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 2022/08/25
オーバーヘッドヘッドホン買ってみた - DENON AH-D9200 〜 その3+AH-D5200について
DENON AH-D9200 のバーンイン 100時間終了。
というわけであらためて試聴してみたらかなり良くなってる。
一旦この状態で eイヤホンの試聴機と聴き比べに行かないと。
恐らくこれが最終形態。



改めて DENON AH-D9200、と共に少し AH-D5200 の感想を織り込む。
基本的な感想は前回の通り
AH-D9200 について箇条書きでまとめると
  • 低音は期待出来ない。こちらは AH-D5200 に譲る。
  • 中高音はまさに素晴らしい出来で、例えるならばガラスの粒をまぶしたかのような煌びやかな音。
  • 音場は抜けすぎない程度に広いのでスカスカという感じはしない。むしろこのくらいが音を愉しむのに丁度良い塩梅。
  • 音の抜け方が不思議で9割9分を吸収?しつつ残り1分を反射する感じ。しかも反射が緩やか。これが AH-D5200 だとポンポンと元気良く跳ね返ってくる感じになる。
  • 音の解像度は凄まじく、コーラスは1人1人を区別出来るほど。金楽器は煌めきピアノは底突きの音まで聞き取れ、あらゆる楽器がどこにあるか目で追えるほど。AH-D5200 はここまでじゃない、というか AH-D9200 で聴いた後に AH-D5200 で聴くと物足りなさを感じる。
  • 見通しが良くクリアで晴れ晴れとした感じ。
  • ヴォーカルは割と近い。
  • 非常に楽曲を選ぶ。少なくとも男性ヴォーカルには合わない。
  • カタログスペック上では AH-D5200 と同じ低インピーダンスだがボリュームを上げ気味にしないと音の厚みが出ない。
  • 音によっては刺さる場合があるので注意。

特徴的なのは「音の解像度」「音の抜け方」「音場の表現」。

音の解像度は凄まじく、"「少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド」主題歌「再生讃美曲」" に収録されている "再生讃美曲" のコーラスでは1人1人の声がきちんと分離していて混ざることが無く、後述する音の広がりも合わせて素晴らしいコーラスになっている。また、バックグラウンドで鳴っている金楽器もガラスの粒をまぶしたかのようにキラキラしていて鳥肌が立つほどの綺麗さだ。音の分離が良いので各楽器の位置が明確にわかって追いかけることが出来るのは当たり前で、ピアノの打鍵音 (底突きの音) までしっかり聴き取れるほど。これが AH-D5200 だと音が混ざり合ってしまい分離感に欠けていた。ただしこれは AH-D9200 に比べれば、なので AH-D9200 を聴いていない耳ならば十分に及第点となるヘッドホンだと思う。このあたりについては後述。

ここで 1つ補足。
音の解像度については是非バランスケーブルを使って頂きたいところ。純正の 3m φ6.3mm アンバランス 7N OFC ケーブルの質は良い物なのだが、バランス化することで音の解像度が (微妙にではあるが) 更に良くなる。潜在力を発揮させるためにもここは是非アンバランス化で。
線材については好みはあるが、ピーキー仕様にしたいならば 7N OCC・銀メッキ+4N純銀線を使ったもの、具体的には NOBUNAGA Labs の「竜頭」「華厳」あたりがそれになる…が、こいつら両方ともなぜか生産終了で市場流通在庫のみ、しかも「華厳 (4.4mm)」はどこも売り切れで「竜頭 (2.5mm)」が eイヤホンにやっと有る程度だったので欲しい人はお早めに。プラグが 2.5mm と細いのは癪だがそうも言ってられまい。
もし手に入らないならばいっそ純正 3m ケーブルをバランス化改造しても良いかもしれない。

音の定位もしっかりしており、"交響アクティブNEETs" の "艦隊フィルハーモニー交響楽団" シリーズを聴いてみると、各楽器がきちんと自分の居場所を主張しており楽器同士で埋もれることが無い。

ここに「音場の表現」と「音の抜け方」が加わる訳だが、AH-D9200 の音の広がりはちょっと独特な感じで、SENNHEISER HD 660 S のように音が何も無い空間にスッと抜けていくという訳ではなく、柔らかな絹に音が吸い込まれるかのような抜け方で、ほんの少し吸収しきれなかった音が耳に戻ってくるというとても不思議な感覚。AH-D5200 だとゼブラウッドの堅いハウジングに弾かれた音がダイレクトに耳に返ってくるが、AH-D9200 は孟宗竹という竹を使っているためこんな優しい広がり方になるのだろうか。なお音の広がりは今のところ HD 660 S とほぼ同等。よく HD 800 S と比べられるが、流石にあのレベルの音の広がりでは無いがアレは音が抜けすぎるので個人的には全く合わないので HD 660 S くらいが丁度いい。
# HD 800 S は一気に無限にすっぽ抜けるので合わない楽曲は全く合わないピーキーなヘッドホン。

ここからは AH-D9200 を数週間聞き続けてからあらためて AH-D5200 で聴き直して気がついたことだが、音の透明度が違うことにも気がついた。どうも AH-D5200 は少し霞がかかった感じなのだが、AH-D9200 では晴れ晴れとした音で非常に質が良い。

また、ヴォーカルの位置も結構違っていて、AH-D5200 は一歩下がったところに居るような感じだが AH-D9200 は間近で歌っているような非常に近い位置にある。これは "「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」ベストアルバム" に収録されている "You are a ghost, I am a ghost 〜劇場のゴースト〜" を聴いたときにゾクッとしたほどだった。ヴォーカルの距離については後述する。

一見万能で最高のヘッドホンに聞こえるが、欠点が無いという訳ではない。

一番感じたのは「合わない楽曲は徹底的に合わない」ことで、このヘッドホン (AH-D9200) は主に女性ヴォーカル専用と考えた方が良い。男性ヴォーカルだと低域の量が足りないので音が抜けた感じがするのでこれはもう仕様。まぁ音物にはよくあることなので「合う楽曲を聴きましょう」って話ではあるのだが。ガオガイガーの主題歌を聴いたときは「ナンダコレ?」と頭にクエスチョンマークが乱舞したほど。低音を含めた思い音を愉しむならば AH-D5200 が非常に合う感じ。

また、音の解像度が高く音場が広いというところからオーケストラ系にも非常に合う…のだが、現場のステージの広さをそのまま音場の広さとして表現してしまうので場合によってはちょっと悲しいことになる。具体的には "交響アクティブNEETs" の "艦隊フィルハーモニー交響楽団" シリーズなのだが、これがモロに影響を受けた感じ。具体的には「部屋の広さが狭い」。_(:3」∠)_

もう 1つは出力器機のパワーを多少求められるところ。具体的には音量を絞ると必要以上に低音が出ないので音の厚みが薄い感じが更に薄く感じてしまう。なので音量を少し上げ気味で聴きたいところだが、鼓膜には優しくないのでその点は注意したいところ。



AH-D5200 の解像感とヴォーカルの距離について。

これはある程度調整可能で、解像感についてはリケーブルで対応、ヴォーカルの位置についてはイヤーパッドの交換である程度対応可能。

まず音の解像感だが、AH-D5200 はよく「純正のアンバランスケーブルで調整済み」と言われているが、流石に AH-D9200 の解像度の高い音を聞いてしまうとかなり物足りない。そこでリケーブルだがバランスケーブルに交換すると割と良くなる。ただし線材には気をつけた方がよく、あまりにも良い線材を使うと音が分離しすぎてとっちらかってしまい聴いてると音酔いしてしまう。試しに AH-D9200 で使っていた NOBUNAGA Labs の「竜頭」(7N OCC 4芯・銀メッキ+4N純銀 4芯) を使ってみたところ、解像感が上がりすぎてとっちらかってしまい音があっちこっちに飛びすぎて音酔い?してしまった。ケーブルをとっかえひっかえしてると、どうもアマゾンで売っている 3APLUS の "HD4 4.4mm バランスケーブル (8芯 銀メッキ単結晶銅)" がぴったり合う模様。お値段安いのになかなかやすわねこのケーブル。

ヴォーカルの位置についてはイヤーパッドの交換で対応出来たのだが、なんと AH-D9200 のイヤーパッドを使う。これでヴォーカルが少し近づく感じになった。アタッチメントの構造的には互換性があるのでポン付けで対応可能。また、AH-D9200 のヴォーカルが近すぎると感じるならば、いっそお互いのイヤーパッドを入れ替えてみるのも良い。



今この日記を書いているときも AH-D9200 で "シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| サウンドトラック" を聴いているのだが、その音の良さに時々聴き入ってしまうくらいにはお気に入りになった、というか特別な理由が無ければ他のヘッドホンを使わないほどにはお気に入り。
あらゆる音楽に適しているというわけではないので AH-D9200 に合わない楽曲を聴くときは合うヘッドホンを選ぶが、基本 AH-D9200 に合う楽曲が好きなので自分との相性は良い模様。
金額が 17万弱にリケーブルで 1.5万円弱と個人的にはあまりにも現実離れした値段ではあったが、結果非常に満足しているので結果オーライ。
音物は長く使えるので長い目で見ればこのお値段ならば悪くはないと思う。


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 2022/08/01
オーバーヘッドヘッドホン買ってみた - DENON AH-D9200 〜 その2
30時間のバーンインが終わったので早速聴いてみた。

………(゚д゚)????

中高音の煌めきがなんか足りない?リケーブルのも相まってかなり良い具合になると思ったのに?
アンプが TEAC UD-505 だからそれの差か?と思って eイヤホンに自分の AH-D9200 を持ち込んで店頭の固体と聴き比べしてみた。
ケーブルも合わせた方が良いので店頭の固体に繋がっていた純正アンバランス 3m を使ってみた。

………店頭の固体の方が綺麗な音しとるやんけ!!!

自分の固体はまだ少し曇った感じがしてクリアではないのは聴き取れた。
特に音の響きが割と違う。
アンプの差もあるがヘッドホンそのものの違いもあるようで。

バーンインは 30時間では足りんか〜というわけで今度はピンクノイズではなくホワイトノイズで 8時間ほど。

………少し綺麗になった?

耳の調子が良いのかバーンインが効いてるのかそれとも聞き慣れてきた?のかはわからないが、とにかく曇りが少し晴れた感じがして響きが良くなった気がする。

しばらくしたらまた eイヤホンの店頭固体と聴き比べしてみるか。



低音について。
普段は若干小音量で聴いているのだがどうも AH-D9200 だと低音がかなり足りない。
そのため音がスカスカで低音が弱いというにはちと弱すぎだろうと言うくらいには弱い。
ここでふと「ボリューム足りてない?」と思って普段よりも若干大きめにしてみたらこれが正解。
劇的とは言わないが低音がそこそこ主張してきて良くなった。音量を上げたのが功を奏したのか中高音も更に良い感じに。個人的にはこの程度の低音具合が心地よいので好きなレベルだ。
このヘッドホンってば、ある程度の音量必要なのかな?
音量を上げたといっても鼓膜にヤバイほどではない(と思う)程度ではあるが。
数字的には UD-505 で -43db くらい。



それにしても AH-D9200 の中高音はスゴイ。スタァライト「Polestar」を聴いてるとコーラスの後ろで鳴っている金楽器は正にガラスをまぶすかのような凄まじいキラキラ感。そして女の子たちの声はどこまでも広がって響くので音に没頭してしまう。これは音が非常にきめ細かいのも影響してる?
低音は低音で余韻なくスパッとしすぎない程度に切れ味が良い。自己主張はしないので中高音を邪魔しないのはとても好感が持てる。

一方 AH-D5200 はこのキラキラ感が無くなってしまう。具体的には金楽器は乱暴な言い方をすると「鳴ってるだけ」。広さも無いのでコーラスは中央にひな壇を作った感じで広がりを感じない。
ただ、5200 は低音が 9200 に比べてしっかりしてる、かつ音の質が若干ポンポンパリパリと元気が良いので (たぶんハウジングのせい?) 聴く曲によっては AH-D5200 の方が合うかもしれない。
個人的には初音ミク「ねこみみスイッチ」なんかが面白く聴けた。

ただ、AH-D9200 はたまに刺さり気味になるので「刺さる音絶許教」の人にはお勧め出来ないかな…。
他にはあまりの音の細かさ (生々しさ?) に気持ち悪くなるときがマレにある。

なおスタァライト「再生讃美曲」は AH-D5200 で調整されているので 5200 で聴くべき!とあるが、個人的には AH-D9200 で聴くべきだと思う、っていうかコーラス系は AH-D9200 の方が広がりがあって臨場感が出るので 9200 の方が良い。



音場の広さの表現について。
DENON AH-D5200、同 9200、SENNHEISER HD 660S の音場を一言で表現するなら以下のようになる。
  • AH-D5200:中央に雛壇作った感じ
  • AH-D9200:横一列に並んだ感じだが左右に少し盛ってる
  • HD 660S:横一列に並んだ感じ


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 2022/07/28
オーバーヘッドヘッドホン買ってみた - DENON AH-D9200
やっちまった感しかない。(

1V6A5221.jpg : Canon EOS R5, Canon EF 24-70mm f/2.8L, 1/15sec F4.0 ISO-320, 露出補正:0EV 1V6A5170.jpg : Canon EOS R5, Canon EF 24-70mm f/2.8L, 1/25sec F2.8 ISO-200, 露出補正:0EV

折りたたみますわ。

日本の企業、DENON が誇るフラッグシップヘッドホン "AH-D9200"。

1V6A5231.jpg : Canon EOS R5, Canon EF 24-70mm f/2.8L, 1/15sec F4.0 ISO-320, 露出補正:0EV 1V6A5169.jpg : Canon EOS R5, Canon EF 24-70mm f/2.8L, 1/25sec F2.8 ISO-200, 露出補正:0EV

1V6A5187.jpg : Canon EOS R5, Canon EF 24-70mm f/2.8L, 1/15sec F4.0 ISO-320, 露出補正:0EV 1V6A5175.jpg : Canon EOS R5, Canon EF 24-70mm f/2.8L, 1/25sec F2.8 ISO-200, 露出補正:0EV

1V6A5199.jpg : Canon EOS R5, Canon EF 24-70mm f/2.8L, 1/15sec F4.0 ISO-320, 露出補正:0EV 1V6A5198.jpg : Canon EOS R5, Canon EF 24-70mm f/2.8L, 1/15sec F4.0 ISO-320, 露出補正:0EV

そしてリケーブルとして NOBUNAGA labs の "竜頭"。

1V6A5215.jpg : Canon EOS R5, Canon EF 24-70mm f/2.8L, 1/15sec F4.0 ISO-320, 露出補正:0EV

1V6A5201.jpg : Canon EOS R5, Canon EF 24-70mm f/2.8L, 1/15sec F4.0 ISO-320, 露出補正:0EV 1V6A5202.jpg : Canon EOS R5, Canon EF 24-70mm f/2.8L, 1/15sec F4.0 ISO-320, 露出補正:0EV

AH-D9200 は「いつかはほしいな〜」と思いつつ通販でいつでも買えるよう試聴だけはしておくか、と先日eイヤホンに行って試聴してみたら鳥肌が立つほどに良かったのでその場でお買い上げ!と思ったら残念ながら全店在庫無し。
しかたがないからその日は買わずに帰って夏休み中にフジヤエービックで在庫があれば買いに行くか、でもリケーブルも買うならヨドバシで買ってポイント還元でリケーブル買うのも有りか、と思いつつ水曜日に仕事を休んでヨドバシに見に行こうと思いつつ先にeイヤホンの在庫を見てみたらなんと有るじゃないの!!
というわけで開店30分後くらいに電話してみたら残り1個!というわけで即取り置きして貰って昼飯喰ってから買いに行ったわけ。

リケーブルについては、初めは onso でいいかと思ったが、どうせならもうちょっと良い線材の方がいいなと探していたら NOBUNAGA Labs の「華厳」が 7N OCC 銀メッキ+4N 純銀ミックス仕様のためこれだ!と思ったらなんとこちらは生産終了品で市場在庫のみという状態。
慌てて探してみたら「華厳」(4.4mm バランス) は軒並み売り切れ。しかし線材は同じ仕様だがプラグの仕様が違う「竜頭」(2.5mm バランス) は eイヤホンに在庫有りということでこちらも確保。
2.5mm は細すぎるため出来れば選びたくはなかったが無いものは無いので仕方なく。折れたら折れたで eイヤホンのリペアサービスで 4.4mm にコンバートして貰えばいいや的な。

あとは2.5mm→4.4mm変換アダプタも一緒に買って帰宅。



早速 AH-D9200 に竜頭を着けて取って出し試聴。
……うーん、音が軽い気がする。流石バーンイン全くやってない新品状態。
というわけで今は Android アプリの "Burn-in Audio" というアプリでピンクノイズを聞かせてバーンイン中。

竜頭は AH-D5200 に着けて違いを聴いてみようということで試してみたが、初めはアマゾンで買った 8芯 銀メッキ単結晶銅バランスケーブルと変わらんな〜と思ったが、しばらく竜頭で聞き続けてから改めて銀メッキ単結晶銅バランスケーブルに交換してみると、銀メッキ単結晶銅バランスケーブルの方はなんかくぐもった音に聞こえてしまった。そこでもう一度竜頭に付け替えてみたらこの曇りが綺麗さっぱり取れて無くなったのでリケーブルとしては大正解だったようだ。
教訓:リケーブルは新しいケーブルでしばらく聴いてから元使っていたものに交換してみると良い。
ここでふと AH-D9200 純正のケーブルが気になったので試してみた。仕様としては 3m の方が 7N OFC 銀メッキ・アンバランスとのことなので期待したが、結果は音が丸い感じがする。これがバランスとアンバランスの違いかそれとも線材の違いかは判断出来ないが、少なくとも純正ケーブルを使うことはなさそうなので化粧箱にそっ閉じ。(笑)
# たぶん永遠に使わない。



買ってきた AH-D9200 はまだバーンイン中なので eイヤホン店頭で聴いてきた感想を先に。
ヘッドホンアンプは Marantz HD-DAC1 なので必然的に純正の 3m ケーブル。
音源は「再生讃美曲」。
まずは HD-5200 を復習 (試聴) してから試した。

まず出だしで背中に鳥肌が立った。これはスゴイ。
音の広がりが開放型かと勘違いするくらいに広い。しかも広がり方は単に抜けていくのではなく壁に当たった音が吸収されつつ少し戻ってくる感じで不思議な抜け方。これが孟宗竹 (もうそうちく) の効果なのか?
# SENNHEISER HD800S をこの後に聴き比べしてみたが、こちらは完全にどこまでも抜けていく感じで、しかも抜け方がスゴイ。永遠に抜けていく。
音の質は AH-D5200 に比べて透き通った感じ?で AH-D5200 とは全く別物。
事前調査で「AH-D5200 や AH-D7200 の音質を更に高めたものと思わない方がいい。全く別ラインのヘッドホン。」という話をいくつか見かけたが正にその通り。
低音については AH-D5200 の方がまだしっかりしており、AH-D9200 のそれはちと心許ない、というか中高音メインで低音はおまけ程度、というか中域を邪魔しない低音域?という感じかこれ?
ただし音源次第では一応低音も自己主張はする程度。

ただ、取って出しの音はこの「透き通った音」が感じられなかったのでちょっと心配になってくる。
アンプも違うので今後どうなるかはバーンイン 30時間後に期待。
# 現在 8時間経過。

  • バイザー:衝動買いしてしまうほどの音質だったのですね
    良い買い物だったと思います(^^)
  • G兄:正に衝動買いでしたね…。
    一応買う気は有りましたが音が微妙ならば買わなくてもいいかという心境でした。
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 2022/03/03
レンズ買いました
P3033011.jpg : OLYMPUS E-M1MarkII, OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO, 1/250sec F5.0 ISO-800, 露出補正:0EV P3033030.jpg : OLYMPUS E-M1MarkII, OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO, 1/250sec F2.8 ISO-200, 露出補正:0EV

P3033014.jpg : OLYMPUS E-M1MarkII, OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO, 1/250sec F5.0 ISO-500, 露出補正:0EV P3033016.jpg : OLYMPUS E-M1MarkII, OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO, 1/250sec F2.8 ISO-200, 露出補正:0EV

LEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S.

時は少し遡ること 2月27日。
OLYMPUS ZD 14-35mm F2 SHG を探していたところ良品があったので名古屋まで行ってみたら、なんとタッチの差で売り切れ。
マジギレしながら名古屋を後にしたが完全に頭にきていた状態で怒り収まらず、「あのレンズ買ったヤツのレンズさっさとつぶれろー」と呪いを送るほどに。
そんなこともあり紆余曲折を経て手に入れたのがこのレンズ。

一番気になっていた色合いについてはこちらのツイートを参照。
https://twitter.com/griffonworks/status/1367154731068530691

作例は次のページで。
人形写真注意。

P3033039.jpg : OLYMPUS E-M1MarkII, Panasonic LEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2 ASPH./POWER O.I.S., 1/60sec F1.2 ISO-200, 露出補正:0EV P3043063.jpg : OLYMPUS E-M1MarkII, Panasonic LEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2 ASPH./POWER O.I.S., 1/60sec F1.2 ISO-200, 露出補正:0EV

P3043078.jpg : OLYMPUS E-M1MarkII, Panasonic LEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2 ASPH./POWER O.I.S., 1/60sec F1.2 ISO-200, 露出補正:0EV P3043085.jpg : OLYMPUS E-M1MarkII, Panasonic LEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2 ASPH./POWER O.I.S., 1/60sec F1.2 ISO-200, 露出補正:0EV

  • バイザー:最近、やっぱりレンズって大事よねって思うようになり
    一眼に戻ろうかと一瞬なやんだけど沼にはハマらないぞあっはっは
  • G兄:適材適所ってやつですな。
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 2021/07/25
オーバーヘッドヘッドホン買ってみた - DENON AH-D5200
Marantz HD-DAC1 と合わせて以前から狙っていた DENON AH-D5200 も中古で購入。
こちらも eイヤホン 梅田EST店にて。
状態としては多少傷ありだったが実物を見てみると日常利用における些細な摩擦傷程度だったので全く問題無し。
ドライバーの凹みやパッドの劣化も無いので状態としては結構良い方ではなかろうか、ということで試聴して問題ないことを確認してから購入。

音の質としては SENNHEISER HD 660S よりもエッジが立っていて中高音がキラキラ系。「竈門炭治郎のうた」ではサ行の連発やシンバル?の音でその特性を聴いて取れる。
密閉型といっても外の音を完全に遮断はしていないので音を出していないときは外の音はある程度聞こえる。
音の抜け感に関してはこれはもう完全に HD 660 S が上。リスニングのしやすさという点においては敵わないと思う。
音の分離感については HD 660 S と比べて違いがわからないのでかなり良い線を行っているのではないだろうか。

装着感としてはヘッドバンドの作りが妙に悪く、HD 660 S のように頭周に沿ってヘッドバンドが当たるのではなくヘッドバンドの中央が頭の上に載っかる形で当たるのでいわゆる「脳天攻撃型ヘッドバンド」に分類される。
ただし、バンドの中身が低反発ウレタンフォームなのでしばらく使っていると頭にフィットするものの、装着時にぎゅっと押さえつける必要があるのでちょっと面倒かもしれない。
なんでこんな構造にした?

また、ヘッドホンそのものの重量が重いのでその攻撃性に拍車がかかるのだろう。
重量については個人的には問題ない程度の重量だが、HD 660 S と持ち比べてみると確かに AH-D5200 の方が重かったりする。
椅子に座って普通に真っ直ぐ着ける分には問題ないが、リクライニングさせて首が斜めになるようなときにちょっと面倒なことになるかもしれないとは思う。

イヤーパッドは人工皮革なので夏場にちょっと汗ばむと思う。個人的には HD 660 S のようなパッドが好きなので YAXI Comfort TH900/610 に交換するかもしれない。
着け心地は低反発ウレタンフォームの更に柔らかいフォーム入りなので耳当たりは非常に良い。

まぁそんな不安と不満も音質の良さで打ち消し合うんだけどね。



ヘッドホンを買うに当たって SENNHEISER HD 660 S と DENON AH-D5200 のどっちを買う?と言われると、中高音のキラキラ具合は AH-D5200 の方が上なのだが、音の抜けやすさ (閉塞感の無さ) とトゲのない中高音の聞きやすさを取って HD 660 S に軍配が上がる。
現にメインは HD 660 S で、気が向いたときに AH-D5200 で聞いてるといったローテーション。


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 2021/02/08
つい買ってしまいました
OLYMPUS E-M1 Mk2の中古を。(テヘペロ☆

1V6A5895-Edit.jpg : Canon EOS R5, Canon RF50mm F1.8 STM, 0.3sec F2.8 ISO-400, 露出補正:0EV

1V6A5886-Edit.jpg : Canon EOS R5, Canon RF50mm F1.8 STM, 1/250sec F2.8 ISO-640, 露出補正:0EV

1V6A5882.jpg : Canon EOS R5, Canon RF50mm F1.8 STM, 1/250sec F5.6 ISO-2500, 露出補正:0EV

いや、中古で状態が良くて安いのないかな〜とキタムラの中古をずっと眺めていたのだが、ある日ふと見てみると B品なのに妙にボディが綺麗で軍艦部に傷は無く、底にちょろっとハゲチョロがあるだけ。
これはもしかして当たりでは?というわけで近所のキタムラに転送。
ブツが届いたので早速行って確かめてみると、傷があるのは底の角のハゲチョロだけで全体的に傷はなく、ストロボシューにさえ傷がないのでどんだけ使ってないんだ?というレベルの白物。バッテリーの鮮度も高くてシャッター回数をコナミコマンドで見てみると5600回とか少なすぎるだろうって。
付属品は必要最低限しか無い (付属の小型ストロボも無しで充電器と電池とボディとUSBケーブルと説明書だけで箱無し) が、ボディが異様に綺麗で 5.8万円弱なら買いだろうというわけでお買い上げ。
説明書がかなりやれてたのでうちの親父みたいな「買ったはいいけどほとんど使わなかった」パターンと見た。

1V6A5894.jpg : Canon EOS R5, Canon RF50mm F1.8 STM, 0.3sec F2.8 ISO-400, 露出補正:0EV

1V6A5898.jpg : Canon EOS R5, Canon RF50mm F1.8 STM, 1/250sec F2.8 ISO-2500, 露出補正:0EV

1V6A5901.jpg : Canon EOS R5, Canon RF50mm F1.8 STM, 1/250sec F2.8 ISO-2500, 露出補正:0EV

後日バッテリーグリップ HLD-9 を中古で買って使ってみたが、やはり大きなレンズを使うなら E-M1 系が使いやすいなと思う事しきりだった。
これで ZD ED 35-100mm F2 や LEICA D SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH. を気兼ねなく使えるというもの。

一番期待していた画素数が 16MP から 20MP に増えることによる高精細化については期待外れだったが、Lightroom で現像してみると E-M5 Mk2 よりも扱いやすいような気がした。
グリップの大型化もあって持ちやすくてブレしにくいようで使い勝手は上々。
EOS R5と平行して使って行けそうな予感。

1V6A5935.jpg : Canon EOS R5, Canon RF50mm F1.8 STM, 1/50sec F8.0 ISO-2000, 露出補正:0EV 1V6A5936.jpg : Canon EOS R5, Canon RF50mm F1.8 STM, 1/50sec F8.0 ISO-2000, 露出補正:0EV

1V6A5937.jpg : Canon EOS R5, Canon RF50mm F1.8 STM, 1/50sec F8.0 ISO-2000, 露出補正:0EV 1V6A5938.jpg : Canon EOS R5, Canon RF50mm F1.8 STM, 1/50sec F8.0 ISO-2000, 露出補正:0EV

1V6A5939.jpg : Canon EOS R5, Canon RF50mm F1.8 STM, 1/50sec F8.0 ISO-2000, 露出補正:0EV


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 2020/10/29
Leofoto G2
商品説明
https://widetrade.jp/leofoto/g2/

Leofoto G2
※画像は公式より拝借

なにそれ?と思うだろうが、これ実は微動雲台。
自由雲台は前後左右あらゆる方向に自由自在に首を振ることが出来るが、微妙な調整、特に水平な風景を撮影するときなどの微動は苦手。
LH-25 だとやろうと思えば出来ない事は無いが、動きすぎる+前後左右同時に動くが故に微調整はかなり難航する。しかもノブを締めたときに微妙に動く場合も有るので更にたちが悪い。

そこでこの微動雲台。

自由雲台の上にアルカスイス互換クランプ経由で取り付け、自由雲台でぱぱっと適当に角度を決めたらあとは G2 の前後左右ネジで微調整をするだけ。
前後左右の首振りは独立している上に微妙にしか動かせない仕様のため水平垂直が非常に取りやすい。
今まで自由雲台でイライラしながら水平を取っていたが、こいつを使うとそのストレスも無く対応出来る。

欠点は重いかつ背が高くなること。
ローアングラーには後者は特に重要だが、変則利用で事なきを得ることが出来そうなのでこちらは問題無さそう。
前者は物理的にどうしようもないので諦めるしかないが、一度使ってしまうと「重くなるから置いていこう」と言えない雲台だろうなぁという気はする。

製品の出来の方に目を向けてみると、Leofoto 製品の御多分に漏れずクオリティが高い。
センターロックが有るので中央ゼロリセットが楽。
動きは非常に滑らかでひっかかりなどは一切ない。微動雲台なのでこの滑らかさが重要となる。
この滑らかさは最上部のパンステージもそうなっており、小さい力でグリスの粘りを受けながらするすると動きすぎない程度に軽やかに動く。
剛性感もしっかりしており、これだけ可動部が有りながらもがたつきも無く高精度で作られているようだ。

物としては RSS p0 Hybrid の上の部分 (Core Leveler) と全く同じ機能を持っており、それと同じ機能を欲するならば LH-40GR がそれにあたる。
LH-40GR はいかにも自由雲台に微動雲台取り付けました感があってやっつけ仕事のようで美しくないのが玉に瑕。(
それに比べて p0 Hybrid は自由雲台がヘッド部と一体型になっており、ひょろ脚の微動雲台感があってちょっと見た目は華奢に見えるがやっつけ仕事感は全く無い。

値段を見てみると (同じ機能で比較しなければならないので G2 ではなく LH-40GR を対象とするが) p0 Hybrid は海外からの個人輸入だと 10万円弱、国内取り扱いだと 15万円に対し、LH-40GR はなんと5万円ほど。
全く同じ機能で流石にこの値段差だと LH-40GR でいいよ、しかも自由雲台持ってるなら G2 でいいよとなってしまうのは仕方がないわな…。



パンステージについて。
微動雲台で水平を取った上でパンステージを回転させると、180度回転させたところで傾きが水平ではなくなる。つまり360度で水平を維持できない。
本来ならばこの程度で傾き具合が変わってしまうのは非常に駄目な部類に入るのだが、そもそも G2 はそのような使い方をするものではなく、傾きの微調整のしやすさ最優先をコンセプトとしているのではないか?と思う。
というのも Leofoto の紹介サイトに「パンステージは360度回転する」とは書かれているが、「水平を保てる」とは書かれていない。
俯角仰角と左右の傾き・パン方向の回転を微調整するだけならそもそもパンステージで360度水平を維持する必要も無いからだ。

なので360度水平を保つ必要があるなら G2 は使えない微動雲台だが、角度の微調整を主眼として使うならばこれほどコスパが高い物は無いであろう。

製品はコンセプトをよく理解した上で選ばなくてはならない。


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Leofoto LS-224C+LH-25
アマゾンカーボン三脚がそろそろくたびれてきたので思い切って三脚を更新。

選んだのは以前からとても気になっていた Leofoto LS-224C+LH-25
中華製と聞くと通りは悪いが、ここの三脚は中華にしてはクオリティがとても高く、値段も手頃で非常に満足のいく物になっている。

足は最大径 22mm の 4段なので末端が 13mm と重量級ミラーレスには辛そうだが、どうせ全段伸ばすのは緊急用で普段は縮長状態なので問題なし。全段伸ばす前提だと Velbon NeoCarmagne 640 を出動させる。
伸ばして使って見た感じでは、EOS R5+EF24-70mm F2.8L という高級標準レンズを着けたフルサイズミラーレスカメラだと最終段の 4段目 (13mm) は流石に非常用と言わざるを得ないが、3段目までなら有用。

各部の工作具合はとても品質が良くてソリッド感のある作り。
金属部品は全て自社で削り出したアルミ部品が多用されているが、バリやひっかかりは全く無く、人が触れるエッジは全て面取されている。しかも表面仕上げが非常に良く見ていてうっとりするほど。

カーボンパイプは東レのカーボンシートを自社でパイプ化しているとのことだがどの脚も非常に頑丈。
一番細い 13mm の足をちょっと曲げようとしてみたが、なかなか曲がらないほどには頑丈でとても安心感がある。

脚の操作部で特に気になるロックナットと開脚レバーについて。こちらもとてもスムーズに動く。
ロックナットは回したときの感じが非常にスムーズでひっかかりやジャリ感が無く、回したときに「あ、これ凄い」と思うほど。また、1/4 回しただけでロックが外れるのでスピーディーに脚を伸ばすことが出来る。
開脚レバーもクラウン部などと同様にアルミ削り出しだが、角は全て面取されており、指で撫でてみると撫で心地が良い。レバーを引き出して足を動かすとロックが外れるセミオートロック仕様でストレスなし。

雲台の方に目を向けてみると、LH-25 はボール径 25mm と小型の部類に入るが、ロックの摩擦力がかなり高いので EOS R5+EF24-70mm F2.8L 程度だとまったくお辞儀をしない。
ロックノブは大きめで面取がされており、指に優しく摘まみやすい。しかもこれ、首が短い故にノブがクランプに当たってしまう回避策がとられており、ひっぱると角度を変更出来る新設設計。
解放から固定までのノブの回転数は割と大きめだが、それ故にボールをぎっちり固定出来る。
安物はノブを締め上げたときにボールが動いてしまうが、こいつはきつめに締め上げても動くことが無く、構図をかなり厳密に取ることが出来る。
ブレに関しては首が太いほかに短いということもあり、かなり強い方だと思う。
# BENRO B00 は流石に首が細すぎてブレブレでした。(
ただ、クランプの幅がかなり細いのでこれは交換したいところ、ということで自分はさっさと交換しちゃいました。
# ネジロックが塗布されていて固定ネジがメタクソ堅いので穴を舐めないよう注意!!
雲台の高さもローアングル撮影には重要で、LH-25は他に比べてかなり低いためとても助かる。
EF70-200mm F2.8L クラスだとちょっと心許ないが、高級標準ズーム程度ならば十分に使える。
# もうちょっと強度が欲しいならば LH-30 がお勧め。

個人的にはジッ○オ買うくらいならこっち買って残りを旅費に充てたりカメラ機材の購入補填に使いたい。
それくらいクオリティの高い三脚です。
中華製品と思って侮っていると足下を掬われかねませんよ、ホント。


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 2020/09/18
レンズ買ってきました…何度目?
RF85mm F2 IS STM を買おうと思ってたんだけどね。
我慢出来なかったんですよ。

P1011347.jpg : OLYMPUS E-M5MarkII, OLYMPUS M.12-40mm F2.8, 1/250sec F5.6 ISO-640, 露出補正:0EV

P1011353.jpg : OLYMPUS E-M5MarkII, OLYMPUS M.12-40mm F2.8, 1/250sec F5.6 ISO-640, 露出補正:0EV

ずっと悩んではいたんですよ。既に修理期間が終わったレンズに8万円も出せるかって。
で、キタムラでAB品が6.6万くらいで出てるからこの値段なら許せるし、それが販売開始になったら取り寄せして買おうかなと思ってたらですね、Twitterで森さんが大阪のとあるショップにSランク品が売ってるよってDMで教えてくれたので見てみたらマジでSランク品。
翌朝アサイチで買いに行こうと思ったら腹の調子が悪くて、取り置きもしてくれないっつーから午後早抜けして買いに行くことに。

現場に行ってみると確かにメタクソ綺麗、というかマウント面と電子接点に傷がほとんど無く、マウントのゴムリングも未使用品のように綺麗。
レンズ鏡筒は傷が全く無いしフードはほとんど傷も無く、バヨネットの硬さはまるで新品のようにカッチリ。
24-70L 1型の持病である広角側での鏡筒内部のフレキ噛み込み不良は問題なかったし、連写時の最大絞り時の絞り羽根追従の不具合が無いことも確認した。
どこからこんなもん出てきたんだという程の極上品が 7万円つーんだから買わない選択肢はないでしょう、というわけでお買い上げ。

翌日からの山陰方面撮影旅行にいきなり本番投入だが以前使っていたので特に問題は無い。

イヤホントニどっから出てきたのこれ?



描写は EOS R5 の AF の当たり具合も相まってピント面からシャープすぎない程度の解像力。
ボケ具合は柔らかい感じで非常に良い。
前回 1本目がハズレだったこともありちょっと怖かったが、2本目と同じく 3本目も当たりで助かった。


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 2020/09/13
Canon EOS R5買いました
やっと届いたよ Canon EOS R5!!

P1011354.jpg : OLYMPUS E-M5MarkII, OLYMPUS M.12-40mm F2.8, 1/250sec F5.6 ISO-640, 露出補正:0EV

P1011351.jpg : OLYMPUS E-M5MarkII, OLYMPUS M.12-40mm F2.8, 1/250sec F5.6 ISO-640, 露出補正:0EV

以下タイムライン。
  • 7月9日(木) 21時 製品発表@オンライン
  • 7月10日(金) 10時 予約受付開始
  • 7月10日(金) 12時3分 カメラのキタムラ店頭にて予約、EOS Rは店員の嘆願によりこの時点で下取り←これが間違いの元
  • 7月31日(金) 発売開始(一次入荷)…キタムラグループへは一部割り当てながらハズレ
  • 8月6日(木) 二次入荷…キタムラグループへの割り当て無し(ハズレ)
  • 8月21日(金) 三次入荷…同上
  • 9月9日(水) 四次入荷…商品到着
いくらなんでも酷すぎるわ今回。
コロナ禍もあってキヤノンが売れ行きの見積もりを誤ったとは言え、他店の動向を見ているとキタムラへの割当数がかなり悪い。
9月9日(水) はそこそこの割り当てがあったようだがどうもキタムラはこの手の入荷割り当て戦争には弱いご様子で、発売日の出荷数は 1,500台、うちキタムラの割り当てが 100台しか無い、更にその後の二次・三次割り当てで割り当てが一切なかったという時点でお察し。
この戦争に一番強かったのはヨドバシで、その次が東京のマップカメラらしい。
更にキタムラの中での話で言うと、どうも予約開始日より以前に顔見知りの店員に「予約が開始されたら私の分真っ先に予約しておいてね」とフライングをした人がキタムラ予約組の勝ち組だったそうな。
なお、キタムラの予約システムは「オンラインだろうが店頭だろうがオンライン扱いとして扱われるのでわざわざ店頭に行く必要はない」ので安心してご自宅で予約しよう。店頭で受け取りたければ "店頭受け取り" を選べば良し。
# 店頭予約しても店員はキタムラの Web 通販画面で予約するので結果的に同じだった(

9月のシルバーウィークには間に合ったのでまだマシな方だが 7月10日(金) 予約で夜に予約した人の分がまだ届いてないらしく、恐らく 11月が本番ではないかとの悪い噂が立っている。

キタムラに対しては下取り対応も含めて言いたいことは山ほど有るが、ここにそんなことを書いても面白くもなんともないのであえて書かないで置く。
# 下取り額はかなり良かったが、商品いつくるのかわかんねーのに「今すぐ欲しい」とかのたまうのはどうかと思うね。



閑話休題。

物が来たので早速検証。

全体的な UI は EOS R からブラッシュアップされて使い勝手が更に良くなっていた。
EOS R では「ここが使いにくい」「なんでこんなことになってんだ」と地味に苦しい部分もあったが、現状、個人で感じる分ではそれら全てが改善されている。
# 逆に改悪されている部分もあるがそれは後述。

まずは電源レバー。
使いはじめるときに一番始めに動かす場所だろうが、突起が着いたので指の掛かりが非常に良かった。EOS R の突起無しローレット加工でもまぁ問題はなかったが、突起が有った方が確実に電源を ON に出来るのでストレスフリーなのは評価したい。
いやホント、ボディを手に持ってバッテリー入れるまでは「ふーん」だったけど、電源レバーを ON にしようと指をかけたところで「おぉ!」となった。こういう細かい所っておざなりにされそうだけど、ちゃんと改善されるってところが凄く評価高いんだよね。

それと同じくらい良かったのは可動ディスプレの指かけ。
EOS R は下側だったが、アレ、バッテリーグリップ着けると指先入れづらくて開けづらかったんですよ…。
それが EOS R5 だと右側になったのでバッテリーグリップを着けても開けづらいと感じることが無くなった。
地味なところ攻めてくるなぁ。

丸コンは EOS R の時に「なくてもいい」と書いたが、有れば有ったで便利に違いはないなと再認識。
特に一番効果があったのは再生時の画像送り。
EOS R の時は左キーを連打していたが、丸コンだとぐるぐる〜っと回せば延々と画像を送り戻し出来るので楽でした。(

ボタンに関しては EOS R の諸悪の根源でありキヤノンご乱心のマルチファンクションバーが撤去され、そこにジョイスティックが鎮座し、ソレ以外にもボタンがいくつか増えているが、マルチファンクションバーのせいで割を食っていた AF-ON・AE/FEロック・AFフレームボタンが "正しい位置" に配置されて押しやすくなった。
# 今までは無理矢理右肩済みに追いやられて指がつりそうだったし実際つりかけたときもあった。
ボタンの数が増えたのも使いやすさに拍車をかけており、これで「あの機能を割り当てたいけど優先度低いからマイメニューで呼び出すべ」と葛藤しなくても済んだ。
# むしろ余るくらい(

UI の中でも微妙に使いづらかったリアダイヤル (モードダイヤル)。
なんか妙に指の掛かりが良くなったのは気のせいだろうか?
EOS R だと意識的に指をかけないと回しづらかったが、EOS R5 ではそんな意識は不要で指を当てたら自然に回せるような具合になっていた。

EVF は 576万ドットということもあり流石に超高精細!おまけに暗闇での見やすさも EOS R より上がっていて見やすい。
ただ、眼鏡越しだと四隅がちょっとぼやけるのは仕方ないところ。目線を少しずらして覗き込むように見ればくっきり見えるので眼鏡っ子不遇。

手ぶれ補正はどうしてもオリンパスと比べてしまうが、やはりというかオリンパスに比べて粘りが無い。オリンパスは結構無茶な持ち方でも x15 拡大枠でもビターッと食い付いてくれるが、EOS R5 のそれはカメラを普通にかまえても x15 拡大枠が小刻みに揺れる。
それでも手ぶれ補正が内蔵されていない EOS R とは雲泥の差なので悪くは無い。

撮影していて気がつくのはシャッター音の静かさ。
EOS R だと高周波音が結構高めできつい感じなのだが、EOS R5 のそれは低音で「ジャコッ」という感じの音質で凄くマイルド。
先日野外撮影でも使用したが、三脚に EOS R5 を着けて地面に置き、Canon Camera Connect 経由でカメラの真横に立ってシャッターを切ってもシャッターが切れたことがわからず、意識的にシャッター音を聞こうとしてようやっと聞こえるくらいの静かさ。
手持ちでは自分自身だとシャッター音は聞こえるが、ポートレートで被写体の人は確かに音が聞こえないわこれ。

ジョイスティックは現時点では花丸は着けられないながらも、カメラ操作をするには無くてはならないものなので丸、といったところ。
親指からちょっと遠く感じるので、もうちょっと右側に寄ってくれていれば言うこと無しなのだが…。

AF (オートフォーカス) 機能については「動物 AF」が非常に良く出来ていて、犬の目を追うのは元より、ふすまから体の後ろ 1/3 が見えてるくらいの犬にもちゃんと AF 枠が反応していたのはびっくりした。これはかなり捗りますよ。
なによりドールにも反応したのは想定外で、今までは AF 枠を目に合わせてシュート、の繰り返しだったが、動物 AF を使うとドールの目を認識してくれるのでその手間が省けて凄く便利だった。まぁ認識しないときも割とあるのでどっちを使うかは使い手次第ということで。



先に挙げた「改悪」だが、こちらはスマホアプリ "Canon Camera Connect" でカメラと接続時、拡大時の拡大枠がスマホのスワイプでなぜか移動出来なくなっていた。
EOS R では「もうちょっとこっち」という時にスマホのディスプレイをスワイプさせれば拡大したまま拡大した部分を移動出来たが、EOS R5 ではなぜかこれが出来ないので一旦拡大解除してから拡大したいところでタップして枠を移動させ、さらにダブルタップして拡大という面倒臭いことを行っている。

なんでこれ改悪した?



WiFi 接続について。
EOS R5 でやっと 5GHz 帯が利用出来るようになったが、PC と FTP で繋いだ時の速度差は 2.4GHz 帯に比べて約 2倍の違いがあった。
cRAW のみだと 2.5秒くらいで転送が終わるが、JPEG ファイルも一緒に転送すると JPEG ファイルが大きめだと 4.5秒くらいだった。
ただ、電池バカ食いなので常用はお勧め出来ません。(
室内撮りだと電池使えば完全ワイヤレス運用できるが、流石に電池食いすぎるからバッテリーの消耗具合が。
LP-E6NH メタクソ高いし。
# 私は事故責任で ROWA の LP-E6N 互換電池使ってます。
AC-E6N+DR-E6 で AC アダプタ運用は WiFi の利点を殺すので一長一短。



FTP 転送について。
EOS R5 で FTP 転送が使えるようになったが、実際に使って見るとこれがホントに楽で、室内撮影後にメモリカードを取り出してファイルをコピーする必要がないのはホント楽。
デスクトップ PC に FileZilla Server で FTP 鯖を建てて実際に使って見たが、Lightroom で自動取り込みを有効にして FTP のディレクトリを対象にしておくと、撮影したそばから Lightroom で編集できる神運用が出来る。
5GHz 帯だと転送速度も速いので、cRAW 使うなら凄く実用的。

FTP 機能については Canon Camera Connect とは違い、明示的に切断をしないと電源投入時に再接続しに行くので注意。
# ただし電源切ったら WiFi も切れるので常時接続ではない。



今回の買い物での教訓は

下取りは新しいカメラが来てから!

キタムラでは EOS R5 買い換えキャンペーンで下取り額が +10% となっており最大 12万円が 142,800円に増額だったのだが、店員曰く「EOS R5 が来てからでも下取りの査定上限額は保証する (期間経過による下取り額の下落を適用せず予約当日の下取り額を上限とする) が、出来れば今すぐにでも下取りさせて欲しい」と嘆願されたので、E-M5 Mk2 もあるしいくらなんでも 8月中には来るだろう…と思って下取りに差し出したらこのざまである。
# ちなみに自分が使っていた EOS R は綺麗に使っていたので最大額の A ランク。バッテリーグリップも同じく A ランクの 11,600円だったので合計 15.5万で買い取ってもらえた。自分で言うのもなんだが、ホント綺麗に使ってたので。珍しく。E-M5 Mk2 は結構ボロいのにw

下取りの査定額上限を予約日当日に固定してくれるなら、下取り品の引き渡しは商品が来てからにしよう。



バッテリーグリップについて。

正直、わからんでもないがこれ設計したヤツの頭ぶん殴ってやろうかという程のクソ。
いや、フィット感はいいんですよ。
問題は

ボタン配置が違う。

ちょっとくらいなら仕方ないなと思うけど、ぱっと上げるだけで
  • AF-ONボタンがちょっと遠い
  • 拡大ボタンの位置が全く違う
  • ジョイスティックの位置が低すぎる
とかなりクリティカルなクソ仕様。
バッテリーが入るからその部分を避けてできるだけ大きくならずに、という配慮だったのだろうが、これは流石になさ過ぎる。
SONY はむしろ普通のバッテリーグリップよりも背を高くしてボタン配置を縦位置と換わらないように配慮していたのに。
おかげで縦位置で使う時は親指が毎回空振りするのでボタンの位置を目視してから、と結構煩わしい。


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 2020/03/30
レンズ買ってきました
やっとの思いで撒き餌50 (Canon EF50mm F1.8 II) を卒業!

買ってきたのは SIGMA 50mm F1.4 Art (キヤノン用)。

P3318606.jpg : OLYMPUS E-M5MarkII, OLYMPUS M.45mm F1.8, 1/250sec F11.0 ISO-2000, 露出補正:0EV

P3318574.jpg : OLYMPUS E-M5MarkII, OLYMPUS M.45mm F1.8, 1/250sec F11.0 ISO-2000, 露出補正:0EV P3318611.jpg : OLYMPUS E-M5MarkII, OLYMPUS M.45mm F1.8, 1/250sec F11.0 ISO-1600, 露出補正:0EV

P3318621.jpg : OLYMPUS E-M5MarkII, OLYMPUS M.45mm F1.8, 1/250sec F11.0 ISO-1600, 露出補正:0EV P3318622.jpg : OLYMPUS E-M5MarkII, OLYMPUS M.45mm F1.8, 1/250sec F11.0 ISO-1600, 露出補正:0EV

解放からシャープなレンズを探していたのだが…
  • 純正 Carl Zeiss Milvus 1.4/50 は構成が変わって (ダブルガウスタイプからレトロフォーカスタイプに変更) シャープになったものの、値段的に中古でもちと手が届かない。
  • Canon RF50mm F1.2L USM は性能的には最適解だが値段的に論外。
  • SIGMA 50mm F1.4 DG HSM (旧50mm) は中古のお値段が異様に安いものの解放がちょっと甘いらしいのでパス。
  • Carl Zeiss Milvus 2/50 Makro は前回手放した経緯がありもういいかなっていうのと解放が F2 なのでパス。
  • 純正 EF50mm F1.4 USM も解放がちょっと甘いのでパス。
  • Canon EF50mm F1.2L USM も同上の上に中古でもちと高いのでパス。
  • TAMRON SP 45mm F/1.8 Di VC USD (Model F013) は値段と解放絞り値と解放描写的には十分なのだが、焦点距離が 45mm とちょっと短めなのでパス。
となると消去法でこいつしか残らなかったので中古で安いのを探していると、滋賀県草津市のキタムラでB品が置いてあったので撮影ついでに買いに行った。
実物を見てみると、小さい埃混入とあったものの中を見ても見つけられず。
打痕はあったもののこの程度なら十分許容範囲、というわけでお買い上げ。



早速試写してみたが、先に感想を述べると「(50mm は) もうこれ 1本でいいんじゃないかな」感。

まず一番気になる解放描写だが、撮影一発「ナンダコレすげぇ…」と何度も漏らすほど。
「解像力が高くシャープである」と聞くとガリガリに解像してジャギーが目立ち、目が痛くなるような描写と思いがちだが、本レンズはピント面の解像感・解像力は十二分に高いながらもガリガリの描写ではなく、かつ線が細いため、「シャープである」と聞いたときに一番気になるであろうドールのウィッグの描写も細く繊細な描写で、文句なく非常に素晴らしい描写を見せる。
# 解像感・解像力については Canon RF24-105mm F4L IS USM がこれと似たような傾向なので、アレを思い出していただければまぁ当たらずとも遠からず、といった具合。ただしあっちの方がちょっとガリってる。
ボケ具合はピント面からの前後でなだらかに落ち込んで行き、二線ボケやざわつきなどは皆無で非常に綺麗なボケ具合となっている。
色収差も見た目全く無しでボケのエッジにパープルフリンジやグリーンフリンジは見られないため、色補正に手間取るようなことは無いだろう。
絞っていくと、今度は全体的にこの解像力・解像感がピント面の前後に広がってゆく。
色合いは Canon EF50mm F1.8 II と比べてみたが、ほんの少しだけアンバー気味だが大きく影響はしない程度、というよりむしろ EF50mm F1.8 II がちょっと寒色系?以前使っていた SIGMA 15-30mm F3.5-4.5 EX DG ASPHERICAL はかなりアンバー寄りで世界が黄色くなるくらいだったので戦々恐々としていたが、まったくの杞憂であった。

次に気になるのは「最大撮影倍率」だが、これも本レンズは少し倍率が高くて「あと一歩」というところに手が届く仕様は嬉しい。
具体的には、Canon EF50mm F1.8 II は 0.15倍で、いわゆるフルサイズセンサーのカメラだと
センサー長辺 35 mm ÷ 最大撮影倍率 0.15倍 = 233.3 mm
の長辺を撮影可能。
これが本レンズだと 1:5.6 = 1/5.6 = 0.18倍 となり、
センサー長辺 35 mm ÷ 最大撮影倍率 0.18倍 = 194.4 mm
と、長辺にして 40mm ほど短い範囲を撮影出来る。
# つまり「寄れる」ということであり「被写体を大きく撮影出来る」ということになる。

操作系に目を移すと、重量 815g という重量は決して軽くは無いが、全長が長めなので持った感じは割と悪くは無い。
フォーカスリングは幅広で操作時のバックラッシュも無いため、マニュアルフォーカスは AF レンズにしてはかなり使い勝手が良い。ちゃんと動き出して止めたいところでちゃんと止まる。
フィルター径は 77mm と、他の大口径レンズと共用できるギリギリの大きさなのは有り難い。
# これを越えると次は 82mm で、このサイズになるとなかなか無いため「それだけのために」フィルターを買い増しする必要が出てくる。77mm ならば主要大口径レンズの上限サイズなので、その手のレンズを持ってる人は必然的にほぼ持っているだろう大きさ。

総評すると、
十二分にシャープだがシャープすぎない線の細い描写で、ボケ足も素晴らしく良く、色合いはニュートラルで描写面においては癖が無い。
フォーカス系は MF でも十分使える仕様だが、重量がちと重いのが難点。
といった感じで、重量に目をつむれるならば買って損は無いレンズだと思う。



ちなみに今回もまたキタムラで中古のレンズを買ったわけだが、前回の Canon EF85mm F1.2L II USM に続きとくに問題の無かったレンズ。
…どころか、B品で「外観小スレあり、レンズ内小ゴミあり、外観小キズあり」だったものの、外観小傷はマウント指標の近くの打痕だけで外観小スレは見あたらず (もしかしたらフードのスレか?)。レンズ内小ゴミについては前後から覗いて見ても全然無いぞ?と思ったら前玉の裏?に少し大きめのチリがあっただけで他は皆無。
前玉の裏のチリについてはこの程度だと性能には全く影響は無いので、モノ的には当たりの部類に入ると思われ。
# これが後玉の裏だとちょっと引いた。
これで 6.7万円 (税込み) は上等。

なお、「レンズリアキャップ(社外品)」はキヤノンのリアキャップだったことをここに書き留めておく。(笑)



作例は別窓で。
人形写真注意。

今回は DPP で現像してみた。
シャープネスがゼロなので思ったよりもシャープさに欠けるが、むしろシャープネスがゼロでここまで解像してるので十分すぎるくらいかと。

702A1076.JPG : Canon EOS R, Sigma 50mm f/1.4 DG HSM | A or Zeiss Milvus 50mm f/1.4, 1/200sec F1.4 ISO-100, 露出補正:0EV

そこから Lightroom でシャープネスを +20 に押さえてかけると、色づけもしてこんな感じになる作例。

702A1076.jpg : Canon EOS R, Sigma 50mm f/1.4 DG HSM | A or Zeiss Milvus 50mm f/1.4, 1/200sec F1.4 ISO-100, 露出補正:0EV

これほどの描写になるならもう満足です。
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 2019/10/29
EOS Rを約1年使ってみて
買って1週間の雑感についてはこちらを。
Canon EOS R 買ってきたよ



ドール撮影用のメイン機として EOS R を使いはじめて約 1年が経つが、流石にこれだけ使ってると初めに感じていた使いづらさはだいぶ改善。
# 慣れって怖い。(

WiFi 機能の呼び出しは使ってないボタンに割り当てればスマホと即接続出来るようになり、E-M5 Mk2 などとほぼ似たような使い勝手、ではあるが、画像の転送対象選択は相変わらずちょっと煩雑。

十字キーはタッチパッド AF があったので他の機能割り当てに使っていたが、十字キーで操作した方が楽という時もあったので AF 点ダイレクト移動に変更。

マルチファンクションバーは撮影時の左右スワイプに AF 枠拡大機能、左タップで ISO 100 戻し、右タップは誤爆防止のため殺しておくことでストレスは無くなった。
特に左右スワイプで AF 枠拡大が出来るのは UI 的に秀逸。
……なのではあるが、拡大した状態で AF 半押ししたり AF 半押し中に拡大が出来ないという UI は如何ともしがたく、これはファームウェアで直して欲しいところ。
どちらも使い勝手に非常に影響があるだけに修正して欲しいのだが、中の人はホントに使ってるのかこれ?と言いたくなる。

細かい所では E-M5 Mk2 には及ばないが、おおよそ十分に使えるだけの使い勝手にはなっている。



EOS R 用オプションで新しく買い足した物としては縦グリがある。
RF24-105 や EF50mm F1.8 だと特に問題はなかったのだが、EF85mm F1.2L レベルになると縦位置で更に MF をしようとすると右手首に負担がかかりけっこうきつかった。
特に右手でカメラを少しの間ぶら下げるときは (捻挫で痛めているというのもあるが) 結構負担がかかって困っていた。

早速使って見たところ、グリップの前後長が 1.2倍ほどあって多少握りづらいところはあるが、無いよりはマシ程度でそうクリティカルという程でもなかった。
むしろそれでもなお縦グリが有った方が縦位置撮影は安定するので買って良かった。
ちなみにこれ、たぶん「縦グリプレゼントキャンペーン」用の縦グリなのか使った形跡がなかった。(笑)


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 2019/01/15
ライトスタンド購入
ドール野外撮影時に最近はストロボを 2灯持ち歩くことが多くなったので、軽いライトスタンドが欲しくなった。
そこで「不整地に強い」「とにかく軽い」「できるだけ背が低い」に合致するスタンドを探してみた。
某所でまとめてみたものだが、軽量級ライトスタンドはこれだけある。
NISSIN LS-50C:545g/ナットロック/可変脚/オスダボ/1.5 1.3万円弱(2019年初旬値下げ)

FOSOTO コンパクトライトスタンド:595g/レバーロック/固定脚/オスダボ/5千円弱

KING KCLS-01 818324:540g/ナットロック/固定脚/オスダボ/1.3万円弱

TOKISTAR カーボンモビスタンド:603g/ナットロック(脚はノブロック)/固定脚/メスダボ/1万円弱

※価格は日本アマゾン価格
※太字は特徴有る部分
これを見ると、今回望んでいる仕様のものは LC-50C だけであとは全部ハズレ。
固定脚で良いならば選択肢は数あるが、可動脚は LS-50C だけというのが現状。
そんなわけで LS-50C をポチってみた。

NISSIN LS-50C



インプレについてはこちらのツイートを見て貰った方が早いわけだが、
Twitter / @griffonworks

先日本格的に撮影で使った結果は

軽さは正義

だったこと。
某所や某所で軽すぎるの華奢だのしなるだのぼろくそに言われてるが、おまえら想定用途をなんだと思ってるのかと。
華奢なのはわかってんだからそれを織り込み済みで使えばイイし頑丈なのが欲しけりゃアルミのライトスタンド買えばいいだけの話。
ただし1kg超えるがな!!!!!

一番の懸念だった SMDV70+AD200+EC200 を使った際の強度については、少なくともセンターポールを 1段延ばす程度で脚にちゃんとバラストを乗せれば風に煽られても倒れるようなことはなく、センターポールのしなりも全く問題無い程度。

ライトスタンドを使う上での対策をちゃんとすればちゃんと実用になります。

横着したら一発でアウトだけど。

そんなわけでももう 1本欲しくなった…。
# その後もう1本増えました(
三脚をライトスタンド代わりにしてもいいけど、三脚だと不整地対応は凄いアドバンテージだけど、脚を3本伸ばさなければならない面倒さと、どうがんばっても 545g という軽さには勝てないという点。
欠点が利点を上回るというアレ。
一応不整地対応は可動脚があってよほどの不整地でない限り十分に仕事をしてくれるから三脚でなくてもいいかなぁと。

ほんま軽いよこのスタンド。

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 2018/12/24
河川敷で135Lの試写
EOS Rで昼間の野外撮影はちょこっとしかやってなかったので、EF135mm F2L USM も買ったことだしいつもの河川敷で野外撮影してみた。

人形写真注意。

702A8505-Edit.jpg : Canon EOS R, Canon EF 135mm f/2L, 1/80sec F5.6 ISO-100, 露出補正:0EV 702A8513-Edit.jpg : Canon EOS R, Canon EF 135mm f/2L, 1/100sec F5.6 ISO-100, 露出補正:0EV

702A8517-Edit.jpg : Canon EOS R, Canon EF 135mm f/2L, 1/80sec F5.6 ISO-100, 露出補正:0EV 702A8525-Edit.jpg : Canon EOS R, Canon EF 135mm f/2L, 1/60sec F5.6 ISO-100, 露出補正:0EV

OLYMPUS E-M5 MkII と比べると WiFi で繋げた後にカメラ側の操作もできるのはやっぱり楽。
でもそれ以外は特に変わったところはないかなぁ。
夜の撮影はまごつきそうだけど昼間は特にこれ問いって問題なし。



描写は今時のような高解像一辺倒ってわけではなく、解像力が非常に絶妙でシャープだけどシャープすぎないほんのり優しく包み込むような感じになっている。
# 逆に言うと、今時のレンズが好きな人から見ると解像力が足りないと残念に感じると思う。
ボケ具合はボケの周辺がほんの少しふわっとしていてとろけるとは行かないまでも境界に曖昧感が有り、年輪の無いすっきりした綺麗なボケ。
コントラストや色合いも良く、もやっと感や色が出ないなどという感じは無い。

ただ、二線ボケの傾向が見られるなぁと感じるところはいくつかあるので背景を選ぶ。特に線状の物が背景にあると途端に二線ボケの嵐になるので要注意。
# 梅の花を撮ったときは酷い目に遭った。(白目
また、逆光にかなり弱く、冬の夕方などの太陽が低い位置になると途端に画面が真っ白になるのでなんらかの対策は必要になってくるだろう。ただし絞り込めば逆光耐性をエンチャント (付与) 出来る。

1/3 ドール撮影で 135判換算 135mm の画角ってどうなん?と思うが、むしろ圧縮効果的に 135mmくらいまでが限度かなぁと感じるのでこのレンズは丁度良かったりする。
M.ZD ED 75mm F1.8 の 135判換算 150mm や EF70-200mm F2.8L IS USM II のテレ端 200mm はちと長いなぁと感じることがままある。そんなわけでこの EF135mm F2L USM を買ったわけだが結果大正解。
自分で撮影した過去のドール写真を見直していてハッとする写真が有るなと思ったら十中八九このレンズってのは流石にびっくり。

このレンズは発売が 1996年4月で、そこから一度もモデルチェンジをしていない 22年が経過した長老レンズとなるが、確かに異口同音で言われている「モデルチェンジの必要がないのでは?」という感じは理解できる。
でも IS は入れて欲しいなぁ…。

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 2018/12/09
EOS R用Lプレート買ってみた
買ってきたのはこちら。
EOS Rグリップ垂直撮影ハンドグリップQRクイックリリースLプレートキャノンEOS R用カメラブラケットホルダー

長いので畳む。

2,600円くらいで意外と安かったから舐めてたが全然そんなことは無く気遣いの多い製品だった。
え、このお値段でそれ!?とびっくり。

EOS R用L字プレート

特筆すべき点はいくつかあるがとりあえず順を追って。

まず固定は三脚用のねじ穴で固定するが、回転止めに突起とリブが設けられていてネジを中心に回転することがないのは流石。

回転防止構造 ボディ側の穴

特筆すべき点その1。
なんと

キヤノン純正ハンドストラップE2
が着けられるスリットがある!

ストラップホール

ヒデキ、感激!!
個人的にはネックストラップよりハンドストラップ派なんですよ。
というわけで早速着けました。

ハンドストラップを付けた 底面

アルカスイス互換の溝部分はこんな感じ。
滑り止めの突起ネジがあるから机に置いたときなどに安定しないけど、このネジは付属のレンチで外すことが出来るので即外した。

左プレート 底面プレート

外したネジ

左サイドのプレートはボディの左サイドに密着するが、ゴム足が着いてるのでボディに傷が付くことがないのはよく出来てる。すごい心遣い。
# 恐らくプレート単体で重量を支えるのではなくボディと一緒に重量を支える構造と思われる。

また左サイドの I/O ポートは綺麗にくり抜かれてあるので、各種 I/O ポートを使うときは邪魔にならない。
# 流石に縦位置で左プレートをクランプすると無理っぽい。

左プレートの側面・I/Oポート面

特筆すべき点その2。
左プレートはバリアングルディスプレイ用開口部が大きいため、このようにかなりの角度で上下に向けることが出来る。
この手のLプレートって縦開きはともかくとして横開きにてんで弱いのが弱点すぎたけど、これはよく考えられてる。

バリアングルディスプレイ用開口部

バリアングルディスプレイ・上向き バリアングルディスプレイ・下向き

バリアングルディスプレイ・上向き バリアングルディスプレイ・下向き

開口部が大きいが強度のほどは?と思って端っこの方でクランプを絞めてみたが全く問題なかった。

下持ち 上持ち

上持ち 下持ち

縦位置の時のディスプレイ展開もここまで開く。
ホントよく考えられてる。

縦位置・上向き 縦位置・上向き

プレートは両面に 1/4インチのネジ山があるので、ここに何か着けたくなったら着けることも出来る。
また、左サイドのプレートはネジ 2本で外すことも出来る。

底面プレートのネジ穴 左プレートのネジ穴

電池蓋はこんな感じでオープン可能。

電池蓋

総評すると値段の話を抜きにしてもこの製品はかなり使い勝手が良い。
細かい粗探しをすると底面プレートの前側のレタリングが不要ってくらいかな。
# ダッセェ…。

EOS R 用の L字プレートはどれを買えばいいか迷ってるなら間違いなくお勧め出来る製品です。
個人的には買って大正解。
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  • ニンバス チヌーク
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