ちなみに KYB からは ローファースポーツ (黄色) というものもあるが、これはダウンサス (車高下げ) - いわゆる「下げラー」用。
# # さらにちなむと車高上げ、いわゆる「上げラー」の場合はちょい上げスプリング+ソリオかジムニーの純正ショック (ちょっと長い) 流用がセオリーの模様。



視界について。

乗った瞬間の第一印象は左右や前がもの凄く見えやすい
比較的切り立ったフロントウィンドウでエンジンルームも短めなので広々感。
しかし切り立ったフロントウインドウは虫に対して容赦せず、次々と殺戮を繰り返すばかりだった。
また、頭の位置よりもルーフが前の方に出っ張っているため、停止線で止まっても信号が見えないときが多々有ってこれはちょっと困った。(笑)
前方と左右の視界は良い物の上方視界に多少難有りといったところか。

話によく聞く A ピラーについては、角度が立っているため言うほど邪魔ではなかったよ。

後方視界については、今のところリアウィンドウを塞ぐほどの大荷物を入れてないから判断は出来ないが、少なくともリアウィンドウを見通せるならバックカメラは不要。
後輪軸からハッチバックまでの距離が短い、かつドアを開けてタイヤの位置を把握しておけば後ろ向き駐車は余裕。
また、後ろの窓が縦方向に意外と広いので下方視界も良好。
昔のセダンをバックカメラ無しで車庫入れするに比べたらチョー余裕、とは親父との意見が一致。(笑)
# 昔はバックカメラなんてありませんでしたよ?



インテリアは色々。

ベンチシートはささやかながらエラがはっているがホールドしているという感じはない。タイトコーナーが連続するワインディングでは体を安定させるのが大変。この時は左膝をコンソールサイドウォールに押し当て、体をシートに押しつけて対処していた。
座り心地は適度な硬さでケツが痛くなることはなかった。柔らかすぎるのも考え物ですよ。

助手席と後ろ席を倒すとフェザークラフト ウィスパーを鯖折りしたらギリギリ入る長さ。広くはないが狭くもない。
助手席を上げた状態で後ろ席だけ倒すとウィスパーを収納したザックが丁度ぴったり入る長さ。横の幅も片方の後ろ席を上げておくと丁度挟まれる形になる。
フォールディングカヤッカーがハスラーを使うなら後ろ席は片方を寝かせるだけで良いだろう。
ワンピースパドルについては・・・うん、ちょっと無理なんじゃないかな?
2ピースならそこらに投げておけ!

リアシートはスライド幅 16cm と聞いていたが数字ほど動いてる気はしない。
というかこれしか動かなくて何になる?という感じ。

シートポジションは自分の体の場合だとポジションを合わせてもあっちが立てばこっちが立たず。
具体的にはシートポジションを足に合わせるとハンドルが遠く、ハンドルに合わせると足が近い。
足が長いから困るわ〜ホント。
ハンドルにスペーサーリング入れられるなら是非とも入れたい。

ステアリングの重たさはちまたでは軽いと言われているが、回してみるとこんなもんじゃない?といった感じで軽すぎるとは思わなかった。
コーナーリング終了時の切り戻しでもハンドルから手を離すとするすると戻ってくれる。
むしろハンドリングはクイックな感じがする。普段はヴェルファイアに乗っているがアレと同じ要領でハンドルを切ると切れすぎる。

シガーソケットは設計した担当を呼べ!!(海原遊山)レベル。
膝が当たって時々接触不良を起こしていたぞ!
あれは頭の低いジャックをつっこんで延長した方が良い。マジで。
もしくはインパネ開けてコネクタ結合されてるならそこから分岐させてハンドル横のソケットは封印。
後ろのソケットは使ってません。

収納ポケットが沢山有るのは良い。飲み干したペットボトルがあちこちに・・・。(笑)
これと関係するが助手席の収納式買い物フックは地味に便利。
車内でゴミが出たときのために毎回シフトレバーやセンターコンソール付近にゴミ袋をぶら下げているが、そこにぶら下げることが出来るのでシフトレバーの邪魔にならない。
世の中の車メーカーはアレを採用すべき。

カーナビは残念ながらあの不評なナビではなくトヨタ純正ナビだったため評価せず。
まさかの BT 無し、SD カード音楽未対応で TORQUE G01 のスピーカー頼りだったがな!!!
# 軽自動車だからって舐めすぎ。ETC も無かったし。



燃費については 556km を走ったが 27L タンクで残り 2メモリほど。
行きは下道帰りは高速だったが最終的な燃費は 23km/L となかなか健闘している。
アイドリングストップは確か全行程で 30分くらいだったかな?あまり使ってません。



他にちょっと気になったところ。

開放口が無い状態でドアを閉めると屋根が ぼこん! と膨らむのは仕様?(笑)
あれは正直びっくりしたぞ。そこまで薄いのかと。
試しに押してみたらベッコベコ。

ドアを閉めようと普通に閉めたら閉まりにくいときがあったが・・・。

例の水漏れに関しては雨が降っていたが漏れた形跡は無し。
また、屋根に雨が当たってうるさいという点も気がつかなかったが、雨が比較的弱かったので気がつかなかっただけかもしれない。



長距離を頻繁に走るなら軽はやめて登録車にしておけ、という意見はよく聞いた。
どの程度から長距離と言えるかはわからないが (恐らく 1,000km 越え)、1泊2日ながら 556km を走っても苦痛ではないどころか小回りが利いてヴェルファイアに比べれば天国だったし、高速道路でも左を走るなら問題無い出来。
# 1泊2日なら 1日 250km 程度だから中距離、かな。
個人的にはやっぱりターボかな、と思ったが NA でもなんとかなると言えばなる。
エクステリアやインテリアはちょっと安っぽさも感じるけど、言い換えればポップでカワイイ、下手に高級感を出してないのでアンバランスでもない。そして気兼ねなくアウトドア仕様として使えるのが良い。
そんな車でした。

自分の車になったら車内は即傷だらけになるかもな〜。(笑)


  • SARAYA:ハスラーに「S-エネチャージ」車が追加らしいですな
    安く買うのに新古車等も探してみるのもよいかもですね
  • G兄:と思って探してみたんですがGターボ+HID OPって近畿+三重まで見てみましたが全く無いようで…。
    Sエネ茶はターボに設定が無いので残念!
    というわけで先日9日頃にGターボ+HID OPの水色ツートンの見積もり貰ってきました。
    銀行の審査がOKだったらそのままハンコ押してきます〜。
  • たわし:・・・最近出たのかも知れないけど、ありました(ぉ
    http://www.carsensor.net/usedcar/detail/CU3608923102/index.html?TRCD=2(略)
  • たわし:これは愛知ですが
    http://www.carsensor.net/usedcar/detail/CU3605845836/index.html?TRCD=2(略)
  • G兄:あ、忘れてた。白青ツートンが欲しいのです…。
    でもそれら、自分が今見積もり貰ってる分からオプションを省くとそれよりも高いってどういう…。
TrackBack URL:[]
 2015/03/02
復習のメイクカスタム - 2号ちゃん
それは土曜日のおひーる。
話は前後するが頬紅のハイライトを入れるためにファレホのホワイトとファレホシンナーの具合を見たかったのでそれを買いに行ったときの話。
長岡京 SR に入って何気なく DDH-01 普通肌ないかな〜もうないよね〜人気商品だし〜と陳列棚を覗いてみたら無かったので残念、と思いながら当初の目的のブツを調達。
無いよねと思いつつ店長に「在庫有る?」と聞いてみたところ、なんと引き出しの中にまだ出してない分が 2個有った!
というわけで 5秒ほど考えてお買い上げ。

家に帰って早速先日の復習もしたかったのでカスタム開始。

ファレホシンナーのインプレなどは一番最後にあります。

人形写真注意。

元はこんな形なんですよ、DDH-01。
しかしカスタムする人は皆この重そうなまつげの肉盛りと鼻と口を削いでしまい、さらには顎も丸く削ってしまい DDH-01 とはほど遠い存在にしてしまう・・・っていうか口が歪んでるからそうせざるをえないでしょ!!

DDH-01「ニヤリ」

今回は先にまつげの肉盛りから。
よく切れるカッターナイフで削いでから削いで出来る角をデザインナイフでそぎ落としながら曲面にしていく。
そして最後に「田宮 フィニッシングペーパー P240番」やリューターの石やすりビットでならし、最後にスポンジペーパーのスーパーファイン→ウルトラファインで仕上げ。
やすりはただの紙やすりではなくフィニッシングペーパーで磨かないと傷が酷くなり非常に消しにくいので必ずフィニッシングペーパーのようなものを使用すること。
ゴリゴリやすると結構削れるので注意!

削ぎ具合がよくわかるように斜めから

アイホール拡大

今後は鼻と口、と行きたいところだが、口はともかく鼻も削いでしまうと同じ娘が出来上がりそうだったので鼻はあえてそのままにしてみた。

正面

斜め

横

これだけだとやっぱり先日と同じ娘が出来上がりそうだったの、今度は先日のぽやっ娘ではなくおめめぱっちり系にしてみようと画策。
そこで無理の無い範囲でアイホールを拡大する。
拡大したポイントはここ。
目尻の上側 (赤い部分) を緑の縁取りが左右対称になるくらいまで削る。

アイホール拡張

この時注意する点としては、単に広げるだけではなく削いだ皮の角を落として断面を丸くしなければ不自然になる。
文字で説明するのは難しいけど穴を広げてみると「確かにそうしなければ不自然」と思うので頑張って欲しい。
削ぐときはくれぐれも一気にやらずに薄皮 1枚を削ぐ気持ちで慎重に!削りすぎると取り返しがつかない!!
(一応盛ることも出来るけどかなりハイテクニックのため無理ゲー)

削り終えたら下描き。
すこ〜し釣り目っぽい感じにしてみよう。

フフフ…

うーん、いまいち。
あとまつげの目尻を流す方向も決まらない。

最終的にこうなった。

あっ、向かって右の眉毛が歪んでる

目を入れてフィッティング。

眉毛修正しました

清書。
照れ線はファレホ オールドローズ (70.944) の上にパステルの赤系を乗せると自己主張しづらくなったので、試しにファレホ ホワイト (70.951) で細〜〜〜く照れ線の真ん中にハイライトっぽいのをなかなか良くなった。

…あっ、まつげの目尻のデザインが左右非対称!

完成。

P3017053.jpg : OLYMPUS E-P5, OLYMPUS M.45mm F1.8, 1/200sec F4.5 ISO-200, 露出補正:0EV

「ドヤァ!!」
P3017056.jpg : OLYMPUS E-P5, OLYMPUS M.45mm F1.8, 1/200sec F4.5 ISO-200, 露出補正:0EV

P3017058.jpg : OLYMPUS E-P5, OLYMPUS M.45mm F1.8, 1/200sec F4.5 ISO-200, 露出補正:0EV

P3017059.jpg : OLYMPUS E-P5, OLYMPUS M.45mm F1.8, 1/200sec F4.5 ISO-200, 露出補正:0EV

P3017060.jpg : OLYMPUS E-P5, OLYMPUS M.45mm F1.8, 1/200sec F4.5 ISO-200, 露出補正:0EV

先日の1号ちゃんと一緒に。
P3017062.jpg : OLYMPUS E-P5, OLYMPUS M.45mm F1.8, 1/200sec F4.5 ISO-200, 露出補正:0EV

「なでなで。」
「はふぅ・・・。」
P3017064.jpg : OLYMPUS E-P5, OLYMPUS M.45mm F1.8, 1/200sec F4.5 ISO-200, 露出補正:0EV

最後にメイク拡大。
1号ちゃんよりは線の具合が良いけどまだまだ。
あと写真では見えないけど実物に上から光を当てて影を見てみると口の周りの削り具合が甘くてちょっと凸凹。
ドヤァ

作業現場。

どこから片付けようか



ファレホ エアブラシシンナー (通称 ファレホシンナー) について。
ファレホは希釈に水が使える (出来れば精製水の方が良い) と言われているが、試しにファレホシンナーを使ってみたところ精製水を使うよりも塗料の伸びが良く、塗料と水を混ぜるときの混ざり具合も非常に良い。
これを使ってしまうと水 (精製水) には戻れないほどの効果と自分では感じているので、気になる方は一度一番小さいボトル (17ml で 314円、型番で言うと 71.261) をお試し頂きたい。
メイク修正にも使えるのでドールのヘッドペイント程度だと 1つのヘッドでだいたい 1/5 くらいの消費量になる。



ファレホ エアブラシシンナーと同社 リターダーメディウムの役割について。
エアブラシシンナーは塗料を柔らかくする。元の塗料は粘度がちょっと高めで塗りにくい。遅乾性もあるみたいだが・・・?
リターダーメディウムは塗料の乾きを遅くする。こいつで塗料の粘度は落ちない (リターダーメディウムそのものが粘度を持っている)。
というわけで普通(?)は両方使うものかと思われる (自分も両方使ってます)。

  - NO COMMENT -
TrackBack URL:[]
 2014/08/16
泉南の海を行く


今回はウィスパーの本領発揮、といったイベントであった。

長いので畳もう。

場所は泉南わくわく広場。
丁度関空から数キロ南に下ったところ。

準備中
P8160004-Edit.jpg : OLYMPUS TG-620, 1/250sec F11.0 ISO-100, 露出補正:0EV, GPS=

P8160004s.jpg : OLYMPUS TG-3, 1/160sec F13.0 ISO-400, 露出補正:+1EV, GPS=34.377347 N, 135.240125 E
[地図]

予定ではここから関空ゲートブリッジの橋桁を見に行く予定だったがあいにくの悪天候で南下して海を漕ぐことに。
サザンビーチを横切って少し先まで漕いで戻るというルート取りだったが 6km しか漕げず非常に消化不良であったが、20cmほどの波でカヤックサーフィンできたのでまぁ良しとしよう。

カメラのセッティング中
P8160008-Edit.jpg : OLYMPUS TG-620, 1/100sec F11.0 ISO-100, 露出補正:0EV, GPS=

うねりは結構あった
P8160017.jpg : OLYMPUS TG-620, 1/640sec F5.9 ISO-100, 露出補正:0EV, GPS=

P8160017s.jpg : OLYMPUS TG-3, 1/200sec F8.0 ISO-100, 露出補正:0EV, GPS=34.387418 N, 135.269335 E
[地図]

水は綺麗だったんだよね。
P8160026s.jpg : OLYMPUS TG-3, 1/400sec F8.0 ISO-400, 露出補正:+0.7EV, GPS=34.386389 N, 135.269444 E
[地図]

P8160029s.jpg : OLYMPUS TG-3, 1/500sec F8.0 ISO-400, 露出補正:+0.3EV, GPS=34.386111 N, 135.269444 E
[地図]

その後はレスキュー (再乗艇) 講習が有るということでお邪魔させて頂いたが、これがまたしんどくてカサラノキャンプ以上のハードさ!
なにせ慣れない再乗艇方法 (パドルフロートを使ったり 2:1 対人レスキュー、1:1 対人レスキューなど) を休憩を挟みながら延々とし続けるので最後の方はもうばてばて。
しかしこれを知っておくか否かで下手をすれば生死に関わるので必須科目となっている。
前回のレスキュー講習は怪我で陸から見ていただけだが、見ると実行するではかなり違う。やはり「百聞は一見にしかず」。
ただ、コクピット横からのリエントリー (再乗艇) は嫌と言うほどやってきたし70cmほどのうねりと風の中でもリエントリーできるので、あとは 1発で決められるかどうかといったところ。
(失敗するとそれだけ体力を消耗するので出来るだけ 1発で決める方が良い)

いざ、再乗艇訓練へ
P8160047-Edit.jpg : OLYMPUS TG-620, 1/250sec F5.9 ISO-125, 露出補正:0EV, GPS=

後部再乗艇
P8160050-Edit.jpg : OLYMPUS TG-620, 1/400sec F4.4 ISO-100, 露出補正:0EV, GPS=

パドルフロートエントリー
P8160070-Edit.jpg : OLYMPUS TG-620, 1/125sec F14.0 ISO-125, 露出補正:0EV, GPS=

P8160073.jpg : OLYMPUS TG-620, 1/500sec F5.9 ISO-100, 露出補正:0EV, GPS=

コックピットサイドエントリー
P8160102-Edit.jpg : OLYMPUS TG-620, 1/320sec F5.9 ISO-100, 露出補正:0EV, GPS=

リエントリーの後はスプレースカートをきちんと閉めましょう
P8160103.jpg : OLYMPUS TG-620, 1/640sec F5.9 ISO-100, 露出補正:0EV, GPS=

今回はいろいろ得たものが有った。

道具 (パドルフロート+パドル) を使った再乗艇は正直あの程度の波なら道具無しの方が早い。
ただ、波が高い悪条件の中であればパドルフロートで艇を安定させた方がいいのかもしれないので今度練習しておこう。

ミドルブレードパドルの風の影響についてはかなり酷かった。
予備とメインのパドルはどちらもシーカヤックでは普通のサイズ (ナローブレード - ブレードが細い - ではない) を使っているのだが、ローアングルポジションでのパドリングでも風の影響をかなり受けてパドリングし辛かった。
このような強風下ではグリーンランドパドルかナローブレードパドルが威力を発揮しそうなので冬の内に 1本買っておいた方が良さそうだ。

スケッグは今回初めて取り付けてみたが意外と使えそうな感じ。
真っ直ぐ進めそうにもないときには意外と使えそうで、今回スウィープで進路の微調整をすることなく真っ直ぐ進めた。
流石に波を受けて進路が変わったらリーンかけて進路補正はしたが、毎度毎度微調整を加えるほどのものでもなかった。
ただ、スケッグが効き過ぎているのかターンはかなりし辛く、いつもより大きめにリーンを掛ける必要があった。
普段はスケッグ無しでなんとかしたほうがいいものの、有れば意外と何とかなるかもという安心感はある。



それにしても以前とは比べものにならないほど安定して乗れるようになったなぁとこれを書いていて思う次第。

初めてウィスパーに乗ったときはおっかなびっくりで「不安定だ」と書いていたが、
  → フェザークラフトウィスパーの試乗
慣れてしまえば全然そうではなくむしろ乗れば安定する。
乗るときも左右のエアスポンソンの空気量が多 (高) めなので、多少傾いても復元力は高かった。
走り出せば景色は高速で後ろに流れてゆくほどの快適さで、波を越えるにも滑らかにスッと越えて行ける。
よく言われる「シルキーな乗り心地」とはこれのことなのかな、とも。
走破性が良く 8m/s の向かい風でも難なく漕いでいけるから安心感も違う。多少の強風下でも漕げるということはそれだけ「戻ってこれる / 渡れる」ことにも繋がるだろう。
リーンも以前に比べれば深い角度をかけられるようになった。そのおかげで以前よりは小さい回転関係で回れたりその場での回転もやりやすくなった (時々深くしすぎて沈しそうになるが)。

しかしまだまだ「艇に乗らされている」感はある。
もう少し綺麗に操れたらいいなと思いながら漕いでいこう。
先は長いぞ。



いつものごとくちょっとだけ動画。

移動距離:156km

  - NO COMMENT -
TrackBack URL:[]
 2014/07/04
フェザークラフト ウィスパーを選んだ訳
今回の日記に写真はないのであしからず。



カヤックを始めて 2ヶ月半、既に 2艇を渡り歩き 3艇目に手を着けたという過去に例を見ない状況となっているが反省はしていない。

さて、1艇目は「インフレータブル・シングル艇」(エアフレーム1:売却済み)、2艇目は「フォールディング・タンデム艇」(アルピナ2 430EX) を選択したので 3艇目は「フォールディング・シングル艇」を買おうと決意したまでは良いが、問題はどこのメーカーの艇を買うか。
条件は
  1. 直進性!直進性!回転性は二の次!
  2. 全長が長いこと。
  3. デザイン
2艇目のアルピナ2 430EX の回転性が良すぎて真っ直ぐ進めるのも大変だったので、回転性はアルピナ2 430EX に任せて次の艇は中・長距離を漕ぐのが楽な直進性が良い艇に、というわけ。
内容はこちら
フォールディングカヤック試乗会 in マキノ
にほぼ書いてしまったのだが、最終的にはクルーソー 460 とウィスパーの一騎打ちとなった。
しばらく悩んでいたが、憧れだったキヤノンのフラッグシップ機 EOS-1Ds MarkIII 及びそれに関連する全ての EF マウント機材を全て手放すという、ある意味「暴挙」に及んだので後悔の無い買い物をしたいということや、船体デザインの美しさ、そして今ちょっと無理をすれば「あの憧れの」(といってもまだカヤック始めて 2ヶ月半だが) フェザークラフト艇が手に入れられる、ということもあり、今回はフェザークラフト ウィスパーにした。

そこで、先日の試乗ではウィスパーの感じをいまいち掴めなかったので、滋賀県は海津にある Granstream にお邪魔し、購入前提で試乗艇を借りて 17km ほど漕いできた。
フェザークラフトウィスパーの試乗
結果は上々だったので、試乗の帰りその足で Granstream のお宅にて購入相談と発注。

いつもならだいたい「えいや!」で決めてしまうが (ZZR1400 なんかも試乗せずいきなり指名買いでえいや!だった)、今回は念入りな調査と試乗 (しかもウィスパーは 2回も) を行い、更に Web で乗り手のインプレ記事などを読みあさり、万全を期して購入と相成った今までに例を見ない買い方であった。

さて、ここで今度はもう 1つの悩みが。
ウィスパーはラダー付きの XP とラダー無しの無印がある。
元祖はラダー無しの無印で、フェザークラフト社・社長のダグさん曰く「ウィスパーはラダーなんぞいらねぇ!」(意訳)ってことで着けなかったらしい。
しかし「ウィスパーにラダー着けてよ!」というあまりの要望の多さに「しゃーねーなー」(意訳)と折れて誕生したのがウィスパー XP。
そしてこのラダーだが、無印ウィスパーには着けられない。

もう一度言う。

このラダーだが、無印ウィスパーには着けられない

つまりここで「ラダーを着ける気があるのか無いのか」という英断を下さねばならないのだ。
# 無印ウィスパーにはラダーを着ける場所がない、というか構造上着けられない。

これには正直まいった。
というのも、デザイン上は元祖無印ウィスパーが美しいのだが、海を漕ぐことを考えるとラダーは必要なのでは?という疑問が出てくる。
そこで、Granstream にウィスパーを試乗しに行った帰りに Granstream のお宅で Oさんと話をさせてもらった結果、「有った方が楽だけど経験さえ積めばなんとかなる。無くて何ともならないわけじゃない。」ということ。
ラダーがあると漕ぎに集中出来るため楽を出来る (ケツや頭を振られてもラダーで進路を固定出来るため全力でフォワードストロークできる) のだが、ラダーが無ければちょくちょく進路補正をしなければならないため楽が出来ないだけのことらしく、ラダーがあってもどうにもならないときはマジでどうにもならないという。
続けて「バウとスターンを合わせた全体の造形が気に入っているなら無印ウィスパーを選んだ方が良いでしょうね。そのかわりラダーが無いなら無いなりに鍛錬すればいいんですよ。」(意訳)という非常に納得できるアドバイスも。

個人的には心の中での選択肢はラダー無しのウィスパーしかなかった。あのシュッと反り上がったバウとスターン、そして余計な物が無い美しさ。いわゆる「造形美」である。Granstream のお宅の前でも無印ウィスパーを目の前にして綺麗な造形だなとしきりに思っていた。正に「惚れた」。
しかし荒れる海や強風下だとラダーは有った方がいいんじゃないか・・・、という心配が常々有ったが、Oさんのアドバイスも有り、当初考えていた無印ウィスパーに決定。決定をくだしたのは自分なのだからあとはどうにでもなれ感。(笑)

ちなみにラダーを否定しているわけではないので念のため。
ラダー付きの艇は「カッコイイ!」部類に入る。しかし今回は「美しい」艇が欲しかったのであえてラダーは着けなかったのだ。正直、カサラノのように反り上がったスターンにラダーを着けられればここまで悩む必要は無いんですよ。
# ウィスパー XP はラダーを取り付けるためにあの特徴的なスターンの反り上がりを水平にしてしまっている。

オプションとしては、両ハッチの素材は Granstream オリジナルで既にダブルコーテッドになっているのでそのまま。
スターンハッチは L サイズにアップグレード。これで荷物を入れやすくなる。
シーソックは Oさんと検討の結果、かなり長持ちする上にノーマルシーソックを何度か買い換えるよりは安いし、イマノウチに「アップグレード」すれば後々ダブルコーテッドシーソックに買い換えるよりも断然安い、ということでダブルコーテッドに変更。このシーソック、ペダルと足の裏に挟まれて摩擦が発生するので結構痛みやすいのだが、ダブルコーテッドだとこの痛みがかなり低減されるので浸水もなかなか起こらないということ。
スプレースカートはノーマルのままとした。
デッキセンター補強はお値段的にかなりヤバイ (4.4万円追加) ので無しにしたが、デッキストリップのない試乗艇を見るとすっきりして格好良かったのでこれはこれで良い。
ここで計算してみると、なぜか始めに計算していたよりも 1.5万円ほど安かったので、ここぞとばかりに LT デッキバッグも追加で発注。

納期は恐らく 7月下旬から 8月上旬。
8月2日のカサラノキャンプには間に合って欲しいなぁと思いながら日々 納品マダー?(チンチン している。
# カサラノキャンプに参加したい場合は納品が間に合わないという理由で今回お借りした無印ウィスパーをお貸し頂けるとのことなので参加できないわけではないが、どうせなら自分の艇で参加したいじゃん?

最終的には軽自動車の中古を買えるくらいのお値段になってしまったが、後悔の無い買い物になるかは・・・。


  • たわし:>後悔の無い買い物になるかは・・・。
    いやぁ、運ぶ車も併せて買わないと(ぉ
    漕ぎに行きたいのに車が無いんじゃぁ!うがー!ってなりそう
    (・∀・)ニヤニヤ
  • G兄:まぁそれはそのうち…。
TrackBack URL:[]
 2014/06/15
フォールディングカヤック試乗会 in マキノ


先日に続き今日はマキノで Granstream さんが主催するフェザークラフト社のフォールディングカヤックの試乗会。
今回の目的はウィスパーの直進性と走破性の体験及びカサラノの乗りにくさの体験。
同じ環境でアルピナ2 430EXに乗ってみるとどれだけ違うのか?という違いも感じようかと考えて一応持って行くことにする。

というわけで朝起きる・・・が、先日の疲れが残っているのかなかなか起きられない。
結局 8時前に起きて 8時半過ぎに出て行くという始末。
道中混んでるかな〜?と思ったら早朝に動くよりも早く到着したとかワケワカラン。
日曜の朝という遊びに出るには中途半端な時間帯だったのが功を奏したのか?

超長いので畳もう。

現場に着いてみると既に数艇は沖に出ていたが、幸いにもウィスパーは現場に残っていたのでこれ幸いと即確保。

シュッとしたデッキのラインとバウ・スターンハッチ
そしてキリッとそそり立つバウとスターンが格好良すぎ。
P6150754-Edit.jpg : OLYMPUS E-M1, OLYMPUS M.12-40mm F2.8, 1/1000sec F5.0 ISO-200, 露出補正:0EV

幅は約 59cm あるので「まー乗り沈なんてしないでしょ(慢心」とか思っていたがそうは問屋が卸さなかった。
幸い終始に渡り乗り沈を含む沈はしなかったものの、乗り込むにもふらふら、乗り込んだ後も微妙にふらふらで幅に対しての 1次安定性 (静止時の安定性) がなかなかに悪い。
静止した状態でそのふらつきに慣れるために艇を傾けて限界点がどの辺りかとか、どの程度踏ん張るかを確認しながら静止時のふらつきに慣れる。
# このふらつきの理由はのちほど。

若干慣れたところで今後は漕いでみる。
2次安定性 (漕艇時の安定性) はやはり若干悪い。
しかし沈するというほどでもなくリーンしやすい程度。

移動速度はかなりはやい。
横を見ていると景色がぐんぐん後ろに流れていく。
ふと岸辺を見てみると「え!?もうこんなに!?」というほど。

直進性に関しては一応真っ直ぐは進むのだがどうも一度左右どちらかをスウィープしてしまうとそれをずっと引きずったままになってしまう。
この艇がシーカヤックタイプなのかリバーカヤックタイプなのか、つまり「どちらにリーンをかけたらターンできるのか」がわからなかったので色々試してみたが、どうも上手い具合に真っ直ぐ走らないときもあれば真っ直ぐ走るときも有りどうにもこうにも上手くいかない。
とりあえず 1次安定性と 2次安定性、スピードは確認出来たのでまずは陸に上がることにした。

カサラノはまだ組み上がっていなかったので試しに K1 に乗ってみたが、ラダーがついていたので試しに下ろして使ってみたがイマイチよくわからなかった。(´・ω・`)
というのもラダーの動きが悪くて操作を上手くできなかったというのもある。

ちなみにラダーだが、荒れた海、特に風や波の強い中や長距離 (どの程度をもってして "長" というかは不明だが) を漕ぐなら必須だがそうでないならばリーンやパドリングで補正出来るので不要だという。
幸いにもそんな海を漕ぐつもりはないし、距離も 15km ほど漕げればいいくらいかもしれないのでラダーはいらないかもしれない。

昼頃になるとカサラノの組み立てが始まった。
組み立ては終始横で見させていただいたがどうもこのフェザーの組み立てはアカン。
非常に面倒くさい。
しかしこの組み立て方のおかげでジッパーが不要になっているのでデッキラインや布の張りがもの凄く綺麗でかなり絵になる。
他のフォールディングカヤックではスターンデッキがジッパーになっているのでハッチが無いもしくはオフセットした位置にあるが、フェザーはスターンデッキにジッパーが無いのでハッチの位置は中央に位置している。
# ちなみにデッキバーが中央に入っているのでハッチのど真ん中をデッキバーが渡っているが、このデッキバーは簡単に外れるので問題は無い。

そして組み上がったカサラノ。
P6150763.jpg : OLYMPUS E-M1, OLYMPUS M.12-40mm F2.8, 1/800sec F5.0 ISO-200, 露出補正:0EV

フォールディングカヤック界の中で一番スタイルが良いと一部で(?)言われているようだが、確かにもの凄く綺麗なラインで「美人」。
写真で見るより実物見てくださいマジで感動する。

大きさはかなり大きくて 5.4m。
ウィスパーの 4.75m もたいがいだと思ったがこいつは更に長い!

P6150758-Edit.jpg : OLYMPUS E-M1, OLYMPUS M.12-40mm F2.8, 1/640sec F5.0 ISO-200, 露出補正:0EV

そして細い!

P6150757.jpg : OLYMPUS E-M1, OLYMPUS M.12-40mm F2.8, 1/640sec F5.0 ISO-200, 露出補正:0EV

この細さ故に速く、そして安定性が悪いのだろうというのは想像に難しくないのだが、考えていた以上だったのは後に思い知ることとなる。

まずは陸上でフットブレイスの調整。
芝生の上で乗り込もうとするがかなり狭い
おもわず「せまっ!!!!」と声を上げてしまいスタッフや常連さんらの笑いを取ってしまったがマジで狭い
しかしこの狭さは逆に艇と一体になることが出来、体の動きがダイレクトに艇に伝わるので非常にコントローラブルなのだという。
フットブレイスの調整をしてシーソックを綺麗にするとコックピットとぴったりフィット。

さて、いよいよ出艇。
blog を読んでいるとやれ「乗り沈した!」だのやれ「漕いでる最中に沈」だのと乗る前から初心者お断り感満載の全然デレてくれないツンツン美人カヤック。
緊張しながら水に浮かべて普段とは違う乗り方、艇を跨いだ状態でコックピットに座り込み脚を投げ出し、その後脚を収納するという乗り込み方。
というかこの乗り方で無いと入れない
まずコックピットに腰を下ろす。
ここまではいい。脚がまだギリギリ湖底に着いている。
次にこの状態で脚を上げて水面に浮いた状態に移行する。
ここらへんでだいたいは沈 (いわゆる「乗り沈」) するようだが、かなりふらつきながらもなんとか脚を収納するまで持ち込んだ、いや、持ち込めた!

そして水上の人になったわけだが・・・正直な感想を言うと「乗ってられない」のである。
1次安定性?なにそれおいしいの?状態でただ単にそこに静止しているだけでも左右にふらつく。
「ウィスパーの 1次安定性が悪いと書いたな。あれは嘘だ、」っていうくらい。
エアスポンソンに空気が入っている状態だからある程度のところである程度は傾かず軽く踏ん張ってくれるが、軽く踏ん張っているだけなのでちょっと気を抜くと恐らくそのまま沈。
カサラノ無印 (他には S 型もある) はエアスポンソンの空気を抜いて使用することも可能とメーカーはうたっているが、空気が入った状態でこれなのに抜いてしまうとどうなるんだと戦々恐々である。
一応揺れはなんとか安定させられるようになったので今度は漕いでみることに。

漕ぐと今度は沈する恐怖 (脱臼の時の怖さがまだ若干残ってる) はあったが、静止状態よりは幾分マシなだけで不安定さに変わりはない。
ひざの裏 (内側) にサイブレースバーをしっかり当てられるので姿勢制御は問題無いが、常にリーンをやってるような感じで非常に疲れる。
とりあえずウィスパーと同じ距離を漕いでみたところ、もの凄く速い
毎時十何キロも変わるわけではなく数キロ程度ではあるが、クルーソー 460 や AL-1 450 HB、ウィスパーよりもかなり速い。
そして一度滑り出すと今度はなかなか止まらない。
これは blog を読んでいるとよく書かれていたことだったが、実際に漕いでみるとやっぱり凄かった。
ターンは初め逆リーンであることを知らなかったので以前写真で見た講師の内リーンを参考に、まずは外側をスウィープストロークしてターンの初動を付け、曲がりたい方向と同じ方向にリーンをかけ、かつスターンラダーを入れて曲がってみたところ意外とすーっと曲がってくれたのでターンは問題なさそう。

1回目はバランス取りにくたくたになったので早々に岸に上がって感想を述べると、どうも膝裏を当ててリーンの要領でバランスを取るのではなくお尻でバランスを取る・・・って無理だそれ!!www

陸に上がって講師と少し話したが、どうやらシーカヤックタイプ (キールがしっかり入っている) なので逆リーン(曲がりたい方向とは逆にリーンする、例えば左に曲がりたいなら艇を右に傾ける) だそうだ。
講師がリーンを見せてくれるということで見ていたが、逆リーン+フォワードストロークだけでぐいぐい曲がってる。
それはもうあり得ないくらいに。

その後はもう一度ウィスパーに乗って逆リーンを試してみる。
まずは真っ直ぐ走ることに専念ということで曲がる方向と逆に曲がるようにリーンをかけて補正してみると、片方は進路修正が可能なのだが、もう片方はなぜか真っ直ぐに進むか逆の方向に曲がっていくというワケワカラン状態に。
しばらくはその直進性の悪さに悩まされたが、パドリングをちょっと変えてやると結構真っ直ぐ進んだのでもしかするとパドリングが悪かったのかも、という結論に。
# 自分では左右均等にパドリングしていると思っても、艇にしてみれば左右のパワーバランスが崩れていた可能性あり。
逆リーンに関しては滑走状態で逆リーンを掛けてみると確かにターンできるのでなるほど納得。

ここで先に書いておくが、カサラノやウィスパーに限らずフェザー艇の安定性が他のフォールディングカヤックより悪いと感じる理由はエアスポンソンの位置にあった。
他のメーカーの艇はエアスポンソンが喫水線の上から下まで入っているのに対し、フェザー艇は喫水線付近にしか入っていない。
これはつまり、真っ直ぐに乗ったときはエアスポンソンが水に接触する面積が少ないためにふらついてしまう。
しかしこのエアスポンソンの位置は走行時に水に接触している面積が少ないので結果走り出しが軽く、かつスピードが速くなるといった効果も有る。
また、リーンを掛ける際にエアスポンソンが邪魔をしないのでリーンは非常に掛けやすい。
エアスポンソンが喫水線付近に有るので、リーンを掛けたときにエアスポンソンが水に沈むとそこで初めて浮力を発揮するため、ある程度で有ればそのまま沈することは無い。

今度はもう一度カサラノを試そうと思ったら講師曰く「エアスポンソンの空気抜いてるよ。そのまま乗ってみたら?w」って!!
確実に沈するわ!と思いながら「無理です無理無理!」と言ってはみたものの、こんな時だし試しにエアスポンソンの空気が無いカサラノってどんなのだろうと魔が差したので乗ってみた。

・・・・・・・数十メートル行って泣きながら帰ってきたなんて初めての経験だよ。('A`)
まず
> 1次安定性?なにそれおいしいの?状態でただ単にそこに静止しているだけでも左右にふらつく。
は更に酷い、というか一瞬でも気を抜くと即沈
そりゃそうだ、エアスポンソンに空気が入っていてもあれだけ 1次安定性の悪いカサラノのエアスポンソンから空気を抜いたのだから。
とりあえず正に綱渡り状態のまま軽く漕いでみたが、漕ぐというよりもパドルの先っちょを水にちょんちょんとつけてようやく進んでいる状態だがそれでもかなり怖い、というか一寸先は沈
なんとか、本当になんとかターン、いや、あれはターンというのだろうか・・・という状態で岸を目指すが、岸にたどり着いても今度は降りるのが怖かった。
乗り出しから降りるまで沈と戦うことになろうとは予想だにしなかったよ・・・。
この状態であの艇を手足のように扱ってたんだから講師、スゴイ。

今度はエアスポンソンにきちんとエアを入れてもう一度出てみたが、空気を入れるだけでこんなに安心感があるのだからエアスポンソン様々。
3回目ということもあり少し慣れたので逆リーンとリーンを試しながら漕いでみたが、やはり 2次安定性も悪いのでエアスポンソンに空気があっても安心は出来なかった。
講師が逆リーンですいすい曲がっていたので真似してみたが、講師と同じようにはターンできない。
後で聞いてみたところエアスポンソンの空気を抜いていたからクイックターンが出来るんだよ、とのこと。

カサラノは俺には無理です。(゚д゚#

今回の試乗風景。

P6150761-Edit.jpg : OLYMPUS E-M1, OLYMPUS M.12-40mm F2.8, 1/1000sec F5.0 ISO-200, 露出補正:0EV

手前はカサラノとウィスパーだが他はよくわからん。
もしかしたら手前からカサラノ、ウィスパー、ヘロン、ちょっと飛んで カフナ、カフナっぽい?、K1 かな?
黄色い矢印は自分がいつも漕ぎに行ってるマキノサニービーチ。

試乗会は 16時にお開きだったので最後は赤い Tシャツのスタッフといろいろ話をして終了。
店長他参加者の皆様に挨拶をしてお先に失礼させていただいた。

帰りはチョー眠かったので「藤樹の里あどがわ」でコーヒーブレイクをしようとしたら通り雨。
車で来て正解だ。

そして予想通り R161 の真野 IC 付近で渋滞、というかその手前の中央分離帯で事故。
どうやら対向車線を走っていた S15 が中央分離帯に刺さってそのまま対向車線上に 180度スピンして停止、ケツをこちらに向けていた。
ここは来るたびに何かしらの事故 (追突が多い) が怒っているが魔物でも潜んでいるのか?

家に帰り着いたのは 2030時頃。
即飯を食って風呂入ってヤフオクで勝利を収めてこうして日記を書いているのが 0140時。
そろそろ寝ないと。



まず今回検討、といっても買うと確定したわけではないが、将来的に手に入れたいと考えている候補。
  • バタフライカヤックス クルーソー 460 コクピットポッド / 全長 460cm / 価格 \302,400 (直売)
  • フジタカヌー アルピナ1 450 ハイブリッド / 全長 445cm / 価格 \262,440 (スタンダードカラー / カヤックコウノトリ)
  • フェザークラフト ウィスパー / 全長 475cm / 価格 \583,200 (Granstream)
まずクルーソー 460 と 450 HB で悩むと僅差で 450 HB。
理由としては、ひざの収まりとミーハー度()、コクピット周りの作りの良さや海での使用 (クルーソーは FRP パイプのため錆びない) でいえば クルーソー 460 になるのだが、納期が不安定 (現在なんと 4ヶ月(!)待ち) なのとやはりお値段の話になってしまうので、ひざの収まりは多少悪いが直進性と速度、いわゆる「漕艇時の使い勝手」ではどちらも変わらないことから 450 HB を選択。

次に 450 HB とウィスパーの比較だが、走行スピードはウィスパーの方が速いのだが劇的な差ではなく、あくまで比べてみたら若干速いな、程度なので個人的にはこの差は埋められそう。
直進性は甲乙つけがたいので差は埋められるどころか両者ともに問題無し。
安定性は 450 HB の方が良いが、それと引き替えにリーンのし辛さとスピードが多少犠牲になるが、ここらへんはまずまず妥協できそう。
組み立てのしやすさは圧倒的に 450 HB なのだが、構造の違いから浸水のし辛さという観点から見るとウィスパーに分がある。また、フェザーのジッパーレススターンデッキはデザイン上スマートに見えるので、デッキにジッパーのある 450 HB を改めてみるとそれが邪魔に見えてくるのは否めない。組み立てのしやすさについては最終的には慣れの問題だと思うのでこれもある程度は妥協。
そうすると最後に残る懸念事項は「デザイン」となる。これは漕艇に直接関係しないが、見た目というのは陸に上がって休憩などしてるときに一番目につくもの。ずっと水の上の人ではないし陸に上がった後は即撤収、というわけでもない。美しい物はやっぱり美しいのだ。このデザインはウィスパーの圧勝。あのバウとスターンのすらっと立ち上がった姿は実に美しい。
しかし最大の障壁はなんといってもお値段。
誤解を恐れずに書くならば、漕艇時の性能だけでいえば 450 HB はかなり良いと思う。ウィスパーと比べるとスピードはちょっと遅いかもしれないしリーンも 450 HB はエアスポンソンが大きいせいでリーンを掛けづらいのだが、それはウィスパーと比べたときであって実用上はなんら問題無い。むしろ安定性のおかげで沈を恐れず安定して漕げるし、それでいてそこそこのスピードと直進安定性が確保されているのでパドリングに集中できるし短時間で遠くへ行ける。
となると、あとは「ウィスパーはフェザークラフト艇である」という「所有感・満足感」と「デザイン」が大きな違いとなるわけだが、それらにこの価格差、つまり 32万円を出せるかどうか、だと思う。

うちの母者の口癖は「後で後悔するなら最初から全力を出せ」なのだが、全力出しても 32万円の価格差はきっついです・・・。

え?カサラノはどうしたかって?
あんなツンツン美人お嬢様は扱いきれません。
1次安定性が悪いので停止時の写真撮影やうちの娘をデッキに載せてデートが出来ないのが最大の問題。
自分一人で沈するならまだしも、E-M1 とうちの娘を道連れにするのはかなり無理があるからね。
お値段 (なんと 78万円!アホか!!) もあるけれど、そもそも「カヤックとうちの娘を一緒に水の上でも写真を撮る」という鉄の掟があるのでこれだけは外せない。
カサラノは「憧れのお嬢様」として心の奥にしまっておきます。

カサラノは細身ですらっと長い船体、そしてバウとスターンがキリッと持ち上がり、デッキが平らなため横や斜め前後から見ると弓のようにしなった姿となり本当に美しい。
その姿を見て虜になり、初心者であれども即断で買ってしまう人の気持ちがよくわかる。
この話をしているときのグランストリームの店長さんの話が印象深かった。
曰く
その姿を見て初心者さんでも欲しいという人が時々居るのですが、我々はまず真っ先に止めます
そういう船なんです。
それでも買われる人は居るんですが、やはり扱いきれず手放す人は多いです。
※ニュアンス的にはこう
だそうで。



その後の調査で、スピードは ウィスパー ≒ クルーソー 460 > AL-1 450 HB らしく、更にクルーソー 460 はウェザーコッキングに強いらしい。
開発者兼ビルダーの人曰く「ウェザーコッキングに強くラダーの必要性はないので着けなかった」だそうだ。
海での使用を考えるとウェザーコッキングしにくい、足が速い、更に錆にも強いということで、この 3艇を比較すると実用度で言えばクルーソー 460 が上位に食い込んできた。
スタイリングでは ウィスパー >>> クルーソー 460 > AL-1 450 HB なのだが・・・。

移動距離:190km

  • たわし:(・∀・)ニヤニヤ
    美人さんを運ぶ車を先に…MTで、ですな?(マテ
  • G兄:それやったらたぶん美人さんをお迎え出来ずじまいやな…。
    カヤックは維持費いらんけど車は維持費で火の車に。(ガクガク
TrackBack URL:[]
 2014/06/14
フォールディングカヤック試乗会 in 和歌山県有田郡


今日は和歌山県有田郡にある「アイランドストリーム」でフォールディングカヤックの試乗会。
そんなわけで朝0630時に自宅を出発して一路下道で現場へ。
堺市までは中環を走り、そこから海沿いに出てあとはR26をひたすら南下。
バイパスを通って現場にイン。
140kmほどで3時間と上々。

現場に着くと着替えなどの準備を行って船を浜まで下ろしていざ試し乗り。

P6140726.jpg : OLYMPUS E-M1, OLYMPUS M.12-40mm F2.8, 1/1000sec F5.0 ISO-200, 露出補正:0EV

P6140721-Edit.jpg : OLYMPUS E-M1, OLYMPUS M.12-40mm F2.8, 1/800sec F5.0 ISO-200, 露出補正:0EV

P6140723-Edit.jpg : OLYMPUS E-M1, OLYMPUS M.12-40mm F2.8, 1/1250sec F5.0 ISO-200, 露出補正:0EV

今回メインに試したのはバタフライカヤックスのクルーソー460 コクピットポッドとフジタカヌーのアルピナ1 450 ハイブリッド。
直進性はアルピナ1 450 HBの方が良かったけどひざの収まりはクルーソー 460の方が良かった、というかクルーソー 460はエアスポンソンの空気量が左右で違っていたのでこれが影響した可能性が非常に高い。
# なんで左にリーンしやすくて右にリーンし辛いのかとずっと疑問だったわ。

番外でバタフライカヤックス クルーソー 415 トランスフォーマー、フジタカヌー スペリオ 400、同 スペリオ 480を試してみたが、クルーソー 415は直進性が非常に良くて漕ぎやすかったがスペリオは両方とも回転性が良すぎて非常に扱いづらかったので選択肢にはあがらない。

14時頃からは皆でツーリングということでアルピナ1 450 HBを借りようと思ったが、残念ながら先客が居たのでクルーソー 460を拝借。
片道 5km ほどを漕ぎ沖にある多島島で休憩。

P6140739.jpg : OLYMPUS E-M1, OLYMPUS M.12-40mm F2.8, 1/320sec F5.0 ISO-200, 露出補正:0EV

その後はその隣にある岩場をくぐろうとするがそこで事故発生。
先行の艇がなんと波による水位上昇の影響で沈、しかも岩にひっかかって回復できない非常にまずい状態。
自分はその後に控えていたが、その場を即離脱してプロ 2人による緊急レスキュー実施。
無事怪我も無く出てこられたようだが自分は脱臼後の病み上がりでまだ調子が悪いので、最悪沈したことを考えると今回はパス、というわけで迂回。
帰りは半分波に乗りながらの道中となったが、波の速度が艇よりも速かったので艇のケツを振る要因にしかならずちょっと鬱陶しかった。
都合 10km ほど漕いだわけだがやればできるもんだな〜とちょっとびっくり。

シーツーリングは今回が初めてだったが、海は湖と違って波がある。その波が結構大きいのでカヤックという小さな船ではいささか不安はあったものの、ツーリングを終えてみると結構面白かったので十分満足。
次は肩が完調の時に行ってみたいものだが塩抜きが面倒だから自分の船での参加はやりたくないなぁ。

移動距離:250km


  - NO COMMENT -
TrackBack URL:[]
 2013/10/26
E-M1作例撮影リベンジ
10月19日(土)はろくに撮影出来なかったのでリベンジ。

インプレと作例を交えてみたが長くなるので。
人形写真注意。


PA274487.jpg : OLYMPUS E-M1, OLYMPUS M.12-40mm F2.8, 1/400sec F2.8 ISO-200, ストロボ:None, 露出補正:0EV

PA274496.jpg : OLYMPUS E-M1, OLYMPUS M.12-40mm F2.8, 1/320sec F2.8 ISO-200, ストロボ:None, 露出補正:0EV

PA274499.jpg : OLYMPUS E-M1, OLYMPUS M.12-40mm F2.8, 1/250sec F2.8 ISO-200, ストロボ:None, 露出補正:0EV

PA274514.jpg : OLYMPUS E-M1, OLYMPUS M.12-40mm F2.8, 1/640sec F2.8 ISO-200, ストロボ:None, 露出補正:0EV

PA274525.jpg : OLYMPUS E-M1, OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8, 1/1000sec F1.8 ISO-200, ストロボ:None, 露出補正:0EV


原寸サイズはこちら。
OLYMPUS E-M1 作例集 〜 桜乃+美留姫
原寸サイズは CTRL を押しながら画像をクリックすることで見られる。



E-M1 を 1日じっくり触ってみたが E-M5 や E-P5 より使い勝手が良くて大満足。

操作系はボタンやレバーの追加及びボタンに設定出来る機能が限定されなくなったために使い勝手が全体的に向上している。
E-P5 までは「このボタンにあの機能を割り当てたいのに出来ない」と行った事例があったがそれが無くなっているので好きに割り当てできる。そしてプログラマブルボタンが多くなったことにより逆に「どこにどのボタン割り当てよう?」と悩むこともしばしば。
気になっていたボタンのさわり心地はしっかりしているし、なにより少し大きめになっているので押しやすい。
レンズ横のボタンは流石に縦位置だと若干使いにくいが、下のボタンが縦位置撮影時にもなんとか指が届く場所にあるので「拡大枠」を割り当てている。
十字キーもパーツ的に十字プレート (中で繋がってる) のようでたわみなどは無く押しやすかった。ただこの十字プレート、場所がボディの上の方にあるので縦位置の時に押しにくい。もうちょっと下にしてくれた方がよかったのだが・・・。
AEL/AFL ボタンについては「ちょっと硬くてちょっと遠いな〜」というのが素直な感想。また、Fn1 はボディの右角に置かれているため、ホールドした際にサムレストに親指を置いた時、その更に外側になるので押そうとするとホールド性が若干悪くなる (といってもそれが原因でぶれるような場所では無い)。AEL/AFL ボタンに関しては 2x2 レバーとの兼ね合いもあっただろうし Fn1 に関してはそもそも設置場所が無かった (まさかサムレスト上に置くわけにも行かない) というジレンマがあったのだろうという感じがする。自分は毎度親指フォーカスをどこかのボタン (大抵 Fn1) に割り当てているが、今回は AEL/AFL と Fn1 のどちらにしようか最後まで迷った。結局ちょっと遠いけど Fn1 よりマシな AEL/AFL に親指フォーカスを割り当てた。

ボタンのカスタマイズについては人それぞれ千差万別だが、自分が割り当てているボタン内容をメモがてら挙げておく。
  • Fn1:ISO 感度
  • Fn2:マルチ Fn
  • REC:ピーキング
  • AEL/AFL:AEL/AFL
  • ワンタッチWB:絞り込み
  • プレビュー:拡大枠 (横位置・縦位置どちらからもボタンが押せるため)
  • B-Fn1:AEL/AFL
  • B-Fn2:フォーカス点切り替え (十字キーに親指が届かないため)
  • L-Fn:デジタルテレコン
  • 2x2:フォーカス切り替え
ダイヤルは斜めに指を当ててもしっかり回せるよう角を落としてあり、またギザ歯加工をしてあるので非常に回しやすく、クリックの間隔が広いので回しすぎることはない。回し心地は E-M5 のようなカリカリとしたものではなくコリコリとした静かで優しい感じになっており高級感がある。

シャッターボタンは半押しまでのストロークが軽すぎて違和感があるが、そこから全押しまでの反発力は丁度いい押下圧で非常によろしい。E-M5 はタクトスイッチのような「カチッ」とした押下感だったが E-M1 では 1眼レフのシャッターボタンのように粘りけのあるボタンとなっており押しやすい。これは縦位置グリップでも同じだが、縦位置グリップのシャッターボタンと若干違うパーツが使われているのか押し心地が若干違うのが気になった。

EVF は周囲の明るさに合わせて明度を変えるようになっているが、暗くなった際にコントラストが若干悪くなるような気がする。それ以外に関しては文句の付け所がないほど素晴らしい。特に EVF 表示を mode 1、mode 2にすると下部にシャッタースピード値や絞り値などが表示されるが、露出メーターが半押し時に水平器になるので (垂直器が不要であれば) わざわざ INFO ボタンで水平器表示をする必要がないので視野を何も表示させずに綺麗に使うことが出来る。mode 3 の全画面にするとその大きさに驚かされるが、メガネ野郎だと角を見る際にけられてしまうので出来れば mode 1 か mode 2 の方が良いだろう。

人が触れるところ、特に常時触れるグリップは非常によくできている。ボディの大きさでグリップの大きさも必然的に決まってしまうので大丈夫か?と思ったが杞憂に終わったようで、M.ZD ED 12-40mm F2.8 PRO や M.ZD ED 75mm F1.8、Panasonic LEICA D SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH. など大きめのレンズを付けてもホールディング性に心配は無い。HLD-7 を着けるとホールド性が更に増し、E-M5 の頃のように両手が窮屈になるようなことは無い。更に小指がかかる場所が出来るので小指が遊ぶようなことが無くなり楽になる。
縦位置時も同じくだが、1点だけいちゃもんを着けるとすれば B-Fn2 が若干下過ぎて迷う。慣れれば済む話だがもうちょっと上にしても良かったのではないかと。
ボディの大きさに関しては「これぐらいの大きさであれば許容範囲」というレベル。というか実はこれ、E-M5 と比べて高さも幅も厚みもほっっっとんど変わってない。変わっているとすればグリップの部分で、グリップ部分だけ言えば体積的に約 1.5倍ほどとなっているが、E-M5 にパワーグリップを着けると高さはあちらさんの方が大きくなってしまうのでにんともかんとも。カバンへの収まりはグリップを外せないので悪くなってしまったが、握りやすいグリップなのでそこは我慢すべきだしそもそもそういう人は E-M1 なんて買わないだろうから問題は無い、というかそういう人は E-M5 か E-P5 買ってください。

ざっとボディを見回して「お?」と思ったのは、背面ディスプレイの枠が「ごんぶと」になっていたこと。E-M5 ではクラック騒ぎでなんだかんだと言われたが、E-M1 では厚みを増やしていかにも頑丈そうな感じがする。引き出す際に E-M5 や E-P5 ではたわみがあってちょっと恐かったが E-M1 ではそんなこともなく安心して引き出せる。
また、ぽろぽろ落ちてよく無くすと言われていたアイピースは下側に突起が有り、それがボディに引っかかって簡単に落ちないようになっている。交換する際はこの突起のせいでアイピースを割りそうになるが、落ちて無くすよりはマシだろうしそう頻繁に交換するものでもないのでこの加工は評価したい。

画質に関しては正直違いがわからない。超高感度 (ISO 25600) で超高感度 NR を「弱」にしてみると色が若干良くなっていた (色ノイズが少ない) が、それ以外では見た目ほとんど変わらず (流石に「OFF」では両者とも見るに堪えない)。
だが、キャップを着けた状態でダークを撮ってみると「長時間露光 NR」を OFF にしているともの凄いノイズが。E-M5 や E-P5 ではこんな事が無かっただけにちょっとショック。これは低感度から発生するようで星景星野撮影でよく使う 25秒や 60秒以上でも顕著に表れる。「長時間露光 NR」を ON にすれば綺麗さっぱり消えてくれるが、例えば流星狙いやポータブル赤道儀を使って 2分程度の露光をする際は長秒時 NR の処理を待っていられない。正直 E-M5 や E-P5 で出来ていたこと (OFF でも問題なし) が出来ていないというのはちょっといただけない。
この「長秒時ノイズ」に関して勘違いしてはならないのは、「高感度ノイズ」と「長秒時ノイズ」は全く別の物であるということ。「高感度ノイズ (ISO をageage)」は ISO を上げて行くに従って色ノイズが乗り、それは不可逆なものであり、ノイズリダクションを使っても完全に除去は出来ない。こちらの性能に関しては E-M5 や E-P5 に比べて悪くはなっていないので安心して欲しい。「長秒時ノイズ」は ISO 値に関係なくシャッターを開ける時間が長ければ長いほどノイズが発生するが、これは「長秒時露光 NR」を ON にすれば綺麗さっぱり消えるし、星景星野撮影であればダークを撮っておけば後からダークを引いて綺麗さっぱり消すことも出来る可逆的なノイズである。実際に星を撮影していないので何とも言えないところだが、ダークを撮った時点で派手に出ているので星を撮っても同じように出るだろうと言うことは想像に難しくない。
今のところ、この「長秒時ノイズ」に関しては避けて通れない問題なので、上記に挙げたとおり「長秒時露光 NR を ON にする」か「ダークを撮っておいてあとで引く」運用をしなければならないのだが、唯一救われるのは「とりあえず NR かけなくてもダーク撮っておいたら後でなんとでもなる」こと。ただし、ダークを取り忘れたらにっちもさっちも行かなくなるのは困りものだが・・・。
他所の検証では10秒程度からノイズが乗り始めるようなので、何秒程度なら NR を ON にできるか考えた上で都度 NR の ON/OFF を切り替えた方が良さそうだ。

他に気付いた点としては、スーパーコンパネで E-P5 までは右下の枠内にダイヤル割り当て機能が表示されており、それはただ単に現在の設定を表示しているだけでそこから機能の変更が出来ないという謎仕様だったが、E-M1 ではそこで OK ボタンを押すとボタン割り当て設定に飛ぶことが出来、設定を変更することが出来る。ここらへんの UI の作り込みに関しては毎度毎度首をかしげることが多く、オリンパスの開発陣はこれをどう考えているのだろう?と毎回思う事しきりである。今回は改善してきたが恐らく使い込んでいる内にまだまだこういう謎仕様を見つけることが多くなるだろう。

レンズの方にも目を向けてみる。
買ったのは M.ZD ED 12-40mm F2.8 PRO レンズキットだったのでレンズはそれとなる。このレンズだがまずデザインがもの凄く格好いい。デザインで画質が決まるわけではないが、長く目につくのはやはり外装デザイン。だっせーレンズを持つよりは格好いいレンズを持った方が気分は良い。それでいて画質が最高なら言うこと無しだ。
で、その画質だが「明るさとボケ量を抜きにすればもうこれ 1本で単焦点はいらないんじゃね?」というほどの出来。開放からかなりの切れ味でボケ味も上出来。流石に M.ZD ED 75mm F1.8 なんて持ち出されると「ガキの喧嘩に大人が参加するようなもの」で大人げないが、今まで単焦点をゴロゴロ持ち歩いていたことを考えるとこっち 1本でいいかな?と思う。ZD レンズとの撮り比べはしていないが、開発者の言う「ZD 12-60より上」という言葉もあながち嘘では無さそう。逆光でのコントラスト低下は無くフレアやゴーストも発生しないので逆光に気を遣わずガンガン撮っていける。色乗りに関しては撮影場所がモノトーン調で彩度の低い場所だったので評価は止めておくが、ビーズの色をみるに悪くは無いと思う。
ズームに関してはテレ端で1.6倍ほどに伸びる。ただ、伸びた鏡筒はガタつかずしっかりしているので光軸的には安心できる。縮長時は 17mm あたりの焦点距離時に最短となり、ワイ端では若干伸びるので収納時は少しだけ気をつけよう。
フォーカスリングについては M.ZD ED 12mm F2.0 や M.ZD 17mm F1.8 のようにスナップショットフォーカス機構付き、と思ったら何か違う。マニュアルなどを見てみると「マニュアルフォーカスクラッチ機構」と書いてある。これは SSF 機構がゾーンフォーカス (距離指標単位の合焦位置となるのでその間のフォーカスエリアが無い) なのに対し、MFC 機構は言わば「本物の」マニュアルフォーカス機構となっている。ただしこの MFC 機構、無限遠がオーバーインフするので厳密には「本物の MF」とは言いがたいがゾーンフォーカスでは無いので使い勝手は向上している。

最後に、デジカメWatchの開発者インタビューが今回は内容がもの凄く濃かったのでリンクを張っておく。また、個人的に気になった部分を要点としてまとめておいた。

インタビュー:「OLYMPUS OM-D E-M1」の進化に迫る - デジカメ Watch
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/interview/20131101_620844.html
  • Q. ファインディテール II 処理と色収差補正処理は RAW に適用されてる?
    A. 適用されていない。OLYMPUS Viewer3 を使えば適用される。
    ※想像補足:たぶんパラメーターとして埋め込んである。
  • Q. これらの処理は RAW 現像時にどうなる?
    A. OLYMPUS Viewer3 を使えば適用される。サードパーティ製は対応次第。
  • Q. ファインディテール II 処理は全 M.ZD、ZD レンズに対応?
    A. オリンパス製のレンズは全て対応。
    ※想像補足:パナや他のレンズは対応してないかも。
  • Q. ファインディテール II 処理が利用するレンズの特性値は新しいレンズ出てきたらその都度ボディのファームうp?
    A. レンズ内に値が入ってる。けど既存のレンズには入ってないのでボディ側に持たせた。
    ※想像補足:つまり今後出る新型レンズに関してはボディのファームうpは不要ということに。また、オリンパス以外のレンズがそうしてくるかは不明だろう。
  • Q. 防塵防滴性能は E-5 と比べてどう?
    A. E-5 より上。試験時の水の量も E-5 より増やした。
  • Q. ローパスの有無は?
    A. 無い。ローパスレスです。
  • Q. 回折ぼけはどの程度改善?
    A. 1絞り分程度改善される。完全に無くなるわけじゃ無いので勘違いしないで欲しい。
  • Q. 撮像素子は何処製?
    A. ひ・み・つ☆
  • Q. 耐寒性能マイナス10度ってボディと M.ZD ED 12-40mm F2.8 PRO だけ?
    A. 実は M.ZD 含めて ZD 最初のレンズから全て耐寒性能マイナス10度です。
  • Q. 手振れ補正が E-M5 比で良くなったと聞いたけど?
    A. アルゴリズムをチューニングしました。ハードウェア的には同じ。

  - NO COMMENT -
TrackBack URL:[]
 2013/06/28
我慢出来なかったあいつ
以前話した通り結局ポチってしまったE-P5。

P6285109.jpg : OLYMPUS E-M5, M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8, 1/20sec F4.0 ISO-200, 露出補正:0EV

P6285112.jpg : OLYMPUS E-M5, M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8, 1/20sec F4.0 ISO-320, 露出補正:0EV

28日に届く予定だったが黒猫がいつ持ってきてくれるかわからないので営業所留めにしておいて自分で取りに行く有様www
家に帰って設定、その後天使の里で室内撮影を一通り行ったあとのインプレなんぞを。
  • かなり重い。まさかE-M5より重いとは思わなかった。 実はボディだけだとE-M5より5gだけ軽かった。しかしずっしり感半端ない。
  • 黒を買ったが全体的にマットフィニッシュで渋い。XZ-2のようだといえばたぶんわかる。
  • シャッター音はE-1を思い出させる。
  • ボディと電子的に通信出来るレンズであればMFアシスト時に自動的に手ぶれ補正を行う(シャッター半押しいらず)。
  • モードダイヤルは後ダイヤルと間違えて回しちゃう!w
  • E-M5で困っていた回転補正の過剰補正(シャッターを半押ししていると勝手に傾いていく)が治っていた。
  • 画面の表示はタッチパネルで押せる項目が増えている。今までカーソルやOKボタンでないと押せなかったボタンもタッチパネルで押せる項目有り。
  • ストロボRCモードはマニュアルだと1/160までと書いてるのになぜか1/250まで出せた。誤植?
  • OI Shareの使い方がいまいちピンとこない。ガイドもガイドになっていない体たらく。マニュアルに何か書いてあるのかと思えば説明がもの凄く中途半端で腹立たしい。
  • スマフォからの無線コントロールはシャッターを押すだけ。もう一度言う。シャッターを押すだけ。過度の期待はしないように。
  • Fnボタンに「ピーキング機能」を割り当ててONにするとMFアシストの「自動部分拡大」が無効になってしまう(バグ?)。
  • 録画ボタンはシャッターボタンのような半押し感覚があって気持ち悪い(もちろん半押しなんて機能は無い)。
  • 一部のボタンの押し心地が違うのはなぜ?たとえばMENUはふかふか、録画ボタンは半押し感覚、Fnなどはかちっとしている。
結果的には買って正解の◎。
一部バグっぽい動きを見せているが仕様なのかバグなのか不明。
E-M5とE-P5のどちらか迷ってる人は、「EVF+ストロボを併用するか」「防塵防滴が必要か」で決めればいいと思う。
それ以外はほとんどの機能がE-P5の方が上。

E-M5の方が良いという点を上げるならば
  • 防塵防滴
  • EVFとストロボを併用できる
  • 縦位置グリップがあるので縦位置撮影が楽
  • 軽い
  • 画質は変わらず同じ
  • メモリカードスロットが横にあるのでクイックシュープレートなどで電池ボックスがふさがれていてもメモリカードの交換が出来る(地味に楽)
思いつく限りではこのくらい。


  - NO COMMENT -
TrackBack URL:[]
 2013/05/07
CoolCatの肩軸受け・股関節軸受け強化スリーブ
表題の物が届いたので早速使ってみた。

P5026776.jpg : OLYMPUS XZ-2, 1/60sec F2.5 ISO-125, 露出補正:+1.7EV

某の DDS・DD3・DDDy3 系胸骨にある肩軸受けと股関節の軸受けは割れやすいともっぱらの事実。
そこでこの強化スリーブでどうにかならないか?と思ったがいまいちピンとくるレポートが無いので他の買い物をするついでに買ってみた。

まずは期待薄の肩軸受け強化スリーブ。
なぜ「期待薄」かというとこのスリーブ、肩軸受けにはめ込むために完全な○ではなくC型になっている。
これだと強化は出来てもやはり割れるんじゃね?ということで既に割れている肩軸受けにはめてみた。
比較対象は F型サドル改造品。

ノーマル。
既に割れてる。
P5026782.jpg : OLYMPUS XZ-2, 1/60sec F2.8 ISO-100, 露出補正:0EV

C型スリーブ。
割れを完全に抑えることが出来ないし保持力も完全に戻らない。
しかし上下スイングを固定することが出来てしかもはめるだけとお手軽。
P5026783.jpg : OLYMPUS XZ-2, 1/60sec F2.8 ISO-200, 露出補正:0EV

F型サドル。
割れを完全に抑えることが出来、保持力も完全に回復。
ただし上下スイングを固定出来ない。
P5026785.jpg : OLYMPUS XZ-2, 1/60sec F2.8 ISO-100, 露出補正:0EV

C型スリーブで補強してみたが腕をつっこむと割れ目が見えることから、やはり一度割れた肩軸受けの補修には使えなさそう。
肩軸受けの補強にはなるだろうが割れないようにするためのものではなく割れにくくするためのものと認識した方が良い。
なお、割れた軸受けにスリーブで補強した状態で腕を差し込んで保持力を確認してみたが、ある程度の保持力は復活するが F型サドルで補修した時ほどではない。

次に股関節の軸受け強化スリーブ。
こちらは○型なので期待している、というかこっちの方が補修的には必須というか強化しにくいので期待しちゃう。

写真は無いが割れた股関節軸受けはタイラップ+瞬間接着剤で補修した物ばかりなので割れていない物を使ってみたが、結果としては上々。
まずはめ込むときはサイズがぴったりすぎてパチッとはまる。そして外そうと思ったらなかなか外れない。(笑)
外す理由が無ければ交換するまではめ殺しの状態で使うから外れにくい方が良いのだが、ここまでぴったりなのは正直びっくり。
これほどぴったりだと割れている状態でも問題無く補強・補修できそうだ。

肩軸強化スリーブは F型サドルが手に入らなかったり加工が面倒な人向けの延命パーツといった感じかな。
股関節軸受け強化スリーブは有用なので、肩は F型サドル、股関節は強化スリーブと使い分けした方が良さそう。

ちなみに CoolCat の日本サイトでは片方 (肩か股関節どちらか) で 1,000円ほどするが、英語サイトでは 370円ほどと日本側でボリまくってるので英語サイトで買いましょう。


  • にゃり:レビュー乙股間のほう買ってみようかな
  • G兄:F型サドル加工出来るならぶっちゃけ股間の方だけでいいよ。
TrackBack URL:[]
 2013/02/24
XZ-2やOM-Dが入るカメラポーチ探し
仕事が異様に早く終わってしまったのでヨドバシへ。

ストロボをカメラの左側に固定するためのブラケットを探しに来たのだが、ポーチが偶然目に留まったのでポーチもついでに探すことに。
ストラップも欲しかったけどこっちは次回。

で。

レンズポーチだがカバンの中で傷が付かない程度のポーチが欲しかったのだが、これも偶然目に留まったのがマンフロットのポーチ。

ナノ・カメラポーチ 7型 MB SCP-7BC

VF-2 を着けた状態ですっぽり入る大きさ。
しかもベルトループが付いているのでベルトに通せばお腹の付近でぶらぶらすることもない。

実際に入れて見たらこうなった。

蓋がきちんと閉じる。
P2241483.jpg : OLYMPUS E-M5, Panasonic LEICA D SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH., 1/25sec F2.0 ISO-400, 露出補正:0EV

買う際に OM-D は厳しいかな?と気になったので試しに入れて見た。

入らないこともない。
P2241744.jpg : OLYMPUS XZ-2, 1/13sec F2.2 ISO-100, 露出補正:0EV

一応入ることは入った。
ただ、マジックテープが半分ちょっとしかひっかからないが、これだけ引っかかっていたら蓋が開くことはないだろう。

XZ-2 だけ (VF無し) だと 5型か 6型が丁度良かった。

  - NO COMMENT -
TrackBack URL:[]
 2013/02/17
2ヶ月悩んで決めました
OM-D と比べて流石に主さは違うが体積が似たような物になってしまうので買うたやめた音頭を踊っていたが、先日親父の OM-D を買いに行くついでに店頭で値段を見てみたら週末特価で48,800円、しかも裏技?の下取りで3,000円引きと総計が4.5万をちょっと超えていた。
そこで「下 3桁消してくれたら買うよ即決するよ」って振ってみたら OK が出たのでお買い上げ〜。

触ってみた感じなんぞは次のページで。

XZ-2.jpg : OLYMPUS E-M5, Panasonic LEICA D SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH., 1/200sec F2.0 ISO-320, 露出補正:0EV

まずは見た目。高級感の有るマット塗装で満足感は非常に高い。さわり心地もツルツルではなくざらっとした感じ。軍幹部はアルミのヘアライン処理仕上げでこちらも高級感に一役買っている。全体的には角張っていてソリッド感が有り、塗装の仕上げと相まってかなりカッコイイ。ぶっちゃけデザインで買ってしまったというのも理由の 1つ。他のカメラってなんでツルツルなんでしょうね。

持ってみた感じはかなり良いがそこはコンデジ、全体的に小さめなので男の手には余る。女性の手には丁度いいくらいでは無いだろうか。標準仕様でグリップが付いているのでホールド感は悪くない。試しにこのグリップを外してみたが絶対につけておいた方がいい。無いと引っかかる場所が無くてうっかり落としそうだ。しかし重量に関しては流石にここまで大きいとやはりというかずっしり重い。ミラーレスに比べれば 200g 以上は軽いのだがコンデジという部類で考えるとやっぱり重い。試しにポケットに入れてみたが生地の薄い上着だとポケットが伸びてだらしないことになりそうなのでネックストラップで首から吊った方が良いだろう。ちょっと無理すれば「ポッケにイン」する事も可能だが個人的にはあまりやりたくないかな・・・。(笑)

ちょっと細かい所に目を落としてみる。

こいつの「キモ」である「ハイブリッドコントロールリング」。指を掛けてみると大型リングでかつギザギザが刻んであるので非常に回しやすい。クリック感の有る「デジタルコントロール」モードの時のクリックは間隔が大きくかなりカチッとしている。個人的にはこの感触はかなり良い。セレクタダイヤルとしても使うのでこのくらいの間隔でカチカチしてくれた方が項目の選択はやりやすいだろう。細かいピッチでカリカリだとたぶん回しすぎて大変だと思う。「ちゃんとクリック感がある」というのは大事なことだ。

このリングは切り替えレバーでハードウェア的にクリックが外れてクリック無しの回転リング、「アナログコントロール」モードにもなる。この切り替えレバー、ちゃんと考えられているのかホールドした状態で薬指を動かすとカチッと切り替えできる。ハードウェア/ソフトウェア UI 的には何かと叩かれるオリンパスだがこのあたりは珍しくよく考えられていて好印象だ。

リングには数種類の機能が割り当てられているが、「アナログコントロール」の時は恐らく MF リングとして使う人が多いと思うので自分もそうしている、というかそうしないとこのリングの意味が無い。アナログコントロールモードでマニュアルフォーカスをしたときの感触は一言で言うと「非常に良い」。レンズ単体のフォーカスリングを回しているかのような感触で、レバー式フォーカサーのような「行き過ぎる」感じは全く無い。止まる所でちゃんと止まり動き始めでちゃんと動き始める。電子フォーカスだがすっと動いてぴたっと止まるのは流石。設定でリングを動かしたときに拡大モードになる設定もあるので使い勝手は非常に良い。これにズーム機能を割り当てることも出来るが、ズームレバーは別にあるのでフォーカス固定でも良かったのでは?と思うがそこはそれ、カスタマイズ出来ることに越した事は無い。

ズームレバーはボディ一体型レンズのズームを 1.0倍から 4.0倍まで動かすレバーだが、ちゃんと 0.1倍刻みでちゃんとズームできるのは有り難い。廉価版のコンデジではこのあたりをおろそかにしているのか適当な動きでしかズームできない物が多い。出来れば 35mm判換算でステップズーム (28→35→50→70→85→90→100→112mm など、特定の焦点距離にズーム位置を動作させる機能をこう呼称する) があれば完璧だったのだがなぜ導入しなかった・・・。

設定に関しては PEN/OM-D 系を踏襲したメニュー表示となっており、それらも使っている人は違和感が無い。また、スーパーコンパネと LV コンパネも同じく踏襲されているのでシームレスに行き来できる。LV/スーパーコンパネは OM-D と同じようにタッチもしくはリアダイヤルで項目を選択してからハイブリッドコントロールリングで項目内容を切り替える方法となる。項目選択がタッチで選べるのは直感的操作ができて楽だ。ただ、設定メニューに関してはタッチ操作が聞かないのは残念だがあの画面でタッチが使えてもどうよ?って感じだから使えなくてもいいか。

フラッシュのポップアップはインタビューでもあったように「シュッ→にゅ〜」といった感じで安っぽい「がちゃん!」という動きでは無いのがカッコイイ。こういう細かい所もよく考えられてる。光量はあのサイズにしては結構大光量なので、数名の記念撮影程度なら内蔵で十分だろう。代わりに FL-600R を載せてみたがもの凄くバランスが悪いので正直オススメはしない・・・。(笑) FL-600R を載せて使うなら右手はボディの右側を掴み、左手はボディを持つのでは無くフラッシュ本体を鷲づかみしてフラッシュの重量をサポートした方が楽に持てる。

この内蔵フラッシュはストロボ光を利用した RC モードもサポートしており、FL-R 系を 3ch までワイヤレス発光出来るので多灯ライティングが可能となっている。3ch なので例えば 3本用意してそれぞれの光量を調整できることになる。ただ、内蔵フラッシュが RC モードでも普通にフラッシュ光として働くので、被写体前面への光は消すことが出来ない。この光を消したい場合はニコン SG-3IR を切った貼ったで取り付けるしか今のところ手段は無いと思われる。自分は張り付けが面倒だと思ったので箱を作って被せ式にしてみたが具合はかなり良い。

・・・と、思いつくだけ褒めてみたが悪いところもある。

まずはコンデジ特有のスタイルでズーム倍率表示が「倍」表示しかされない。XZ-2 以外のハイエンドコンデジは 35mm判換算しているのになぜ XZ-2 だけ・・・。これはファームウェアの修正でなんとかして欲しい。計算すれば 1.0倍が 35mm 判換算 24mm 相当なので 50mm 付近だと 1.8倍とかわかるけどすげー面倒くさい。

それに伴いステップズームが無いのも結構なマイナス評価。35mm判換算に縛られるのもどうかと思ったが、35mm判換算故の画角という物が有るのでこれは是非着けて欲しかった。

他にも箇条書きで列挙すると色々出てくる。
  • AF 点のダイレクト選択が無い (AF 点の位置変更は背面ダイヤルの「左」を押してからでないと変更できない)。
  • USB 系がやっぱりオリジナルコネクタなのでボディ内充電なのに気軽に充電できない。専用ケーブルが必要だというのは地味にストレス。
  • PENPAL が未対応とかわけのわからない仕様。FlashAir を使えばいいじゃないという話もあるが無線 LAN をインターネット接続に利用している最中は切り替えが面倒くさい。
  • タッチフォーカスの AF 点移動が中途半端。タッチフォーカスで AF 点を移動してから 1回目の AF はタッチした AF 点で出来るが、2回目は AF セレクタで選択された AF 点が優先されるので、タッチで指定した AF 点でシャッターボタン半押し AF のやり直しが出来ない。
と、細かい所を上げていけばまだまだ不満が出てきそうだが、ハードウェアと画質的には十分満足できる。

使い勝手的には Panasonic LUMIX DMC-LX7 の方がいいかもしれない (ステップズームが有ったり 35mm判換算のズーム倍率が出たり AF 点はスモール AF 点なども選べたり流石家電屋) が、機械的な出来の良さでは XZ-2 に軍配が上がる。

  - NO COMMENT -
TrackBack URL:[]
 2012/04/05
仕事帰りに桜撮影とか家に帰って犬とか+OM-Dの高感度耐性テスト
仕事帰りに桜の撮影をしながら帰宅。

家に帰ったら妹が犬の鼻デカ写真を・・・w

P4050614.jpg : OLYMPUS E-M5, 12-50mm F/3.5-6.3, 1/160sec F6.3 ISO-1600, 露出補正:0EV

丁度良いので高感度耐性のテスト。

ISO 1600 (原寸)
P4050625.jpg : OLYMPUS E-M5, 12-50mm F/3.5-6.3, 1/10sec F3.5 ISO-1600, 露出補正:0EV

ISO 3200 (原寸)
P4050629.jpg : OLYMPUS E-M5, 12-50mm F/3.5-6.3, 1/20sec F3.5 ISO-3200, 露出補正:0EV

ISO 6400 (原寸)
P4050630.jpg : OLYMPUS E-M5, 12-50mm F/3.5-6.3, 1/40sec F3.5 ISO-6400, 露出補正:0EV

ISO 6400はあまり使いたくないかな。
ISO 3200が綺麗なのでISO感度を1/3ステップに設定してぎりぎりを狙ってみるとか。

  - NO COMMENT -
TrackBack URL:[]
 2012/04/01
オリンパスとは決別したはずだったんだが
物が良いのは仕方がない。

2D8H3678.jpg : Canon EOS-1Ds Mark III, EF100mm f/2.8L Macro IS USM, 1/250sec F11.0 ISO-1600, 露出補正:0EV

製品発表会当日に予約が始まったので
  • OM-D E-M5 レンズキット
  • バッテリーグリップ
  • 予備バッテリー
  • アイカップ
  • ストロボ (FL-600R)
  • PENPAL (Bluetooth 送信機)
をまとめて注文。

レンズは E-P1 の時はレンズキットのレンズである 14-42 しか持っていなかったが、OM-D を導入するに当たり先に M.ZD 45mm F1.8 と M.ZD 12mm F2.0 を先行して購入したのは 先述の 通り

3月31日配送当日はあいにくの雨。

1200時にチャイムが鳴ったので大急ぎでインターフォンを受けて玄関へ。
するとそこにはずぶ濡れになったクロネコの中のねーちゃんが。

どんだけ雨降っとるねん。(´・ω・`)

段ボール箱が結構濡れていたがそんなことはおかまいなしにねーちゃんの心配をしてしまうほど濡れておられた。
帰り際に「風邪ひかんようにね。」とねぎらいの言葉を掛けて bye bye。

そして即開封。

1333163730099.jpg : ASUS Transformer TF101, 1/8sec F ISO-100, 露出補正:0EV

バッテリーは同梱品の方がフル充電状態だったのでそのまま利用続行。
# わかってるじゃないかオリンパス。(笑)

親指フォーカス設定、ファイル名リセットを「オート」に、EVF内手ぶれ補正をON、と簡単に設定を済ませてファーストライト。

人形写真注意。

今回は天気が 雨→晴れ→曇り→初めに戻る というわけのわからない天気だったので外には行けず、結果的には室内窓際の太陽光撮影で、長らく押し入れ待機だった眠ミミ #3-2 にモデルをして貰った。

まずは通常 Web でうpしている解像度で。

P3310005.jpg : OLYMPUS E-M5, M.ZD 45mm F1.8, 1/320sec F1.8 ISO-200, 露出補正:0EV P3310006.jpg : OLYMPUS E-M5, M.ZD 45mm F1.8, 1/320sec F1.8 ISO-200, 露出補正:0EV

P3310033.jpg : OLYMPUS E-M5, Panasonic LEICA D SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH., 1/25sec F4.5 ISO-200, 露出補正:0EV P3310039.jpg : OLYMPUS E-M5, Panasonic LEICA D SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH., 1/20sec F4.5 ISO-200, 露出補正:0EV

そして等倍最高画質 JPEG 現像したものを置いておく。

等倍 #1
等倍 #2
等倍 #3
等倍 #4

高感度耐性テスト

ISO 1600 (等倍)
P3310060.jpg : OLYMPUS E-M5, 12-50mm F/3.5-6.3, 1/30sec F6.3 ISO-1600, 露出補正:0EV

ISO 3200 (等倍)
P3310058.jpg : OLYMPUS E-M5, 12-50mm F/3.5-6.3, 1/50sec F6.3 ISO-3200, 露出補正:0EV

と、一通り撮影した夜、ふとリビングの机の上を見てみるとそこには M.ZD 12-50mm F3.5-6.3 EZ がぽつーん。
キットレンズがあるのを完全に忘れておった。
箱から出したのに。



この日記を書いているのは4月3日なので里で使った感想も含めて気がついた所などを。

PEN と比べてファインダー/背面ディスプレイでも手ぶれ補正が効くのは素晴らしい、というか背面ディスプレイでの手ぶれ補正はボディ内手ぶれ補正で撮像素子を駆動してるならとうの昔に出来てただろうにと思わないでもない。
その効力は凄まじく、35mm版換算 100mm でも視野が全然揺れない。
顕著にこの手ぶれ補正効果がわかるのは一部拡大モードの時で、指定した箇所を 14倍まで拡大できるのだが、手ぶれ補正が効いているので上下左右にある程度ゆら〜っと移動はする物のその移動速度は遅く、マニュアルフォーカスが出来ないブレ方ではない。
もしこの手ぶれ補正がなければファインダー視野はガクガクになっていてフォーカシング所ではないだろう。
この手ぶれ補正は全てのレンズに適用され、各社マウントアダプタを経由したオールドレンズを使ういわゆる「レンズマウント遊び」でもその効果が発揮される。

ボディの大きさはもの凄く小さい。
どんだけ小さいかというとボディを持って構えたときに両手がくっつくほど小さい。
女性と思われる手タレの手が OM-D を持った CM 写真を見たときは「ボディがここまで小さいことはあるまい」と思っていたが、よく考えるとボディの四角い部分は E-Px より半回りほど小さくペンタ部がでっぱっているだけなので、かなり小さいことは容易に想像できたがにわかに信じられない小ささだったのを思い出した。
これはバッテリーグリップを着けたときでも同じ感じで、バッテリーグリップを着けると小さすぎるわけではないが非常にコンパクトになりホールド感は上がる。
また、バッテリーグリップを着けた状態で持ったりカメラを見たりすると妙に違和感があったが、その違和感は「カメラが薄っぺたく見える」ことに有ることに気がついた。
今までの 1眼レフカメラはボディの厚みがありグリップの出っ張りも大きかったので大柄で分厚いというイメージがある。
PEN は PEN で厚みは薄いが頭頂部が無いのであのサイズでも妙に厚みを感じだ。
しかし OM-D はバッテリーグリップを着けると前面投影面積が広くなり、かつグリップがあまりでっぱっていないので「ただの板」のように感じた。
全体的なラインがソリッドになっているので一層その感覚に拍車を掛けているものと思われる。
# 曲線部はほとんど無く、グリップも角がある形になっている。

高感度特性に関しては「これってオリンパスのカメラだよね?」と心配になるほど高感度耐性が良くなっており、六畳間にて八畳用シーリングライト下ではなんと ISO 3200 が常用で使えるという今までのオリンパスでは信じられないものになっている。
絞りをがっつり絞り込むと天井バウンスさせたストロボの発光量が追いつかず ISO 感度を上げてブーストをかけることになるが、今までは ISO 感度を上げたくても高感度耐性が無さ過ぎたため非常に苦労していた。
# 1Ds3 では EF100mm F2.8 マクロ IS USM で F22 まで絞り込んだら ISO 3200 で 580EX と 430EX が 1/2 発光で適正露出付近になる。
# フル発光はあまりさせたくないので 1/2 までに抑えているわけで。
それが OM-D に搭載された新センサーにより機能向上が図られたので安心して上まで使っていける。
また、屋外の日没直後という薄暗い中でも ISO 3200 を試してみたが、こちらもカラーノイズはほとんど見られなかったのでホントに高感度耐性が上がっている。

フォーカシング速度はコントラスト AF 対応、かつ MSC を採用している m4/3 レンズを使えばコントラスト AF では今までに体験したことのない速度で爆速。
少なくとも日頃メインの被写体となるドールや風景向けには全くと言っていいほどストレスにはならない。
ただし、コントラスト AF 未対応のフォーサーズレンズを使う場合はフォーカス速度が極端に遅く、フォーカスが行って戻った後にフォーカスを追い込む動作になるのだが、その速度が異様に遅い。
静物撮影なので影響は無いと言えば無いが、オリンパスが「フォーサーズレンズでも早くなりました」と言っていただけに代わり映えしないフォーカス速度にはその言葉に疑問を持たざるを得ない。

ホールド感については、m4/3レンズを付けた場合はバッテリーグリップ無しだと手の大きい人はちょっと窮屈かもしれない。
ただ、落としてしまいそうな悪さではないので持ち方次第で持ちやすくなるだろう。
具体的には、大きな一眼レフカメラと同じように手のひらに載せるように持つと手が余りすぎるので、指の先で支えるような感じで持つと意外と安定するように思える。
4/3レンズについては Panasonic LEICA D SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH. と OLYMPUS ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5 (1型) を着けたに過ぎないが、バッテリーグリップを着けることを前提とするとホールド感は悪くない。
むしろ直径が太めのレンズを付ける場合はバッテリーグリップ必須だと思った方がよい。
というのも、持ち方が悪いかどうかはわからないが、バッテリーグリップ無しの場合は m4/3 レンズの場合はボディ下に左手を当てられるが 4/3 レンズだとレンズそのものをホールドする場合が往々にしてあり、フォーカスやズームが行いにくい。
ちなみにバッテリーグリップを着けたときの 14-54 は標準レンズにして良いと思ったほどホールド感が良かった。(笑)

EVF は前評判、というか VF-2 と同じハードウェアらしくかなり見やすい。
動体に関しても中距離を飛んでいるカラスを追ってみたが、被写体の色にじみなどが無く追従性は高い。
EVF デザインは 3種類有るが、mode 3 にすると E-3 のファインダーよりも広く見えるような気がする。
ただ、ファインダーは広ければ良いというわけではなく、広ければ広いほど構図確認時に四隅にまで目玉を動かす必要があったり、メガネ着用の場合は四隅がけられるため角の方は覗き込むようにしなければならないと若干面倒。
その場合は若干狭くなる mode 1/2 を使えば問題解決で、E-1 などの頃の井戸底ファインダーと APS-C 機のファインダーの中間地点くらいの大きさになる。
視野が狭くなるが、覗き込む必要が無くなるのでストレスは軽減する。
# 自分は mode 1 を使用している。

他に面白かった機能は「タッチフォーカス」と「タッチシャッター」。
フォーカシング速度が速くないと実用的ではないが、ディスプレイがタッチパネルになっているのでタッチ操作による AF と撮影を行える。
前者はタッチした部分で AF だけを行い、後者はタッチした部分で AF を行った後にピントが合えばシャッターまで切ってくれる。
背面ディスプレイをメインに使うならばダイレクトに AF 点を選びシャッターまで切ってくれるので速射するには重宝する機能だろう。

ダイヤル群の操作感は非常にカチッとした、ボディデザインに似合う非常にソリッドな感じがあり、シャッターボタンも同じく半押しと全押しの境目がはっきりとしており、全押しもまたかちっとした押し心地となっている。
# この辺りは評価が分かれそう。

バッテリーグリップは 2階建て構成で剛性的に不安になるが、今まで心配していた折り曲げ方向に対して非常にしっかりした着け心地となっていてやわな感じはしない。
ただ、左のバッテリー室の蓋にある DC 9V コネクタカバーのはまり具合が緩く、手が当たっただけで軽くめくれ上がってしまうので防塵防滴の面から非常に心配になる。

ハードウェアユーザーインターフェイスに関しては若干、というかかなり考えて貰いたい部分が多々ある。
特にボタンとダイヤルが使いにくいと感じた。
Fn1 と再生ボタンは背面ディスプレイの角が邪魔をして非常に押しにくく、押そうとするとホールドしている右手を若干浮かさなければ押し込めない。
バッテリーグリップを着けていないときはシャッターボタン半押し状態で Fn1 を押そうとするとシャッターボタンを全押ししてしまいそうになる。
しかもストロークが思ったよりも長く、押しても反応してくれないときが時々発生。
E-P1 や E-3 の時はストロークが短くそのままスッと押せただけに非常に残念。
背面から見て右側のストラップ環はストラップを着けるとその周辺にあるボタン群が非常に押しにくくなる。
ボタンを押そうとすると押せないので手をあっちこっちに動かしてストラップを「避ける」動作が必要になりイライラする。
Fn2 ボタンも似たようなもので、ストラップ環が横にあるためストラップが邪魔をして押しにくい。
これはバッテリーグリップを着けるとホールディングの仕方が変わって顕著。
更にこの Fn2 ボタンは押しながらダイヤルを回すことで機能を切り替えられるようになっているが、バッテリーグリップを着けた状態ではなかなかにアクロバティックなホールドになる。
縦位置グリップの Fn ボタン 2個も位置が下の方過ぎて、ボタンを押そうとすると手を浮かせてぐいっと移動させる必要がある。
リアダイヤルに関してはボディとバッテリーグリップの両方ともちと遠目で奥の方にあるので、これも手をホールドし直す必要がある。
ここらへんの操作系に関しては、予めダイヤルやボタンを操作する前提でホールドすれば問題なくなるように思えるが、そうするとバッテリーグリップを着けた際のシャッターボタンは人差し指の腹ではなく人差し指の横で押す感じになる。
ハードウェア UI に関してはお世辞にも褒められたものではないが、これは「握り直さなければ各ボタンやダイヤルが使いにくい」ことに他ならない。
逆に考えると「握り直しても良いのであれば半分以上の問題点は解決する」のだが、そもそも握り直すのはどうよ?と思うこともあるわけで。
ここらへんは使って慣れる、もしくは使いやすい握り方などを探すことになるので今後に期待。

ソフトウェア UI については一部むずがゆい思いをすることが散見された。
特にストレスが溜まったのは PENPAL で画像を転送し終えた後の動作。
画像を転送し終えると「画像を送信しました。([OK]で戻る)」となるが、ここでシャッターボタンを半押しにすると撮影待機に入ってくれればいいのに頑なにそれを拒否し OK ボタンを押させようとする。

総合的に見てみると非常に良くできたカメラだが、やっぱりそこはオリンパス、ところどころに「なんでそうなのよ(´・ω・`)」というのが見られるのは期待を裏切らない。(笑)
強力な手ぶれ補正、見やすい一体型 EVF でホットシューアクセサリが同時運用出来る、高感度も劇的どころか爆的に向上。
バッテリーグリップによりフォーサーズレンズ群が (ホールド的に) 使いやすくなり、その日のスタイルに合わせて着け外しを行うといった感じでシステマチックに運用できる。
この調子でマイクロフォーサーズを盛り上げていって欲しい。
フォーサーズのように「続けます詐欺」をするような事をしないように、と恨み言で釘を刺しておきたい。



SUMMILUX+STF-22 への成長の過程。(笑)

OM-D.jpg : Canon EOS-1Ds Mark III, EF100mm f/2.8L Macro IS USM, 1/250sec F11.0 ISO-1600, 露出補正:0EV

レンズを100均で買った細長いソフトケースに入れてみた。
左から12/20、45/18、12-50EZ。
P4020461.jpg : OLYMPUS E-M5, 14-54mm F/2.8-3.5, 1/125sec F5.6 ISO-3200, 露出補正:0EV

  • きょーちゃん:感想サンクス(^^)ゝ
    参考になります。
    昨日ヨドバシで一眼レフだけでなくm4/3も見て回ったw
    α77もそうだがEVFはなかなか悪くないね。
    ただ書かれているように眼鏡では視野が欠けて使いにくいのでコンタクトを考えてしまうなw

    うーん、一眼はフィルムで頑張って、こっちで遊ぶのもありか(爆
  • G兄:重複は消しておいたよい。
    最近のEVFは良くできていて動体を追いかけても滲んだりざらざらになったりしないね。
    意外と追従性がよい。
    光学ファインダーで出来ないことが出来るから質が良くなれば実用になるのよ。
    フィルムはフィルムでそのまま使い続けてデジカメをメインに据えるのも有り。
  • きょーちゃん:α77は液晶モニターのギミック他色々と面白かったが、いかんせんレンズが高いし種類が少ないのが今後の拡張のネック。やっぱりキヤノンかニコンが鉄板かな?あ、E-5はレンズ付きで130kやったんで結構お買い得な感じで惹かれたがw
  • G兄:将来性を考えるとニコキャノの二択になるよ。
    E-5買うならレンズが今後増えるOM-D買うわ・・・。
    フォーサーズはメーカーが「出します止めてません詐偽」をなお続行中だからね。
    アルファはレンズ多かったような気がする。お高いのはツァイスレンズでは。
  • きょーちゃん:アルファシリーズは過去の遺産がニコキャノより使えるようだね。
    ミノルタの頃に持っていれば第一候補に挙がったんだがなぁ・・・鉄板の二択で悩むかな。
    あとは、そろそろ新型が出てきそうなキヤノンか、タイ洪水の影響で若干高止まりなニコンか。
    あ、バリアングルが付いてないかw
  • G兄:「過去の資産」から見るとキヤノンはEFレンズしか無いし新型が出ると問答無用で残り寿命6年とかって言われる。
    ニコンはミドル系以上はカプラーが付いてるので昔のAFレンズでもAF出来るけどエントリー系はカプラーが付いてないのでAF出来ないレンズがある。
    αはその縛りは無かったかな。全部カプラー付いてたような。
    ペンタは選択肢的に難ありでお勧めいたしかねる。
  • 匿名で・・・:タムのSP 24-70mm F2.8 Di VC USD購入しようぜ!!
    今日、予約しちゃった
    (*´д`*)ハァハァ

    ニートなのにヤヴァイっすよ。
  • G兄:うーん、どうせなら純正で揃えたいから24-70Lをですね・・・。
TrackBack URL:[]
 2011/12/26
買ってしまったよAndroidタブレット
買うたやめた音頭をひたすら踊っていたが意を決してぽちっ!

PC260020.jpg : OLYMPUS E-P1, 14-54mm F/2.8-3.5, 1/20sec F2.8 ISO-200, 露出補正:0EV

ASUSTeK Transformer TF101。
Android 3.2 の 10インチタブレット。
そう、例のバッテリー内蔵ハードウェアキーボードと合体分離できる唯一のアンドロイドタブレット!

・・・なのだが買ったのはタブレット本体だけ!
ごろ寝でキーボードなんざ使わないし。

12月13日の夜にポチって 12月14日の夜に到着。
即充電して初期設定を済ませるといきなり IS11CA で利用しているアプリがざーっと勝手にインストールされてびびったw
# ただし対応しているアプリのみインストールされるのでインストールされないアプリもある。

設定が終わって実運用に入ってからはもうデスクトップ PC が起動していないw
デスクトップでしか出来ないことと言えば RAW 現像くらい。
それ以外は Android タブレットで出来ちゃうので起動させる必要もないという。

ここで「キーボード無いなら他のメーカーのタブレットでも良かったんじゃないの?」という話が聞こえてきそうなので弁解させてもらうと、以下のように他のメーカーを色々と検討した。
比較対象は当然ながら ASUSTeK Transformer TF101。
まず TF101 の特徴を列挙してみる。
  • 液晶は IPS で画角が広く綺麗。
  • キーボードは今回は無し。そのため SD カードスロットと USB が無い。
  • microSD カードスロットは本体側に有り。一応リムーバブルメディア扱いでスマフォのような刺しっぱなし運用とは若干違う点に注意。
  • バッテリーは 8時間もつが他社も似たようなレベル。
  • CPU は NVIDIA Tegra2 だが、他社も同じ CPU を使用しているので基本的には変わらず。ソフトウェアのチューニング次第か。
比べて他社の Andrid タブレット。
USB はミニサイズ/フルサイズ様々だが全機種あたりまえに装備しているのであえて書かない。
  • Motorola XOOM
    若干高かった。液晶がIPSじゃない。
    au の SIM が刺さるので外でも au の 3G 回線で単独通信できる点は非常にアドバンテージ有り。 au の SIM が刺せないなんて・・・。orz
  • Acer ICONIA TAB A500
    液晶がIPSじゃない。
    しかしお値段は意外と頑張ってる。
  • SONY Tablet S
    液晶パネルがゴリラガラスじゃないので問題外。
    デザインが良いだけに残念すぎる。
  • Lenovo ThinkPad Tablet
    高い、重い。
    しかし角度限定の防滴でデザインが良いのはポイント高し。
  • Lenovo IdeaPad K1
    デザインがちょっと。
    あと電源部に難有りとの噂。
  • 東芝 REGZA Tablet
    高い!!
このように、ゴリラガラス採用、値段、重量、液晶が IPS、とバランスを見ていくと結果的に TF101 になってしまったという。

ここで 2週間ほど使ってみた感想なんぞいろいろ書いてみる。
  • 他メーカー含めて 7インチと 10インチを選ぶなら、少なくとも自宅で使用するなら間違いなく 10インチお勧め。
  • バッテリーは交換できないが 8時間もつという話しは伊達じゃない。
  • ソフトウェアキーボードは FSKAREN のソレはいまいち。ただしカーソルキーが上下左右有るのは評価できる。まともなソフトウェアキーボードを使いたいなら ATOK をいれるべき。
  • 薄さは丁度良いが重量はちょっと重いかも。他のタブレットに比べると軽い方だけど。
  • 液晶は流石 IPS、ものすごく見やすい。しかもゴリラガラス採用なので雑に扱っても傷がつかないし保護シートも不要といいことばかり!
  • 速度は Snapdragon 1GHz と比べると結構速いのでサクサク感が違う。
  • 他社に比べて額縁の幅が広い。一見ダサいように見えるがこれは手で持ってみたときにすぐに良いことだと気がつく。丁度この額縁を鷲掴みにできるので安定度が非常に高い。細額縁はディスプレイだけで十分。
アプリについても少しばかり。
  • Auto-Rotate Switch で画面回転を固定すると何故か横位置に固定されるので使えない。
  • Bluekeyboard JP は一度接続するとその後は接続しやすいが、接続に失敗するとなかなか接続できない。
  • ウェザーニュースアプリは縦位置固定となり、初回表示の日本地図が真っ暗になるので日本地図を脳内描画してタップする必要がある。
ただ、良い点ばかりではなく悪い点もあって、その最たる点は「サポートがスーパーウルトラ糞」だそうで、問い合わせをしたら数日音沙汰が無い、修理に出したら 3週間戻ってこないのは当たり前と日本では到底考えられないレベルのようだ。
壊れたら素直に買い換える勢いでないと買えない・買ってはいけない代物というのはいかがなものかと・・・。
故障しないことを祈るばかりである。



今は写真のように Apple Wireless Keyboard を接続して Radiko をバックグラウンドで流しながら Bluetooth キーボードで日記を書いているが、ホント PC いらずになってびっくり。

キーボードを繋げているのは Bluetooth キーボードの打ち心地を試しているのだが、妙に反応が悪い。
ただ、反応が悪いことを前提に打っているとタブレットをイーゼルに立てて椅子に座ってタイピングするのも悪くはない。
こんな使い方だとキーボードドックセットも悪くないなぁと思う。
お金に余裕がある人はキーボードドックセットで買ってしまった方がいいとおもう。
何かの役に立つだろう。(笑)



イーゼルに立てている TF101、充電していないときはいいのだが、いざ充電しながら使いましょうという時に途方にくれる。
そう・・・

充電コネクタが邪魔をして横置きできないのだ。

が、一応解決法方はある。

タブレット本体を上下逆さまにする。

そう。
それだけ。(笑)

上下逆さまにしても画面はローテーションして正しい向きになるので、本体のロゴが逆さまになったりハードウェアボタンが正反対の位置になってボリュームボタンも上下逆さまになっちゃったりするが、それでもかまわない人には超簡単な解決法方だったりする。
足を付けるかそれとも溝を掘るかと悩んだが、こんな簡単な方法を思い付けて助かった。


  • あぞっち:後ろの春ちゃんが気になる ←そこかい
  • G兄:以前紹介したねんどろいどの春ちゃんっすよ。
    「ねんどろいど」タグ参照。
TrackBack URL:[]
 2011/11/05
おうし座流星群を撮りに行ってきた・・・が+GENTOS HW-888Hインプレ
土日の天気が悪いということで金曜日に曽爾高原まで行ってきた。
今回は申し合わせもあっていつもの知り合いに加えてもう1人参加することに。

今回はおうし座流星群を撮りながらドールの撮影をしようという事で重装備(三脚3本+1Ds+E-P1+各種レンズ)で山に登ったのだが、どうも下界が霧に包まれていて怪しい雰囲気。
月が下界の霧を照らしてもの凄く綺麗だったのだが残念ながらそれを撮影することは出来ず。
E-P1を三脚にセットして放射点付近に向けてレリーズを・・・って・・・・・・・



レリーズ忘れた(|||゚д゚)



しかたがないので昔取った衣笠杵柄ばりにマジックテープとDD握り手を使ってシャッターボタン押しっぱなしにしてみた。

あとはこっちもドール撮影するか、と思っていたが、その前に初めて来た知り合いが星空撮影の勝手がわからなかったようなのでレクチャーなど。

上手い具合に何枚か撮れたようなのでこっちも撮り始めるか、と思ったら今度は雲が山にかかって来だして辺り一面雲の中。
LEDヘッドライトがさながらライトセイバーのように当たりを切り裂いて面白いことにw
三脚や荷物はそのおかげで露が付いてぼとぼと。
ちょっと離れたところで自動撮影しているE-P1は大丈夫かな?と見に行ってみたら



レンズが完全に雲っとる。(|||゚д゚)



レンズどころか鏡筒全体が露付きでぼとぼと。
カメラボディはそうでもなかったが前玉は完全に曇ってアウト。
試しにほっかいろを鏡筒に巻いてみたが、1つだと上半分を暖めるだけで下半分が暖まらず中途半端に曇りが取れる状態なので、時々前玉をティッシュで拭く簡単なお仕事を。 orz

その後もしばらく撮影やら雑談やらしていたが、上空が晴れる率も低くなってきたので下山。
下りは登り以上に滑りやすくなっていたので慎重に。

駐車場に着いたのは確か3時半過ぎで、5時頃までだべって解散。
帰りはこないだより眠気が酷く、針T.R.S.で寝て起きたら8時半とか。orz

夜通し撮影するときはバイクは無理やね、仮眠的に。
夏はいいんだけど。

帰ってE-P1の撮影結果を見てみるが流石にぼろぼろ。
あの天候では流石に写るものも写らんわということで。
山の上から見た霧に包まれて月に照らされる下界の風景がもの凄く綺麗で、それを撮れなかったのが唯一心残りか。

ま、次があるさ。
※道中の路面凍結に怯えながら

今回の反省点
  • そろそろレンズ暖房器具を買おう。某レンズヒーターはエネループ8AAで8時間もつみたい。
  • 忘れ物をしないようにリストを印刷しておく!!
  • ドールスタンドは一脚+ミニ三脚だと安定が悪いのでコンデジ用三脚を買おう。



今回は前回の反省点をふまえ、両手をフリーにすべくヘッドライトを持っていった。
ものは GENTOS HW-888H。
スペック的には照射範囲40度、明るさは200ルーメン。

明るさは申し分ない。
知り合いのHW-833XEをかき消してしまうほどの明るさ。
これより更に明るい(充電式の)ヘッドライトが有る(確か500ルーメン)が、んなもんいらねぇ!というほどの明るさでこれ以上は望んでも意味があるのか?というほど。

30mくらいは余裕で照らすことが出来、照射範囲が広いので山歩きにはもってこい。
しかし、それ以上の距離を照らそうとすると流石に減光が酷く、更に遠くの方を明るく照らすのは当たり前ながら833の方に分がある。
ただ、山歩きで遠くを照らす用途が全く思いつかない、かつ833はスポット過ぎる(12度)ので、山歩きをするなら間違いなく888。

電池は単三電池の3本仕様。
電池とライト部は前後に独立しているので重量配分的には問題ない。
電池ボックスの蓋はちと堅めで壊しそう。
蓋を外したときに落ちないような仕組みを取っているのはよく考えられている。

調光はHiとLo、他に点滅もあるが、ぶっちゃけLoにしてもあまり暗くならない。
目視で2割減ってるかどうか。
出来ればHi/Mid/LoでLoは50%以下の照度にして欲しいくらい。

「Loモードでもあまり暗くならない」以外に不満がない、よくできたヘッドライトでマジオススメ。
というかTwitterでヘッドライトの話を出したらフォロワーさん数人がGENTOS製品を使っていた罠。(笑)

ホームセンターで極普通に取り扱っているが、アマゾンが激安なのでアマゾンで買うことをお勧めする。


最終:2011/11/07 09:40:57 カテゴリ:写真
タグ:インプレッション 星空
  • バイザー:里で晴れていても、山に行くと雲に包まれるってのはよくありますわな。この秋は何度それを食らったか・・
    #ピーカンに晴れている時には山に行けずorz

    それはそうと、持ち物チェック表を作成・常用をお勧めしますw
    #なんか忘れ物が多い希ガス

    >昔取った衣笠杵柄ばりに
    え?昔とったエリソン鬼塚じゃないのか?
  • たわし:ぬ?毟り取った衣笠とな?(違
  • G兄:>閣下
    今回丁度それだったんですよ。
    初めは晴れてたんですけどね。
    持ち物チェック表は今度作っておこう・・・
    >エリソン鬼塚
    わけがわからないよ!w
    >師匠
    ソレダ!!
TrackBack URL:[]
0 | 1 | 2 | 3 | 4
QRコード
携帯サイト試験運用
https://griffonworks.net/nikki/cgi-bin/k.cgi
1行板

備忘録
  • 無し
物欲リスト
  • Canon RF50mm F1.2L USM
  • SIGMA 20mm F1.4 EF Art
  • ニンバス チヌーク
  • OCB-1 ST II
ツーリング ドライブ兼野外撮影予定リスト